ラブライブ! -彼は変われるか-【凍結】   作:レイヴェル

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どうも、レイヴェルです。

なんとかして、現実のハロウィンまでにこっちのハロウィンを終わらせなければww


では、神綺の物語....はじまります。


61話

やぁ、神綺だ。ファッションショーでの件は少し落ち着いたかな....

なんでこんなに追っかけられなきゃならないんだ...道端でも視線感じるし....はぁ。

 

「---と--さい---」

 

はぁ。

 

「おぃ!斎藤!」

 

「っ は、はい!」

 

「...なにボーっとしてるんだ。....だが珍しいな授業中にお前がボーっとするとはな」

 

「す、すみません....」

やべぇ授業中だったんだ。

 

「まぁいい。ここ、わかるか?」

 

「うっ...えーっと、3/2です....」

 

「.....正解だ。今は高1から振り返ってるんだから....いくらお前でもしっかりやれ」

 

「はい....」

 

「んじゃぁ次だ。--------」

 

....流石に気持ち入れ替えないとな.....

 

 

 

 

 

 

 

 

「よし、じゃぁ今回はここまでするぞ。号令ー」

 

「起立!礼!」

 

『ありがとうございました!』

....よし、今日の授業終了.....帰ろ。

 

「あ、そうだ。斎藤」

 

「ん、なんでしょうか?」

 

「お前最近大丈夫か?授業も上の空の時が多いんだが...」

 

「う゛....すみません」

 

「....あの音ノ木坂のスクールアイドルでのやつか?」

 

「....知っていますか」

 

「そりゃぁ俺だって色々見るからな。....結構騒がれてるらしいが」

 

「そうですね....流石に堪えますね」

 

「そうか.....どうする?学長に俺から進言しようか?」

 

「っ いえ!大丈夫です。...ここまで来たんです。何としてでも最後までやり通します」

 

「....わかった。だが、授業はちゃんと受けてくれよ?」

 

「はい」

 

 

 

~~~~♪

ん、電話?誰だよ....絵里か....

 

「もしもし?」

 

『あ、神綺?今時間大丈夫かしら?』

 

「大丈夫だが....どうした?」

授業終わったばっかに電話って...

 

『今から○○に来れるかしら?』

 

「は?またなんで?」

 

『今日はちょっと練習できそうにないのよ。だから態々学校に来てもらうのもね.....だからそこで会いましょ』

 

「...わかった。そっちからは全員来るのか?」

 

『勿論。μ'sに関することだからね』

 

「りょーかい。....今から向かうよ」

 

『お願いね。じゃぁね』

 

「あぁ」

ふむ.....行くか。

------------------

さて、着いたぞ。絵里に言われた....ファストフード店。あいつらこの店好きだよな。なにかあるとここ使うよな。

 

「あ、先輩」

 

「ん、西木野か」

みんないるな。

 

「....あの、先輩?」

 

「ん?」

 

「その....私のことは真姫と呼んでください」

 

「え?どうした急に」

驚きだな。西木野は絶対異性には名前呼びさせないと思ったんだが。

 

「真姫ちゃんはー 自分以外みんな名前呼びなのが流石に耐えられなくなったんだにゃ~」

 

「そうなのか?」

気にしてたのか?

 

「う、うるさいわね!....では、そういうことでお願いします。先輩」

 

「お、おぅ」

 

「はやくー お店入ろうよー!お腹減ったー!」

 

「穂乃果....ちゃんとお昼ご飯食べたじゃないですか....」

 

「だってー お腹減ったんだもーん!」

 

「腹持ちの悪いパン食べてるからじゃ....」

 

「そうですよ!ご飯ですよ!お米食べましょ!」

.....そういえば花陽ちゃんはお米好きだったな...

 

「えー.....パンがいいよー」

 

「はいはい。何揉めてるんだよ、ここじゃぁ邪魔になるから中入るぞ」

 

「それもそうですね」

 

『はーい』

 

 

「俺が席取っとくからお前らは自分の頼みたいの頼みなー」

 

「え、悪いですよ...私も後にします」

 

「いいよ。買いたいの買ってきな。俺は気にしなくていいからさ」

 

「....わかりました」

さてさて...この時間は空いてるな。

ん、ここならいいだろう。決まりだな。

 

 

 

 

 

 

「買ってきましたー」

 

「先輩もこれ、どうぞ」

 

「...いいのか?」

 

「えぇ、ほんの気持ちですが」

 

「...ありがとう」

 

「さ、みんな座ってー。本題始めるわよー」

そうだった。話し合うんだっけか。

 

「んで?俺を呼んでまでなんなんだ?」

 

「前に穂乃果達が神綺にハロウィンイベントのこと聞いたわよね?」

 

「あぁ、あの後調べたんだが今日からだってな」

 

「そうなのよ。だけど.....」

 

「なんで神綺はインパクトよりいつも通りがいいって言うの?」

 

「あれ?穂乃果達には言ったよな。理由」

 

「確かに私達も聞いたけど....どうしても納得できないのよ」

 

「....ほぅ?」

 

「いつも通りにやったとしても....前の予選でA-RISEの方が順位上なんだから勝てるわけないじゃない」

 

「.....確かにそうだな」

 

「ならなんでよ」

仕方ないか。話そう。

 

「....じゃぁ考えてみようか。今のお前らがインパクトと言ったら何を思いつく?」

 

「うーん.....」

 

「意外性だと私は思うんだけど」

意外性か。

 

「それで?意外性を出すには?そしてその案が成功する保証は?」

 

「そ、それは....」

 

「それに引き換え、今まで通りに。やりたいように.....できることを精一杯にできれば?」

 

「.....」

 

「前に予選の時にA-RISEが言っていたよな?」

 

「A-RISEが?」

 

「....μ'sのメンバーはみんな個性的だ...と。そして誰かが突出することなくうまく中和されている....と」

 

「そういえば....」

 

「確かに....」

 

「でもそれがどう関係してくるん?」

わからないのか.....

 

「今のお前達はうまい具合に輝いているんだ。それをインパクトが大事だと言って少しでもバランスを変えれば.....もっと輝くより、むしろ輝きを失い崩れるだろうな」

 

「.......」

 

「俺は今のお前達が一番輝いていると思う。言ったろ?方向転換するのは後がなくなってから。今はその時じゃないっとな」

 

「....そういう意味だったんですね」

 

「確かに俺の言葉も足らなかったな。だが......今の話、理解してくれたか?」

 

「えぇ....」

 

「私もそれなら納得がいくわ....」

 

「先輩も色々考えてるんですねー」

 

「当たり前だ。やると言ったからには徹底的にやる」

 

「....そうだ。前世の時だが、ハロウィンのイベントの時に気がついたことを教えてやろう」

 

「?」

 

「知ってる奴もいるかもしれないが......ハロウィンの会場ってな?大体....昼と夜で顔が変わるんだ」

 

「顔が変わる?」

 

「そうだ。昼間はただのくり抜いたかぼちゃや全身タイツの骸骨とかが見えるが.....夜になるとな?かぼちゃからは光った顔がよく映えるし、周りが暗いから骸骨だけがあるようにも見えるってわけだ」

 

『おー』

 

「これを何かのヒントにでもしてくれ。俺からできる手伝いはこのくらいだ」

 

「.....なにか思いついた気がします」

 

「そうか.....ならよかった」

 

「ねぇねぇ!どうせ今日からイベントやってるならさ!見に行こうよ!」

ほぅ。

 

「いいなそれ」

 

「私も賛成!」

 

「じゃぁ!食べ終わったら行ってみよう!」

 

『おー!』




閲覧ありがとうございます。


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