ラブライブ! -彼は変われるか-【凍結】   作:レイヴェル

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どうも、レイヴェルです。
今回は久しぶりの神綺と2年生組中心ですね。


では、神綺の物語....はじまります。


60話

やぁ、神綺だ。.....無事ショーも終わり、何事もなく翌週に....なわけもなく。案の定あそこでの出来事を撮られたものが拡散されたよ。いや~.....学校行きたくねぇ。ウチの学校にもいるんだよ.....μ'sのファン.....はぁ。

 

「ちょっと神綺?もう流石にもうでないと遅刻するわよー?」

 

「あぁ....今行くさ....」

後が思いやられるぜ....

 

 

 

 

 

ついちまった...学校。

ガラララ...

 

「ういーっす....」

 

「お!斎藤!」

 

「あー彰か....おはよう」

 

「おぅ!....早速だが....これってどういう状況?」

 

「......」

早速だなぁ....うわぁ....クラスの殆どが俺見てるし....

 

「どういう状況もなにも....ショーが終わって労いの言葉を掛けようとしたら抱きつかれてそんな感じだよ....」

 

「.....疲れてる?」

 

「そりゃそうだろぅ.....ネットでも俺のことめっちゃ言われてるやん....」

 

「ま、まぁそうだが.....付き合ってるのか?えーっと星空さん?と」

 

「んなわけないだろ.....彼女なんていねぇよ....」

 

「そ、そうか....ま、まぁこの後もいろんな奴から聞かれると思うが....頑張れ」

.....ちくしょうめ....

 

------------------

やぁ、神綺だ。遂に放課後....なに?飛ばしすぎだぁ?野郎に追いかけられるとか見せられないよ。

誰得だよ....

 

まぁいい。帰ろう。今日は疲れた。

 

「ん、帰るのか斎藤」

 

「あぁ、疲れた」

 

「...おつかれさん。じゃぁな」

 

「あぁ、また明日」

帰ってすぐ寝るか....

 

 

「あ、先輩!」

......え?

 

「なにしてるんですかー!こっち来てくださいよー!」

.....なんで....

 

 

なんで穂乃果達3人が俺の学校に?

 

「ど、どうしたんだよお前ら....なんでここに....」

 

「えへへー ちょっとした用事でですね.....はい!沖縄のお土産!」

お土産.....あーそういえば帰ってきてたんだっけ。

 

「ありがとう....」

 

「私からも....これを」

「私も私も!」

 

「あぁ...ありがと」

結構沢山買ったんだな....

 

「そうだ!どうでしたか?ショーの方はうまくいきました?」

 

「あぁ、大盛況だったよ....」

あの写真の件が無ければな....

 

「そ、そのですね....」

 

「ん?どうした海未」

 

「えーっと...その.....」

 

「?」

歯切れ悪いな。

 

「あはは....穂乃果が代わりに聞くよ....ねぇ先輩」

 

「ん?」

 

「...凛ちゃんとは付き合ってるんですか?」

 

「あー....」

お前達もう知ってるのか......てかお前ら、なんで揃って落ち着かないんだよ。

 

「いいや。付き合ってない。彼女はまだいないさ....はは」

 

「「「よ、良かったー....はっ」」」

 

「.....なにが良かったんだ?」

こっちはネットで叩かれて散々だってのに....

 

「い、いえ!」

「なんでもないです!」

「そそそ、そうですよ!なんでもありません!」

....いったいなんだよ。

 

 

「そ、そそそうだ!先輩!」

 

「今度はなんだよ...」

早く家帰って寝たいんだが....

 

「もうそろそろでハロウィンですよね?」

 

「そうだな」

 

「絵里ちゃんが言ってたんですけど。今年は秋葉原をハロウィンストリートにするーっとかいうイベントがあるらしいんですけど」

 

「へぇ」

面白そうだな。

 

「それにA-RISEとμ'sにもそれに出演の依頼が来てるらしくて」

 

「ほー。それで?」

 

「なーんか歌う依頼らしくてー」

 

「そりゃスクールアイドルだしな。歌わないと」

 

「そーなんですけどー」

 

「?」

 

「にこちゃんが言うには、インパクトが大事だーとか言っててー」

 

「インパクト?話が飛びすぎてわかんないんだが」

 

「ほんとですよ.....まずμ'sのみんなで話し合ったのですが...」

 

「それで?」

 

「前回のラブライブ優勝のA-RISEの方がパフォーマンスは有利だということになって」

 

「そりゃそうだな」

 

「それで勝つためにはどうするかとなって」

 

「インパクトが大事...と?」

 

「....はい」

なるほどねぇ....

 

「そこでアイドルの先輩である先輩に相談を....と」

 

「....そうか」

なーんか変な気分だよ。先輩である先輩って....

 

「まぁ......アドバイスとしては...」

 

「っ....」ゴクッ

 

「変に飾らないこと。今まで通り、いつも通りが大事だ」

 

「....へ?」

 

「よーく考えてみ?今までのμ'sがやってきたことを」

 

「やってきたこと?」

 

「そうだ。その積み重ねで今のお前達のファンがいるんだ。わかるか?」

 

「うん」

 

「その好きになったμ'sの雰囲気が変わってみろ。みんな困惑してファンが増えるどころか、減るかも知れないぞ?」

 

「な、なるほど.....」

 

「じゃぁ....どうやったら....」

 

「いつも通り、やれるだけ全力で当たるのみ。方向転換するのは後が無くなった時であり、今じゃぁない。OK?」

 

「「「はい!」」」

 

「よろしい。じゃぁそうみんなにも言っておいてくれ。もしにこが暴走したら希あたりにワシワシさせろ」

 

「は、はい.....あの先輩?」

 

「ん?」

今度はなんだい....

 

「あの...私達...先輩に何か失礼なことしましたか?」

 

「んん?どうした急に」

 

「いえ....いつもと先輩の雰囲気が違うので....」

 

「あぁ....あのショーでの出来事さ...」

 

「凛ちゃんの?」

 

「そうだ.....あの後ネットでめっちゃ騒がれてな。今でも騒いでるんじゃないか?.....休み時間の度に追いかけられてもう疲れたよ....」

 

「あはは....お疲れ様です。ほむまん食べます?」

 

「ちゃっかりしてるな....だが、今日はその営業に乗れそうにないよ...」

 

「え、営業?」

 

「....まさか穂乃果...それ素でやってたんですか?」

 

「え、うん。先輩甘いの好きだから疲れ取れるかなーって」

 

「.......はぁ」

 

「え!?なんでため息つくの海未ちゃん!?」

 

「そのほむまんのお金は?神綺先輩のお金ですよね?」

 

「勿論そうd.....あ」

 

「.....はぁ」

 

「うっ.....」

 

「ははは...まぁ今度いただくよ....じゃぁな」

 

「あ、はい。さようなら」

「さようなら」

「さよならー」

....疲れた。




閲覧ありがとうございます。


まだ時差ボケが抜けない...おやすみなさい^q^

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