ラブライブ! -彼は変われるか-【凍結】   作:レイヴェル

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どうも、レイヴェルです。

ついさっき凛ちゃんの猫SRを1枚取れました。早速レベルMAXにして、あとは2枚目が取れるように走るだけです....いやぁ、かわいいなぁ。


58話

やぁ、神綺だ。凛ちゃんと話をした翌日。絵里から電話が来たんだが....どうも台風の影響で飛行機が欠航。その為沖縄から出られずにいるらしい。全く....災難だな。折角の沖縄がずっと雨じゃな。

だが問題がある....そう、今週末にあるショーにでることになっているμ'sが....穂乃果達3人を除いた6人。しかも、リーダーである穂乃果がいないから必然的に....臨時リーダーの凛ちゃんがセンターをやることになる....大丈夫だろうか。昨日話した時はなにか吹っ切れた感じだったが....うーむ。

 

 

とりあえず.....みんなの様子を見に行くか....さて、電話電話...っと。

 

 

『もしもし?』

 

「急にすまんな絵里。これからそっちに行きたいんだが...大丈夫か?」

 

『音ノ木坂に?珍しいわね。神綺からこっちに来るなんて』

 

「仕方ないだろう。穂乃果達が帰ってこれないんじゃ、凛ちゃんがセンターだろ?」

 

『...まぁ、そうなるわね』

 

「今まで9人前提で段取りを決めていたはずだ。それが崩れたんだ。これから急いで決めるぞ」

 

『わかったわ。学園長に伝えておくわね』

 

「頼んだ」

ピッ 

よし、行こう。

 

 

「お、またμ'sの手伝いか?」

 

「彰か...あぁ、ちょっと予定が変更になってね....急いで立て直してくる」

 

「そうか....頑張れよ」

 

「あぁ、じゃぁな」

 

「おぅ」

凛ちゃんは大丈夫だろうか....

 

----------------------

よーし、着いたぞ。.....なんか女子高に躊躇いもなく入れるようになった自分が怖い。

 

「すみませーん」

 

「あら、斎藤さん。今日はどのような要件で?」

 

「今日もμ's関係ですね....穂乃果達2年が台風で帰ってこれないと聞いたので....予定の打ち合わせを」

 

「なるほど。では、いつも通りこちらにお名前を」

 

「....はい、これで」

 

「....はい。ではこれをおかけください」

 

「ありがとうございます」

 

「お気をつけて」

よし、次は部室だ。

 

 

 

 

 

コンコン

「はーい?」

 

「神綺だ。入っていいか?」

 

「先輩?どうぞー」

ガチャ

 

「どうしたんですか先輩?」

あれ...凛ちゃんだけか。

 

「あれ、絵里から聞いてない?」

 

「絵里ちゃんはまだ来てないので....」

 

「そうだったのか....なぁ穂乃果達が帰ってこれないんだって?」

 

「そうなんですよー!....私がセンターやるんですか?」

 

「...そうなるだろうな」

 

「あーぁ....やっぱ緊張するなぁ....」

 

「それは誰もがそうさ....なんなら俺が隣に立ってようか?」

ここはジョークで流れを....

 

「え?いいんですか?」

 

「.....え?」

はい?

 

「先輩が隣にいてくれるなら安心しますー」

 

「ちょ、ちょっと凛ちゃん?」

 

「?」

 

「そ、その...冗談だったんだけど.....」

 

「えー!?」

 

「いやさ、一応向こうの依頼人さんはμ'sが歌ってくれるのを待っているのに関係ない俺が隣にいるってどうよ....」

 

「あー....でも先輩だってμ'sの一員じゃないですかー」

 

「だがな....俺は男だし、裏方だぞ」

 

「うー....いいじゃないですかー。穂乃果ちゃん達もいなくて人数すくないんですからー」

 

「うっ...いや、まぁそうだけどさ....」

 

「なら決まりですね!」

強引すぎる....

 

 

「いーや、駄目だ。100歩譲ってもみんなと向こうに話をつけてからだ」

 

「.....はーい」

ふぅ...どうせ絵里達がOKしても向こうはOKしない!これで勝ちだ!

 

ガチャ

 

「ごめんなさい。遅れたわ」

 

「よぅ西木野」

 

「! 先輩じゃないですか。どうしたんですか?」

 

「穂乃果ちゃん達が帰ってこれないからそれについて話し合うんだってー」

 

「なるほどね.....もう少しで花陽と絵里達がくると思うわ」

 

「そうか...ならもう少し待つかー」

 

「っ 遅れました!」

 

「お、花陽ちゃんも来たか」

 

「!? 先輩!?どうしてここに?!」

 

「ちょっと用事がね....絵里達はどこにいるか知ってるかい?」

 

「絵里ちゃん達は生徒会室に寄ってから来ると言ってました」

 

「なら、もうそろそろね」

 

「遅れたわー」

来たか。

 

「およ、神綺やん」

 

「おぅ」

 

「あら、もう神綺来てたの?速いわね」

 

「急いできたんでな」

 

「そうだったの....」

 

「あれ、そういえばにこっちは?」

あ、そういえばいないな。

 

「遅れたわ!」バンッ!

うぉ、一人だけドアを開ける音違う。

 

「これで全員ね」

 

「あれ、どうして神綺がここにいるのよ....」

 

「いちゃ悪いか。ちょっとした用事でね」

 

「ふーん....」

 

「さ、みんな揃ったところだし...神綺」

 

「そうだな.....よし、みんな座ってくれ」

 

 

 

 

「座ったな?じゃぁ、今日俺が来た理由だが。みんなはもう知っている通り、穂乃果達がファッションショーより後に帰ってくることになったのは知っているな?」

 

「えぇ」

「どうして神綺がそのこと知ってるのよ」

 

「絵里から聞いた」

 

「なるほどね」

 

「それでだ。今までフォーメーションは9人で歌うのを前提だったのだが、それはもう使えない。だから今から考え直そうとね」

 

「なるほどー」

 

「んで、まずセンターだが.....凛ちゃん。君だ」

 

「...はい」

 

「次に...歌う曲は?」

 

「もう作ってあるわ」

 

「踊りは激しいか?」

 

「いいえ?殆ど動かないわ」

 

「そうか。なら安心だ.....衣装は?ことりはいないのだが...」

 

「それは私が作ったわ」

 

「にこが?」

 

「私だって裁縫はできるわ。伊達にメイクとか力入れてるわけじゃないもの。アイドル関係だったらなんでもするわ」

 

「そうか。なら心配することは特にないな....」

あ、そうだ。

 

「その衣装ってどこにあるんだ?」

 

「隣の部屋にあるわ。見る?」

 

「....あぁ、見せてくれ」

どんなのだろうか。

 

 

 

 

「ん、このカーテンの向こうか?」

 

「そうよ。開けてみて」

 

「いいのか?」

 

「えぇ、びっくりするわよ!」

.....びっくりするのか?

 

シャーー....

これは....

 

「ドレスか?」

 

「えぇ、ファッションショーではこんな感じのドレスでお願いしますって言われてね。勿論費用はあちら持ちよ」

 

「おー」

すげぇ...こりゃぁ...びっくりだ。

 

「綺麗....す・て・き♪」

 

「女の子の憧れって感じやね」

 

「これを着て....歌う?....凛が?」

 

「穂乃果がいないとなると、今はあなたがリーダーでしょ?」

 

「こ、これを....凛が?...は、はは...あはははは、ははは」

 

「何笑ってるのよ...」

 

「凛ちゃん....」

壊れたか....

 

「はははは、あははは.....はは....はぁ」

 

「....落ち着いたかい?」

 

「は、はい......でも、これを.....私が?」

 

「...そうなるな」

 

「......やっぱり無理」

 

『え?』

.....。

 

「やっぱり似合わないよ.....しかもドレスだなんて」

 

「凛ちゃん......」

折れちゃったか....

 

「大丈夫よ凛。ちゃんと似合うわ」

 

「似合わないよ!....だって...髪短いんだよ?」

 

「ショートカットの花嫁さんなんていくらでもいるよ?」

 

「そうじゃなくて....こんな女の子っぽい服....」

 

「.....なぁ凛ちゃん」

 

「....なんですか先輩?」

 

「昨日も言ったが....自信を持ちな」

 

「ですけど....これは....」

 

「凛ちゃんは自分を結構卑下してるが....俺からすれば十分可愛いし、女の子だとも思う。街中で凛ちゃんが歩いていれば結構な人が振り向くはずだ」

 

「......」

 

「そうよ。可愛いんだから自信持ちなさい」

 

「アイドルショップがいい例さ。μ'sはみんな平均的に人気があるんだ。凛ちゃんが気にしているほど、凛ちゃんが女の子っぽくないとかは感じてないんだよ」

 

「.......」

 

「.....とりあえず、着てみないか?着たらなにか変わるかもしれない。まずは動いてみよう」

 

「.....はい」

 

「すごいわね神綺.....」

 

「ん?なにがだ」

 

「あんな動かなかった凛を説得するなんて....」

 

「折角ドレスを着れるチャンスなんだ。かわいそうだろ?それに俺は一度も凛ちゃんを可愛くないと思ったことがない」

 

「そ、そう....」

 

「よ、よくそんなこといえるわね...先輩」

 

「ん?なんか変なこと言ったか俺?」

 

「.....なんでもないわ」

なんだよ....気になるじゃないか。




閲覧ありがとうございます。
最近、ニコニコ生放送で使えるコメジェネのスキン作成にハマりました。早速μ'sのスキン作っちゃいましたw

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