ラブライブ! -彼は変われるか-【凍結】   作:レイヴェル

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どうも、レイヴェルです。
なんとか間に合いました。
これからハワイに行ってきます。

絵里ち!ハッピーバースディ!


56話

やぁ、神綺だ。

最近暇だ。なんでも穂乃果達は修学旅行で沖縄にいるらしい。

羨ましいぜ....

んで、穂乃果達がいないから放課後にダンス練習で駆り出されることもなく....友達少ない俺としてはボッチで暇なわけだ。悲しいね。

それに天気も雨...どんどんテンション下がるー....

 

~~~♪

んぁ?

 

「もしもし」

 

『あ、神綺?』

 

「どうした絵里?」

 

『今時間空いてるかしら?』

 

「嫌味?」

 

『え?どうして?』

こいつ.....はぁ。

 

「まぁ、いい。...別に空いているが?」

ボッチだからねっ!

 

『音の木坂に来れるかしら?こんな雨で悪いのだけれど....』

 

「校門で待ってればいいのか?」

 

『いいえ?中に入ってきて、入校許可証は発行しとくから。部室にきて』

 

「...あーい」

ピッ

なんだろうか...ま、行ってみるか....雨スゲェけど。

 

------------------------

来たぜ音ノ木坂。入るのは久々だな。

 

「すみませーん」

 

「あ、斎藤さんじゃないですか」

 

「入校許可証の件なのですが」

 

「あぁ、そういえばさっき知らせが来てましたね....はい、こちらにお名前を」

 

「はい......どうぞ」

 

「確認しました。では、こちらをおかけになってください。っと言ってもあなたでしたらいらないんですけどね」

 

「しかし....私は部外者ですので」

 

「そんなことないですよ。斎藤さんの努力でμ'sはここまで来ているんですから」

 

「ははは、買いかぶり過ぎですよ。彼女達の努力の結晶です」

 

「そういうことにしておきます。では、ごゆっこり」

 

「ありがとうございます」

さて、行きますか。

 

 

コンコン

「はーい?」

 

「神綺だ。入るぞ」

 

ガチャ

 

「あ、先輩!」

 

「ごめんなさいね、こんな天気の中来てもらっちゃって」

 

「いいさ。...それで?何かあったのか?」

 

「今穂乃果達が修学旅行なのは知ってる?」

 

「あぁ、知ってるぞ。可哀想に台風直撃で遊べそうにないがな」

 

「あ゛....だからか...」

 

「ん?」

 

「じ、実は....さっき穂乃果に電話したのよ...」

 

「んで?」

 

「その時にね....楽しんでるかって聞いたの...そしたら嫌味?ってね...」

 

「あー.....」

 

「最初その意味わからなかったのよ....悪いことしちゃったわね」

 

「仕方ないさ。んで、本題」

 

「そ、そうだったわね。今週末にね、ファッションショーでμ'sに歌ってくれって依頼が来てね...」

 

「ほー 受けたのか」

 

「えぇ、だけど.....」

 

「もう嫌だにゃ!」

え?

 

「....最近ずっと凛達1年とにこの4人だけで練習してたから飽きちゃったらしくて」

 

「絵里達は?」

 

「穂乃果達生徒会がいないから、その間のフォローしてるわ」

 

「なるほど....」

飽きちゃったか....うーん。

 

「ならさ気分転換すりゃぁいいんじゃないか?」

 

「気分転換?」

 

「適当に臨時のリーダーでも決めれば?そうすりゃぁ引率する奴について行くんじゃね?」

 

「...丁度それを穂乃果達に相談してたのよ...」

 

「ほー、んで?」

 

「凛はどうかしらっと」

凛ちゃんか....

 

「いいと思うぞ。本人がやる気になればな」

 

「なら、決まりね。みんなに相談してみるわ」

-------------------

 

「ねぇ、みんな」

 

「「「??」」」

 

「今穂乃果達がいない間に、臨時だけどリーダーを決めようと思うの」

 

「それでなー、穂乃果ちゃん達にも相談したらなー。...凛ちゃんがいいと思うってなってなー」

 

「えぇー!?凛がリーダー!?」

 

「そう、暫定でもリーダーを決めたほうがまとまるだろうし、練習にも力が入るだろうって。勿論、穂乃果達が修学旅行から帰ってくるまでの間よ」

 

「で、でも....」

 

「いいんじゃない?」

「私も凛ちゃんがいいと思う」

 

「え....っ 神綺先輩は!?」

 

「ん?俺? 俺も凛ちゃんがいいと思うぞ」

 

「ぇ....ちょ、ちょっと待ってよ...なんで凛?絶対他の人のほうがいいよー っ絵里ちゃんとか!」

 

「私は生徒会の手伝いがあるし、それに...今後のμ'sのことを考えると....1年生がやったほうがいいでしょう?」

 

「っ だったら真姫ちゃんがいいにゃ!歌も上手いし、リーダーっぽいし!真姫ちゃんで決まり!」

....結構嫌がってるな。

 

「凛...」

 

「ちょっと凛....話聞いてなかった?みんな凛がいいって言っているのよ?」

 

「....でも、凛は....」

 

「やなの?」

 

「嫌っていうか...凛はそういうの向いてないよ...」

嫌とは言い切らないか....こりゃ変に話切れなくなったぞ...

 

「意外ね、凛なら調子よく引き受けると思ったけど」

 

「凛ちゃん、意外と引っ込み思案だから...」

 

「特に自分の事に関してはね」

確かになー

 

「...凛、いきなり言われて戸惑うのはわかるけど、みんな凛が適任だと思っているのよ。その言葉...ちょっとだけでも信じてみない?」

...みんなやりたくないんですねわかります。まぁ、能力的に適任なのは違いないが。

 

「でも.......」

さぁ、どうなるか。

 

「わかったよ、絵里ちゃんがそこまで言うなら...」

お。

 

「凛ちゃん!」

 

「さぁ...そろそろ雨も止みそうだし、放課後の練習を始めましょう!今日は神綺もいることだし!」

 

 

「は?」

 

「そうですね!」

ちょ

 

「お、おい待てって!俺はなにも聞いてないぞ!?内容知らねぇぞ!?」

 

「大丈夫よ。はい、これ」

 

「.....」

ダンスの手順書いてあるし...外堀埋められたー!

 

「....ちっ」

 

「うわっ 先輩って舌打ちするんだ?!」

....出ちまったか。

 

「...はぁ、わかったよ。やればいいんだろ?」

 

....ん、....凛ちゃん....やっぱり引き受けたくなかったのか....

 

----------------

屋上についたぜ。なんだよ。めっちゃ晴れてるじゃんか。くっそ。あんな土砂降りの中動かずに待ってりゃよかった....

 

「えーっと、では.....練習を始めたいと....思います」

....慣れてないな。

 

「えーっと...では最初にストレッチから初めて行きますわ」

...うぇ?

 

「ちょ、ちょっと凛ちゃん?」

 

「ど、どうされましたか?神綺先生」

 

「せ、先生って....あ、あのな?いつも通りの喋り方でいいんだぞ?変に言葉使い変えても辛いぞ」

 

「喋り方?なんのことでしょうか?」

....だめだ。

 

「ごめん、今すぐやめろ。俺を先生と言うからには従ってもらう。いつも通りの言葉使いに戻せ」

 

「っ......はい」

一体どうしたんだよ....

 

「じゃ、じゃぁ...かよちん達、広がってー」

 

『はーい』

 

「さっき凛ちゃんが言った通りストレッチからだ。地面が濡れているとは言え、どうせ着替えるんだから気にせずいつも通りやれよー」

 

「うっ...はーい」

....変に綺麗なのにこだわるよな。

 

「早く動けー いつもより時間押してるんだからなー」

 

「じゃぁ...行くよ!1、2、3、4、-----」

.....前途多難だなこりゃ....




閲覧ありがとうございます。


恋のシグナルが予想通り課題曲で舞い上がってます。しかし、ハワイに拘束され...明日のログインボーナスが貰えないという悲劇、畜生めぇぇぇぇぇ!!!

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