ラブライブ! -彼は変われるか-【凍結】   作:レイヴェル

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どうも、レイヴェルです。
今回はエリーチカの誕生日が近いので、あと作品内でも丁度10月ぐらいと言うことで....絵里ちの誕生日回です。
まだ数日早いけど....誕生日おめでとう!エリーチカ!!

では、どうぞ。


54話 絵里の誕生日 上

やぁ、神綺だ。来週には絵里の誕生日、それと来月の初めに凛ちゃんの誕生日があるからな....ちょっとした物をプレゼントしようと思うんだが....何にしようか....

う~む。マフラーとかにしようか...しかしな....なんかこれを使ってくれって強要してる気もするしな.....取り敢えず外に出るか。

 

 

 

 

うむむ.....花とかがいいのかなぁ....母さんに聞いてみればよかったかもな。

 

いや、駄目だ。彼女か、とか聞かれる....めんどくせぇ。彼女作りたいよ....俺だってさ...

 

どうすっかなぁ....

 

「ぉ  神綺やん」

 

「ん?...お、希」

 

「こんにちは、やな。何してるん?めっちゃ悩んでる顔してたけど」

 

「こんにちは。.....いやな。プレゼントってなにがいいかなって」

 

「.....プレゼント?彼女?」

 

「....俺を精神的に弄って楽しい?」

 

「...いや..そんな気はないんやけど(鈍感ってなんか可哀想やな....)」

 

「...まぁ、いい。絵里にプレゼントしようと思ってな」

 

「絵里ちに?」

 

「あいつ来週誕生日だろ?μ'sでのレッスンとかで色々助かってるし、なにかあげようとな.....しかし、異性への贈り物ってよくわからなくてさ」

 

「....そ、そうやった」

 

「忘れてたのか....」

 

「....ほんとすぐなんやな...ウチも一緒に探していい?」

 

「別にかまわないが....そっちはなにか用事あったんじゃないか?」

 

「ちょっとした買い物やから。後ででも大丈夫や」

 

「そうか?なら行こうか。....色々と教えてくれ。同じ女子だろ?なにが好きとかわかるか?」

 

「そうやなぁ.....告白?」

 

「は?」

 

「んなマジな反応せんでも....冗談や。絵里ちの好きなものでいいんと思うんやけど(実際喜ぶと思うけど)」

 

「....そうするとチョコレートになるな」

 

「好きなん?」

 

「あぁ、バレンタインになるとチョコが色々売られるだろ?その時めっちゃテンション上がってたし」

あれはきつかった。

 

-----------------------------回想

「ねぇ神綺君!」

 

「...なんだ?」

絵里か。珍しい。

 

「ちょっと放課後付き合ってよ!」

 

「.....え?」

なぜに?

 

「ちょっと行きたいとこがあるんだけど....1人で行きにくくて....」

 

「....別にかまわんが」

暇だし。

 

「ほんと!じゃぁ決まりね!」

...どこに行くんだか....

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「......なぜに?」

やぁ、神綺だ。これはどういうことだ。よくわからんまま連れてこられたら....チョコ売り場に連れてこられた....そういえば今はバレンタインシーズンか。

 

「だってチョコよ!私好きなのよ」

 

「別に1人で来れるだろ....」

 

「ちょっと私には無理よ、人多いし。.....それに友達って言える人...神綺君しかいないし」

 

「そ、そうか.....」

容姿いいのにな....それが仇になって友達ができないとは.....悲しいな。

 

「そんなことより!ねぇ!これどうかしら!」

 

「俺はチョコなんて知らんよ.....どれも一緒じゃないのか?」

 

「全然違うわよ!豆の種類もちょっと違かったりするし!」

 

「そうですか.....」

うわっ めんどくさいのについてきちゃった....

 

-------------------------

「そういえば中学一緒だったんやもんね」

 

「あぁ、その後大変だったよ....そのこと見られてたらしくてさ....クラスで絵里と恋人なのかとか聞かれたし....」

 

「お、おぉ....」

 

「あいつにとってチョコは全て違うものに見えるみたいだし....変に買っても喜ぶ保証ないんだよ....」

 

「なるほどなー....じゃぁどうするん?」

 

「そこでさっきから悩んでんだよなぁ.....希だったら何欲しい?」

 

「ウチ?そうやなぁ.....服..とか?」

 

「服?尚更キツイな。ファッション興味ねぇや」

 

「.....なんでもいいんちゃう?(神綺から貰うんだったら喜ぶやろ)」

 

「んな、無責任な....」

 

「....あとは、アクセサリー」

 

「アクセサリー?例えば?」

 

「んー....髪留めだったり...シュシュだったり色々や」

 

「ほー....アクセサリーにするか」

 

「なら、ウチのオススメのお店紹介するで?」

なんだって?

 

「それは助かる。案内してくれ」

 

「ほーい」

 

 

 

 

 

「う、うわぁ.....」

なんともまぁ....女の子らしい内装だこと...

 

「ここや」

 

「こ、ここに入るのか」

 

「そうやで?じゃなきゃ買えないやん」

 

「そ、そうだな」

抵抗あるな.....だが案内してもらった以上は入らないと....えぇい!

 

「....色々あるんだな」

 

「せや。髪留めでも色が違ったり種類が違ったりでなー。ここは特に豊富なんよ」

 

「へ~」

ファッションって大変なんだな。

 

 

「絵里は金髪で.....しっかりしてるから....明るい綺麗な色がいいな」

 

「ほー....確かに濁ってる色は合わなさそうやな」

 

「.....やっぱり金髪に栄えるのは白とかかねぇ」

 

「せやな。絵里ちもよく白つけてるし」

 

「うーむ」

 

「....(真剣やなぁ....ちょっと羨ましいな)」

 

「ん、これにしようかな」

 

「? ぉ水色?」

 

「あぁ、あいつの目って青いだろ。だからそれに合わせてみたんだ。明るいし大丈夫....だろ」

 

「せやな。これなら不自然ではないと思うよ?」

 

「よかった。同じ女子としての意見はホント参考になる」

 

「いつもこっちもお世話になっとるからな。これぐらいどうってことないよ」

 

「....あとは凛ちゃんのだな」

 

「凛ちゃんも?」

 

「あいつは来月の1日なんだ」

 

「ほー」

 

「毎年あげてるからな....今年はどうしようか....」

 

「いつも何あげてるん?」

 

「ん?適当にラーメン関係」

 

「わ、わぉ...(なに、この絵里ちとの差)」

 

「適当とか思ってないだろうな?」

 

「そ、そんなこと....」

 

「...顔でわかる。これは理由がある」

 

「....そうなの?」

 

「あぁ、あいつってラーメンめっちゃ好きじゃん?」

 

「うん」

 

「それでな?前にちょっとしたストラップあげたんだよ」

 

「それで?」

 

「....ラーメンの方がよかったと力説されてな。去年に試しにラーメン系と普通の並べたら即ラーメン選んだよ」

 

「わ、わぉ」

 

「てなわけで....ラーメン系の買いに行く」

 

「そんなお店あるん?」

 

「あぁ、希はどうする?」

 

「....面白そうやしウチも行く」

 

「じゃぁ行こうか」

 




閲覧ありがとうございます。

次話で誕生日回は終わります。
てか希しか出てませんね。

.....私も彼女欲しいな....なんで野郎ばっかの男子校に入学したのやら。

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