今回はエリーチカの誕生日が近いので、あと作品内でも丁度10月ぐらいと言うことで....絵里ちの誕生日回です。
まだ数日早いけど....誕生日おめでとう!エリーチカ!!
では、どうぞ。
やぁ、神綺だ。来週には絵里の誕生日、それと来月の初めに凛ちゃんの誕生日があるからな....ちょっとした物をプレゼントしようと思うんだが....何にしようか....
う~む。マフラーとかにしようか...しかしな....なんかこれを使ってくれって強要してる気もするしな.....取り敢えず外に出るか。
うむむ.....花とかがいいのかなぁ....母さんに聞いてみればよかったかもな。
いや、駄目だ。彼女か、とか聞かれる....めんどくせぇ。彼女作りたいよ....俺だってさ...
どうすっかなぁ....
「ぉ 神綺やん」
「ん?...お、希」
「こんにちは、やな。何してるん?めっちゃ悩んでる顔してたけど」
「こんにちは。.....いやな。プレゼントってなにがいいかなって」
「.....プレゼント?彼女?」
「....俺を精神的に弄って楽しい?」
「...いや..そんな気はないんやけど(鈍感ってなんか可哀想やな....)」
「...まぁ、いい。絵里にプレゼントしようと思ってな」
「絵里ちに?」
「あいつ来週誕生日だろ?μ'sでのレッスンとかで色々助かってるし、なにかあげようとな.....しかし、異性への贈り物ってよくわからなくてさ」
「....そ、そうやった」
「忘れてたのか....」
「....ほんとすぐなんやな...ウチも一緒に探していい?」
「別にかまわないが....そっちはなにか用事あったんじゃないか?」
「ちょっとした買い物やから。後ででも大丈夫や」
「そうか?なら行こうか。....色々と教えてくれ。同じ女子だろ?なにが好きとかわかるか?」
「そうやなぁ.....告白?」
「は?」
「んなマジな反応せんでも....冗談や。絵里ちの好きなものでいいんと思うんやけど(実際喜ぶと思うけど)」
「....そうするとチョコレートになるな」
「好きなん?」
「あぁ、バレンタインになるとチョコが色々売られるだろ?その時めっちゃテンション上がってたし」
あれはきつかった。
-----------------------------回想
「ねぇ神綺君!」
「...なんだ?」
絵里か。珍しい。
「ちょっと放課後付き合ってよ!」
「.....え?」
なぜに?
「ちょっと行きたいとこがあるんだけど....1人で行きにくくて....」
「....別にかまわんが」
暇だし。
「ほんと!じゃぁ決まりね!」
...どこに行くんだか....
「......なぜに?」
やぁ、神綺だ。これはどういうことだ。よくわからんまま連れてこられたら....チョコ売り場に連れてこられた....そういえば今はバレンタインシーズンか。
「だってチョコよ!私好きなのよ」
「別に1人で来れるだろ....」
「ちょっと私には無理よ、人多いし。.....それに友達って言える人...神綺君しかいないし」
「そ、そうか.....」
容姿いいのにな....それが仇になって友達ができないとは.....悲しいな。
「そんなことより!ねぇ!これどうかしら!」
「俺はチョコなんて知らんよ.....どれも一緒じゃないのか?」
「全然違うわよ!豆の種類もちょっと違かったりするし!」
「そうですか.....」
うわっ めんどくさいのについてきちゃった....
-------------------------
「そういえば中学一緒だったんやもんね」
「あぁ、その後大変だったよ....そのこと見られてたらしくてさ....クラスで絵里と恋人なのかとか聞かれたし....」
「お、おぉ....」
「あいつにとってチョコは全て違うものに見えるみたいだし....変に買っても喜ぶ保証ないんだよ....」
「なるほどなー....じゃぁどうするん?」
「そこでさっきから悩んでんだよなぁ.....希だったら何欲しい?」
「ウチ?そうやなぁ.....服..とか?」
「服?尚更キツイな。ファッション興味ねぇや」
「.....なんでもいいんちゃう?(神綺から貰うんだったら喜ぶやろ)」
「んな、無責任な....」
「....あとは、アクセサリー」
「アクセサリー?例えば?」
「んー....髪留めだったり...シュシュだったり色々や」
「ほー....アクセサリーにするか」
「なら、ウチのオススメのお店紹介するで?」
なんだって?
「それは助かる。案内してくれ」
「ほーい」
「う、うわぁ.....」
なんともまぁ....女の子らしい内装だこと...
「ここや」
「こ、ここに入るのか」
「そうやで?じゃなきゃ買えないやん」
「そ、そうだな」
抵抗あるな.....だが案内してもらった以上は入らないと....えぇい!
「....色々あるんだな」
「せや。髪留めでも色が違ったり種類が違ったりでなー。ここは特に豊富なんよ」
「へ~」
ファッションって大変なんだな。
「絵里は金髪で.....しっかりしてるから....明るい綺麗な色がいいな」
「ほー....確かに濁ってる色は合わなさそうやな」
「.....やっぱり金髪に栄えるのは白とかかねぇ」
「せやな。絵里ちもよく白つけてるし」
「うーむ」
「....(真剣やなぁ....ちょっと羨ましいな)」
「ん、これにしようかな」
「? ぉ水色?」
「あぁ、あいつの目って青いだろ。だからそれに合わせてみたんだ。明るいし大丈夫....だろ」
「せやな。これなら不自然ではないと思うよ?」
「よかった。同じ女子としての意見はホント参考になる」
「いつもこっちもお世話になっとるからな。これぐらいどうってことないよ」
「....あとは凛ちゃんのだな」
「凛ちゃんも?」
「あいつは来月の1日なんだ」
「ほー」
「毎年あげてるからな....今年はどうしようか....」
「いつも何あげてるん?」
「ん?適当にラーメン関係」
「わ、わぉ...(なに、この絵里ちとの差)」
「適当とか思ってないだろうな?」
「そ、そんなこと....」
「...顔でわかる。これは理由がある」
「....そうなの?」
「あぁ、あいつってラーメンめっちゃ好きじゃん?」
「うん」
「それでな?前にちょっとしたストラップあげたんだよ」
「それで?」
「....ラーメンの方がよかったと力説されてな。去年に試しにラーメン系と普通の並べたら即ラーメン選んだよ」
「わ、わぉ」
「てなわけで....ラーメン系の買いに行く」
「そんなお店あるん?」
「あぁ、希はどうする?」
「....面白そうやしウチも行く」
「じゃぁ行こうか」
閲覧ありがとうございます。
次話で誕生日回は終わります。
てか希しか出てませんね。
.....私も彼女欲しいな....なんで野郎ばっかの男子校に入学したのやら。