ラブライブ! -彼は変われるか-【凍結】   作:レイヴェル

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どうも、レイヴェルです。
ここ数話、中々上手く構想練れなくてムカムカしてますwどうにかしないと....


神綺の物語....はじまります。


51話

-打ち上げをした翌日。昼休みに中学の時の友達から絵里にメールがくる。

 

--side絵里--

...さて、ついに今日は昨日のライブの発表....どうなるんだろうか....勝てればいいけど....ううん。できることはやったもの。待つしかないわね。

 

~~~♪

 

?なにかしら。こんな時間にメールだなんて。

.....紗由理?珍しいわね。彼女がメールくれるなんて。なになに....え?どういうこと?神綺が学校来てないって...

 

.....ちょっと電話してみようかしら。

 

『....只今電話に出ることがでk』

ピッ

 

どどどどういうこと!?学校に来てなくて携帯にも出ない...こ、これは!?

 

「? どうしたん絵里ち。急に慌てて電話なんて」

 

「の、のの希!大変よ!?」

 

「?」

 

--------------------

『えぇーー!?』

 

「神綺先輩が行方不明って...本当なんですか!?」バンッ!

 

「ちょ、海未ちゃん!落ち着きなって!」

 

「落ち着いていられますか!?」

 

「ねぇ絵里ちゃん」

 

「なにかしら」

 

「...先輩のお家に電話してみたら?」

っ!?ナイスよ花陽!

 

「やってみるわ!」

 

「え....やってなかったんですか.....」

 

「しょ、しょうがないじゃない.....焦ってたんだもの」

 

「と、取り敢えず!先輩の家族が出れば!」

 

「そうね!」

えーっと....神綺のプロフィールに....あったわ。

 

 

........

 

『ガチャ....もしもし?』

 

「っ もしもし。絢瀬絵里です」

 

『あら、絵里ちゃん。どうしたの?こんな時間に』

 

「神綺君はいますか!?」

 

『あぁ....神綺なら部屋にいるわ....朝から起こしても起きないのよ。....無理にでも起こしたいけど.....あの子普段大人しいから、反動で暴れられても困るし....』

 

「い、いるんですね!?」

 

『え、えぇ...どうしたの?』

 

「い、いえ....中学の時の友達からメールで神綺君が学校に来てないとメールが来たので....」

 

『そうだったの.....家にいるわ。起きたら電話すればいいかしら?』

 

「いえ....学校が終わり次第そちらに伺いたいのですが」

 

『あら、わかったわ。掃除しておくわね』

 

「すみません...ありがとうございます」

 

『いえいえ。じゃぁ、また後で...かしら?』

 

「はい。では、失礼します」

ピッ

 

ふぅ......

 

「どうだった!?」

 

「いたわ....朝から起こしても起きないんですって....」

 

『よかった~』

 

「神綺のお母さんに放課後に伺うと言ったら了承してもらえたわ。だから行きましょ」

 

『おー!』

.....体調悪いのかしら。

 

「....あの、皆さん」

 

『?』

なにかしら。

 

「もうそろそろで予選の発表ですっ」

 

『っ......』

....いよいよ...ね。

 

「なら部室に行きましょ。あそこのパソコン画面も大きいし」

 

「賛成!」

-------------------------

「PC電源よし、液晶不備なし、マウス キーボード共に感度良好。.....後はこのバーをクリックすれば......い、いよいよですっ」

 

「緊張するねっ」

 

「あぅ~ もう心臓が飛び出しちゃいそうだよぅ」

 

「終わりましたかっ!?終わりましたかっ!?」

海未ぇ.....

 

「まだよ」

 

「誰か答えてくださいー!」

そりゃぁ手で耳覆ってたら聞こえないでしょうに....

 

「それじゃ聞こえないでしょう?」

 

「そそ、そそうよっ 予備予選くらいでっ な、なにそんな緊張してるのよっ」

 

「....そうやね。カードによると.....」

 

「っ よると...?」

....ゴクッ

 

「っ...」

そんな暗い顔しないでよ!?希のは当たるんだから心配になるじゃない!?

 

「あぁ~! やっぱり聞きたくない!」

 

「出ました!」

 

「!?」ブシュー!

 

「な、何の音!?」

 

「ちょっ にこちゃんっ こっちに掛かってるじゃない!」

 

「ご、ごめん...」

....うわぁ...はやく拭かないとテーブルとかベトベトになるわね...なんでこういう時に限ってとてもベトベトになる苺ミルク飲んでるのよ....

 

「....最終予選に進出...1チーム目は...」

...そうよ、こっちに集中しないとっ

 

「1チーム目は?」

 

「...A-RISE。2チーム目はっ」

やっぱりA-RISEか....

 

「EASTHEART....」

 

「後は?」

....ゴクッ

 

「3チーム目は....み...」

 

『み.....』

μ'sであって!

 

「MidnightCats!」

 

『あぁ......』

そんな...あと1チームじゃない....

 

「さ、最後は!?」

 

「っ  4チーム目は.....みゅー.....」

 

『みゅー.....?』

 

「みゅ...μ's!!」

 

『え...』

うそ.....

 

「お、音ノ木坂学院スクールアイドルっ μ'sです!!」

 

「μ'sって....私達....だよね。石鹸じゃぁ....ないよね」

 

「当たり前でしょう!」

 

「凛達...合格したの?」

 

「予選を....突破した?」

ハ、ハラショー....

 

『や...やったー!!!』

 

「やったー!これで笑顔で先輩の所に行けるね!」

 

「そうね!なにか買ってから行きましょう!」

 

『賛成!』

 

「私!お母さんに知らせてくる!」

 

「私も!フミコ達に知らせなきゃ!」

....これで....決勝に.....よかった....本当は神綺がここにいてくれてればよかったけど....

 

「終わったんですかっ 終わったのですかっ!!」

 

「あ...海未....」

 

「あ、あれ....皆さんは....?」

 

「喜んでもう行っちゃったわ....吉報よ海未!予選通過したわ!」

 

「ほ、本当ですか!」

 

ピンポンパーンポーン...

『お知らせいたします』

 

「「??」」

なにかしら。

 

『たった今、我が校のスクールアイドル μ's がラブライブの予選に合格したという連絡が入りました』

 

「情報はやいわね....」

 

『繰り返します....』

これでまた頑張らないと....!

----------------------

「さて.....勢いで言ったけど...何買って行ったらいいのかしら.....」

 

「別になんでもいいんじゃない?病気とも限んないからフルーツってのも...ねぇ」

 

「....ならさ、ほむまんでいいんじゃない?」

ハラショー! ナイスアイデアよ穂乃果。

 

「なるほど。神綺あれ気に入ってたものね」

 

「んじゃぁ穂むらへ向けて出発!」

 

『おー!』

 

 

 

 

 

 

「たしかここよね」

 

「えぇ、斎藤と書いてありますし」

 

ピンポーン

 

『はい?』

 

「絢瀬です。学校が終わったので伺いました」

 

『はーい。ちょっと待っててね~』

 

「なんか緊張するな~」

 

「別に前入ったことあるじゃない」

 

「だって男の人の家だよ!そりゃぁ緊張するよ...」

 

「今更何言ってるんですか....穂乃果だって先輩を家に何度も呼んでいるでしょう?きっと先輩も同じ気持ちです」

 

「本当やろうか....神綺のことだし意外に慣れてるかも?」

 

「んなわけないじゃない....やっと私の家に来るのに遠慮がなくなったのに、そんな早く馴染めるわけ無いわ」

 

「あれ、絵里ちって何回も神綺のこと家に上げてるん?」

あ、口すべちゃったわ....

 

「え、えぇ....中学の頃から数回....」

 

「ふ~ん....」

なによその反応....

 

ガチャ

「いらっしゃ~い...って結構大人数なのね」

 

「すみません....やっぱり全員で来るのがいいかと...」

 

「いいのよ。さ、あがって」

 

『おじゃましまーす』

 

 

「神綺はまだ寝ているんですか...?」

 

「....えぇ、ついさっき入っても動いてなかったわ」

 

「....死んでないわよね」

 

「ちょ、不吉なこと言わないでよにこちゃん」

 

「だって....」

 

「ふふっ 大丈夫よ。念のため脈とか計ったけど以上はなかったわ....疲れかしら」

 

「取り敢えず、部屋に行ってもいいですか?」

 

「えぇ、こっちよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

ガチャ....

「ここよ」

 

『おー』

 

「...前入った時とあまり変わってないんやな」

 

「え、希ちゃん入ったことあるの?」

 

「前にみんなできた時なー、....ちょっと入ってみたんよ。でも.....なーんか生活感ないんよね」

 

「.....確かに綺麗すぎるっちゃ綺麗すぎるけど」

 

「そりゃそうよ」

 

『え?』

 

「神綺、寝るときしかここ使わないもの」

...寝るときだけ?

 

「それはどういう...?」

 

「あの子あまり家で勉強しないから...帰ってきたらすぐお風呂入ってご飯食べたら寝ちゃうのよ。起きててもベットにいるかリビングで私と話すことしかしないから....」

....そういえば、お母さんは神綺が前世の記憶持ってるって知ってるのかしら....

 

「そうだったんですか....」

 

「どうかしら?神綺の様子」

 

「....確かに異常はないわね」

 

「っ そっか!真姫ちゃんはお父さん達が病院やってるから!」

 

「えぇ...少しならわかるわ......でも呼吸は安定してるし.....顔の筋肉もそれほど緊張してないから....大丈夫ね。その内目が覚めるでしょ」

 

『おー!』

すごいわね....

 

「な、なによ....」

 

「すごいよ真姫ちゃん!本当のお医者さんみたいだよ!」

 

「「うんうん」」

 

「べ、別に..../////」

 

「あー真姫ちゃん照れてるー」

 

「う、うるさい!」

 

「ちょっと皆さん.....一応先輩寝ているんですよ....」

 

「いいじゃない。うるさくしてれば起きるかもよ?」

 

「しかし....もし疲れているのでしたら....流石にかわいそうかと....」

確かに...

 

「うっ....ま、まぁ....そうね」

 

 

「...それにしても先輩の寝顔って新鮮だにゃー....」

 

「確かに。いつもキリッとしてるし.....」

 

「なーんか普通の男性って感じだね」

 

「そりゃぁ神綺は男だし当たり前じゃない....」

 

「あ、そっか」

 

「.........」

 

「どうしたの海未?神綺の顔見て固まっちゃって」

 

「っ いえ!なんでもありません!」

.....最近の海未はよくわからないわ....

 

「.....うぉ!?」

 

『!?』

この声は!?

 

-----------------------------

--side神綺--

ガヤガヤ

 

ワイワイ

 

.....っ 騒がしいな....一体なんだよ......

 

「え!-----もあ---ん!」

ん?....どこかで......聞いたことある.....声。

 

.......ん。

-なんとなく目を開けると.....目の前に物珍しそうに見ているオレンジ髪。凛の顔があった。

 

「.....うぉ!?」

な、なんだ!?

 

『!?』

 

「せ、先輩!」

っ この声って...

 

「あ、...あれ?なんでお前達がここに.....?」

それに母さんもいるし....どういうことだ。

 

「....先輩。今何時だかわかりますか?」

 

「あ?時間?....ん?」

あれ、おかしいな....

 

「もう17時です」

 

「....うそん」

 

「本当よ。困ったわよ.....朝起きてこないから起こしても起きないんだもの」

 

「....たたき起こせば良かったんじゃ...」

 

「無理よ。私より大きいのに反発されたら敵わないもの」

 

「そ、そう.....」

 

「そうだ先輩!」

 

「ん?」

 

「ライブの結果が出たんですよ!」

 

「っ!本当か! どうだったんだ?」

 

「通過しました!」

よかった......

 

「次の最終予選は12月。それまで頑張らないとね」

 

「そうだな....もしかして...態々それだけのために?」

 

「えぇ、びっくりしたわよ?お昼休みに紗由理からメールが来るんだもの」

 

「メール?」

あの関が?

 

「えぇ、あなたが今日休んでるけどなにかしらないかーって」

 

「.....そうだったのか。なんかすまんな」

 

「いいわよ。それと....はい、これ」

 

「これはっ」

 

「ほむまんよ。穂乃果がお見舞いで渡すならこれがいいって」

 

「お見舞いって....」

 

「だって普通そう思うじゃない.....体調はどうなの?」

 

「.....別にどこも悪くない」

 

「ならよかったわ.....じゃぁ、私達は帰るわね」

 

「あ、あぁ。ありがとう」

 

『さようなら~』

....ありがたいな。....だがなぜ俺は起きなかったんだ....別に疲れてるわけでもないんだが....

 

 

 

 

 

「みんな帰ったわよ」

 

「わかった....」

念のため熱計ったらシャワー浴びるか...この時期ならまだ大丈夫だろう。

 

「ねぇ、神綺?」

 

「ん?どうしたの?」

 

「....あの子達のなかで」

 

「...なかで?」

 

「誰が好きなの?」

 

「は?」

何言ってんだ?

 

「だって気になるじゃない。ちょっとあんたの体調が崩れただけでお見舞いに来てくれる子達なのよ?気になるじゃない....誰が好きなの?....元気そうなオレンジの子....たしか穂乃果ちゃんだっけ?その子?」

 

「んなわけあるか....そんなんじゃないさ、彼女達は。単なる友達だよ」

妹みたいなやつらだけどな。

 

「そう?.....なーんだ。孫見れるかと思ったのに」

 

「何言ってんだか....シャワー使うよ」

 

「この時期にシャワーだけ?....お風呂沸かすからちょっと待ちなさい」

 

「大丈夫だって」

 

「いいから」

 

「....はい」

あーだめだ。こうなったら逆らわないほうがいい。




閲覧ありがとうございます。
今までで一番文字数多くなったかな?毎回この位書ければ楽しいのですが....

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