ラブライブ! -彼は変われるか-【凍結】   作:レイヴェル

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どうも、レイヴェルです。来週の火曜から、学校の研修旅行でハワイに行きますので、再来週まで更新がストップします....未更新だからってお気に入り外さないでくださいね!?

では、神綺の物語....はじまります。


49話

やぁ、神綺だ....ライブが終わり打ち上げのお誘いをA-RISEから受けた。そこまではいい。そこまでは.....

 

問題が一つ。この屋上からカフェまではエレベーターか階段しかない。だが階段を使えば階数的にバテるのは必然.....だがエレベーターを乗るにしても....

 

「女子だけだしなぁ....(ボソッ」

俺だけ1便待って行くか....

 

ピーン...

「あ!エレベーターきたみたいだよ!」

 

「さ、行きましょう」

 

ガヤガヤ

 

「...?神綺先輩も乗りましょうよー!」

 

「え..いや、先に行っていいぞ」

 

「なんでですかー?定員オーバーしませんから大丈夫ですって!」

....違う。気にするとこはそこじゃない....

 

「....いいから。ほら、待たせるのも悪いから先いきな」

 

「......」

....なぜ黙る。

 

「やっぱり先輩も乗りましょうよ!」グイッ

 

「いぃ!?」

おまっ

 

ピッ....ウィィーーーーーン

.....乗ってしまった。

 

「ほら!ブザーもならなかったじゃないですか!なんで乗らなかったんですかー」

 

「いや...ほら....」

 

「?」

いや『?』じゃなくてさ....そのいくらこのエレベーターが大きいとは言え....12,3人乗ってるわけで....結構ギュウギュウなわけで....この中で俺だけ男で....その....密着してるわけで....

 

「...どうせ神綺のことやから....ウチ達と一緒に乗りたくなかったんやろ?」

 

「っ」

流石希だ.....

 

「えっ....穂乃果達のこと....嫌いですか?」

違う!そうじゃない!?...いや、まぁ....うん。俺って男って見られてないのかな....

 

「違うと思うよ?...そうやなぁ....ウチらが女だから?」

 

「っ!?!?」

なんとピンポイントなっ!

 

「図星みたいやな...」

 

「....神綺ってそういうとこ敏感よね」

 

「当たり前だ!逆にお前達が気にしなさすぎないか!?」

ほ、ほら!海未顔真っ赤だぞ!あれが普通の反応じゃないのか!?

てか、長いな!そんなに降りるのに時間掛かったっけか!?

 

チン♪

よっしゃ!やっとついた!

 

「よし!降りるぞ!」

はやく離れたいっ!

------------------------

「さ、ここが打ち上げ会場よ」

 

『おー!』

...すごいな。豪華だ....

 

「楽しみましょ♪」

 

「「はい!」」

....素直に喜べんな.....

 

「....さ....お話しましょうか...斎藤さん?」

 

「っ!?!?」

うぁぁぁぁぁぁぁ!?ロックオンされたぁぁぁ!?

 

「ふふふっ、何動揺してるんですか....普通にお話するだけですよ?」

怖いよ!さっきの名指しの件もあるから!

 

「そ、そそ...そうだな」

 

「.....では早速....高坂さん達とはどうやって出会ったんですか?」

 

「...出会い?...そうだな。初めは穂乃果の店に饅頭を買いに行って...」

 

「行って?」

 

「そこの饅頭が気に入ったからよく行くようになってさ、顔を覚えられたんだ」

 

「...それで?」

なんでそんな食いつくんだよ.....

 

「....んで、俺は日課で夕方とかにランニングとかしてたんだが....終わったあとに公園に寄ってな?....踊っていた」

 

「...踊っていた..とは?」

 

「...言葉の通り。久しぶりに踊ったのさ、ダンスを」

 

「...なるほど。それで?」

 

「その踊りを通りかかった穂乃果に見つかってさ。その後日μ'sのコーチしてくれって頼まれた」

 

「...そうだったんですか」

ん?なんか調子狂うな。

 

「なんでそんなこと聞いたんだ?」

 

「いえ、気になったんですよ」

 

「?」

 

「彼女達やあなたの様子を見ているとどうしてもあなたが自分からコーチを名乗り出た感じがしなかったので」

 

「っ...なるほど」

そんなのを見ただけでわかるのか....

 

「....そういえば斎藤さん」

 

「なんだ?」

 

「下の名前は...えーっと」

 

「神綺だ。それが?」

 

「いえ、これから神綺さんと呼ばせて頂こうと思いまして」

 

「は?またなんで?」

 

「親しみを込めて、ですよ。ライバルのコーチですからね」

....ほう。ライバルか。

 

「...まぁ、いいさ。好きに呼んでくれ」

 

「はい。そうさせてもらいます」

 

「神綺せんぱーい!こっちに来てくださいよー!お料理美味しいですよー!」

 

「あいよー!」

....がっついてるなぁ....

 

「では私もあんじゅ達の所に行ってきますね」

 

「あぁ」

よっと....さて、折角だし俺も軽く頂くか。

 

「来ましたね先輩! ほら!この料理美味しいですよ!」

 

「ほぅ。なら俺ももらおうか」

 

「はい....どうぞ!」

 

「ん、ありがとう。...頂きます」

どれどれ.....ん。うまいな。

 

「どうですか?」

 

「美味いな」

 

「でしょ!向こうの奴も美味しいですよ!」

 

「こら穂乃果!行儀が悪いです!」

 

「うっ...」

 

「穂乃果ちゃん....お料理はまだあるから、そんなに急がなくても大丈夫だよ~」

 

「そうだぞ。μ'sとして招いてもらってるんだから...それなりの礼儀もわきまえんとな」

 

「は、はい」

 

「気にしなくて大丈夫ですよ」

 

「っ 綺羅さん!」

 

「どうも、高坂さん。   楽しみましょう?」

 

「はい!」

....調子に乗らなきゃいいがな...

 

 

まぁ、いいか...俺も他のとこ回るか。

 

「よ、絵里」

 

「あら、神綺...どうしたの?」

 

「なんも。ただブラブラ回ってるだけ」

 

「そう...あ、これ美味しいわよ。食べてみて」

 

「ん、あぁ。......なにしてんだ?」

 

「?  だって神綺お箸とか持ってないじゃない。だから...アーン////」

....は?

 

「いや、別にこれから箸持ってくるし。赤くなってまでしなくていいだろ」

 

「....もう!いいから!」グイッ グイッ

 

「お、おい......わかったよ...」

 

「っ..さ、....あーん」

 

「あ、あーん...」

恥っず!!なにこの公開処刑!?

 

『おー!』

....意地でも箸持って来ればよかった.....

 

「ど、どう?///」

 

「....美味いんじゃないの?」

味なんて気にしてられるか....

 

「なにそれ....まぁ、いいわ」

...そうですか。

あー...一人になりたい気分だぜ。

 

「なにー?神綺と絵里ちって付き合ってるん?」

 

「なっ/////」

 

「んなわけないだろ」

 

「えー?そんなことわからないやん?さっきだって神綺は穂乃果ちゃんと抱きついてたし...」

 

「どう見ても穂乃果が勝手に抱きついただけだろ....捻じ曲げるな」

 

「.....でも満更でもなかったんやろ?」

.....。

 

「...黙秘だ」

 

「....なるほど。いい気分やったと」

 

「なんでそうなる!?」

 

「だって否定せんかったし」

 

「うっ....いや....くっ」

否定できない....したとしても穂乃果が傷つくし....

 

「....スケベやなぁ...神綺は」

 

「俺にどうしろと!?」

 

「えー そんなこと神綺が考えないと....面白くないやん?」

こいつっ 俺で遊んでやがる!?

 

「ちょっとー...いつまであんた達は漫才してるのよ...向こうまで聞こえてるわよ」

っ にこか!

 

「だって神綺弄るの楽しいんやもん」ニシシ

 

「....趣味悪いわねあんた」

 

「それほどでもー?」

 

「褒めてないわよ....神綺も、希に流されてるんじゃないわよ」

 

「俺にどうしろと....」

 

「....はぁ」

ため息つくなし.....

 

「まぁ、いいわ。ちょっとここの料理について聞きたいことがあるんだけど...神綺も来てくれない?」

 

「なぜ?」

 

「...一人で行くにはちょっとね....連れが欲しいのよ」

 

「それこそ花陽ちゃんとか連れてきゃいいだろ」

 

「それなりに料理に面識ある人じゃないと失礼でいけないわよ...だからお願い!」

....まぁ、いいか。

 

「わかった。だが聞くからには俺もメモる。ちょっと待ってくれ」

 

「っ! わかったわ!」

 

-----------------------

意外といい収穫になったぞ。これなら家でも試そうと思えばできる。

 

「ありがとう神綺!助かったわ!」

 

「別にいいさ。俺もいい収穫をした。こちらこそありがとう。だな」

 

「そう?ならよかったわ!早速あしたから少し試してみる」

 

「俺もだ。一手間でどこまで変わるか...だな」

 

「えぇ!」




閲覧ありがとうございます。


時間的な問題で無理矢理ですが、ここで49話は切らせて頂きます。

では、おやすみなさい。

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