ラブライブ! -彼は変われるか-【凍結】   作:レイヴェル

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どうも、レイヴェルです。

忙しくて数日空いてしまいました.....その代わり!少し話が長いですので!

神綺の物語....はじまります!


48話

やぁ、神綺だ。遂に明日は予選日....UTXでのライブだ....気を引き締めないとな...

 

「先輩!全員揃いました!」

はじめよう。

 

「よし!遂に明日はライブだ!学校が終わり次第すぐに向かって準備に入るから練習は今日で最後だ!立ち回りを再確認するぞ!」

 

「「「「「「「「「はい!」」」」」」」」」

 

「前も言ったが、前やった合宿組に分かれて進行する。センターを絵里、穂乃果、海未。そこまではいいよな?」

 

「もちろんです!」

 

「よし、次は---------」

今できる最善の手を打とう。出し惜しみしたら...後悔する。

 

--------------------------

ライブ当日...

....やっと授業が終わった....今日ほど授業の時間が長いと思ったことはない.....内容もほとんど入っていないし...今日のライブで頭いっぱいだ....

 

「起立! 礼!」

 

『さようなら!』

よし!直行だ!

 

「あぁ、斎藤!」

 

「っ なんだ彰!今日は急いでるんだ!」

 

「お前にそんな急ぐ用事なんてないだろ?」

なんで今日に限って食いつく!

 

「あるんだよ!今日はμ'sのライブだ!遅れることはできない!」

 

「っ そ、そうか....すまなかったな、呼び止めて..」

 

「い、いやぁ....こっちこそすまない....焦っていた」

 

「....俺のことはいいさ。そこまで急ぎじゃないし。.....優勝させてやれよ?」

 

「わかっている!...だが、あいつら次第だな....じゃぁな!」

 

「あぁ、呼び止めて悪かった」

時間がない!

 

 

 

 

 

 

 

 

「済まない!長引いた!」

 

「先輩!もーう!来ないかと思いましたよ!」

 

「悪い!すぐに行こう!」

 

『はい!』

 

 

 

 

 

えーっとUTXの入口は.....「高坂さん!」っ この声は。

 

「綺羅さん!」

 

「ツバサでいいわよ。待ってましたよ....さ、こちらです」

 

「っ ありがとうございます」

 

 

 

 

 

 

「ここが控え室になっています」

 

「おー」

ここか....

 

「よし、みんなは今すぐ衣装に着替えてくれ。俺は先に屋上に行って色々セッティングをしておく」

 

「「わかりました!」」

...さて。

 

「綺羅さん」

 

「?はい。ツバサでいいですよ」

...この人も名前呼び?

 

「....わかった。ツバサさん、屋上までの道を教えてくれないか?」

 

「わかりました。こちらです.....さんも要りませんよ?」

....。

 

「そうはいかない。初対面に近いしな」

 

 

「そうですか.....ここのエレベーターの最上階が屋上となっていますので」

 

「あぁ、ありがとう」

 

「.....本気で行きますので」

 

「....こちらも本気だ。頑張ってきた成果。見せないとな」

 

「楽しみです....では」

 

「あぁ、ありがとう」

よし、最上階は.....うわぁたっけぇ。こんな数字のボタン見たことねぇよ。

-----------------------

「すみません!μ'sの者です!」

 

「あぁ、あなたが斉藤さんですね。では、こちらに」

 

「はい」

 

「今のところの配置はこうなっています」パラッ

おぉ、見取り図か....正面2、左1、右2か。

 

「なるほど....これの内固定は?」

 

「右の1つだけですね。あとはある程度は動きます」

 

「fm....わかりました」

どうするか.....考えろ........ちょっと動かして様子を見たいな。

 

「カメラってもう動かすことってできますか?」

 

「あ、動かします?準備は出来てますのでどうぞ。操作方法はわかりますか?」

 

「一応お願いできますか?壊したくないので」

 

「わかりました。ではついて来てください。こちらの裏にありますので」

上手くいくといいが....

 

 

--------------------

よし、構想は練ったしテストで動かしもした.....これで大丈夫だな。

 

「斎藤さん。準備の方はもうよろしいのですか?」

 

「えぇ、お陰さまで。色々ありがとうございました」

 

「いえいえ、こういうの弄るの好きですぐ覚えるんです。お安い御用ですよ」

ありがたい。

 

「まだ時間があるのでメンバーの様子を見てきてもよろしいでしょうか?」

 

「あぁ、どうぞ。まだまだ時間ありますからね」

 

「では.....」

さて、向こうは終わってるかな?

 

 

 

 

 

コンコン.....

「はーい?」

 

「斎藤だ。入ってもいいか?」

 

「どうぞー」

よし。

 

ガチャ

....ほう。

 

「どうですか先輩!似合ってますか?」

 

「...みんな似合ってるぞ」

 

「やった!」

「//////」

「よかった~」

 

「準備の方は大丈夫か?」

 

「はい!バッチシです!」

 

「よし、なr『コンコン』ん?」

 

「さっきぶり~」

ツバサさんか。

 

「ツバサさん!」

 

「やっほー高坂さん。皆さんも準備の方は?」

 

「大丈夫です!」

 

「そう.....全力でいきますので....負けませんよ?」

 

「っ...私達も全力を出します!負けません!」

 

「ふふっ....では、また屋上で」

 

「はい!」

パタン....

 

「...ふぅーー....緊張した!」

....よく啖呵切ったな。

 

「大丈夫でしょうか...私達...」

 

「緊張してきたにゃ~....」

 

「な、何を今更そんなこと言ってるのよ!も、もうすぐよ!?」

.....にこぇ....

 

「みんな落ち着け。深呼吸だ」

 

「.....はい」

 

『スゥ.......ハァーー.....』

 

「もう一回」

 

『スゥ.......ハァーー.....』

 

「...どうだ?少しは落ち着いたか?」

 

「....不思議....震えが治まったわ」

 

「ならよかった。取り敢えず屋上行くぞ。セッティングは済ませてある」

 

『わかりました!』

屋上の空気に萎縮しなきゃいいが....

 

----------------------

ヒュゥーー

っ..肌寒いな。

 

「うぅ!寒!」

 

「流石に高いところの風は冷たいわね....」

 

「でも逆に燃えてきたで!」

 

「先に言っておくぞ....先にライブをするのはA-RISEだ」

 

『っ....』

 

「よーく見ておけ。自分達となにが違うのか....それをどう活かせるかを考えるんだ」

 

『はい!』

 

「よし....気合入れていくぞ!」

 

『おーっ!!』

------------------------

.....A-RISEのライブが終わった.....歓声がすごいな.....前世を思い出す....

だが....μ'sも負けてないな。これなら勝機はある。

 

「直に見るライブ.....」

 

「全然違う.....やっぱり.....A-RISEのライブには私達っ」

.....。

 

「かなわない.....」

 

「っ....認めざるを得ません」

 

「....なぁお前ら?」

 

『っ』

 

「何弱気になってんの?」

 

「そりゃなりますよ....あんなの見せられたら...」

 

『.....』

ほう?

 

「今までやってきたお前達の頑張りは....たった1回のライブで消えるのか?」

 

「っ......」

 

「なぁ...海未、ことり、西木野?」

 

「....なんでしょうか」

 

「お前達は、自分達がこれで行こう!、と思ったものを今まで作ってきたんだろ?」

 

「....はい。そのつもりです」

 

「ならさ.....自分を信じなくてどうする」

 

「っ....自分を....信じる?」

 

「そうだ。今までμ'sとしてやってきた物は.....たった1回で消えるほど....無駄で価値のないモノだったのか?」

 

「........」

 

「自分に自信を持て。自分達が疑っていては....観客に思いは届かない。...自分にすら届いてないんだからな」

 

「っ...自分にすら...」

 

「そうだ。...ほかの奴もそうだ。海未達が頑張って作り上げた物を...自分たちが作り上げた物を信じなくてどうする。講堂で言い切った言葉は嘘だったのか?....お前達の夢の扉って....なんなんだ?」

 

ここまで発破かけたんだ...これで無反応なら本当に俺は帰るぞ?

 

『..........』

おいおい....本当にだんまりか?ここまで来たのに.........はぁ。さよならだ。

 

「待ってください!」

....ほう。

 

「なんだ?」

 

「みんなもどうして黙ってるの!A-RISEのライブが凄いのは当たり前だよ!1位なんだから!」

 

『っ....』

ほう?

 

「折角のチャンスを無駄にしないためにも!先輩に言われたようにどこが悪いかも考えた!.....この勢いに私達も続こうよ!」

 

.....いい答えだ。メインのA-RISEの前にやれば前座扱いで印象は薄くなるが....後になれば話は別....メインでのテンションのまま見てもらえる。

 

『.......』

....どうする?μ'sさんよ。

 

「...やろう!」

「頑張るにゃ!」

「やってやろうじゃない!」

「スピリチュアルパワー全開や!」

....スピリチュアルってなんだっけ?

だが、いい方向に進んでくれた。

 

「やる気になったか。なら....進むべき道はただ一つ。ライブを成功させなくちゃな」

 

『はい!』

 

「A-RISEはやっぱりすごいよ....でも!こんなすごい人達とライブができるなんて.......っ 自分たちも思いっきりやろう!」

 

『おー!』

 

「よーっし!それじゃぁ行くよ!μ's!ミュージック...『穂乃果ー!』っ?」

ん?

 

「あっ!」

 

「斎藤先生も!手伝いに来たよー!」

おー....

 

 

「っ  さぁ!行こう!!」

よし、俺も配置につきますかね。

 

~~~~~~~♪

あ゛ー!終わった....失敗しなくてよかったぜ.....

 

キャーーー!!!

パチパチパチパチ!

....反応は良好。あとはライブを見てくれたお客さん次第....

 

「っ先輩ー!!」

ん。!?

ダキッ

「うぇあ?! どうしたんだ穂乃果!?」

 

「終わりましたよー!」

 

「わかってるっつの!なんで抱きつくんだよ!」

 

「....ダメでした?」

うわっ純粋な目...尻尾振ってる幻が見える。

 

「......うん。お前ってそういう奴だったな」

もうやだこの犬。扱い辛い。

 

「何やってるんですか穂乃果!////」

 

「んー?いや~ライブ終わったから褒めてもらおうと思って!」

....ほんと犬だな。

 

「え?斎藤先生と穂乃果って....キャー!」

っ...なんか誤解されてるぅ!?

 

「んなわけないだろう!」

 

「照れてるー!本当のこと言ってくださいよー」

 

「...本当に付き合ってないんだが...」

 

「.....え?本当なんですか?」

 

「...あぁ」「うん」

 

「...あ、そうですか...あはは」

うわ....変な空気。

 

「ねー先輩!撫でて撫でて!」

 

「....はいはい」

 

「~♪」

もうやだ...変になつかれた....

 

「....あれで付き合ってないだなんて...」

 

「でも先生フリーってことでしょ?(ボソッ」

 

「あ、そっか」

 

「ん?」

なに急に一人で納得してんだ?

 

「あ、いえなんでもないです」

 

「?そうか」

 

「っ 穂乃果!離れなさい!いろんな人に見られてるんですよ!」

 

「えー別にいいじゃーん。見られたからってどうにかなるわけじゃないし」

 

「........」

やばい。海未が怒った。

 

「おい。穂乃果。夏の合宿みたいになるぞ海未の奴(ボソッ」

 

「っ」ササッ

 

「.........」

お、収まった収まった。

 

「と、取り敢えずみんなお疲れ様」

 

「疲れたにゃ~」

「お疲れ様ね」

 

 

「μ'sの皆さん」

 

「っ...A-RISEの皆さん!」

 

「ライブお疲れ様」

 

『お疲れ様です!』

 

「今回での発表は明日....楽しみね」

 

「っ....負けませんから」

 

「勿論私達も負けませんので.....ま、予選の話はここまでにしましょ」

 

「えっ?」

 

「もう終わったことにキリキリしてても仕方ないもの。さ、下のカフェに行きましょ?」

 

「え、いいんですか?」

 

「勿論。楽しみましょ」

 

「っありがとうございます!」

 

「いいのよ.....斉藤さんも...きますよね?」

 

「え゛」

え、なにそれは....なんで俺だけ名指し?

 

「勿論....き・ま・す・よ・ね?」

 

「....はい」

俺彼女になにかしたかな?

 

「....高坂さんとのこととか...色々教えてください♪(ボソッ」

.....えー...怖いんだけど!?




閲覧ありがとうございます。

A-RISEとμ'sの打ち上げ(?)の話を書こうか迷っているのですが....どうしましょうか?感想か何かでアドバイスください。

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