ラブライブ! -彼は変われるか-【凍結】   作:レイヴェル

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どうも、レイヴェルでっす。

神綺の物語.....はじまります。


47話

 

「実は前のラブライブでも...一番のライバルになるんじゃないかって思っていたのよ」

 

「そ、そんな....」

 

「あなたもよ」

「絢瀬絵里」

「っ」

 

「ロシアでは常にバレーコンクールで上位だったと聞いている」

....調べたのか。

 

「そして西木野真姫は作曲の才能が素晴らしく、園田海未の素直な詩と、とてもマッチしている」

 

「星空凛のバネと運動神経はスクールアイドルとしては全国レベルだし、小泉花陽の歌声は個性が強いメンバーとの間に見事な調和を与えている」

ベタ褒めか....

 

「牽引する穂乃果の対になる存在として、9人を包み込む包容力を持った東條希」

 

「それに....アキバのカリスマメイドさんまでいるしね「っ」...いや、元と言ったほうがいいのかしら」

まだ続けてるけどな。あそこのメイドさん。

 

「っ....」

 

「そして矢澤にこ....

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いつもお花ありがとう!」

 

「「「えぇ!?」」」

 

ほぉ、送ってたのか。

 

「昔から応援してくれているよね!すごく嬉しいよ!」

 

「ふーん...」

 

「っ いや、その.....」

....おいおい。

 

「にこ....そうなの?」

 

「知らなかったんやけど....」

そりゃそうだろ。普通言わねぇって。

 

「い、いやぁ...μ'sはじめる前からファンだったから...」

そうだよな。

 

「別に送ってちゃいけないなんてないだろぅ?そんな目くじら立てるなって」

 

「だって!」

 

「まさかμ'sでA-RISEは敵だからーっとか言うのか?」

 

「う゛っ」

 

「確かにμ'sとして応援するのは頂けないが....にこ個人として送るなら問題ないじゃないか。それくらいやらせてやれよ。それまで縛ったらやる気もでねぇぞ」

 

「うっ........ごめんなさい」

はぁ....

 

「....流石は斎藤神綺」

 

「あ?」

 

「先も言ったとおり個性豊かなメンバーをまとめられる高い能力。感服する」

 

「そ....そうか?」

 

「ちょっと待ってよ!」

 

「なにか?」

 

「私のいいところは!?」

 

「んふふっ グループには無くてはならない小悪魔(笑)ってとこかしら」

 

「はぅあぅあ~~」

....馬鹿にされてるのに真にうけやがった。

 

「....なぜそこまで」

 

「これだけのメンバーが揃っているチームはそうはいない。だから注目もしていたし、応援もしていた。さっき斎藤さんが言った通り、個人としてね。

 

....そしてなにより、負けたくないと思ってる」

 

「っ」

ほー そこまで言わせるとは...成長したな。

 

「でも、あなた達は全国一位。私達は...「それはもう過去のこと」っ」

 

「私達はただ純粋に、今この時、一番お客さんを喜ばせる存在でありたい....ただ、それだけ」

ほぅ。喜ばせるか。それだけとか言ってるが難しいことを簡単に....だが。

 

「そこまで言われたら俺らも下がってはいられないな」

 

「「「っ」」」

 

「俺たちは、お客さんを笑わせる、元気づける。それと....自分達もとことん楽しむ。これを目標、目指す道としてきた」

 

「っ楽しむですt「英玲奈」っ」

 

「あぁ、楽しむんだ。.....もし楽しくもないライブをしているのなら....お客は絶対に盛り上がらない。それが人間の心理だ」

前世でもそうだった。ユニットの人数が減り、3人になった時。俺にファンが集中したのもそれが要因だ。2人は嫌々、めんどくさいと思いながらやっていたが、俺は違った....結果、2人のファンは冷め、俺に流れた....

 

「俺は最初からこいつらに言っている。楽しめなくなったら終わりだと。....まだ学生なんだ。楽しみたいだろ?苦痛を感じてまでやるのは職業がアイドルの大人の世界だ」

 

「......そうですね。申し訳ない」

 

「いや、わかってくれたならいいさ.....」

 

 

「...μ'sの皆さん。お互い頑張りましょう。...そして、私達は負けません」

 

「私達も負けません!ここまで来たんです!勝ちます!」

よく言ったな....穂乃果。

 

「...今日はありがとうございました」

 

「.....ふふふ。あなたって面白いわね!」

 

「えっ?」

 

「ねぇ、もし歌う場所が決まっていないなら....内の学校でライブやらない?」

 

「「「「えぇ!?」」」」

なんだと?

 

「屋上にライブステージを作る予定なの。もしよかったら是非」

....それは予想外だな....だがいいじゃないか。

 

「一日考えてみて」

考える時間なんて必要ない。

 

「その件。ありがたく受けさせて頂きます」

 

「「「「えぇ!?」

「神綺!?」

 

「....こんな絶好なチャンスないぞ?A-RISEのライブを直で見れるんだろ?.....受けといたほうがお前たちの為だ。どうせ穂乃果は受ける気だろ?」

 

「っ うん!」

 

「穂乃果....」

 

「決まり...かしら?」

 

「あぁ、俺たちμ'sはUTX学院の屋上を借り、ライブをさせて頂きます」

 

「....なんかあなたが敬語だと調子狂うわね....まぁ、いいわ。わかりました!学長にもそう伝えておきます.....じゃぁね」

....俺ってそんなに敬語似合わない?

 

「....絶対負けないから」

ほぅ。

 

「....俺らも負けない。覚悟しておくんだなA-RISE」

 

「ふふっ 楽しみにしてます」

-------------------------------

「ちょっと神綺!?いいの?UTXでライブだなんて」

 

「あぁ、あいつらはμ'sをライバルとして認識している。ライバルのライブを生で見れるんだ。お前たちにいい刺激になるだろう」

 

「で、ですが....目の前で見せられたら私達....」

 

「モチベ下がるやん?」

 

「なに言ってんだ。お前たち、思い出せ」

 

「「「???」」」

 

「この短期間。しかも唐突にできたμ'sがここまで来れたんだぞ?これは普通ではない。....お前たちには十分伝わる魅力がある....自分を信じろ。みんなを信じろ」

 

「...伝わる魅力....」

 

「自分を信じる...」

 

「みんなを信じる....」

 

「双方が信頼しあい、連携した時...それは素晴らしいものになる。....俺の師がよく言っていた言葉だ。大丈夫だ。お前たちはできる、それだけの魅力があるんだから」

 

「.......」

 

「折角の機会だ。楽しもうぜ.....人生で一度かも知れないぞ?UTXの屋上でライブなんて」

 

「っそうだよ!やろう!」

 

「こんな所で挫けちゃダメだよ!ファイトだよっ!」

 

「穂乃果.....」

 

「明日からまた練習だ。気張っていこうぜ!」

 

「「「「「「「「「はい!!」」」」」」」」」

打倒A-RISEってな。

 

 

 




閲覧ありがとうございます。


fm....豊穣の女神を覚醒させるためにもっと走るべきか.....ぐぬぬぬぬ。お金が^q^

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