ほんと。ここって書くことなくていつも困ってるんですよね。どんなこと書けばいいのか....
神綺の物語....はじまります。
やぁ、神綺だ。ついに.....穂乃果達が家に来る....あいつら勉強とか大丈夫なんか?こんな遊んでて....まぁ、いい。掃除OK。整理OK。飲み物OK。変なとこもない。完璧だ。....だが大勢でくるんだろ?....西木野の家ならともかく...俺ん家でかくないぞ....
ピンポーン
「はい」
『園田です。神綺さんいますか?』
「あぁ、俺だ。今開けるから待ってな」
ピ
よし、行くか。
ガチャ
「いらっしゃい」
「「「「おはようございまーす!」」」」
「何も朝から来なくても....」
「えへへ...楽しみで」
「...そう。まぁいい。狭いがゆっくりしていってくれ」
「「「お邪魔しまーす」」」
「...ここが先輩の自宅ですか....」ワナワナ
「う、海未ちゃん?」
「はっ なんでしょうかことり?」
「う、ううん。なんでもないよ?何処かに座ろ?」
「そうですね」
「適当な所に座ってくれー 今お茶出すから」
「「「お構いなくー」」」
んー この時期だし...急須のお茶でいいか。
「はいよ」
「「「ありがとうございまーす」」」
「...そういえば、先輩はいつ頃こちらに引っ越されたんですか?前に凛ちゃんから千葉に住んでたと聞いてたんですけど」
「あぁ、小6の頃だな。それからはずっとここだな」
「ほぇ~ んで、凛ちゃん達がこっちに音ノ木坂入学と同時に引っ越してきた、と」
「あぁ、最初はびっくりしたさ。2人だけでウチに来るんだから」
「そんなことが....後、前から気になっていたんですが...」
「ん?」
なんだ?
「私達が初ライブの時からですけど....絵里と親しげだったのですが...知り合いだったのですか?」
「あぁ、そのことか....どうする絵里?言うか?」
「別にいいわよ。もう気にしてないし」
「そうか....俺と絵里は中学の頃にな同じクラスになってな」
「なるほど...」
「だがな、絵里はいじめられていたんだ」
「えっ...いじめですか?」
「....えぇ、ほら...私って金髪で瞳は碧いし...色白だから...周りと浮いちゃっててね...それで男子に嫌がらせとかされてたの....」
「......」
「普通なら不登校にでもなれば少しはマシなんだろうが、絵里は真面目だった。学級委員長もやってたからな。休むこともできなかった。だがある日のことだった、いつも陰湿な嫌がらせをしている連中がエスカレートしてな....」
「エスカレート....」
「そうだ。絵里は先生に頼まれていた書類を持っていたんだがな?その連中が足を引っ掛けて転ばせたあげく....絵里の髪の毛をつかもうとした」
「っ...そ、それで?」
「...俺が助けたさ。流石に我慢の限界でな」
「......」
「私自身ね?神綺も嫌がらせしてくる子と同じだと思ってたの」
えっ...なんで。
「え?どうして?」
「たまにね?チラッと神綺の方を見ると大体こっちをキツイ目つきで睨んでたんだもの」
なんだって!?
「......」ジー
うっ。
「い、いやぁ....ずっといじめのことにイラついててさぁ...そんなつもりはなかったんだが....」
「なら!なんですぐに助けなかったんですか!?エスカレートする前になんとかできなかったのでは?」
「...確かにそうかもしれない。だが、代償が大きすぎる」
「...代償?」
「あぁ、こっちは俺と絵里。相手は3,4人の集団。まず絵里に嫌がらせをしたと言う証拠や証言が取れない。その時点で勝ち目はないんだよ。相手の取り巻きが騒げば向こうが多数決で有利だからな」
「....なるほど」
「まぁ、結局そういうの関係なく堪忍袋の緒が切れて突っ込んだんだが...」
「そ、それで...どうなったんですか?」
「俺が絵里の髪をつかもうとしていた手を拘束し絞めた」
「し、絞めた?」
「俺が護身系を覚えてるのは知ってるだろ?それ使って絞めた。....本当は関節外そうとしたんだがな...周りの目があるから自重したよ」
「....あはは....強烈...ですね」
「こっちは切れてたんだ。自重しただけいいさ。その後は取り巻きが俺を抑えようとしたから逆に背負い投げとかして気絶させたよ....いや~カッターとかを相手が持ってればもっとやりやすかったんだが...」
「殺りやすかった?」
「...おい希。字違う気がするぞ....殺す気はない。ただもし相手が凶器を持てばこちらの正当防衛で片付けられる幅が広がるからだ」
「...それで絵里ちや神綺が怪我したらどうするん?」
「何言ってんだ。....助けに行った時点でそのくらい考えてある。もし危なくなったって、俺が盾になって逃がすさ。ま、その前に手首あたりを使えなくさせてもらうがな。凶器を持つ以上それなりの代償も覚悟してもらわないとな」
「.......そう」
「ま、その後からは絵里に変なことする奴はいなくなったな。周りに人が結構いた分すぐに広まったさ」
「その後から私は神綺とよく話すようになったわ。最初は睨まれてたから怖い人かな~って思ってたけど、そんなことなかったし」
「俺からすればずっと睨んでたことに驚きだよ...すまんな」
「いいのよ。ただ不思議だっただけ」
「...なんだかすみません...こんな話だとは思わなくて」
「いいのよ。さっき言ったとおりもう気にしてないわ」
....なーんか暗い雰囲気になるよな...
「さ、これから昼飯を作るんだが...食べていくか?」
「っ はい!食べます食べます!」
....真っ先に穂乃果か。
「ちょっと穂乃果!....よく考えてください!こんな大人数の分を用意するなど....申し訳ないです!」
「いいさ、元々昼飯を振舞う前提で用意してるんだ。といっても、焼き飯だがな」
「「おー」」
「手伝えることはない?」
「んー...じゃぁにこ。取り敢えずこれでテーブル拭いてくれ。結構狭くなるがみんなで食べられるスペースはあるだろう」
「わかったわ」
さて、作りますか。
「よーし、できたぞー」
「「「おぉーー」」」
「美味しそうです....」
「ただの焼き飯さ。ほら座ってくれ、狭いとかは言うなよ」
「なんかこういうのもいいね!」
「そうだね~」
「あ、すまん。先に手を洗うんだ」
「...そういえば洗ってませんでした。洗面台はどちらに?」
「こっちだ。ついてこい」
「ここだ、順番に使えよ」
「はーい」
あとは...っと..!?
「おい!?希なにしてんの?そこ俺の部屋だから!?」
「知っとるよー 穂乃果ちゃんに聞いたもん」
「なんで入るんだよ!出てこい!そして手を洗え!」
「えぇやん。少しぐらい。男の子の部屋って気になるんよ」
「何もねぇよ!日頃から掃除とか気をつけてるからな!」
「....確かに綺麗やん。...ちょっと悔しい」
「わかったから出てこいって」
「......」
「な、なんだよ...黙って....」
「いやなぁ?男の子やし、イヤラシイ物とかあるんかな~って」
「...ねぇよ。第一あったとしても言わねぇだろ。みんな待たせるわけいかなんだから出てこい」
「...それもそうやね」
やっと諦めたか。面倒なやつめ。
「よし、じゃぁいただきます」
「「「いただきまーす」」」
「って!なんで先輩だけそっち!?」
「当たり前だろ!?俺は男だぞ!?そっち行けるわけないだろ!?」
「えー!」
「えーじゃない!行儀悪いぞ!」
「....むぅ」
「あはは....」
「....はぁ」
こいつめ...俺をなんだと思ってやがる。
「「「御馳走様でした」」」
「お粗末さまでしたっと」
「美味しかったです~」
「そりゃよかった」
「なんか先輩のご飯ってまた食べたくなるよね」
「なんだそりゃ」
「あー でも凛もわかるにゃ」
「凛ちゃんも?」
「なんか....暖かいんだにゃ」
「...そりゃぁ出来立てだし」
「う~ん...それとは違うんだにゃ~」
「...そう」
よくわからん。
「...ねー先輩ー」
「...今度はなんだよ」
「泊まっていいですか~?」
.....は?
「何言ってんの?」
「ダメですか~?」
「ダメに決まってるだろぅ!?何考えてるんだよ!」
「えー」
「えーじゃないの! 年頃の女子が何言ってんだよ!そういうのは好きな奴に言ってやれ!」
「........」
「....なんでそこで黙るんだよ」
「....はぁ」
「ため息!?こっちがつきたいわ!」
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「お邪魔しました」
「....あぁ、また今度な。気をつけて帰れよ....」
「は、はい」
もうやだ。疲れたわ。
「さよなら~」
「おーぅ....」
もう寝る。風呂とかどうでもいいわ。
おやすみ。そしておつかれ俺。
閲覧ありがとうございます。