ラブライブ! -彼は変われるか-【凍結】   作:レイヴェル

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どうも、レイヴェルです。
今回はいつもより短いです...疲れて思い浮かびません...明日は投稿できないかもです。

では、神綺の物語....はじまります。


29話

--side絵里--

「にこ!?」

 

「すぐ戻るわ!」

......。

 

「....神綺先輩にそんなことがあったなんて....」

ちょっと聞いてみようかしら。

 

「どうして穂乃果達は神綺が前世の記憶を持っているって聞いたの?」

 

「それはウチが話すよ」

希が?

 

「最初はμ'sがまだ3人で初ライブより前のことやったな。いつもの日課で神綺がランニングをしてるんやけど...そのコースの途中で穂乃果ちゃん達がトレーニングしててなー」

 

「えっ」

....知らなかったのね。

 

「それで神綺が引き返そうとした所を強引に引き止めたんよ」

 

「....強引に...ですか」

....そこに反応するのね...海未。

 

「そうや。それで境内に案内してお茶してたんや。....その時の顔が絵里ちにとっても似ててな~。相談せぇへん?って言ったんよ....」

 

「...私に?」

 

「そうやで~ その時の絵里ちはまだ生徒会長としての立場での葛藤があったときやから」

 

.....。

 

「んで、その時相当参ってたんやろうな....神綺は簡単にボロを出したんよ」

 

「ボロ?」

 

「せや、神綺はこう言ったんや『自分で言うのもなんだが昔優秀な先生についてな....猛特訓したんだ』 それと、『今もあんな頑張ってるってことは本気なんだろう....俺だってトレーニングしたからわかる...1から踊るための体力を付ける辛さを...それを嫌いだって1蹴りしたんだ』てなー。1字1句しっかり覚えとるで」

 

「神綺先輩そんなこと思ってたんだ....」

 

「んで、これだけなら別に神綺がアイドルをやっていたなんて思わへんやろ?けど神綺の雰囲気がね...経験者の物やった」

 

「....どうしてわかったの?」

 

「それがウチにもわからんのよ。なぜかそう確信できたって言うんかな」

 

.....。

 

「んで、追求したらアッサリ言ったで、前世の記憶を持ってるって。それから数日後に穂乃果ちゃん達のテストをして、合格して、自己紹介の時にウチが発破掛けたんよ。この子達は大丈夫だから、話してみたら?って」

 

「....そうだったの」

神綺.....

 

---------------------------------

--side神綺--

 

「....なぁ、にこ」

 

「...?」

 

「さっきお前は俺に記憶のことを聞いたって言ったよな?」

 

「えぇ」

 

「その時どういう状況だった?」

 

「...状況?μ's全員いたけど」

!?

 

「え!?まじ!?」

 

「っ えぇ....」

ま、まままずいぞ!?

 

「そそそそれで、え絵里達はなんて!?」

 

「ちょっ 取り乱しすぎでしょ...落ち着きなさいよ」

 

「おお落ち着けるか!ままだ休み時間か!?部室戻るぞ!?」

 

「ちょっと!?神綺!」

穂乃果の野郎!?しばいてやる!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

よし!もう少しで部室だ!

 

バンッ!

「っ」

まだみんないるな!?

 

「ど、どうしたんですか神綺先輩?」

 

「あ?なに人の秘密バラしてんだアホ」

 

「え!?アホ!?私!?」

おぉ自覚あったか。

 

「自覚はあるようだなぁ....どうなるかわかってるな?」

くくくく....どうしてやろうか。

 

「あわわわわっ ど、どうしよう海未ちゃん!?」

 

「わわ私は止めましたからね!?」

 

「ななならことりちゃん!?」

 

「....コトォリ?What?ドゥナタディースカ?」

 

「二人共ひどいよ!?」

くくく..

 

「何喚いてるんだ?....さぁ、どうされたい?」

 

「あわわわわわ!?」

 

「ねぇ、神綺?」

 

「あ?」

絵里か?

 

「....前世のことって本当なの?」

....そういえば聞いていたな。

 

「...あぁ、なんなら生前の曲作って歌おうか?まぁ、西木野に使い方教えてもらうが」

 

「え゛ぇ!?私?」

 

「あぁ、俺は使い方なんて知らないからな」

 

「.....」

 

「どうする?」

 

「...いいわ。別に疑っているわけではないの」

 

「...そうか」

 

「でも、記憶の事を知ったからって何も変わらないわ」

 

「...なに?」

 

「だってそうでしょ?前世の記憶があるからって、私達は何も影響ないもの....それに、逆に感謝したいくらいよ」

 

「...感謝だって?」

にこといい...なんなんだ。

 

「えぇ、だって神綺がいなかったら私は絶対にμ'sに入ってないもの。希の説得だけでは入らなかったわ。ありがとう。今はとっても充実してるわ」

 

「....そうか」

...なーんかやりにくいな....

 

「凛もそうだにゃ!先輩がいなかったらここにいなかったにゃ!」

...凛ちゃん。

 

「...それはなぜだい?」

 

「だって凛とかよちんは神綺先輩を追って来たんだもん」

 

「....は?」

 

「「「えーー!?」」」

 

「ど、どういうことなの凛ちゃん!?」

 

「そそそそうですよ凛!?追ってきたって....」

 

「だって先輩が転校した後ずっと学校つまんなかったんだもん....かよちんも同じだよね」

 

花陽ちゃんも...?

 

「....はい」

肯定ですか....

 

「だから神綺先輩の家の近くに引っ越せば放課後また遊べるかな~って!...お母さん達には猛反対されちゃったけど...」

 

まぁ...そりゃそうだ。

 

「ほぇ~」

 

「....強敵...ですか」

 

...海未さんや、強敵とはなんだい?物騒そうなんだが。

 

「ま、まぁ。これで神綺先輩ともまた一つ親しくなったってことで....もうそろそろ中休み終わるので...私はこれで抜けますね~」

 

「...では、私も...また後で」

 

「「また後で~」」

 

「あぁ....」

 

....はぁ。結局穂乃果には逃げられたか....これからどうするか。μ'sにはバレちまったし.....でも、感謝か。

 

「さて、俺もあいつらに遅れないように手助けしないとな」

屋上の構造はわかった。メニュー作り開始だ。

 

 

 




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