文化祭準備でめっちゃ疲れてます(白目)
誤字脱字あるかもしれないので、宜しければ報告をお願いします。
では、神綺の物語....はじまります。
.....無事SRヒーロー登場!海未ちゃんゲットしました。2枚目の為に頑張ります。
--sideにこ--
私、矢澤にこは....斎藤神綺をイマイチ信用していない。
まだμ'sが穂乃果達3人だった頃からいた男....いつも穂乃果達を指導していたが、実力があるのかが全くわからなかった。そう、私が解散しろ、と言った時もいたわね。捕まったけど....そして遂に私がμ'sに加わった時にどうしても気になってしまった....彼はどのくらいの実力なのか...と。実力が大したことのない奴に教えられるなんて屈辱よ....アイドルを愚弄しているとも思った...
そして聞いてしまった。腕はどのくらいなのか、と。けど斎藤は嫌な顔せず見せてくれた。....悔しいほどに上手な踊りを。
勉強の時だってそう。今まで理解できなかった所を斎藤の教えてもらった通りに覚えれば....忘れなくなった。その後のテストでも今までで一番と言ってもいいほどの点数を取れた。
.....。
テスト後の練習の度に斎藤は顔を出していた。いや、斎藤が顔を出せるように神田明神でやっていた、の方が正しいかしら....でも、絵里がμ'sに入ってからは屋上での練習が多くなり斎藤の顔を見ることはなくなった。
確かに絵里が入ってからμ'sの雰囲気は良くなったわ。やる気も上がって楽しくもなった気がする....でも何かが足りなかった。....斎藤の的確な叱りとアドバイスがなかった。結局、絵里はいつも会う私達を相手にしている。だからキツいことを言い過ぎると関係がギクシャクする。それを危惧してちょっと濁して言っていたから余り響かなかった.....
そしてμ'sの合宿を決まった時に斎藤も誘う、ということになって内心舞い上がった。斎藤の観察眼があればもっと上手くなれる....と。結果は当然よかった。
でも不思議にも思った。本人はダンスをやっていた、と言うけど....妙に引っかかるのよ。
私はアイドルが好き。憧れる。動きを研究するために筋肉の動きも少しは勉強した。だからこそ引っかかる。普通、ダンスをやっていた。過去形。なら少なからず筋肉は全盛期よりは衰退するはず。なのにあいつにその様子は見られない。
まるで今も前と変わらずトレーニングしているかの様に、ならなぜダンスを辞めた?私たちにダンスを教える時間はあるのに?
ずっと引っかかっていた。けど....
『俺はお前たちの文化祭ライブを成功させる為にめんどくさい条件を飲んだんだ』
っ。
『誰が喜んで監視されに行く』
.........。
『実はね、神綺先輩は前世の記憶を持っているんだって』
前世...そんなの嘘っぱち...
『でも私達よりダンスがうまい、ストレッチ法もバッチリだし、練習メニュー作りも手馴れてる、それと自衛の為に覚えた護身術も使えるって....そして、アイドルをしていた』
....アイドル....どうせこれもさっきと同じで嘘.....でも、妙に納得できてしまう。
たまにする年齢にそぐわない仕草。的確すぎるほどのアドバイスができる観察眼、1人1人にあったメニュー。私を明神で捕まえた時の手馴れた動き。
『神綺先輩は本気だよ。今のμ'sに失敗や妥協はできない状況ってのを理解して、先輩は動いてる。だから今みたいに嫌だと思っても....私達が本気で楽しんでやってるから、協力してくれるんじゃないかな』
......。
っ、確か屋上よね!
バンッ!
斎藤はどこ!?
「っ!? ....なんだにこか.....どうしたそんな走って来て」
いた!
「っ 斎藤!」
「な、なんだよ....取り敢えず落ち着け深呼吸だ」
.....スゥ....ハーー。
「したわよ」
「よし、んで?どうしたんだ?」
「.....穂乃果から聞いたわ」
「ん?なにを?」
「....斎藤に前世の記憶があるってこと」
「なっ!?....だからなんだ?」
っ.....そんな睨まなくても..
「笑いにでも来たのか?そんな嘘言ってるなんて馬鹿じゃないのってか?」
「ちょっ、そんなんじゃないわよ!?....別に馬鹿にしに来たわけじゃないわ...」
なんでそんなに.....怯えるのよ....
「じゃぁなんだ!」
「っ あんたが落ち着きなさいよ!ただ....謝ろうと思って...」
「....は?どういうことだ」
っ、言わないと。
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--side神綺--
んー、こんな広いのか~ ならここでランニングできるのか。すげぇな。
バンッ!
!?
「っ!? ....なんだにこか.....どうしたそんな走って来て」
いったいなんだよ....驚かせやがって....
「っ 斎藤!」
「な、なんだよ....取り敢えず落ち着け深呼吸だ」
焦ってるのか?
「...したわよ」
「よし、んで?どうしたんだ?」
「.....穂乃果から聞いたわ」
「ん?なにを?」
「....斎藤に前世の記憶があるってこと」
は?...っ
「なっ!?....だからなんだ?」
何しに来たっ!
「笑いにでも来たのか?そんな嘘言ってるなんて馬鹿じゃないのってか?」
.....こいつが来るってことはそうだ。信じるわけがないっ。
「ちょっ、そんなんじゃないわよ!?....別に馬鹿にしに来たわけじゃないわ...」
なんだと?ふざけるなっ!
「じゃぁなんだ!」
「っ あんたが落ち着きなさいよ!ただ....謝ろうと思って...」
「....は?どういうことだ」
謝る...だと?何をだ...。
「....私は....斎藤の事を信頼なんてしていなかったわ。最初はダンス経験者とホラ吹いて調子に乗ってる馬鹿とも思ってたわ....」
おいおい....
「けど.....斎藤はそんな奴じゃなかった。実力も私達なんかと比べ物にならない...観察眼だっていい。....けど、妙に引っかかってたの」
「....引っかかる?」
「そうよ....ダンスをしていたっという過去形。それにしては動きが良すぎるのよ、筋肉だって衰えた筋肉ではなくしっかりしている。まるで....今でもトレーニングをしていて、経験の感覚で補っているような動き」
「....」
確かに経験で補っているところはある。記憶は薄れているがな....体が覚えてるって奴だ....だがなぜ。
「....なぜそこまでわかる?」
「...私はアイドルが好き。だから少しでも動きを真似て上手くなるために筋肉とかまで見るようになったのよ」
....なんだと?
「別にトレーニングを続けているのは不思議ではないわ....けど、経験で動いてるってのが引っかかってたの。そこまでになるには時間と優秀な先生が必要だから。独学では限度があるもの。....だから信頼できなかった。大事な事を隠している気がしたから」
「............」
....確かに俺にとっては大事なことだ。
「だから私は『斎藤』と呼んでいたの。『神綺』とは呼ばずにね」
「......んで?結局何を言いたい」
「私が斎藤の考えていることも知らずに好き勝手やっていたことを謝りたかったの」
「....それは俺が近いうちにμ'sのコーチを降りるかも知れないという事を危惧しての保身か?」
....こんな事を自分が言うとはな....嫌になる。
「っ 違うわ!私が自分を許せなかったからよ!」
「........」
許せない...か。
「勝手に迷惑を掛けておいて...勝手に疑っておいて....勝手に決めつけてっ そんなのが許せなかったのよ!」
「......そうか」
「....だから、.....ごめんなさいっ。自己満足なのはわかっているけど.....私を見捨てないで...」
っ。
『にこっちは抜けていった子達に裏切られた、と思っとるんよ....だからクラスでも友達や集まりに入ろうとはせんのよ....裏切られるのが怖いから』
.....怯えていたのか?
「.....わかった。見捨てないさ。今更μ'sのコーチを降りるなんて無責任なことはしない。最後まで、ラブライブに出場して優勝するまで....俺はお前たちについて行くさ。安心しろ」
「っ........うぅっ.....」
!?
「お、おい!?泣かなくてもいいだろぅ!?」
「だってぇ....うぅ.....っぐ...」
....おいおい。
「.....ならさ、にこ。俺を...信頼、信用してくれるか?」
「.....うん」コクッ
よし。
「...なら改め直して、俺は斎藤神綺。高3だ。よろしく」
「っ....矢澤にこ....3年生....よろしくね...『神綺』」
「! ...あぁ、よろしくなにこ」
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