ラブライブ! -彼は変われるか-【凍結】   作:レイヴェル

37 / 113
どうも、レイヴェルです。

合宿の後半ですね。

神綺の物語...はじまります。


23話

やぁ、寝ようとして結局すぐ起こされた神綺だ。今はみんなハシャギ疲れて西木野の別荘で休んでいる。

 

「え?買い出し?」

 

んー?

 

「なんかスーパーが結構遠いらしくて...」

あー 夕飯の材料か...

 

「えっ じゃぁ行く行くー」

 

「別に、私1人で行ってくるからいいわよ」

 

「うぇ?真姫ちゃんが?」

 

「私以外、お店の場所わからないでしょ?」

 

「じゃぁウチがお供する~」

 

「え?」

 

「たまにはいいやろ?こういう組み合わせも」

ほぅ。

 

「俺もついていくぞ」

 

「おー?そりゃまたなんで?」

 

「こんだけの人数だ、荷物持ち必要だろ?」

 

「あー斎藤!ちょっとまって」

 

「ん?どうした」

 

「今こっちで誰が料理するかを決めてるんだけど...絵里が言うにはあんたもできるらしいじゃない」

 

「あぁ、親がいない時に作るからな」

 

「....ちょっと耳貸しなさい」

 

「おぅ....」

 

「実は今ことりが当番になったんだけど....あの子いつもトロイじゃない?(ボソッ」

 

「...ま、まぁ否定はできない(ボソッ」

 

「だからことりの代わりにあんたにやってもらいたいんだけど....勿論私も手伝うから!」

 

「わ、わかった」

 

「! 助かるわ!」

 

「す、すまん...ちょっと俺が料理することになってさ、器具とか食器見たいから....2人で行けるか?」

 

「大丈夫よ、元々私1人のつもりだったし」

 

「ウチは付き添いやし」

 

「...すまない。頼むよ」

 

-----------------------------

...成り行きで俺が当番になったが...

 

「な、なぁ。なんで絵里とかじゃなくて俺なんだ?」

 

「しょうがないじゃない....頑なに拒むんだもの」

 

「そ、そうか...」

 

「それに、穂乃果は饅頭ぐらいしか無理だーとか言うし...海未は明日のスケジュール考えてるし...花陽は...あの子ご飯うるさいし...凛はできないって」

 

「にこはできるのな」

 

「当たり前よ!」

...当たり前なのか。

 

「おぉ....この包丁使いやすそうだな」

 

「...本当ね...こっちのピーラーなんて新品じゃない...」

そういえば。

 

「何作るんだ?」

 

「一応カレーの具材を買ってきてもらう様にしたわ」

カレーか。

 

「わかった。どっちが鍋見る?」

 

「どっちでもいいわよ」

 

「んじゃぁ にこが見ててくれるか?俺は玉ねぎ軽く炒めたりするから」

 

「わかったわ。...それとサラダも一応作るから」

 

「あいよ。それっぽい食器見つけとくよ」

 

「..........」

 

ん?

 

「どうした?」

 

「...いや、斎藤が料理できるってのがどうも....ね」

 

「意外か?」

 

「..えぇ」

 

「...絵里にも言われたよ」

 

「そう言えばどうして絵里はあんたが料理できるの知ってるのよ」

 

「あー、前に俺ん家に来るように言ったんだが....朝一に来てな。朝食作って上げたんだ」

 

「....あんたは何時にこいって言ったのよ」

 

「ん?10時ぐらい」

 

「....実際は?」

 

「8時前」

 

「.....すごいわね」

 

「俺自身びっくりしたさ。こんな速くくるとは~ってな」

 

「あ、あの....」

ん?

 

「どうした花陽ちゃん」

 

「っ 夕飯が何かを知りたくて」

 

「夕飯はカレーだ」

 

「! なら....ご飯とカレー、別々にしてもらえませんか?」

 

別々か。

 

「別にいいよな?にこ」

 

「えぇ、用意しとくわ」

 

「! ありがとうございます!」

 

---------------------------------

 

「はい、買ってきたわよ」

 

「おぅ、助かる」

えーっと、玉ねぎ...人参、じゃがいもっと。

 

「よし。にこ、先に人参とじゃがいもを頼む。俺は玉ねぎやるから」

 

「わかったわ。次貸しなさいよ。私もフライパン使うから」

 

「あー じゃぁ 俺が鍋使うから、にこはフライパン使ってくれ」

 

「? どうしてよ」

 

「お前家で鍋使って炒めるか?だからだ」

 

「....わかったわ」

 

「よし、そうと決まれば先に包丁くれ。みじん切りにしたい」

 

「はい」

 

「ありがと」

 

久しぶりだな。カレー作るのって。

 

.....目に染みる~

 

 

 

 

よし、後は軽く油引いて...投入っと。

 

「にこ、肉くれ」

 

「え?もう?まだ玉ねぎ色変わってないじゃない」

 

「いいんだ。肉と一緒にやってれば肉の脂もでてすぐ変わる」

 

「そう?...はい」

 

「サンキュ。よいしょっと」

 

 

「ほぇ~ 」

 

「素早い....」

 

 

 

 

よし、色も変わってきたな...

 

「にこ、そっちはどうだ?」

 

「もうそろそろで火が通るわ。そっちは?」

 

「こっちはいつでもOKだ」

 

「ならもう水入れちゃって」

 

「了解」

 

さてさて、飛び散らないように少しずつっと....

 

 

 

 

 

「よし、後はじゃがいもとか入れるだけだ」

 

「こっちもできたわ」

 

「なら貸してくれ。俺が入れる」

 

「わかったわ、はい」

 

「ん......よし、これで後は灰汁取るだけだ。にこ達は風呂でも入ってきな」

 

「え...あんたはどうするのよ」

 

「落ち着いたら入るさ。お前たちも風呂入ってさっぱりしてから食べたいだろ?」

 

 

「....えぇ」

 

「ならそうしておけ、俺は構わないから」

 

「わかったわ...」

 

「よし、ゆっくり浸かれよ?海行って体冷えてるだろ?」

 

さて、さっきサラダもいるとか言ってたし....んーキャベツとトマト...きゅうり..いけるな。

 

おっとっと、灰汁取って...んで、火止めてっと。

 

こっちはキャベツを土台にしてっと...きゅうり添えて...トマトをほい...OK。

 

ルゥを切って.....コロコロっと。 火付けて...ここからだ。焦がさないようにしないとな.....

 

---------------------------------

よし、こんなもんか。

...ん?騒がしくなってきたな。帰ってきたか。

 

「斎藤ー、みんな上がったわよー出来はどんな感じー?」

 

「あぁ、後もう少し煮込めば完成だ」

 

「....意外とやるじゃない(ボソッ」

 

「ん?なんかいったか?」

 

「っ なんにも?なら私はご飯よそうわね」

 

「あぁ、頼む....花陽のは茶碗にな」

 

「...そういえばそんなこと言ってたわね。わかったわ」

 

「そうそう、サラダは冷蔵庫に閉まってあるから」

 

「何から何まで悪いわね」

 

「別にいいさ、俺自身もたまに作らないと鈍るし」

 

「...そう」

 

 

 

「はい、後はカレーだけよ」

 

「おう、サンキュ。にこはどのくらい欲しい?」

 

「普通でいいわ。夜だし」

 

「了解.....はいよ、これにこの分。あとは適当にやるか」

 

「どうも....んじゃサラダ持ってくわよー」

 

「あーい」

 

-「おぉ!?サラダだ!」

「おぉ~」

 

 

さて、こっちも持っていくか。

 

 

「お待たせだな。カレーライス持ってきたぞ~」

 

「「「「お~~」」」」

 

「...悪いわね。ご飯頼んじゃったのにお風呂まで先使っちゃって」

 

「いいさ、それより食べよう。腹減ったろ?」

 

--------------------------------------

 

....やぁ、神綺だ。あの後俺も風呂に行ったんだが....温泉とは聞いてないぞ....すごすぎるだろ....んで、俺は前頼んでおいた通りみんなとは別部屋だ。...流石に一緒に寝れるだけの精神力はない....なぜか強引に俺も一緒に寝る羽目になるところだった...おかしいだろ....男と一緒に寝たいって....

 

まぁいいさ...おやすみ.....

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガヤガヤ....ワイワイ.....

 

 

...ぅあ?.....なんだよ.....折角寝てるってのに....

 

 

キャイキャイ!キャッキャ!

 

....ちぃっ.....うるさいな....これはお仕置きだな...明日も早いってのに...

 

 

 

ガチャ...

 

「おい!少しはしずk『ぼふっ』んん...」

 

「あ.....」

 

 

.........。

 

「せ、先輩?」 「海未ちゃん....大丈夫?」

 

...........。

「「....何事だ(ですか)」」

 

「あわわわわ....」

 

.........。

「なにをしているんだ...?」 「どういうことですか..?」

 

 

「ちょっ 狙ってやったわけじゃ...」

「そ、そうですよっ そんなつもりは全然!」

 

「明日...早朝から練習すると言いましたよね...」

 

そうだな....

「う、...うん」

 

それに...

 

「なのに...こんな夜中に枕なげとは....どういうつもりだぁ?」

 

「くくく...くくくくく」「ふふふ...ふふふふふ」

 

「お、落ち着いて...2人とも...」

 

「あわわわわ....」

「..海未ちゃん...寝てる時に起こされると、物凄く機嫌が..『ぐいっ』.ひっ」

 

「さっきからゴチャゴチャと.....ふんっ!」 ブオンッ

 

「ぐぇあ!?」

「にこちゃん!? ....だめにゃ!?もう手遅れにゃ!」

「ち、超音速枕....」

「は、ハラショー.....」

 

「「ふふふふ(くくくく)....覚悟は出来てるよな(いますね).....」」

 

「どうしよう!?穂乃果ちゃん!?」

 

「っ! 生き残るには戦うしか『ブオッ』う゛ぇ!?」「ぴぃ!?」

 

......。

 

「ごめん海みぃ「ふん!」『ブオッ』んむ!?」

 

させるか.....

 

「凛ちゃん....!」

 

「かよちん....!」

ん...そこに居たか...

 

「「助けてーー!!」」

 

『ブォッ』

「ぐっ!?.....」

------------------------------------

「はっ!?......夢か....」

 

「...(...夢じゃないけど...)」

ん?....まだ暗いな。

 

「...あぁ、起きてたか。おはようことり.....なんで俺ここにいるんだ?」

 

「あはは.....ちょっと色々ありまして」

 

...色々...まさか。

 

「...色々って枕投げか?」

 

「...はい」

 

「...そうか」

夢じゃなかったか....

「夢じゃなかったのか~」

 

「そうだ、先輩。外行きましょ。みんなはもう行ってますよ」

 

「なに?...だからいないのか...まさか、待ってくれてたのか?」

 

「はい、誰もいないと心配されると思ったので...」

 

「...すまない。すぐ行く」

 

 

 

「あ!神綺先輩!遅いですよー!」

 

「すまない!寝坊しちまったみたいだな......」

 

「今みんなで手をつないで日の出見ようとしてたの、神綺もどう?」

 

「....あぁ、俺も混ぜてもらうよ。隣いいか?」

 

「えぇ、どうぞ」

 

.....もうそろそろか...

 

「「「おぉ~」」」

...きれいだな。

「ねぇ、絵里?」

 

「ん?」

 

「....ありがとう」

 

「..っ  ハラショー!」

.....西木野が変わったな.....希が発破でもかけたのか?

 

「よーっし!ラブライブに向けて!μ's、頑張るぞー!!ほら!神綺先輩も一緒に!」

....俺もやるのか?...まぁいいか。

 

「「「「「「「「「おぉー!!」」」」」」」」」

やるからには.....優勝して欲しいものだな....




閲覧ありがとうございます。

なんかどうやって終わらせればいいかわかんなくなって不完全燃焼してます。そのうち修正するかもです。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。