スクフェス、海未ちゃんイベですね。走らなきゃ(使命感)
では、神綺の物語...はじまります。
やぁ、神綺だ......もうやだ、外出たくない。暑すぎる.....クーラーないと過ごせねぇよ.....
ピンポーン....
ん、...だれだ?...母さんが出るだろ.....
ピンポーン.....
うぁ?母さんいないのか?....出るしかないか.....
んー?絵里じゃないか。
ガチャ
「絵里じゃないかどうした?」
「私だけじゃないわよ?」
なに?
「お~ ここが神綺先輩のお家か~」
...穂乃果か。それに海未も...どうしたんだ?
「...それで?3人が一体何の用で?」
「あのね、音ノ木坂の廃校問題ってあったでしょ?」
「あぁ」
「それがオープンキャンパスで待ったが掛かってね」
「おー」
「それでいつも通り練習しようとしたんだけど....」
「...暑い炎天下で練習はきつい...となりまして」
「...それで?」
「それで...急に穂乃果が合宿に行きたい!っと....」
「えへへ....」
「いいんじゃないか?...場所は?」
「穂乃果が海に行きたいと言っていたので...真姫にお願いして別荘を借りることに」
西木野....あの金持ちか!
「ほー、でもそれ俺に報告する必要あるん?」
「それはね!穂乃果が先輩もどうかなーって!そしたらみんなもOKくれたの!」
「は?」
何言ってるんだこいつ。
「俺は嫌だぞ」
「えー!?なんでですか!」
「誰が喜んで女子の集団に1人で突っ込むか!?」
「....ダメ..なんですか?」
あ?..!?....おま、海未...
「な、泣きそうな顔するなよ....寝るときはどうするんだ?」
「...今のところはみんなで固まって寝るわ」
「俺は別...だよな?」
「いいえ?神綺君も一緒よ」
「は!?なんでだよ!? せめて俺は別にしろよ!?」
「えー 神綺先輩だけ仲間外れみたいじゃーん!?」
「はぁ!?お前らはもう少し異性のことを考えろ!?なんなら俺は野宿するぞ!?」
「...わかったわよ....神綺君だけ別に寝れるように後で相談してみるわ」
「今すぐ! 俺のいるここでしろ!?」
「....わかったわよ。.....もしもし、真姫?ちょっと合宿のことで相談が・・・・」
....頼む!?俺を安全な場所に?!
「・・・・なんとかできるみたいよ」
よっしゃ!
「...なら俺もついて行くことは構わない。だがなにをするんだ?」
「ほんとですか!?」「!!!」パァァ
...海未ってこんな子だったっけ?
「一応屋内でのボイストレーニングとダンス練習。後は休憩に海に出たり」
「...わかった。日程は?」
今年の夏は騒がしくなりそうだ
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やぁ、神綺だ。今は東京駅に来ている。合宿初日だ。
だが...あのエリーチカが問題発言を....
「えぇ~!?...先輩禁止?!」
「前からちょっと気になっていたの...先輩後輩はもちろん大事だけど...踊っている時にそういうこと気にしちゃダメだから...」
「..そうですね。私も三年生に合わせてしまう所が有りますし...」
「そんな気遣い全く感じないんだけど...」
「それは...にこ先輩が上級生って感じじゃないからにゃー」
おまっ くくく....
「っ 上級生じゃなきゃなんなのよ?」
「ん~~ 後輩?」
「っていうか子供?」
子供とか くっは(爆笑)
「マスコットかと思ってたけど」
「どういう扱いよ!?ってか斎藤!?あんたなに笑ってるのよ!?」
「いやだって、くくく...マスコットとか....あははっ」
オモロ
「うるさいわね!」
「...じゃぁ早速、今から始めるわよ。 穂乃果」
「え あ はい。いいと思います。ぅえ.. 絵里ちゃん!」
「 うん!」
「...ふぅぁ~なんか緊張~」
「じゃぁ凛も~!.....っ ことり...ちゃん?」
「はい! よろしくね凛ちゃん♪ 真姫ちゃんも!」
「え?ぁ.....」
ジー...
うお なんかすげぇ。
「べ、別にわざわざ呼んだりするもんじゃないでしょう?」
「「あはは....」」
「では、改めてこれより合宿に出発します。部長の矢澤さんから一言」
「う゛え゛ぇ!?にこ?」
ジー...
視線の圧力ってか、怖いな。
「ぅえ~っと...し...しゅ...しゅっぱーつ!!」
え?
「....それだけ?」
「考えてなかったのよ!?」
あらら。
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「「「「「「「「おぉ~~~」」」」」」」」
おぉ...こりゃまた立派な物で..
「すごいよ真姫ちゃ~ん!」
「さっすがお金持ちにゃ~」
ほんとにな~。
「そう?普通でしょ?」
...いや、普通はこんな立派な別荘持てないから...ん?
「ぐぬぬぬぬぬ...」
...にこ?
「どうした?」
「!? なっなんでもないわよ!! ほら!早く行くわよ!?」
「へぃへぃ」
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ほ~やっぱり中も立派だな~...ん?
「...なにしてんだ花陽ちゃんそんな端っこで」
「..えへへ...広くて落ち着かなくて...」
なるほど。
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「これが!合宿での練習メニューになります!!」
...うわぁ。
「おー」
「すごい..こんなにびっしり...」
「....って海は!?」
「..? 私ですが」
おま、そっちじゃない。
「そうじゃなくて!海だよ!海水浴だよ!」
「あぁ!それなら...ほら」
.....遠泳...10km その後ランニング10km....鬼畜。
「遠泳...10km..」
「その後ランニング10km!?」
ほら、やっぱり同じ反応してる。
「...最近基礎体力を付ける練習が減っています。せっかくの合宿ですし!ここでミッチリやっておいたほうがいいかと!」
...アカン!ポンコツ海未だ!ダメな方向に走ってるよ!?
「...それは重要だけど...みんな持つかしら...」
「「「うん、うん、うん」」」
「大丈夫です!熱いハートがあれば!!」
もっと!熱くなれよぉ!!! ....いや ダメだろ。
「...やる気スイッチが痛い方向に入ってるわよ...なんとかしなさい?」
それな。
「う゛...うん。凛ちゃん!」
「わかったにゃ!」
「あぁ~!海未ちゃんあそこ~!!」
「え? なんですか?」
「い~まだ!」
「いぇ~い!」
「あぁ!?あなた達!ちょっと~!」
ほぅ、考えたな。
「まぁ、仕方ないわねぇ」
「そうだな」
「え?いいんですか?神綺先輩、絵里先輩...ぁ」
「禁止って言ったでしょ?」
「...すみません」
「μ'sはこれまで、部活の側面も強かったから...こんな風に遊んで、先輩後輩の垣根を取るのも重要なことよ。それに...それは神綺君にも言えることだから」
「あ?俺も?俺は元々タメだから変わらんぞ?」
「違うわよ、私達が...よ」
「...どういうことだ?」
「だから、例えば、私が神綺っと呼んだりね?」
「....なるほどな。だが強制はよせよ、俺はμ'sでもないしそこまで親しくもないからな」
「わかったわ」
「お~い!!」
「海未ちゃ~ん!絵里ちゃ~ん!神綺せんぱ~い!」
「は~~い! さ、海未。神綺。行きましょう」
「は、はい」
「俺も?俺はいいよ」
「...なんでよ」
「もしもに備えておくさ。ライフセイバーもいないんだしな」
「...そう、なら頼んだわ」
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「お~い!速く速く!」
元気だな~ いや~眼福眼福ってか?
ん?
「西木野は泳がないのか?」
「先輩こそ。泳がないんですか?」
「俺はもしもの為に待機だ」
「もしもって?」
「誰かが足吊ったり溺れた時の為に待機さ。準備運動もしてあるし、浮き輪も用意してある」
「....準備がしっかりしてあるのね」
「当たり前だ、浅瀬とはいえ油断は禁物だ。んで?なんで泳がないんだ?」
「...なんか泳ぎたい気分じゃないの」
「なるほど...んじゃ俺もここにいていいか?」
「ご自由に、でもなんで?」
「ここパラソルあって日陰だし、俺日焼けどめ塗ってないからさ」
「....あげましょうか?」
「いや、いいさ。ここでみんなの様子を見てるよ」
「........」
「まったく、PVの撮影とはいえ...小悪魔演じるのも大変よねぇ...」
「そうね」「そうだな...」
「っ...隣、いいかしら」
「いいけど?」
「失礼...」
「......ちっ...」
くくく....頑張ってる頑張ってる。
「...くくくくっ」
だめだ笑いが...
「ちょっと!?なに笑ってるのよ!?」
「いや、だって...くくくっ」
「...っ...にゃぁ!?」
!?なんだ!?
「おい!大丈夫か」
「ごめーんにこちゃーん!!」
「..っ もっと遠くでやりなさいよ!?」
「にこちゃんもやろうよ~!」
「そんな子供な遊び、やるわけないでしょ?」
「そんなこと言って~ ほんとは苦手なんだにゃ~」
「あはは...」
「なに言ってるのよ!?見てなさい!?」
くくく...挑発にのっちゃって...
「ラブにこアタックをお見舞いしてやるわ!」
「ぶはっ!?」
ラブにこアタックとか..くくくくくっ。
「何吹いてるのよ!?」
「真姫ちゃんも一緒にやらない~?」
「え?...私は別に...」
「...なるほどね」
「真姫は中々大変そうね...」
そうだな...まだ先輩後輩の壁が取れないか....
「んじゃ、俺は隣失礼するぞ。にこがどいたし」
「どうぞ...」
...寝るか。時間あるし、
「ちょっと寝るが、もし穂乃果達がまた海に入ったら起こしてくれないか?」
「わかったわ、おやすみなさい」
「あぁ、よろしく...」
結構素直でいい子なんだな、西木野って。
閲覧ありがとうございます。