ラブライブ! -彼は変われるか-【凍結】   作:レイヴェル

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どうも、レイヴェルです。

スクフェス、海未ちゃんイベですね。走らなきゃ(使命感)

では、神綺の物語...はじまります。


22話

やぁ、神綺だ......もうやだ、外出たくない。暑すぎる.....クーラーないと過ごせねぇよ.....

 

ピンポーン....

 

ん、...だれだ?...母さんが出るだろ.....

 

 

ピンポーン.....

 

うぁ?母さんいないのか?....出るしかないか.....

 

んー?絵里じゃないか。

ガチャ

 

「絵里じゃないかどうした?」

 

「私だけじゃないわよ?」

なに?

 

「お~ ここが神綺先輩のお家か~」

...穂乃果か。それに海未も...どうしたんだ?

 

「...それで?3人が一体何の用で?」

 

「あのね、音ノ木坂の廃校問題ってあったでしょ?」

 

「あぁ」

 

「それがオープンキャンパスで待ったが掛かってね」

 

「おー」

 

「それでいつも通り練習しようとしたんだけど....」

「...暑い炎天下で練習はきつい...となりまして」

 

「...それで?」

 

「それで...急に穂乃果が合宿に行きたい!っと....」

 

「えへへ....」

 

「いいんじゃないか?...場所は?」

 

「穂乃果が海に行きたいと言っていたので...真姫にお願いして別荘を借りることに」

 

西木野....あの金持ちか!

 

「ほー、でもそれ俺に報告する必要あるん?」

 

「それはね!穂乃果が先輩もどうかなーって!そしたらみんなもOKくれたの!」

 

「は?」

何言ってるんだこいつ。

 

「俺は嫌だぞ」

 

「えー!?なんでですか!」

 

「誰が喜んで女子の集団に1人で突っ込むか!?」

 

「....ダメ..なんですか?」

 

あ?..!?....おま、海未...

 

「な、泣きそうな顔するなよ....寝るときはどうするんだ?」

 

「...今のところはみんなで固まって寝るわ」

 

「俺は別...だよな?」

 

「いいえ?神綺君も一緒よ」

 

「は!?なんでだよ!? せめて俺は別にしろよ!?」

 

「えー 神綺先輩だけ仲間外れみたいじゃーん!?」

 

「はぁ!?お前らはもう少し異性のことを考えろ!?なんなら俺は野宿するぞ!?」

 

 

「...わかったわよ....神綺君だけ別に寝れるように後で相談してみるわ」

 

「今すぐ! 俺のいるここでしろ!?」

 

「....わかったわよ。.....もしもし、真姫?ちょっと合宿のことで相談が・・・・」

 

....頼む!?俺を安全な場所に?!

 

「・・・・なんとかできるみたいよ」

 

よっしゃ!

 

「...なら俺もついて行くことは構わない。だがなにをするんだ?」

「ほんとですか!?」「!!!」パァァ

...海未ってこんな子だったっけ?

 

「一応屋内でのボイストレーニングとダンス練習。後は休憩に海に出たり」

 

「...わかった。日程は?」

今年の夏は騒がしくなりそうだ

---------------------------------

 

やぁ、神綺だ。今は東京駅に来ている。合宿初日だ。

だが...あのエリーチカが問題発言を....

 

「えぇ~!?...先輩禁止?!」

 

「前からちょっと気になっていたの...先輩後輩はもちろん大事だけど...踊っている時にそういうこと気にしちゃダメだから...」

 

「..そうですね。私も三年生に合わせてしまう所が有りますし...」

 

「そんな気遣い全く感じないんだけど...」

 

「それは...にこ先輩が上級生って感じじゃないからにゃー」

おまっ  くくく....

 

「っ 上級生じゃなきゃなんなのよ?」

 

「ん~~ 後輩?」

 

「っていうか子供?」

子供とか  くっは(爆笑)

 

「マスコットかと思ってたけど」

 

「どういう扱いよ!?ってか斎藤!?あんたなに笑ってるのよ!?」

 

「いやだって、くくく...マスコットとか....あははっ」

オモロ

 

「うるさいわね!」

 

「...じゃぁ早速、今から始めるわよ。 穂乃果」

 

「え あ はい。いいと思います。ぅえ.. 絵里ちゃん!」

 

「 うん!」

 

「...ふぅぁ~なんか緊張~」

 

「じゃぁ凛も~!.....っ ことり...ちゃん?」

 

「はい! よろしくね凛ちゃん♪ 真姫ちゃんも!」

 

「え?ぁ.....」

 

ジー...

うお なんかすげぇ。

 

「べ、別にわざわざ呼んだりするもんじゃないでしょう?」

 

「「あはは....」」

 

「では、改めてこれより合宿に出発します。部長の矢澤さんから一言」

 

「う゛え゛ぇ!?にこ?」

 

ジー...

視線の圧力ってか、怖いな。

 

「ぅえ~っと...し...しゅ...しゅっぱーつ!!」

 

え?

 

「....それだけ?」

「考えてなかったのよ!?」

 

あらら。

 

--------------------------------

 

「「「「「「「「おぉ~~~」」」」」」」」

おぉ...こりゃまた立派な物で..

 

「すごいよ真姫ちゃ~ん!」

 

「さっすがお金持ちにゃ~」

ほんとにな~。

 

「そう?普通でしょ?」

...いや、普通はこんな立派な別荘持てないから...ん?

 

「ぐぬぬぬぬぬ...」

 

...にこ?

 

「どうした?」

 

「!? なっなんでもないわよ!! ほら!早く行くわよ!?」

 

「へぃへぃ」

 

-------------------------

 

ほ~やっぱり中も立派だな~...ん?

「...なにしてんだ花陽ちゃんそんな端っこで」

 

「..えへへ...広くて落ち着かなくて...」

 

なるほど。

 

------------------------------

「これが!合宿での練習メニューになります!!」

 

...うわぁ。

「おー」

 

「すごい..こんなにびっしり...」

 

「....って海は!?」

 

「..?  私ですが」

おま、そっちじゃない。

 

「そうじゃなくて!海だよ!海水浴だよ!」

 

「あぁ!それなら...ほら」

 

.....遠泳...10km その後ランニング10km....鬼畜。

 

「遠泳...10km..」

「その後ランニング10km!?」

 

ほら、やっぱり同じ反応してる。

 

「...最近基礎体力を付ける練習が減っています。せっかくの合宿ですし!ここでミッチリやっておいたほうがいいかと!」

 

...アカン!ポンコツ海未だ!ダメな方向に走ってるよ!?

 

「...それは重要だけど...みんな持つかしら...」

 

「「「うん、うん、うん」」」

 

「大丈夫です!熱いハートがあれば!!」

 

もっと!熱くなれよぉ!!! ....いや ダメだろ。

 

「...やる気スイッチが痛い方向に入ってるわよ...なんとかしなさい?」

それな。

 

「う゛...うん。凛ちゃん!」

 

「わかったにゃ!」

 

「あぁ~!海未ちゃんあそこ~!!」

 

「え? なんですか?」

 

「い~まだ!」

 

「いぇ~い!」

 

「あぁ!?あなた達!ちょっと~!」

ほぅ、考えたな。

 

「まぁ、仕方ないわねぇ」

「そうだな」

 

「え?いいんですか?神綺先輩、絵里先輩...ぁ」

 

「禁止って言ったでしょ?」

 

「...すみません」

 

「μ'sはこれまで、部活の側面も強かったから...こんな風に遊んで、先輩後輩の垣根を取るのも重要なことよ。それに...それは神綺君にも言えることだから」

 

「あ?俺も?俺は元々タメだから変わらんぞ?」

 

「違うわよ、私達が...よ」

 

「...どういうことだ?」

 

「だから、例えば、私が神綺っと呼んだりね?」

 

「....なるほどな。だが強制はよせよ、俺はμ'sでもないしそこまで親しくもないからな」

 

「わかったわ」

 

「お~い!!」

 

「海未ちゃ~ん!絵里ちゃ~ん!神綺せんぱ~い!」

 

「は~~い! さ、海未。神綺。行きましょう」

 

「は、はい」

 

「俺も?俺はいいよ」

 

「...なんでよ」

 

「もしもに備えておくさ。ライフセイバーもいないんだしな」

 

「...そう、なら頼んだわ」

 

----------------------------

「お~い!速く速く!」

 

元気だな~ いや~眼福眼福ってか?

 

ん?

 

「西木野は泳がないのか?」

 

「先輩こそ。泳がないんですか?」

 

「俺はもしもの為に待機だ」

 

「もしもって?」

 

「誰かが足吊ったり溺れた時の為に待機さ。準備運動もしてあるし、浮き輪も用意してある」

 

「....準備がしっかりしてあるのね」

 

「当たり前だ、浅瀬とはいえ油断は禁物だ。んで?なんで泳がないんだ?」

 

「...なんか泳ぎたい気分じゃないの」

 

「なるほど...んじゃ俺もここにいていいか?」

 

「ご自由に、でもなんで?」

 

「ここパラソルあって日陰だし、俺日焼けどめ塗ってないからさ」

 

「....あげましょうか?」

 

「いや、いいさ。ここでみんなの様子を見てるよ」

 

「........」

 

 

「まったく、PVの撮影とはいえ...小悪魔演じるのも大変よねぇ...」

 

「そうね」「そうだな...」

 

「っ...隣、いいかしら」

 

「いいけど?」

 

「失礼...」

 

「......ちっ...」

くくく....頑張ってる頑張ってる。

 

「...くくくくっ」

 

だめだ笑いが...

 

「ちょっと!?なに笑ってるのよ!?」

 

「いや、だって...くくくっ」

 

「...っ...にゃぁ!?」

 

!?なんだ!?

 

「おい!大丈夫か」

 

「ごめーんにこちゃーん!!」

 

「..っ もっと遠くでやりなさいよ!?」

 

「にこちゃんもやろうよ~!」

 

「そんな子供な遊び、やるわけないでしょ?」

 

「そんなこと言って~ ほんとは苦手なんだにゃ~」

「あはは...」

 

「なに言ってるのよ!?見てなさい!?」

 

くくく...挑発にのっちゃって...

 

「ラブにこアタックをお見舞いしてやるわ!」

 

「ぶはっ!?」

ラブにこアタックとか..くくくくくっ。

 

「何吹いてるのよ!?」

「真姫ちゃんも一緒にやらない~?」

 

「え?...私は別に...」

 

「...なるほどね」

「真姫は中々大変そうね...」

 

そうだな...まだ先輩後輩の壁が取れないか....

 

「んじゃ、俺は隣失礼するぞ。にこがどいたし」

 

「どうぞ...」

 

...寝るか。時間あるし、

 

「ちょっと寝るが、もし穂乃果達がまた海に入ったら起こしてくれないか?」

 

「わかったわ、おやすみなさい」

 

「あぁ、よろしく...」

 

結構素直でいい子なんだな、西木野って。




閲覧ありがとうございます。


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