ラブライブ! -彼は変われるか-【凍結】   作:レイヴェル

26 / 113
どうも、レイヴェルです。

今回はエリーチカメインですね。文考えるのにめっちゃ時間掛かりました....

では、神綺の物語....はじまります。


12話

やぁ、神綺だ。いや~昨日はハッチャケたねぇ.....打ち上げってのも久しぶりだから楽しかったぜ。穂乃果はやりすぎたから海未に絞られてたが...ははは(遠い目)

 

 

んでんで、昨日絵里を講堂で呼び出したろ?普通なら来ないだろうが....あいつならキッチリ来るだろうから朝早くに起きて待ってるんだが....眠いな。

久しぶりに自分で飯作るかぁ....何があるやら....。お、結構あるな....これなら普通に朝食を食えそうだ。とりま、パン焼くか。

 

-ピンポーン...

 

は? 誰だよこんな時間に....うぇ!?おま、この金髪....絵里ぃ!?速すぎぃ!?まだ8時なってないぞ!?

 

-ピンポーン...

 

おっとっと

 

「は、はい!今いきますー」

 

来いと言ったが早すぎるっての!?

 

ガチャ...

「い、いらっしゃい.....速すぎない?」

 

「....別にいいじゃない...来たことは来たんだし....」

 

「....そんなに俺がお前ん家行くのが嫌だったのか?」

 

「...そうじゃないけど...まぁ、いいでしょ。ずっとここにいるのもあれなんだけど....」

そうだな。

 

「おぉ、悪い悪い。とりあえずあがってくれ」

 

「....おじゃまします。久しぶりな気がする...神綺君の家に上がるの」

 

「そうだなぁ、といっても2回しかないじゃないか」

あんときはめんどくさかったなぁ。

 

「それより絵里」

 

「ん?何かしら」

 

「お前は朝ご飯食べてきたのか?こんな早いから気になってな」

 

「食べてないわ」

は?

「なぜ?食べてからでも良かったんじゃないか?」

 

「無理よ。難癖つけて...くすぐられたらたまったもんじゃないわ....」

 

「そんなに嫌か...俺は楽しいんだが」

 

「私は楽しくないわよ!」

 

「そうかい、そうかい。んじゃぁ待ってろ。お前の分も簡単のだが用意するから」

 

「....ありがと」

 

「いいよ、そこ座ってな」

さてさて....今日は父さんいないから母さん入れて3人分か。

 

 

 

 

「ほい、これ絵里の分」

 

「....料理普通にできるのね」

 

「あ?俺って料理できなさそうに見える?確かに手の込んだのは面倒いからパスだが...」

これでも中身はおっさんなんでね。

 

「...いただきます」「俺も...いただきます」

 

ん、別に変な味じゃないな。よかったよかった。久しぶりだし....何よりも調味料とかいつも目分量だし....

 

 

「「ごちそうさまでした」」

 

 

 

 

 

「そういえば...どうして私を呼んだの?」

そうだった

「ん、そういやそうだったな。いやぁほんとに来るとは思わなかったんだが....」

 

「なにそれ....じゃぁ私がここに来たのは無意味だったってこと?」

 

「いや、ちゃんと話はある....昨日お前が帰ったあとな?穂乃果達と打ち上げやったんだわ。その時ポロっとあいつが言ったんだが....」

 

「......」

 

「ここからはμ'sのサポート役ではなく、お前やあいつらの知り合いとして接してくれよ?そのつもりで話すから」

 

「...わかったわ」

 

「絵里、お前昔バレエやってたみたいだな」

 

「えぇ....」

 

「それで?結構大きな大会とか出たのか?」

 

「.....出たわ。優勝はできなかったけどね...」

なるほど。結構ヤリこんで腕もあったのね。道理でねぇ。

 

「やっとスッキリした」

 

「え?」

 

「お前はバレエでしかも結構いい腕だった....そして、穂乃果達がバレエと同じダンス系をやり始めた...」

 

「....」

 

「しかし、動きは素人同然。そこでお前は必死にやったバレエとあいつらのダンスの質を比べて、お遊びと思っているんだな?」

 

「....そうよ」

 

「前からそこがモヤモヤしてたんだよ。なんでそこまであいつらを陰険に接するのかをね」

 

「......」

 

「確かに、あいつらは素人同然。世間では通用しないかも知れない。だが、今あいつらスクールアイドルに最も必要なのはダンス、歌の質じゃない」

 

「...じゃぁなに?」

 

「昨日も言ったが、如何に観客を感動、元気づけることができるか...なんだ」

 

「...........」

 

「確かに歌もダンスも上手くなればもっと良くなるだろう」

 

「....神綺君もそういうのね....」

ん?

「というと?」

 

「私ね、妹がいるのは知ってるでしょ?」

 

「あぁ、聞いたことはある」

 

「その妹がね、μ'sを応援しているのだけれど....」

 

「その時に言ってたのよ....元気をもらえるーって」

 

「なんで音ノ木坂学院でもないのに知っているんだ?」

 

「....私が動画をアップしたのよ...昨日のやつをね」

 

「なっ!」

 

「それを妹が見てね....」

 

「なるほどな....」

後で確認するか。

 

「結果は上々。好評で応援メッセージもあったわ」

 

「.......」

 

「私は未だにわからないわ....あんな動きでどうして感動するのかが....」

 

「それは簡単だな。 あいつらは楽しんでやってるからさ」

 

「...楽しんでいるから?」

 

「そうだ。穂乃果達はもっと歌いたい!もっと踊りたいー!ってな。そう思いながらやってるからそれが伝わっているんだろう」

 

「......」

 

「そこでだ、絵里。1つ質問がある」

 

「...なにかしら」

 

「音ノ木坂の理事長は....お前たちにこれからどうしてほしい。っとか言ったか?」

 

「....えぇ。これからもやりたいことをやって。残りを楽しみなさい。と言ってたわ」

 

「やっぱりか.....」

 

「え?」

 

「なぜ穂乃果達は活動を許可されて、絵里達生徒会は却下されたか....やっとわかったのさ」

 

「!! それはなぜ?!教えて!」

 

「....本当にわからないのか...?」

 

「いいから!教えて!」

重症だなこりゃ....

 

「....それはな、絵里。お前が自分のやりたいことをしていないからだ」

 

「...え?」

 

「理事長は廃校回避よりも今を楽しめと言っている。なのに絵里は自分を後回しにして廃校回避を率先してやろうとしている....だから、理事長はお前の申し出を却下したんだろぅ」

 

「...そんな....だって!仕方ないじゃない!私はおばあさまの通った学校を潰したくない!私だってやりたいことしたいわよ!踊りたいとも思ってる!...けど!それでなんとかなるの!?廃校せずに存続できるの!?」

 

.....はぁ。やっと本音が出たか....あーめんどくせぇ。

 

「それがお前の今の気持ちか?絵里」

 

「っ ........」

 

「一旦落ち着け。自分を追い込みすぎだ。

.....残ってる道なんて1つしかないんじゃないの?どうせ生徒会が動けないなら....生徒会が動かないと存続できないと思っているのなら....残っているスクールアイドルという可能性を信じてみてもいいんじゃないのか?」

 

「.....私だって入りたいわよ....けど、あんなこと言っておいて今更いれてくださいなんて....言えないわよ....」

 

「そんなことはないぞ」

 

「 っ そんな簡単に!」

 

「俺は至って真面目だ「っ」.....」

 

「....なぁ絵里。一回でいい。あいつらの練習に付き合ってみればいいんじゃないか?....そうだな。バレエの時に自分がした様にスパルタで付き合ってやりなよ」

 

「...そんなの」

 

「まずは行動あるのみ。穂乃果達は喜んでOKするはずだ。それであいつらのアイドルに対する意気込みとかを感じてみるのも手なんじゃないかな?」

 

「.....」

 

「いつでもいいからさ。一回は付き合ってやって欲しい」

 

「そ、そんな.......」

 

「お願いだ」

 

「! わかったわよ.....」

 

「! 本当か!?」

 

「....でも時間を頂戴....」

 

「.....わかった。俺は待ってるよ」

 

「....じゃぁ今日はこれで帰るね.....お邪魔しました」

 

「あぁ...また来いよ」

 

「.....考えておくわ」 パタン....

 

....よし、一歩前進ってな。これで穂乃果達に触発されれば望みはある。




閲覧ありがとうございます。
イマイチ絵里ちの心情を読むのに苦戦してます。後日編集するかもです。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。