以前もお知らせした通り、「The 抽選!!」使用の結果。shin∞さんの11となりました.....
まさかのμ's全員....選んでくださった方が多かったので予想はしていましたが....がんばりますw
では、神綺の物語....はじまります。
--side神綺--
「さぁ、こちらです。ここの道を行くと講堂の放送室に繋がっているんです」
「ほぉ~ まだ校舎も綺麗なのに廃校とは....」
「....そうなんですよねぇ。だから穂乃果ちゃん達に頑張って頂かないと...」
「まぁ、穂乃果はやってくれるでしょう」
「斎藤さんがいるから?」
「いえ、俺がいなくてもあいつならやり遂げますよ。そんな気がします」
「....確かに。私もそう思っちゃいました。さ、ここです」コンコンッ
-「はーい。開いてますよー」
「では、行きましょうか」
「はい」
「 !理事長!? ...それと...あなたは?」
「俺は斎藤神綺です」
「今日は穂乃果ちゃん達の監督役の斎藤さんをご招待したのです」
監督役...ねぇ
「どうも」
「そうなんですか....よろしくお願いします」
「んで、どうですか?やっぱりお客さんはいませんか?」
「えっ....はい。ゼロかと...」
やっぱりな。
「ま、それが普通か」
「....応援されてないんですか?」
「いや?してるさ。逆に初日から満員とかだったら俺泣くぞ」
俺ん時でさえ初はガラガラだったんだもの....
「ま、大丈夫さ。1人は絶対来るさ」
「その自信は?」
「いやぁ、その子はすごくアイドルが好きでね。身近に会えるんだ、この機会を逃すことはないでしょ」
ま、花陽ちゃんのことだけど。
「そうなのですか.....」
「でも、もしその子も来なかったら?」
「どうも?最初から観客0も想定しとけって言ってあるし」
「......」
「そんなんで折れるんだったら俺はサポート役を降りるね。そんな生半かな気持ちでアイドルをやって欲しくない....」
「.....もうそろそろですね」
さぁ?どうなる。
「..........」
「..........」
「........0か」
ま、そんなもんかー。
「穂乃果ちゃん達.....ここからでも分かるほどがっかりしてますね」
「そうか?泣いてないしそこまでではないと思うが」
普通なら泣くぜ?
「....やっぱり、ダメみたいね...」
ん?この声は...
「お?絵里じゃんか、おっす」
「な!?神綺君!?なんでここに!」
「私が呼んだんです」
「えっ あ、理事長...こんにちは」
「こんにちは。穂乃果ちゃん達は無理だったわね」
いや
「そうでもないぞ?ほら、あそこの扉....」
「え? あ....」
やっぱり花陽ちゃんは来たか。
「さて、ライブスタートだ。俺は下の席に行きますね?」
「え、えぇ。私も行きます」
「なら、私も行こうかしら。これでも娘の晴れ舞台ですし」
~~~~~♪
うまいじゃないか....本番に強いんだな彼女達は....
おし曲は終わった。拍手しなくちゃな。
パチパチパチパチ......
--side穂乃果--
ふぅ...ふぅ....ふぅ.....神綺先輩に言われたことは全てやった!ここにいないのは残念だけど.....
パチパチパチパチ......
え...うそ!
「神綺先輩!?」「「「「え?」」」」
「おつかれさん。今までで一番の出来だったぞ」
やった。
「だが俺を呼ぶのはステージを降りてからだったなぁ。言ったはずだ。ステージを降りるまでは見られている...と」
あ.....てへっ。
「.....はぁ」
うわっ!ため息だ!しかも穂乃果見てしたよ!?ひどいよ!
「「なんで神綺先輩がいるの!?(にゃ!?)」」
....え?
「おいおい....ちょっとその言い方ひどくないか二人共....」
「だってここ女子高ですよ!?」
「知ってるっつの。理事長さんにお誘いされたのさ」
うそ!?
「よかったわよ~」
うわ!ほんとにいた!?
コツ....コツ.....コツ....
ん?
「...生徒会長....」
「...どうするつもり?」
どうするつもり?....そんなの決まってる!
「続けます!」「...穂乃果...」
「なぜ?これ以上続けても...意味があるとは思えないのだけれど?」
「どうして意味がないと言えるんだ絵里?」
....先輩。
「神綺君は部外者でしょ?黙っててくれないかしら」
「....お前こそ何を言っているんだ?俺はこいつらのプロデューサーでもあるんだ。文句なら俺が聞く」
「......」
「お前は今意味はないと言ったな.....だが俺はやる意味はあったと思うんだが?」
「なぜ?」
「....わからないのか?アイドルってのはな、ファンを笑わせる、元気づける....色々あるんだ。それで、今回のを見てみろ。観客は俺らを抜いて2人。凛ちゃんと花陽ちゃんだ。そして....花陽ちゃん達は惜しみない拍手を送った。それがなぜかわかるか?」
「.......」
「少なからず感動したからだろぅ。冷めるほど無意味なら途中で抜けるからな」
先輩.....
「...そ、そうです!私はとてもよかったと思います!」
「凛もそう思ったにゃ!」
........
「なぁ、絵里。1度考え直せ。お前は....今自分のやりたいことをできているのか?」
「!?.......」
「....はぁ。絵里には今度っと言ったがもういい。明日俺ん家にこい。こなかったらおめぇん家まで行くからな」
「な!......わかったわよ....失礼します」コツ.....コツ.....コツ.....
.....なんかすごい話進んでる?
「いや~ ちょっとごたついたがとりあえずお疲れさん。初ライブに観客2人とは中々やるじゃん」
えへへ....
「私からもお疲れ様でした。....それで?今回のライブ...どうでしたか?」
「どう...とは?」
「なにか感じなかったかってことさ。まさか、ただ楽しかったです。だけじゃないだろう?」
なるほど...
「私は.....もっと歌いたい....踊りたいって思いました...多分海未ちゃん達も一緒だと思うけど....やってよかったーって本気で思えたんです!
....今はこの気持ちを信じたいです。...このまま見向きもしてもらえないかもしれない....応援なんか全然もらえないかもしれない....けど、一生懸命頑張って...私たちが兎に角頑張って届けたい! 今私達がここにいる....この思いを!...いつか、いつか必ず!この講堂を満員にしてみせます!」
これだけは譲れない!
「ほぉ....良く言った.......どうでしょうか理事長?このまま存続させますか?」
「...ふふっ 聞くまでもないでしょう?それは彼女達に任せますよ。では、私はこれで」
「お疲れ様です」
「「「「「お疲れ様です!」」」」」
「さ~って無事ライブも終わったし打ち上げにするかい?」
「お~!」
「なら、着替えて来い。どうせシャワー室ぐらいあるだろ?」
「あったかなぁ..?」
「なんだ、ないのか。なら早く着替えて来い。校門で待ってるから」
「「「はーい(わかりました)」」」
さ、着替えなくっちゃ!
閲覧ありがとうございます。ちょっと原作改変しました。