ラブライブ! -彼は変われるか-【凍結】   作:レイヴェル

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どうも、レイヴェルです。


では、神綺の物語...はじまります。


9話

 

 

 

 

.........あ゛~ねみぃ....

 

「おう、斎藤。今日はすげぇ眠そうだな。珍しい」

 

「ちょっと徹夜してさ。いや~つらいつらい」

 

「ほー 徹夜なんて....何してたんだ?」

 

「ちょっとな....ダンスの振り付け覚えてたんだよ」

 

「ダンス?お前踊れるのか?」

 

「あぁ...あまり周りには言わないけどな」

 

「へぇ~ ちょっと意外かな。ま、おつかれさんー」

 

「うーっす」

 

さて、明神行くか.....

 

 

 

 

 

 

よし、到着。ちょっと目覚ますか....ランニング始めっと。

 

 

 

----------------------------------------

完璧。目覚めたし、おさらいするか。

 

 

「あ!神綺せんぱーい!」

 

....する時間なかったーー!まぁ、なんとかなるか。

 

「よ、穂乃果。海未達は?」

 

「もう少しできますよー」

 

「「穂乃果!(ちゃん!)」」

 

「2人ともおそーい!」

 

「急に走らないでくださいよ....神綺先輩。こんにちは」

「こんにちは~」

 

「あぁ、こんにちは」

 

「今日はダンスですよね!」

 

「そうだ。早速やるぞ」

 

「じゃぁ準備しますね!」

 

「あぁ、ちょっと待て」

 

「「「??」」」

 

「先に俺が踊る。それで自分と何が違うかとか見るんだ」

 

「え....お渡ししたの昨日ですよね....」

 

「あぁ、徹夜した」

 

「....あはは...」

 

「さ やるぞ。曲掛けてくれ」

 

「は、はい」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「どうだ」

やっべ ちょっと危なかった。

 

「お~」「すごいです...」「はゎ~」

 

「自分達と何が違かった?」

 

「.....キレが違いました」

 

「んー50点。正解は静と動の使い方だ」

 

「静と動.....」

 

「あぁ、君たちは動きが短調だ。止まる時はキチッと止まる。ゆらゆらしたらダメなんだ。逆に動く所はビシッと動く。それができないと見てる側からすれば....冷めてしまう」

 

「確かに....ぐだぐだしてしまうと....冷めますね」

 

「そゆこと。今度のライブは『この短期間でここまできました』じゃなくて。『これが音ノ木坂のスクールアイドルです』にしなきゃダメなんだ」

 

「......」

 

「...そういえば衣装は決まっているのか?」

 

「!はい。ことりが....」

 

お、ことりが?

 

「ちょっと待ってくださいね~........はい!これです」

 

どれどれ....うぉ、女の子の絵って感じするなぁ。

 

「fm....デザインは決まってると.....んで?これは自分達で作るのか?」

 

「はい!私、結構手先が器用なので....頑張っちゃいます!」

 

....まじ?すご

 

「...すごいな。んじゃぁ...後は告知ぐらいか?」

 

「告知....」

 

「できてないのか?知らなきゃみんな来ないぞ?」

 

「..........」

...できてない感じか。

 

「....ことり」

 

「?」

 

「その衣装は何日でできる?」

 

「んー....2日は欲しいかな」

 

「2日でできるのか....よし。新入生歓迎会からライブまでどのくらい時間がある?」

 

「....4,5時間といったとこでしょうか」

 

「fm....なら.....ことり明日から衣装作りに集中。その間に穂乃果と海未でチラシを作るんだ。コピー用紙は俺に任せろ」

 

「「「! はい!」」」

 

「もう1週間切ってるんだ。明日から2日間は集まりはなし。各自練習とする。なんとしてもチラシと衣装がなければ成功はないと思えよ」

 

「「「はい!」」」

 

「よし!じゃぁ今からダンスの練習だ!厳しくいくからな!」

 

 

 

 

 

 

 

 

「.....こんなものか。今日はもうここまでにするぞ!」

 

「「「....お疲れ様です」」」

 

「後は各自で危なそうなとこは練習するんだぞ」

 

「「「はい!」」」

 

後はこいつら次第だな......

 

-------------------------------------------3日後

やぁ、神綺だ。今俺は穂乃果に呼び出され穂むらに向かっている。

 

さてさて、穂乃果に呼ばれたはいいが何する気だ....

 

ガラガラ.....

「いらっしゃいませ!」

 

「どうも、穂乃果を呼んでくれ」

 

「!  わかりました」

 

 

 

 

 

「先輩!待ってました!奥に来てください」

奥に?そっちって居住スペースじゃ.....

 

「何してるんですか~?早く来てくださいー。海未ちゃん達も待ってますから!」

 

「あ、あぁ」

海未達もいるのか.....

 

「ここです。  連れてきたよー」

 

....。

 

「あー先輩!待ってました~ どうですか!?私が作ったんです!」

 

....すげ

 

「すごい完成度だな.....これは、穂乃果達も着るのかい?」

 

「はい!穂乃果はこのピンクで、海未ちゃんはこっちの青です」

 

ほう.....だが....

「なぜ海未はそんな顔真っ赤なんだ?」

 

「うっ...それは...」

 

「もう海未ちゃん!恥なんて捨てちゃいなよ!絶対可愛いって!」

 

「うぅ....やっぱ無理です!!」

 

「恥ずかしいのか?」

 

「うぅ...はい。スカートが....」

スカート..?

 

「あー この長さがダメなん?」

 

「....」コクッ

おいおい....

 

「大丈夫だって、しかもパンツ見られるわけじゃないだろ?」

 

「パッ....まぁ...そうですけど....」

 

「しかも、穂乃果の言うとおりだ。アイドルに恥は邪魔だ。しかもお前たち勘違いしてるようだが....初ライブから満席だと思うなよ?」

 

「「「....え?」」」

 

....え?じゃねぇよ。

 

「そんな知名度ないのに人がくるわけないだろ?今のうちにお客0も想定しておけよ?悔しかったらこれから知名度を上げろ」

 

「「「....はい!」」」

 

俺も初ライブは客いなかったなぁ....

 

「んで?チラシはできたか?」

 

「はい!これです」

 

「ほぅ....いいじゃないか」

思ってたよりいい出来じゃないか....

 

「これをどのくらい配るんだ?」

 

「.....大体1人あたり50~60といったところでしょうか」

 

「1人あたり30~40にしよう。配るのは....「校門にしようかと」だめだ」

 

「? なぜでしょう....絶対通らないといけない場所なので...」

 

「逆に考えろ....何のために校門を通る?」

 

「それは...帰るためでは....あ」

 

「そうだ、帰る人に渡して来ると思うか?」

 

 

.......課題は結構見つかるもんだぞ?




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