ラブライブ! -彼は変われるか-【凍結】   作:レイヴェル

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どうも、レイヴェルです。

今回は完全な想像回です。海未ちゃんの母親の名前とか知らないんだもの....
では、神綺の物語....はじまります


7話

...そういえば...

「なぁ、海未?」

 

「どうしました?」

「さっきの踊りさぁ、ノートとかに書いてない?」

 

「書いてありますよ」

「ならさ、コピーくれないかな?」

「?別にいいですけど....」

ん?

「何に使うかって思ってる?」

「....はい」

 

「なに、俺が教えるんだ。俺自身踊れなきゃ意味ないだろ?練習するためにコピーが必要なんだ」

 

「なるほど。わかりました。明日ご用意しておきます」

「あぁ、助かるよ」

 

「....そういえば....私の両親が...」

「うっ、海未の家.....やっぱ行かなきゃまずい?」

「え、えぇ.....」

げぇ....立派な家とか入れねぇよ!品がないとか言われたらやべぇよ!どうしよう!

「.............」

 

「何か不都合...ありますか?」

「あ...いや、大丈夫だよ」

「では....行きますか。私の家に」

 

Nooooooooooooooo!手ぶらで行くのぅ!?まじで?!

 

 

 

 

 

-----------------------------------------

「ここです。って前も来てますよね」

来てしまった......やばいやばい....

 

....やっぱり立派すぎる」

「え?」

「ん?」

「今...立派すぎるって....」

え?声....出てた...?

「声出てた...?」

「はい...」

やってしまった....

「外見はアレですが中は普通ですので、安心してください」

「お、おぅ....」

猛烈に心配だっ!

 

「では、どうぞ」

「お、お邪魔します」

「あはは...」

 

 

 

「ただいま帰りました」

 

「あら、海未。お帰りなさ...い」

 

「ど、どうも」

 

「..か、母さん!早く来て!海未が!海未が!」

うっわぁ.....

 

「どうしたんだい...いった...い」

 

「ど、どうも」

 

「「ううう海未が男の子連れてるぅ!?」」

 

....息合ってるなこの人達。

 

「お母さん!おばあちゃん!」

 

「「な、なに?」」

 

「この方は私を助けてくれた方です!」

 

「「な、なんですって~~!?!?」」

 

ノリ...いいのか?

 

「ど、どうも....斎藤神綺です...」

 

「ああぁ、そんなとこにずっといないで!早く上がってくださいな!」

 

「は、はぁ...」

「こちらです、神綺先輩」

「お、おぅ」

 

 

 

「改めまして....高校3年...斎藤神綺です」

 

「ご丁寧にありがとうございます。海未の母、園田亜海です」

「私は亜海の母、恵海です」

 

.....すごいなこの家族。海未といい....名前の最後は「み」なのか...なんかいいなぁ

 

「えっと、その...」

「この度は海未を助けて頂き。ありがとうございます」

「い、いぇ...偶然居合わせただけですから...」

「それでも...です」

 

「それにしても..海未。よく彼のこと見つけられましたね....」

 

「それは...穂乃果達と私がアイドル活動を初めたのはご存知ですよね」

「えぇ、確かに聞きました」

 

「それで、穂乃果が神綺先輩と知り合いだったらしくて....穂乃果が神綺先輩にアイドル活動のサポートをお願いしたんです。その時に出会いまして」

 

「そうだったのですか....」

 

うぅ...怖えぇ....なんか怖えぇよ!なんにもないのにさ!

 

「それで斎藤さん...」

「..は、はい!」

な、なんだぁ!?!?

 

「ふふっ もっと楽にしてくださって結構ですよ?」

 

んなこと言われても!

 

「は...はい」

 

ひとまず落ち着け。深呼吸だ.....スゥ....フゥーーー....よし

 

「そうだ海未。結局斎藤さんに手伝ってもらうようになったの?」

 

「えぇ、穂乃果によると神綺先輩はダンスがお上手みたいなので...」

 

「....ほぅ?」

 

!?!?俺を見る目が変わったァ!?

 

「ダンス...やっているんですか?」

 

「い、いぇ。やっていた...の方が正しいですね。最近はふっと思った時だけやってるって感じです」

 

「なるほど」

 

「...娘のこと、よろしくお願いします。この様に頭の硬い子ですが、面倒を見てやってください」

えぇ?!

「そ、そんな!頭をお挙げください!」

 

 

...........

「...わかっています。協力すると言った以上。絶対成功させます!」

 

「...ありがとうございます」

 

「では、神綺先輩。私についてきてください」

 

「ん?なにかあるのか?」

 

「私の部屋に一先ずご案内します」

 

な、なんだってぇ!?

 

「いや!いいよ!俺は今日はこれで...」

「そうですか?」

 

「「....海未...恐ろしい子...(ボソッ」」

 

女の子の部屋なんて!心の準備なしに入れるかってんだ!

 

「そ!それでは俺はこれで!」

 

「は、はい。お気をつけて」

 

「本当に...海未のこと...ありがとうございました」

 

 

「い、いえ....では、お邪魔しました」

 

 

ずっとこんなとこいられるか!?俺の精神がすり減るぅ!?

 

 

---------------------------------

 

ふぅ....やっと見慣れた景色だ.....まだ時間はあるし、穂むら行くか。

 

 

 

 

 

ガラガラッ

「いっらしゃいませ~」

 

ん、前の子か

 

「どうも、ほ...いや。餡蜜ください」

そうだ、前食いそびれたんだった。

 

「わかりました~。少々お待ちください~」

 

「ふぅ.....」

 

「あ!やっぱり神綺先輩だ!」

 

「ん? おー穂乃果か。さっきぶり」

「いや~窓から先輩が見えたからもしかしたら~って思ったから来ちゃいました!」

 

目いいな....

「そうだったのか...」

 

「餡蜜お待たせしました~....お姉ちゃん何してんの?」

「んー?あぁ~雪穂か~今店番だったけ」

 

お、キタキタ...うまそ

 

「そうだよ~ だらしないお姉ちゃんと違ってね~」

「んー!だらしなくないもん!神綺先輩もそう思うよね!」

ん?

「なにが?」

餡蜜に夢中で聞いてなかった.....

「穂乃果別にだらしなくないよね!」

「は?知らんそんなこと。お前の普段なんか見たことないし」

「えぇ!?」

「ん?」

「お姉ちゃんと付き合ってるんじゃないんですか!?」

は?

 

「は?」

やっべ、声出ちまったぜ。

 

「何言ってるの雪穂!前も言ったじゃん!神綺先輩は単なる常連さんだって!」

 

そうだよ。俺結構ここ来てるからな。

 

「な~んだ...ちぇっ」

おいこら、舌打ちしたぞこの子。

 

「そんなことより店番はいいのかい?俺が言うのもなんだがずっとここにいるとまずいんじゃないか?」

 

「あ!すみません! すぐ戻らないと!」タッタッ

 

 

さて、ゆっくり餡蜜を食べるとしようか。

 

「そういえば神綺先輩...」

 

「ん?なんだ?」

 

「どうしてスクールアイドルのこと引き受けてくれたんですか?」

.....そうだな

 

「....俺がアイドルをやっていたのは言ったよな?」

 

「うん」

 

「それでだ、なんで俺はアイドルをやろうと思ったと思う?」

 

「え、それは....やりたいと思ったから?」

 

「そう。それだやりたいと思ったから」

「でも...それと何が関係あるんですか?」

 

「これからが本題。なぜ俺はアイドルをやりたいと思ったでしょう」

「んー?」

 

「答えは単純。アイドルのライブを見に行ったからだ」

 

「え...」

 

「俺は親に連れて行かれるがままにライブへと行ったんだ」

 

「へぇ~」

 

「それで俺はライブを見て....感動した」

 

「.....」

 

「感動した俺は思った。俺もああいうふうになりたいっとね....それでさっき穂乃果達の踊りを見たとき....なにもかもダメダメだったのに....感動した」

 

「え...」

 

「なんでだろうな?俺が初めて見たライブと全然完成度も違うのに同じ...不思議な気持ちになった」

 

「....」

 

「だから俺はサポートを引き受けた。これで納得したかい?」

 

「...はい!」

 

「ほんと...不思議なもんだよ。今でも変な気分だ....ほいこれお代ね。ごちそうさま」

 

「! ありがとうございました!」

 

「明日も集まるらしいな。俺も行くからよろしく」

 

「は~い!」




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