ラブライブ! -彼は変われるか-【凍結】   作:レイヴェル

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どうも、レイヴェルです。
今回は神綺の過去回です。


では、神綺の物語.....はじまります。


神綺の過去

......俺はアイドル関係の話題になると歯切れが悪くなり、気分が落ち込むことが多い。それは前世でのことが理由である。この世界と前世では全く違うと頭ではわかっている....はずなのだが....どうしても思い出してしまう....

 

 

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ー前世でアイドルをしていた時のこと

 

俺は前世でアイドルをしていたのは知っていると思う。確か17歳だったかな?結構大手の事務所に所属させてもらっていた。その後事務所で寄せ集められた数人でユニットを組むことになった。

 

そして、このユニットは成功した。テレビ、ラジオ、ライブ...色々な所に転々と行き、仕事をこなしていた。最初は楽しかった....小さい頃からの夢であったし、親や友達からも応援されたからね。  しかし....ハードすぎるスケジュールにほかの仲間が体調をよく崩すようになった。そうしてポコポコとユニットを抜けていき...最終的に残ったのは俺を入れた3人.....最初は9人だったのが3人.....それでもまだよかった。3人でも活動できるように新曲や、ダンスのアシスタントさんの努力により、テレビから俺たちのユニットが消えることはなかった。

 

 しかし、ここからが嫌なことばかりとなった。

 

ただでさえユニット人数が少なくなったうえにファンの人数も減った。そんなある日ラジオでファンレターがありがたいことにたくさん来た。しかし、その中の8割が俺宛てだった。正直嬉しかった....こんなになってもついてくれるファンがいることに.....

 

だが、もう2人はそれを快く思わなかった。当たり前だろう...ヘロヘロになりながらも仕事をこなしているのに自分よりもたくさんファンレターをもらっているんだもの。普通だったら心の中に閉まって、これからまたファンを集めよう!と思うかもしれない....だが、俺の相方は2人とも小さい頃からアイドルとして生きていくためのダンスレッスンなどをしてきた人だった...それがポッと出の俺の方がファンが多ければ、天狗になっていた鼻を折られた気分だっただろぅ。しかも疲弊した体...感情が理性に勝ち、それから一気に俺たちの仲は急速に悪くなった。嫌がらせも多かったし....しかも2人の親はそこそこの権力者ときた....もう俺単体の仕事が来ても裏で権力を振りかざし、自分の子供を出演させる始末...俺はそこから崩れたんだと思う...

 

そして俺は体を崩しユニットを抜けた。その後のことは想像がつくだろう。

自分で言うのもなんだが、自分がいたからなんとかもっていたと言っても過言じゃないぐらいギリギリな状態だったのだ。そこで俺が抜ければファンは離れユニットは衰退。

そんなことは容易に考えられるのだが...周りが見えない子供な残った2人は親の権力に甘え俺を突き放し、ユニットは採算が取れず解散、逆にそれが誰かの密告により公になりとても叩かれていた。そこからのことは俺はもう知らない。

 

その後俺は知人の紹介により地方の町工場に弟子入り。そして穏やかな生活を送っていた。そして....撥ねられた。

 

 

.....俺はこれをずっと引きずっている....トラウマ...なのかなぁ




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