ラブライブ! -彼は変われるか-【凍結】   作:レイヴェル

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どうも、レイヴェルです。
唐突ですが、この作品を凍結致します。
活動報告の方で、表記してありますので、お読みください。


ではでは。


94話

~~~♪

ん。....誰だ、この番号。

 

「もしもし」

 

『あっ 山田です!』

 

「...? どうしたんだ?」

なぜ、山田が俺の番号を.....

 

『あっ 穂乃果から番号は教えてもらいました!それでですね。外堀通りの方にもう数人投入して頂きたいのですが』

 

「ん?足りなかったか」

あの人数ならなんとかなりそうだが....

 

『いえ、こっちは、そちらの雪より重いんです....』

 

「....道路で溶けた水が車で跳ねて掛かってるからか?」

 

『そうなんです。水を多く含んでるので....』

 

「わかった。俺もそっちに行く」

 

『先輩もですか?』

 

「重いんだろ?俺も手伝うさ」

 

『ありがとうございます!では、よろしくお願いします』

ピッ

 

さて、行きますか。

 

「さて、みんな。お仕事だ。今山田から外堀通りエリアの方に応援が欲しいと連絡が来た。俺も行くからついてきてくれ」

 

『はい!』

------------------

「さて、外堀通りについたわけだが、一応注意事項だ」

 

「?なんでしょう」

 

「こっちの雪は学校の方と違って、車で跳ねた水が雪に染み込んで重くなってるんだ。だから、一気に持ち上げようとせずに少しずつ、少しずつでいいから回数でどかしてくれ。じゃないと腰がすぐ痛くなるぞ」

 

『わかりました』

 

「よし、なら各自で人が足りなそうなところへ行こう。解散!」

俺は.....一応一通り状況を見てから配置しよう。....急がねぇと。

 

「あっ 斎藤先生!」

 

「ん? どうした?」

 

「ここの雪をお願いします!固まっちゃってビクともしないんです」

 

「...そうか。ちょっと離れてくれ」

うーん、あ、

 

「ちょっとシャベル貸して」

 

「はい」

俺のよりこの子が持ってる方が鋭いな。

 

.....ふっ!サクッ

....思ったより沈まないな......取り敢えず削るか。

 

 

 

 

「ありがとうございます!」

 

「いいっていいって。さ、時間がない。急ごう」

 

「はい!」

------------------------

「取り敢えずはこんなところか.....」

時間的には....ふむ。もうそろそろで向こうも終わるか。....なら。

 

「俺は学校に戻るが大丈夫か?」

 

「え? あ、はい。大丈夫ですよ。あらかた終わったので、あとはちょっと積もったら取り除くだけなので」

 

「そうか...じゃぁ、任せた」

 

「任されました!」

 

 

...ほー 思ってたより歩きやすいな。これなら穂乃果達も間に合うだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はー....ついたついた.....走りにくいなぁ....長靴。

 

....お?あれは....長靴?3人分か....

「斎藤先輩!」

 

「ん?山田か...どうした?」

 

「いえ、こちらはもう終わったので一度戻ってきたんです。もうそろそろで穂乃果達がでてくる頃だと思ったので」

俺と同じか。

 

「そうか。んで、この長靴は?」

 

「穂乃果達の分です。サイズが合うかはわかりませんけど...一応3人分用意しました。革靴より動きやすいと思って」

 

「なるほどな」

用意がいいことで....

 

ビュゥ!!

「きゃぁ!?」

 

「おっと!?」

なっ なんだ急に!?いてっいてててっ!雪が風で!..あたたたっ!

 

「っ おい!腰を低くしろ!お前ぐらいなら足取られるぞ!」

 

「わかってますよぅ! うわぁ!?」

 

ちっ ガシッ

 

「ほら!俺に掴まれ!」

 

「あっ ありがとうございます!」

なんで急にこんな強風が....いてっ!

 

 

 

 

 

 

 

「諦めちゃだめ!」

え?

 

「折角!折角ここまできたんだから!」

この声は.....

 

「わた-----ふた---お---かけて-----」

聞こえにくいが.....海未の声.....出てきたか。

 

 

 

 

 

 

 

......風が....おさま...った?

 

「あ゛~ 飛ばされるかと思いましたよ~って! また積もってるし!?」

 

「あー.....まぁ、このぐらいならいいんじゃね?」

 

「でも助かりました~ 先輩いなかったら飛ばされてましたよ~あはは~」

 

「...あれ?」

...ん?

 

「これって...」

 

「おー 穂乃果達。やっと来たか」

 

「先輩!?」

 

「遅いよ!また少し積もっちゃったじゃん!」

 

「え?」

 

「もしかして.....」

 

「お前達が説明会してる間に電車が止まったのは知ってるだろ?」

 

「え、えぇ....そしたら絵里が神綺先輩がなんとかしてくれる...と」

 

「そうだ」

 

「でも先輩がどこにもいなかったので....」

あー...

 

「そ、それはすまなかったな。....だが、ちゃんと用意したぞ?」

 

「「「え??」」」

 

「斎藤先輩がね、私達を一回集めてね。電車が止まったから、移動手段がなくなった。だからこっから会場までを雪かきしようってね」

 

「こっから会場まで!?」

 

「あぁ。だが、元々の人数じゃ足りないからな。参加してもらってた子達に応援を頼んだんだ。友達でも、先輩でもいいからってね」

 

「.......」

 

「そしたらね、集まったんだよ。だから、今この瞬間も雪かきに専念してるよ...ほら」

 

「「「...っ!」」」

 

「道は雪かきをしているみんなが教えてくれる。だからお前達は会場まで突っ走れ。そこに3人分の長靴もあるしな」

 

「サイズは合わないかもだけど....大目に見てね~」

 

「みんな.....」

 

「お前達は今日まで必死に練習してきたんだ。それを水の泡にしたくない。だから、できる限りのことはしたつもりだ」

 

「先輩....」

 

「さ、行った行った。俺らはまた雪かきに戻る。あとは任せたぞ。μ'sのリーダー達」

 

「...はい!」

「ありがとうございます!」

「頑張ります!」

頑張れよ。

 

 




閲覧ありがとうございました。

只今を持ってこの作品を凍結いたします。
今まで、お付き合い頂きありがとうございました。
よろしければ、リメイクでまた、お会いしましょう。

マルニーさん、うるふぇさん。投票ありがとうございます。

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