ラブライブ! -彼は変われるか-【凍結】   作:レイヴェル

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どうも、レイヴェルです。

気がついたらお気に入り登録数が900件超えていました!
感謝です!これからも頑張ります!


では、神綺の物語....はじまります。


93話

やぁ、神綺だ。俺らは黙々と雪かきに徹している。雪をどかしてもどかしてもまた積もる....これ東京で降る量じゃねぇよ.....

あ、お昼にお弁当の差し入れもらったよ。美味かった。

 

 

~~~♪

ん?電話か。

 

「もしもし」

 

『あっ 神綺?』

 

「ん、絵里か。どうしたー?」

 

『どうした?じゃないわよ!今どこにいるの?』

 

「ん?音ノ木坂だが」

 

『えっ どうして音ノ木坂に?』

そういえば知らないのか。

 

「いや~ 雪すごいだろ?だから応援に駆けつけたってわけ。今日は大事な学校説明会だからな」

 

『そう...って、それどころじゃないわよ!』

 

「ん?」

 

『電車が止まっちゃってるのよ!雪のせいで!』

 

「....なに?」

やはり止まったか....

 

『総武線も中央線も動いてないわ!このままじゃ穂乃果達が....』

 

「そちらにつけない...と」

 

『そうなのよ.....でも去年と同じ行程なら説明会は終わるのは15時から16時....間に合わないわ!』

fm.....

 

「わかった。なんとかしよう」

 

『なんとかするって...どうやってよ!』

 

「落ち着け。手はある」

 

『.....どんなの?』

 

「雪に不慣れな東京だ。車道はまず渋滞して動けない。なら....歩くしかないだろう?だったら歩きやすいように会場までの道を雪かきしてアシストするしかない....」

 

『そんなこと....できるの?』

 

「できるできないじゃない。やるんだ。これで会場に着けなかったら今までの努力が水の泡だ。俺に任せろ」

 

『....信じていいのよね?』

 

「あぁ、なんとかしてあいつらをそっちに送る。他の奴にもそう伝えておいてくれ」

 

『....わかったわ。...でも!....無理はしないで』

 

「わかった....じゃぁな」

 

『えぇ、また後で....』

ピッ

....さぁ、本当は起きて欲しくない事態になったな....

 

「なぁ!山田!」

 

「? はい!」

 

「ちょっと来てくれ!話がある!」

 

「っ わかりました!」

....賭けるしかあるまい。

 

 

 

 

 

「なんでしょうか」

 

「なぁ、山田。今回雪かきに参加している生徒全員を一回ここに集めて欲しい」

 

「? どうしてですか?」

 

「それも集めたあとで言う。お願いだ」

 

「っ わかりました。今すぐ招集します」

 

「頼んだ」

........うまくいってくれよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「全員集めました!」

 

「よし、ありがとう......さて!全員こっちを向いてくれ!」

 

ガヤガヤ...

 

「大事な話だ!静かに聞いてくれ....」

 

......

 

「よし、たった今!前生徒会長の絵里からの連絡で大雪のせいで電車がストップしたとの連絡が入った!」

 

『っ....』

...騒がないでくれてる...優秀だな。

 

「そこでだ!今日は穂乃果達μ'sの最終予選が17時半から予定されている!だが、電車がストップしまっている今!短時間で会場に行く方法がない状態だ!」

 

「先生!一ついいですか!」

 

「なんだ!」

 

「車は?タクシーかなにかで...」

 

「雪に不慣れな東京だ!運転手はスピードが出せずに渋滞するのが目に見えている。だから車はなしだ!...となると残りは徒歩となる」

 

『.....』

 

「そこでだ!みんなの力を借りたい!みんなの友達や先輩。音ノ木坂の生徒なら誰でもいい!シャベルを持参できて雪かきができる人員を確保して欲しい!」

 

『っ!』

 

「大勢が集まればここから会場までの道にそれぞれ展開するんだ!そうすれば彼女達が雪に足を取られずに進むことができる!」

 

「なるほど!」

 

「いいアイデアです!」

 

「上手くいけば間に合う!俺は音ノ木坂の交流がないから力になれないが....穂乃果達の為と思って協力して欲しい!」

どうだ.....引き受けてくれるか....?

 

「勿論!」

 

「力になりますよ!先生!」

 

「早速連絡取ってみます!」

 

「シャベル持参できる子ですよね!お任せ下さい!」

 

「...みんな....」

 

「じゃ、私も呼びますかね」

 

「山田....」

 

「なーに呆けた顔してるんですか。みんな喜んで引き受けますよ!」

 

「し、しかし....」

 

「この学校が廃校になって欲しくないのはみんな同じです。それに待ったを掛けてくれたのは先輩達μ'sですよ?協力しないわけがないですよ!」

 

「っ!.....ありがとう」

いい....子達に恵まれたな....

 

さて。

 

「連絡取れ次第!俺に報告してくれ!それとここに集まるようにしてくれ!」

 

『はい!!』

ここからが正念場....か。

-----------------

招集をかけてから少し時間がたった.....

応じてくれた子は約110人....想定外の人数だ....

態々シャベルを買ってから駆けつけてくれてる子も居た.....

 

「先生!みんな集まりました!」

早いな....

 

「わかった!....さて!急な招集に応じてくれてありがとう!色々言いたいことはあるが時間がない!悪いが要件だけ言わせてもらう!」

 

 

「今回集まってもらったのは!知ってる子もいるだろうが今日はμ'sの最終予選の日だ!だが学校説明会と重なったために生徒会の穂乃果、ことり、海未がまだこの学校にいる状態だ!」

 

 

「しかしだ!いつもなら電車で間に合う距離なのでが、大雪で運転を見合わせている状態だ!この大雪の中、短時間で歩いて東京駅まで行くのは不可能なんだ!そこで君たちの力を借りたい!」

 

「ここから東京駅に行くには外堀通りに沿って行くことになる!だから、ここから外堀通りまでに約30人!そして外堀通り沿いに6,70人は欲しい!」

 

 ガヤガヤ

 

「できれば手短にどちらに就くかを決めてくれ!時間がないんだ!」

 

「先生!」

 

「なんだ!」

 

「残りの生徒は?」

 

「ここの雪かきに尽力を注いでもらう!それと人員が足りなくなった時にすぐ駆けつけるように補欠として待機してもらう!」

これで上手くわかれてくれるか...?

 

「斎藤先輩!」

 

「なんだ!」

 

「私達はどこでもいいので先輩が決めてください!素直に従います!」

 

「...なに?希望はないのか!」

 

『ありません!』

 

「どこについたとしても頑張ります!」

 

「穂乃果達のためだもの!」

 

「そうか.....なら、この子から向こうまでが外堀通りまでの道を」

 

『わかりました!』

 

「そして、この子から山田までを外堀通り沿いの雪かきをお願いしたい」

 

『了解です!』

 

「残りは今まで通り、ここの雪かきだ!」

 

『はい!』

よし。

 

「なら、時間がない!移動開始!」

 

『頑張ります!』

これで.....なんとか....。




閲覧ありがとうございます。

久しぶりに一日に2話投稿した気がします。

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