ラブライブ! -彼は変われるか-【凍結】   作:レイヴェル

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どうも、レイヴェルです。
秋のあなたの空遠くが発売されましたね。
2枚買ったのですが、最初に開けた方に海未ちゃんのコードが入っててめっちゃ嬉しかったです。
ちなみに2枚目の方はまだ未開封です。記念としてそのまま飾るのもいいかな~っと。財布ピンチですけどね^q^
これ以上余計な出費はできませんね....


神綺の物語....はじまります。


89話

--side神綺--

やぁ、神綺だ。今日は日曜日。何の日かって?そりゃぁ....残った3年組とのお出かけさ。

んで、今日はちょっとしたイメチェンをしてみたぜ。前世でやってた変装まんまだがな。丁度今の外見はアイドル成り立ての頃だから違和感もそうないだろう。あ、ちゃんとサングラス掛けてるぞ。凛ちゃん達と出歩いた時の視線が頭から離れなくてな。全く....ひどい目にあったぜ。

 

「....寒い」

雪降ってたからなぁ....流石に寒いぜ。

集合時間まであと20分。気長に待つか.....

 

 

 

 

 

ん?....あれは絵里か。.....俺には気が付いてないみたいだな。そりゃそうか、あいつらの前でこんな格好したことないし。ちょっとびっくりさせてやろう....くくくっ。

 

 

--side絵里--

今日は神綺とのお出かけね!張り切っちゃって寝不足だわ....亜里沙にもガミガミ言われたし....しょうがないじゃない。楽しみだったんだもの。

っと、ここで集合よね.....まだ誰も来てないのかしら.....来てないわね。ちょっとサングラスした人がこっち見てるけど....ん?どっかで見た覚えが.....ないわね。気のせいね。

....でも似合ってるなぁ。サングラス掛けてる人って大体浮いてるのに....

 

 

「あの、すみません」

っ!? 話しかけられた?! ど、どうしよう!?

 

「はっ はい!なんですか!?」

 

「お、落ち着いてください....」

はっ 私ったら何してるんだろ...

 

「す、すみません....なんでしょうか?」

 

「.....くくくっ 駄目だっ ぷっはははっははは!」

なっ なんなのこの人.....急に笑うなんて...失礼な人ね...

 

「本当に気がつかないとはな....」

ん?サングラス外してどうした....の。

 

「あー!!」

この顔!

 

「くくくっ やっとわかったか」

 

「どうしたのよ神綺....頭おかしくなったの?」

急に髪型変えるなんて.....どこかで頭ぶつけちゃったのかしら。

 

「は? んなわけないだろ。変装だ、変装」

 

「変装?」

変装するほどのことしたの...?

 

「凛ちゃん達の時に周りの視線がキツくてね....俺もそれなりに顔知られてるから...」

 

「....にしてはキマってるじゃない?」

何回もやってるような....

 

「前世ではこうやって変装してたのさ。ま、さっきの絵里みたいに気がつく人はいなかったよ」

 

「だって想像つかなかったもの....サングラスでなおさらよ...」

全く....

 

「はははっ 悪い悪い。声でわかるかな~って思ったが、わかんなかったし」

 

「....悪かったわね」

 

「なに、ちょっとしたサプライズさ」

 

「ふ~ん.....まだにこ達は来てないのね」

 

「みたいだな....」

あ、いいこと思いついたわ♪

 

「ねぇ神綺?」

 

「んぁ?」

 

「ちょっと耳貸して」

希達ビックリするだろうな~♪

 

--sideにこ--

にっこにっこに~♪

にこよ。今日は神綺達と出歩くことになっててね、取り敢えず集合場所に行く前に希と待ち合わせしてから行くことになってるの。だから、今は希が来るのを待ってるところね。

 

「おはようにこっち!待った?」

 

「おはよう希。いいえ?私も今きたところよ。さ、行きましょ」

遅刻はしたくないからね。

 

 

 

 

 

 

「ね、ねぇ.....希?」

「な、なんや?にこっち.....」

 

「あれって....絵里...よね?」

「にこっちもそう思う?ウチもそうは思うけど....」

 

「「あの男の人...だれ...」」

 

「ちょ、どういうことよ....神綺ならわかるけど違う人じゃない....し、しかも腕組んでるじゃない!?」

 

「ど、どうなってるんや...」

絵里って神綺のこと好きだったはずでしょう!?てか神綺は何してるのよ!!

てかあいつ誰! なんで絵里と腕組んでんのよ!

 

「ま、待ち合わせ場所間違ってないわよね!?」

 

「確かにここや....絵里ちとは別の...人?」

 

「んな馬鹿な!」

もぅ!意味わかんないわよ!!

 

~~~♪

っ!

 

「? にこっち、電話鳴ってるで?」

 

「そうね....っ! 絵里からだわ...」

 

「.....あの人も携帯で電話してるみたい。やっぱり絵里ちや...」

 

「取り敢えず出るわ」

もう。

 

「....もしもし?」

 

『あ、にこ?さっきから希と何してるのよ。早くこっちに来なさいよ』

 

 

「なっ やっぱりあれは絵里なのね...あの男は誰よ! 神綺は!?」

 

『....ぷっ....はははっ』

 

「な、なによ!」

急に笑って!

 

『...もういいでしょ?サングラス取ってあげて』

?.......っ!

 

「し、神綺!?」

「え?」

 

『そうよ。さ、電話変わるわね』

 

「え、ちょっ」

 

『電話変わったぞ』

あ、....神綺の声だわ。

 

「....どういうつもり?」

 

『は?』

 

「どういうつもりって聞いてんのよ!」

 

『ま、まぁまぁ....取り敢えずこっちこいよ。電話代無駄だろ?』

 

「っ....覚悟しときなさいよっ!」

ピッ

 

 

「ね、ねぇにこっち...」

 

「取り敢えず行くわよ!」

 

「えっ えぇ!?」

 

 

 

--side神綺--

やぁ、神綺だ。

いや~ 絵里から耳打ちされた時はビックリしたぜ。恋人の振りしろだなんて....いや~役得役得。だが....なんで俺でそれを実行するんだか...ま、あいつらの戸惑ってた顔見れて面白かったな。

 

「....本当に神綺なのよね?」

 

「そうだ。斎藤神綺さ」

 

「....どうしていつもと格好が違うのよ」

 

「変装さ。前に凛ちゃん達と出歩いた時に周りの視線がキツくてね...それを誤魔化すためにさ。サングラスって偉大」

 

「.....バカみたい」

 

「結構辛いんだぞ?」

 

「...はぁ」

なぜため息?

 

「でも新鮮やなぁ、神綺がサングラス掛けてオールバックだなんて」

 

「俺も久しぶりにやったよ。ワックスあるか心配だったが、父さんのがあったから拝借してきた」

 

「そうだったの.....もぅ、次からは最初から言っておいてよ....戸惑ったじゃない」

 

「すまんすまん。驚かせたくてな。ま、いいリアクション見せてもらったよ」

 

「.....すごく複雑だわ」

 

「同感や」

 

「取り敢えず、移動しようぜ。ずっとここにいてもなんだろ?」

 

「そうね.....それじゃぁ....」

 

「っておい、待て」

 

「??」

 

「そうね、ちょっと待ちなさい」

「....絵里ち」

 

「ん?何かしら」

 

「何かしら?じゃないわよ!いつまで神綺と腕組んでんのよ!」

 

「え?....ダメかしら?」

 

「なに言ってんのよ!ダメに決まってるでしょう!?」

 

「どうして?」

えっ.....

 

「どうしてって.....そりゃぁ....」

 

「ウチらは一応アイドルやで?...流石にまずいんとちゃう?」

 

「あら、凛達も神綺と腕組んでたって言ってたわよ」

 

「「っ?!.....」」

....いや~な予感がする。

 

「さ、行くわよ」

 

「ちょっと待ちなさい!」

 

「...今度はなによ」

 

「絵里はさっきから神綺とくっついてたでしょ!今度は私とよ!」

 

「....は?」

え、なにそれは....

 

「んで、反対側はウチやな....ええやろ?絵里ち」

 

「.....しょうがないわね...」

 

「おいおい、待とうぜ。俺の意思は?」

 

「なによ。こんな美少女なにこちゃんと腕組むのが嫌って言うの?」

自分で美少女というのか.....

 

「え、いや...それは...」

嫌ではないが....

 

「ま、周りの目あるし」

凛ちゃん達での再来はキツイ。

 

「あら、何の為にサングラスしてるのかしら?」

 

「.......」

やっちまったぜ。

 

「さ、行きましょ♪」




閲覧ありがとうございます。

最古の魔術師さん、XMSさん、長政さん、キングラーさん、餡大福さん。投票ありがとうございます。

さっきから『秋のあなたの空遠く』聴きまくってます.....いや~ドラマCDのことりちゃんの『おねがい♪』にはイチコロですわ。こyこy

あ、早速SR海未ちゃんはレベルMAX,絆MAXにしておきました。当たり前だよなぁ?

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