ラブライブ! -彼は変われるか-【凍結】   作:レイヴェル

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どうも、レイヴェルです。

また分割ミスりました。今回は2000字ちょっとです。
今回で一応アニメでの8話に当たる所は終了となります。

では、神綺の物語.....はじまります。



88話

「ちょっ ちょっとみんな.....」

 

「ん?どうしたの、希ちゃん?」

 

「もう一度考え直さへん?さっきまで思いつかなかったのに....」

 

「やる気が違うもん!思いつくよ!」

 

「そんな適当な....」

 

「ま、希の夢があってもなくても、今まで私達が歌作りに関わってなかったのは事実だわ。今回でみんなで団結して、成功させましょ」

 

「.....さ、さっき真姫ちゃんだって言ってたやん。無理に悩んで完成度を低くするより、今まで通りがえぇって....」

 

「それもそうだけど.....私達、友達でしょ?神綺先輩の言ったようにクリスマスプレゼントってのも面白いし」

 

「ね!希ちゃんはμ'sを纏めてくれた恩人だもん!ここで少しでも返さないとね!」

 

「凛もそう思うにゃ~」

 

「み、みんな....」

 

「少しは素直になったらどうなの、希?」

 

「絵里ち...?」

 

「ずっと叶えたかったんでしょう?なら、いい機会じゃない....」

 

「せやけど....だからって...」

 

「少しは俺達に頼っても...いいんじゃないか?」

 

「...え?」

 

「やっと叶えられそうな夢なんだろ?だったら.....目指そうぜ」

 

「.......」

 

「そうよ。もしかしたらこの予選が私達最後のライブかも知れないのよ?この機会しかないわよ」

 

「まぁ、負ける気は無いがな」

 

「勿論やるからには全力よ。....ねぇ希?」

 

「.....?」

 

「私達は友達なのよ?....少しは素直になりなさいよ。こういう時はありがとうって言っとけばいいのよ」

 

「そうだな。我慢は大事だが、しすぎも良くないわな」

 

「........もぅ.....そんなこと言われたら....諦めきれないやん...」

 

「諦めなくていいのさ。まだチャンスはあるんだ」

 

「これからでもまだ間に合うわ。頑張りましょ?」

 

「......ありがと」

ふぅ....なんとか説得完了っと。

 

 

 

「ねぇねぇ先輩!お話終わりましたー?」

 

「丁度終わったぞ。なんだ?」

 

「今ちょっとみんなでもう一回話し合ったんですけど、各自で使えそうな歌のフレーズを集めるで決まりました」

 

「ん、わかった。.....さて、これからどうすっかねぇ。お開きにするかい?」

どうせ、もう話し合うものもないし。

 

「うーん.....ん?」

 

「どうした穂乃果?何かあったか?」

 

「窓見て!雪降ってる!」

なに?

 

「わぁ~」

 

「ほんとだにゃー!」

 

「ねぇねぇ!行ってみようよ!」

 

「賛成!行こ行こ♪」

 

「え、ちょっ お前ら...」

雪ではしゃぐとか子供かい....

 

「ん?..! ちょっとお姉ちゃん達!?風邪引きますよ!?」

 

「だいじょぶだよ雪穂~」

 

「...もぅ」

 

「大変だな。雪穂ちゃんも」

 

「斎藤さん....そりゃもうたまったもんじゃありませんよ......でも」

 

「でも?」

 

「あんなに笑ってるお姉ちゃんは久しぶりに見た気がします。今まで音ノ木坂学院の廃校問題で....浮かない顔ばかりしていたので」

やっぱり、リーダーとしてとかの責任感じてたんだな。

 

「色々踏ん切りついたからな。ま、これからが勝負だな」

 

「応援してますので、頑張ってください」

 

「ありがとう。そうだ、久しぶりに饅頭を買おうかな?」

 

「本当ですか?ありがとうございます」

 

「帰るときに買うから用意しておいてもらうと嬉しいな」

 

「わかりました。用意しておきますね」

 

「助かるよ」

 

「お~い!先輩!先輩もこっち来てくださいよ~!」

....はぁ。

 

「わかったよ!....たくっ住宅街なのに大声だしやがって...」

 

「あはは....いつも姉がすみません...」

 

「もう慣れたけどね...じゃ、饅頭よろしくな」

 

「はい。寒いですからお気をつけて」

 

 

 

 

 

 

 

「もぅ!遅いですよ!」

 

「こら、近所迷惑になるから大声ださない。それに...そんな格好で外出るなよ...」

 

「えへへ....早く雪を見たかったので...」

 

「今年の初雪ですね....」

 

「そうだねぇ.....」

 

「綺麗.....」

 

「街灯に照らされてキラキラしてるにゃ~」

ほんとだ....久しぶりに雪を見た気がするな....都会に住むと雪なんてそう見ないし。

 

「そうだ!今度歌う歌のタイトルに雪を入れるのってどうかな?」

 

「お!いいねいいね!早速だね!」

 

「雪ですか....いいですね」

 

「この調子で色々考えようよ!見方を変えれば色々見つかるかも!」

向上心はバッチリ...と。いけるかな?

 

「さ、もうそろそろ中に入りなさい。俺は出てきたばっかだがお前らは結構いただろう?風邪を引きたくなかったら穂むらに戻りなさい」

 

『はーい』

 

 

 

 

 

 

 

「さて、今日はもうお開きにしようか」

 

「そうですね。もうそろそろで夕飯の時間ですし」

 

「今日の進展はまず歌のタイトルに雪を入れる。ってのが決まった。後は雪と恋愛に沿ったフレーズを各自で.....そうだな、各自で2つ考えてきてくれ。被りがあるかもしれないからな」

 

『わかったわ(わかりました)』

 

「よし、じゃぁ.....絵里と希と真姫と海未とにこ」

 

 

「「「「「??」」」」」

 

「家まで送る。各自準備してくれ。凛ちゃんと花陽ちゃんとことりはここで待っててくれ。俺がまた戻ってくるから。いいよな、穂乃果」

 

「うん。問題ないですよ」

 

「よし、じゃぁ行くぞ」




閲覧ありがとうございます。

現在、86話の挿絵を制作中です。....ことりのハイライトなし顔....いいと思います(錯乱)

No † Nameさん。投票ありがとうございます。

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