また分割ミスりました。今回は2000字ちょっとです。
今回で一応アニメでの8話に当たる所は終了となります。
では、神綺の物語.....はじまります。
「ちょっ ちょっとみんな.....」
「ん?どうしたの、希ちゃん?」
「もう一度考え直さへん?さっきまで思いつかなかったのに....」
「やる気が違うもん!思いつくよ!」
「そんな適当な....」
「ま、希の夢があってもなくても、今まで私達が歌作りに関わってなかったのは事実だわ。今回でみんなで団結して、成功させましょ」
「.....さ、さっき真姫ちゃんだって言ってたやん。無理に悩んで完成度を低くするより、今まで通りがえぇって....」
「それもそうだけど.....私達、友達でしょ?神綺先輩の言ったようにクリスマスプレゼントってのも面白いし」
「ね!希ちゃんはμ'sを纏めてくれた恩人だもん!ここで少しでも返さないとね!」
「凛もそう思うにゃ~」
「み、みんな....」
「少しは素直になったらどうなの、希?」
「絵里ち...?」
「ずっと叶えたかったんでしょう?なら、いい機会じゃない....」
「せやけど....だからって...」
「少しは俺達に頼っても...いいんじゃないか?」
「...え?」
「やっと叶えられそうな夢なんだろ?だったら.....目指そうぜ」
「.......」
「そうよ。もしかしたらこの予選が私達最後のライブかも知れないのよ?この機会しかないわよ」
「まぁ、負ける気は無いがな」
「勿論やるからには全力よ。....ねぇ希?」
「.....?」
「私達は友達なのよ?....少しは素直になりなさいよ。こういう時はありがとうって言っとけばいいのよ」
「そうだな。我慢は大事だが、しすぎも良くないわな」
「........もぅ.....そんなこと言われたら....諦めきれないやん...」
「諦めなくていいのさ。まだチャンスはあるんだ」
「これからでもまだ間に合うわ。頑張りましょ?」
「......ありがと」
ふぅ....なんとか説得完了っと。
「ねぇねぇ先輩!お話終わりましたー?」
「丁度終わったぞ。なんだ?」
「今ちょっとみんなでもう一回話し合ったんですけど、各自で使えそうな歌のフレーズを集めるで決まりました」
「ん、わかった。.....さて、これからどうすっかねぇ。お開きにするかい?」
どうせ、もう話し合うものもないし。
「うーん.....ん?」
「どうした穂乃果?何かあったか?」
「窓見て!雪降ってる!」
なに?
「わぁ~」
「ほんとだにゃー!」
「ねぇねぇ!行ってみようよ!」
「賛成!行こ行こ♪」
「え、ちょっ お前ら...」
雪ではしゃぐとか子供かい....
「ん?..! ちょっとお姉ちゃん達!?風邪引きますよ!?」
「だいじょぶだよ雪穂~」
「...もぅ」
「大変だな。雪穂ちゃんも」
「斎藤さん....そりゃもうたまったもんじゃありませんよ......でも」
「でも?」
「あんなに笑ってるお姉ちゃんは久しぶりに見た気がします。今まで音ノ木坂学院の廃校問題で....浮かない顔ばかりしていたので」
やっぱり、リーダーとしてとかの責任感じてたんだな。
「色々踏ん切りついたからな。ま、これからが勝負だな」
「応援してますので、頑張ってください」
「ありがとう。そうだ、久しぶりに饅頭を買おうかな?」
「本当ですか?ありがとうございます」
「帰るときに買うから用意しておいてもらうと嬉しいな」
「わかりました。用意しておきますね」
「助かるよ」
「お~い!先輩!先輩もこっち来てくださいよ~!」
....はぁ。
「わかったよ!....たくっ住宅街なのに大声だしやがって...」
「あはは....いつも姉がすみません...」
「もう慣れたけどね...じゃ、饅頭よろしくな」
「はい。寒いですからお気をつけて」
「もぅ!遅いですよ!」
「こら、近所迷惑になるから大声ださない。それに...そんな格好で外出るなよ...」
「えへへ....早く雪を見たかったので...」
「今年の初雪ですね....」
「そうだねぇ.....」
「綺麗.....」
「街灯に照らされてキラキラしてるにゃ~」
ほんとだ....久しぶりに雪を見た気がするな....都会に住むと雪なんてそう見ないし。
「そうだ!今度歌う歌のタイトルに雪を入れるのってどうかな?」
「お!いいねいいね!早速だね!」
「雪ですか....いいですね」
「この調子で色々考えようよ!見方を変えれば色々見つかるかも!」
向上心はバッチリ...と。いけるかな?
「さ、もうそろそろ中に入りなさい。俺は出てきたばっかだがお前らは結構いただろう?風邪を引きたくなかったら穂むらに戻りなさい」
『はーい』
「さて、今日はもうお開きにしようか」
「そうですね。もうそろそろで夕飯の時間ですし」
「今日の進展はまず歌のタイトルに雪を入れる。ってのが決まった。後は雪と恋愛に沿ったフレーズを各自で.....そうだな、各自で2つ考えてきてくれ。被りがあるかもしれないからな」
『わかったわ(わかりました)』
「よし、じゃぁ.....絵里と希と真姫と海未とにこ」
「「「「「??」」」」」
「家まで送る。各自準備してくれ。凛ちゃんと花陽ちゃんとことりはここで待っててくれ。俺がまた戻ってくるから。いいよな、穂乃果」
「うん。問題ないですよ」
「よし、じゃぁ行くぞ」
閲覧ありがとうございます。
現在、86話の挿絵を制作中です。....ことりのハイライトなし顔....いいと思います(錯乱)
No † Nameさん。投票ありがとうございます。