ラブライブ! -彼は変われるか-【凍結】   作:レイヴェル

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どうも、レイヴェルです。
最初に謝罪をしておきます。申し訳ありませんでした。
なんか流れでこうなりまして、当初はこんな流れにするつもりなかったんです、はい。
キャラ崩壊が一部ありますので、ご注意ください。

では、神綺の物語....はじまります。


86話 【挿絵あり】

「んじゃぁ、なにかラブソングに繋がるかも知れない物とか...案とかあるかい?」

もしこれで全員なしだったら.....希には悪いがラブソング案は取り消しだな。

 

「は~い」

 

「ん、どんなのだ。ことり?」

 

「これなんだけど、参考になるかな~って思って、恋愛映画をお家で探してきたんだ~」

 

「ほぉ」

なるほどな。

 

「おぉ!流石ことりちゃん!」

 

「早速見てみましょう!なにか思いつくかも知れないわね!」

 

「そうと決まればことりちゃん!それ貸して!セットするから」

 

「はい、どうぞ」

 

「たしかに、恋愛物を見れば何か思いつくかも知れませんね」

 

「いいアイデアだ。これは期待できるかもしれないな」

 

-----------------

っと、見始めたはいいものの.....

 

「「...ZZZZ」」

凛ちゃんと穂乃果は爆睡....はぁ。

 

「....おい、二人とも起きろ。これはお前達の問題なんだからな。自分達でどうにかしようと思いなさい」

 

「...んぇ?」「んー?」

 

「ほら、これからがいいところなんだから....起きなさい」

 

「「....はーい」」

全く....危機感というものがないのかい....

...おいこら、二度寝するなし。...ったく。

 

 

....ま、いいところとか言ったが....

 

「「「うぅ....うぅぅ...」」」

うわぁ。ありゃ誰だ....花陽ちゃんに絵里にことりか.....んな泣くほどのものか?

 

俺って全く感動しても、泣いたりしないし....わからん。

 

「っ...可哀想....」

見事に泥沼だこと。これ恋愛映画って言っても、結構ひねくれてるじゃねぇか。理事長の趣味って一体.....謎だ。

 

「うぅ....なによっ 安っぽいストーリーねぇ!」

 

「涙出てるじゃない....」

 

「泣いてなんかないわよぉ...うぅ...」

うわぁ。色々とすごい光景だ。...にしても、真姫と希はそこまでって感じだな。......ん?誰か忘れてる気が......

希、真姫、にこ、穂乃果、凛ちゃん、花陽ちゃん、絵里、ことり.....あぁ、海未か。....どこにいんだ?暗くてわかんねぇな。

 

「うぅ...くぅぅぅうっ....」

『ん?』

...ん?なんの声だ?

.....海未。お前そんな端っこにいたのか。

 

「な、なぁ....海未?どうしたんだ?そんな端っこで...」

 

「そ、そうだよ海未ちゃん....怖くないよ?私が寝ちゃうほどに」

おい、寝るトコは強調しなくていいだろ....

い、いやまぁ。怖くはないけどね....めっさドロドロだけどね。

 

「そうよぉ、こんな感動的じゃないっ」

....まじで?感動するん?

 

「わかってますっ!」

まじで!?この中で冷めてるのって俺だけ?

 

「ですけど.....っ!」

おぉおぉ。キスシーンですかい。

 

「あぁぁぁぁぁぁぁっ あわゎゎゎゎぁぁぁっ」

 

「「「ひゃ~~~~」」」

.....なぜ前三人は叫び声に似た何かを発するんだ...

 

「ひぃぃぃぃぃっ  あっ あ、あぁぁぁぁぁぁぁ!? っ!!」

ピッ

んぉ。画面が消えた。

....なぜに?

 

「っはぁ....はぁ....はぁ.....はぁ.....」

 

「あぁぁ....」

 

「海未ちゃん!?」

 

「はっ 恥ずかしすぎます!破廉恥です!?」

 

「そうかなぁ...」

...あ、海未がテレビの電源切ったのね。

 

「そうです!そもそもこういうことはっ 人前ですべきものではありません!!!」

まぁ....そうだな。

 

「...中々映画の様に上手くはいかないわよねぇ」

 

「それ言ったらおしまいさ。だが、ストレートに気持ちをぶつけられずに、ちょっと遠回りするのが恋愛ってもんじゃないのか?ちょっと映画のは極端な気がするが、それが少しでも感じられたのなら収穫だ」

 

「そうね。言われてみれば、そんな感じするし」

 

「海未みたいにイザとなったら、恥ずかしくて言えなさそうだもの」

 

「それを歌にするのもいいと思うぞ」

 

「....ねぇねぇ先輩」

 

「ん?どうした」

 

「ちょっと、ことりちゃんには悪いけど....思ってた恋愛映画と違ってて....」

 

「それな。めっさドロドロしてたな」

 

「あはは....お母さんに聞いたらこれがいいって....」

おいおい、何勧めてんだ理事長...

 

「それでね?男の子の先輩に言ってもらいたいことがあるんだ~ 映画ででるかな~って思ったけどなかったし.....」

 

「ん?俺が言うのか?....別にいいが、どんなのだ?」

 

 

「その....好きだ!愛してる!...みたいな?告白的なやつを聞いてみたいな~って。やっぱり、面と向かって聞いてみたほうがなにか感じるかもと思ったので」

 

「...告白?」

告白だと.....したこともないのになんていう無茶ぶりだ....だが、いいぞって言っちまったし....

 

「....興味あるわね」

 

「実際に体験してみる....ですか」

 

「ふ、ふん!にこだって告白の1つや2つっ」

 

「されたことないでしょ?されても断るでしょうに」

 

「うぐっ」

 

「....まぁ、いいと言ってしまったしな....どんな風に言えばいい」

 

「うーん。特に深く考えなくても.....さっき私が言ったまんまでもいいですよ」

そうか.....好きだ。愛してるだっけか?

 

「...スゥ........フゥーーーーー....」

本気でないとはいえ.....緊張するな。

 

「.......好きだ。愛している....」

...うわくっさ。なにこのセリフ。滅茶苦茶恥ずいんだけど....

 

「...........」

 

「ほ、穂乃果?」

おまっ やらせといて、硬直はないだろ....くっそ恥ずかしい!?

 

「...はっ!......~~~~~~~~っ!///////////」ボフンッ

....赤くなった。

 

『ジー......』

はっ!?

 

「な、なんだよ.....みんなして俺を...そんな目で...見るなよ」

恥ずかしいだろぅ!?穴があったら入りたいわ!

そ、そうだっ 穂乃果は! あいつがなんか言えば!

 

 

「え、えへへ...えへへへへ//////」

...えぇ。なにそれは.....照れてるん?

 

「....ちょっと神綺?」

 

「っ...なんでしょうか。絵里様」

やべぇ、逆らえねぇ。逆らったら....ヤられるっ。

 

「あら....急にどうしたの?畏まって....」

当たり前だろぅ!?あれだ、俗にいう嬢王様ってやつだ。これは逆らえねぇって!?

 

「ど、どうもしませんよ....どうなされましたか?」

 

「ちょっとね....どうして.....穂乃果に向かって言ったのかしら...」

 

「確かにそれは気になるなぁ~ ねぇ、先輩。どうしてですかぁ?」

は、はは.....ははは.....笑うしかねぇ。敵が増えた.....なんでことりまでぇ!?

てか目に光ねぇじゃん!?

 

【挿絵表示】

 

「いや、それはですねぇ。穂乃果に頼まれたからであって深い意味は全くなくてですね、はい」

 

「ふ~ん....じゃぁ、私がやってって言ったらしてくれるのかしら?」

え゛....

 

「そ、それは....」

あんな恥ずかしいのをもう一回....だと?てか言って欲しいのか?

 

「....はぁ、まぁいいわ。....ほら穂乃果。目を覚ましなさい」

 

「えへへぇ....はっ!......ん?なんで先輩が土下座してるの?」

っ!?....威圧感が消えた...?

 

「....あの、穂乃果?覚えていますか?神綺先輩に頼みごとをした後からあなたは...」

 

「っ....///////えっ え~っと....その....あ、あははは...」

 

「....それで?どうだったのよ。神綺から告白もどきされて」

もどきってお前...そりゃ、心こもってねぇけどさ。

 

「えーっと.....ちょっと時間ください」

 

『え?』

 

「って?!違う違う!そうじゃなくてっ!.....うん。ちょっと落ち着かせて。数分でいいから!」

 

「......」

後先不安しかないんだが....

 




閲覧ありがとうございます。

Kuraiさん、メッケルさん。投票ありがとうございます。

....朝雲ちゃんどこぉ.....バケツが飛ぶぅ(白目)

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