ご注文はうさぎ……だよね?   作:クリティカル

3 / 5
最近家の本棚が埋まってしまい。
本棚もう一つ買おうかなぁと悩む今日この頃。
ホームセンターに行って気がついた。
……本棚置くスペースがないと。



第2羽…新しいバイトさんが……

「はぁ~もふもふ気持ちいい~」

 

どうやら、本当にモフる 許可を貰ったらしくお客様の顔が何とも幸せそうに、ふにゃーっとしている。

 

まぁ、師匠も撫でられるのは嫌いじゃないだろうし、良いのかも。

 

「いけないよだれが…」

 

「のおおおおお!」

 

師匠ーーーー!!お逃げ下さい!

食われる!師匠が食われる!

でも、師匠叫ばないで!怪しまれるから!

 

「あれ?今このうさぎ叫ばなかった?」

 

「気のせいです」

 

ほら、言わんこっちゃない。

チノさんがお盆で口元を隠しながら可愛いく首をかしげながら誤魔化してるけど。

大丈夫かなぁ。

 

「それにしてもこの感触癖になるなぁ」

 

モフモフと師匠を抱きしめながら何と師匠に顔を近づけて頬擦りまでし始めた。

ちょっと羨ましい。

いやね、最初の第一印象は、なんと言うか不思議ちゃんだったのだが、よく見ると明るいボブカットとか言う髪型で何処かほわわんとした印象を受けるのだ。

まぁ、一言で言うと可愛いです。

 

「ええい早く話せ小娘が!」

 

てっちょっと何勝手に喋ってんですかーー!

不振に思われるでしょうが!

ど、どうしよう。

これはもう気のせいで誤魔化すことは出来ないぞ!

どうしよう、どうする。

 

「何か、このこの子にダンディな声で、拒絶されたんだけど」

 

 

「私のふ「僕の腹話術です!すいませんお客様!」

 

 

「「え!?」」

 

シーーーンとまるで、時間でも止められたかの用に周りが静かになった。

あ、これってまさか。

 

「あ、えと、そ、そのですね………」

 

やべぇ、やっちゃった。

僕のバカー!

てか、この後の言い訳考えてない殆ど勢いだし、てか腹話術ってなんだよ、いくらなんでも無理が有るだろ。

どうして、僕はそう言ったのだろか。

 

「驚かしてしまってすいません。家の店では、子連れのお客さんの為にサービスでこのティッピーを使って腹話術をするんです。彼は、その練習中なんです」

 

「へぇ~、そうなんだぁ、面白そう」

 

何とかなったのかな。

それにしても、情けないなぁ~。

助けようとして助けられるなんて……。

 

「あ、けど、かなりダンディーな気が」

 

「そんなことより早くコーヒー全部飲んで下さい」

 

まだ飲んでなかったのかもう覚めてるような気も

後、チノさん本当にすいません。

心の中で手を合わせながら後で謝ろうと決めながら食器を棚に戻していると、

 

「そういえば、私春からこの町の高校に通うの」

 

「はぁ」

 

何か、世間話が始まっていた。

でも、今年から高校生なのか奇遇だなあのお客様。

て、ことは僕と同じ年なのかな?

僕も、今年からだよ高校に通うの。

 

「でも下宿先探してたら迷子になっちゃって」

 

分かる分かる。

この辺りは地図がないと迷いやすいんだよね。

僕なんかこの下宿先の『ラビットハウス』に入る為だけにこの付近の高校に入ったしな。

……今思うと追っかけファン見たいで気持ち悪いな僕は…。

                      

「道を聞くついでに休憩しようと思ったんだけど香風さんちってこの近くのはずなんだけど知ってる?」

 

へぇ~あのお客様の下宿先は香風さんちなんだぁ~

 

ん?ちょっと待てよ?

今、確か香風って

 

「……うちです」

 

「え!?」

 

さっきからちょっと盗み聞き見たいになってたが、え?まさかここに泊まるの?

チノさんや、師匠から全く聞いてないよ?

それとも、チノさんも知らないのだろうか?

 

「これは偶然を通り越して運命だよ!」

 

何かお客様?は、どう言う訳か、運命を感じていて嬉しそうだが…。

 

「私は、チノですここのマスターの孫です。後、そっちカウンター前にいるのがコナさんです」

 

何か自己紹介始まってる!

と言うか巻き込まれてる!

 

「あ、えっと、優希古奈です。よろしく」

 

……自己紹介したけど、これで良いのかな?

 

「私はココアだよ。よろしくねチノちゃん。コナ君」

 

「あ、よろしく」

 

う~ん、やっぱり人と話すのは余り慣れないなぁ~チノさんや、幼なじみとは普通に話せるのに。

 

「後、高校の方針でね下宿させて頂く代わりにその家でご奉仕しろって言われてるんだよ」

 

「うちで働くということですね」

 

ん?何か僕の受けた高校と同じような内容だなそれ。

まぁ僕の場合は、中学のころからここで住み込みで働いているけど。

 

「あの、ココアさん…だったよね?」

 

「うん!そうだよ」

 

「その……高校って兎ノ町高校ですか?」

 

「うん、そうだけど?」

 

何てこったい。

 

「いえ、何でも、気にしないで下さい」

 

同じ高校じゃないか。

同じ高校で同じ場所に住むとは何と言う運命。

良い方か悪い方か分からないけど。

 

「と言っても家事は私とコナさんで何とかなってますしお店も充分人手が足りてますので」

 

あれ?これってもしかして

 

「何もしなくて結構です」

 

まさかのクビ宣言!働く前から!

ココアさんも結構ショック受けてるよ!

 

「何か人手の所は申し訳ないです」

 

とりあえず謝ろう人手の部分を。

 

後、

 

「チノさん。一人くらいスペースあけてあげて下さい」

 

 




次はもっと進めよう。
後、高校の名前は気にしないで下さい。
ここでしか名前は出てこないので。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。