問題児と化け物が異世界から来るそうですよ?   作:残留

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楽しい遊びを期待しよう

飛鳥達と合流して、話を聞くとどうやらとあるコミュニティに喧嘩を売ったらしい。あ、エルナは紹介しておいた。

 

一通りお説教が終わった後、【サウザンドアイズ】と言うコミュニティで俺達のギフト鑑定をお願いするそうだ・・・・どんなのが出てくるんだろうか・・・

 

道中でそれぞれ違う時間、違う世界から来た。と説明されたけど、以外に皆の反応が薄かった。

 

そしてサウザンドアイズにつくと

 

「まっ」

 

「待ったなしですお客様、うちは時間外営業はやっておりません」

 

「あらら・・・・もう閉店時間ですか・・・」

 

「な、まだ営業終了5分前ですよ!?」

 

え?5分前?

 

「ちょっとすみません」

 

俺は店員さんに此処はノーネームはお断りですか?と聞いてみた。すると「はい」と一言で返された

 

「・・・・諦めよう。此処はノーネームお断りみたいだし」

 

「零君、あなたは悔しくないの?」

 

どんなに強いギフトを持っていたとしても、やっぱり子供なんだなぁ

 

「全くと言っていいほど悔しくないかな。だってこの人はこの店のルールをきちんと守ってるだけだし」

 

「ルール?」

 

「此処はノーネームお断りのコミ「イィィィィィィィィヤッホオォォォォ!!久しぶりだ黒ウサギ!!」・・・・・・銀髪ロリ・・・・・?」

 

あ、ありのまま(ry

 

てか言葉遮んなよ

 

「し、白夜叉様!?どうしてあなたがこんな下層に!?」

 

白夜叉って言うのか。黒ウサギが様付しているところから察するに偉い人なんだろう・・・・

 

「そろそろ黒ウサギが来る予感がしておったからに決まっておるだろうに!フフ、フホホフホホ!やっぱりウサギは触り心地が違うのう!ほれ、ここが良いかここが良いか!」

 

前言撤回、こいつ完全にぶっ飛んでるぞ・・・・・・強いってことはわかるんだが・・・

 

「白夜叉様!離れてください!」

 

白夜叉を引っぺがして投げた・・・・・十六夜の方に。そして十六夜はそれを足でこっちにパスしてくる

 

「へい、パス」

 

「うおい」

 

俺は御姫様だっこの状態で受け止める。あの速度で十六夜に蹴られて無事って・・・・

 

「よいしょっと」

 

下ろすと「ありがとう」と、お礼を言われた。お礼言われるの久しぶりだわ

 

「お主!か弱い美少女を蹴るとは何さまじゃ!」

 

か弱い・・・?か弱いって何だっけ・・・・それと、美少女を自分で言うか

 

「十六夜様だぜ、以後よろしく」

 

自分で様付するのか・・・・それよりも・・・・問題児が増えたぁぁ・・・・!

 

「はぁ・・・黒ウサギと白夜叉ちゃん、ちょっと動かないでね」

 

「「??」」

 

俺が指を鳴らすと2人の服が一瞬で乾く

 

「!?おんし、今何をやった?」

 

「ちょっと服に付いてた水分を抜き取っただけだよー」

 

白夜叉が黙り込む。そんなに難しいか?これ

 

「むぅ・・・・まぁ、よいわ。中に入ると良い」

 

そうして、店の中(白夜叉の自室)に入った

 

「もう一度自己紹介しとこうかの。私は四桁の門、三三四五外門に本拠を構えている〝サウザンドアイズ〟幹部の白夜叉だ。この黒ウサギとは少々縁があってな、コミュニティが崩壊してからもちょくちょく手を貸してやってる器の大きい美少女と認識しといてくれ」

 

美少女って自分で言うか?・・・・ん?これ2回目だっけ?まぃいいや

 

「はいはい、お世話になってますよ。本当に」

 

あぁ、毎度毎度さっきのようなことがあったんだな・・・・

 

そんなことを考えていると耀が

 

「その外門って何?」

 

「箱庭の階層を示す外壁にある門ですよ、数字が若いほど都市の中心部に近く、同時に強大な力を持つ者たちがすんでるのです。ちなみに、私達のコミュニティが、一番外側にある七桁の外門ですね」

 

ほう・・・・なるほど・・・

 

「こんな感じじゃ」

 

そう言って地図を出す。それを見た3人は

 

「・・・超巨大玉ねぎ?」

 

「いえ、バームクーヘンではないかしら?」

 

「バームクーヘンに一票」

 

「みんな発想力豊かだね・・・・あー、なんか久しぶりにバームクーヘン食べたくなってきた・・・あ、シュークリームも食べたいや・・・・」

 

俺としてはこの図だとウエディングケーキにしか見えない(汗 てかちょっとお腹すいてきたかな?

 

「ふふ、うまいこと例える。その例えなら今いる七桁の外門はバームクーヘンの一番薄い皮の部分に当たるな。更に説明するな、東西南北4つの地区の区切りの東側にあたり、外門のすぐ外“世界の果て“と向かい合う場所になる。あそこにはコミュニティに所属こそしていないものの強力なギフトを持った者たちが棲んでおる」

 

「あぁ、十六夜と行ったあそこか」

 

「行ったことがあるのか?」

 

「あぁ、そこでたしか蛇神?とか言う奴に十六夜が勝ってたから印象に残ってるね」

 

「なんと!?ちなみに内容は知恵比べか?勇気を試したのか?」

 

まぁ、普通だったらその考えになるだろうど・・・

 

「十六夜は“力“で勝ったんだよ」

 

「なんと!?よりにもよって力で倒したとな!?ではその童は神格持ちの神童か?そんな感じもするが・・・いや、それとはまた違うような・・・むむむ」

 

神格って何だ・・・

 

「へ?十六夜さんは神格の持ち主なんですか?」

 

多分違うと思うが・・・

 

「知らん。そもそも神格って何だ」

 

お、俺の代わりに聞いてくれた

 

「えっとのう、神格とは・・・・」

 

説明が長いから要約して手短に言うと、与えられたら超強くなる。だと

 

え?大雑把すぎる?そんなの気にすんな

 

「まあよい、その水樹がおんしらの手元に行くとは思ってもいなかったから驚きものだ」

 

「あれ?白夜叉ちゃんあの蛇神と知り合いなの?」

 

「まぁの。その水樹を持っていた白蛇に神格を与えたのは私だぞ?」

 

白夜叉ちゃんがそう言うと十六夜が目を光らせて

 

「へぇ・・・・」

 

この一言からは、すごく好奇心を抱いているとわかる・・・・黒ウサギの胃に穴が開くのも遠くない未来のような気がする・・・・・

 

「じゃあお前はあの蛇より強いのか?」

 

十六夜が尋ねると

 

「当然だ。私は東側の“階層支配者(フロアマスター)“。この東側の四桁以下にあるコミュニティで並ぶ者はいない最強(・・)のホストだからの」

 

最強かぁ・・・って十六夜たちなんか立ちだしたぞ?

 

「へぇ?最強のホストか。そりゃいい。じゃあお前を倒したら俺たちのコミュニティが東側最強ってことになるよな?」

 

「そうだろうねー」

 

俺が呆れたように言うと十六夜が睨んできた。目では「俺が絶対に勝てないと?」って言ってる。こいつらじゃ白夜叉ちゃんには到底適わないだろう

 

「・・・・まぁいい。それよりも探す手間が省けた」

 

「抜け目ない童子達だ。依頼しておきながら、私にギフトゲームを挑むと?」

 

「え?ちょ、ちょっと御三人方!?零さんも止めてください!」

 

「止めても無駄だと思うよ」

 

無理だよ・・・・だって3人とも目を輝かせちゃってるもの・・・・ちょっとやそっとじゃ、意志は変わんないだろうなぁ・・・

 

「よいよい、黒ウサギ。私も遊び相手に窮しておる故なあ」

 

「それは奇遇だな、俺も同じだ。少し遊んでくれよ、最強のホスト様?」

 

「よかろう。じゃが始める前に一つ確認しておくことがある」

 

そう言い、着物の内ポケット?からカードのような物を取り出す

 

「おんしらが望むのは“挑戦“か?」

 

そして気迫のある声で言う

 

「もしくは“決闘“か?」

 

言い終えると同時にカードが光り出し世界が変わる。

 

「こいつはっ!?」

 

ふーん・・・・時空変換みたいな物かな?

 

「驚くことは無い。此処は私の持つゲーム盤の1つだ」

 

「いやいや、普通驚くでしょ」

 

俺が突っ込みを入れる。普通の人にはこれで驚くなって言う方が無理だって

 

「この土地が、ただのゲーム盤!?」

 

「如何にも。して、おんしらの返答は?“挑戦“であるならば、手慰み程度に遊んでやる。――だがしかし“決闘“を望むなら話は別。魔王として、命と誇りの限り戦おうではないか」

 

十六夜たちが黙り込む。そしてしばらくした後

 

「参った。やられたよ。降参だ」

 

「ふむ?それは決闘ではなく、試練を受けるという事かの?」

 

「ああ。これだけのゲーム盤を用意出来るんだからな。アンタには資格がある。―――いいぜ。今回は黙って試されてやるよ、魔王様」

 

『試されてやる』と言う可愛らしい発言に白夜叉ちゃんは笑いを堪えている。おいそこ、笑っちゃ十六夜が可哀そうだぞ

 

「・・・・私も、試されてあげて良いわ」

 

「右に同じ」

 

「ククク・・・・よかろう。して、おんしも挑戦か?」

 

俺に向かって言ってくる。ここはどっちを選ぶか・・・・

 

「んじゃまぁ、俺も遊ぶことにするよ(・・・・・・・・)

 

「了解じゃ。では、4人とも“挑戦“ということで良いんじゃな?」

 

あれ?伝わってなかったかな?

 

「ちょっと待った。俺が言いたかったのは“決闘“を申し込むってことだ」

 

「「「「「「?!」」」」」」

 

「決闘・・・で良いんじゃな?」

 

「おう」

 

「本気ですか!?」

 

「本気だよ。まあ、白夜叉ちゃんは本気で来ないだろうけど」

 

そう。本気では来ないだろう。だから俺が本気を出させる(・・・・・・・・・)んだ

 

「なるほど、分かった良いだろう・・・・・ふむ。では先に試練を済ませるとしようかの」

 

と、その時少し懐かしい鳴き声を聞いた

 

「・・・・・この声、グリフォンか」

 

「おんし、知っておるのか?」

 

「あぁ。前にグリフォンとちょっと戦いをしたことあったから」

 

いやぁ、懐かしいなぁ。今じゃ後悔してるんだよな・・・・ガチ泣きしちゃってたな・・・・

 

「「「「!?」」」」

 

「え?そんなに驚く?」

 

「お、驚きますよ!普通、グリフォン自体会うことがありませんって!」

 

「むぅ・・・・して、結果は?」

 

「瞬殺だったね・・・・」

 

うん、一瞬で終わっちゃったから・・・・

 

「まぁ、人間がかなうはずがないじゃろうな」

 

「ん?いや、瞬殺された(・・・)のがあいつで、瞬殺した(・・)のが俺だよ?」

 

「「「「えぇ(はぁ)?!」」」」

 

とまぁ、そんな雑談(?)をしてる間にどうやらギフトは始まっていたみたいで結果、耀の勝利だったみたい。新しい力も手に入れたみたいで、耀自身喜んでいた。十六夜たちからはすごく睨まれたけど気にしないことにした

 

「さて、次は決闘についてだが・・・・」

 

「あ、それについてはさっき急いで作っといた」

 

と、俺と白夜叉ちゃんの前に現れるギアスロール。内容は

 

ギフトゲーム名【化け物と夜叉の戦】

 

プレイヤー一覧

 

・黒水 零

 

・白夜叉

 

 

勝利条件

 

 

・相手が気絶した場合

 

・相手が戦闘不能になった場合

 

・相手が死んだ場合

 

以上3つのどれかを満たした場合勝利とする

 

 

敗北条件

 

 

・気絶した場合

 

・戦闘不能になった場合

 

・死んだ場合

 

以上3つのどれかを満たした場合敗北とする

 

 

特別ルール

 

 

死んだ場合生き返る

 

 

宣誓 

 

上記を尊重し、誇りと御旗とホストマスターの名の下、ギフトゲームを開催します

 

【黒水 零】印』

 

「どうかな?」

 

「別に構わん。さっきの話でおんしが異常なのは分かったからの・・・・」

 

え?なんかひどくない?俺が異常なのは認めるけどさ

 

「よし、じゃあ始めようか」

 

こうして俺vs白夜叉の戦いが始まった・・・・・あれ?エルナ居ないな・・・どこ行ったんだろ・・・・

 

一方エルナ

 

「へっくしゅん!・・・・誰か噂でもしてるのかな・・・・まぁ、寝よ・・・・」

 

誰もいなくなった白夜叉の部屋で寝ているのであった・・・




この小説では作者の好き勝手やらせていただくのでところどころカットされていますご了承のうえお読みください。
零「そもそも何だけどさ、こんな小説読んでる人なんているのかな?」
う・・・・それは・・・・
い、いや、居るはずだ!きっと!
零「おい、もしこれを呼んでるやつがいたら言おう。こんな小説読まずに他の作者様方の作品を見に行った方が良いぞ」
やめて!
零「うるさい」
ごふっ・・・・・くっ・・・・・締めなければ・・・・・
で、では皆さん・・・・・次回、も・・・・・よけ、れば・・・・見て、ください、ね・・・・・・

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