問題児と化け物が異世界から来るそうですよ?   作:残留

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投稿が遅れてスミマセン!ですが、この小説の続きは、あります!!(某理系女子風)
いやぁ……最近首都直下型が来るだの異常気象が続くだの最近怖いですねぇ……
もし、首都直下が来たら(自分が)いなくなってしまうかも……そんなことを考えながらゲームをしています。小説を投稿しております。まぁ、どうでもいいことですが。
さて、それでは本編をどうぞ。

ペストちゃんかわ(ry


おれがかんがえたサイキョー

黒死病の病原菌が潜伏しているのが………いや、一回部屋に戻ろう……考えるのはそれからだ…

 

はぁ…ここ最近眠くなることなんてなかったんだがなぁ……歳かな…?

 

「やっとか…そう言えば魔法を使えば眠気って…」

 

よし、やってみるか。

 

「…目覚まし(アラーム)……これなら考え事も捗るな」

 

黒死病の病原菌が潜伏している人の数を百だとすると、回るのに大体一時間…だが魔法が使えるとなると十分ぐらいか…よし、これなら…

 

 

 

黒死病を全て吸収出来る!

 

 

 

よし、取りかかるか……まずは病原菌が潜伏している奴を探さないとな……ま、大体気で分るが……って耀も(かか)ってたのか。よし、レッツゴー!

 

「失礼するぞ。零だ」

 

「零…?どうして…」

 

「ちょっと黒死病を治しに」

 

俺が言うとドア越しでも分るレベルで驚く。ま、普通だったら無理に近いもんな。

 

「出来るの…?」

 

「勿論。今からやるからちょっと力抜いてくれ」

 

「う、うん」

 

黒死病に罹ってる全ての奴を対象にして一気に吸収する!

 

「……はい終了」

 

「…お、終わったの…って零!黒い斑点が…!」

 

「大丈夫だ…一応抗体はあるからな」

 

俺はもうとっくのとうに黒死病になっている。そんな訳で抗体が体の中にある。正直言って要らないと思うが…

 

「さて、耀。いくら黒死病が治ったからって無理はすんなよ。まだ後遺症とかがあるかもしれないしな」

 

「うん」

 

「じゃあ俺はこの事説明して回るから。じゃあまた後で」

 

「ばいばい」

 

たしか耀の部屋から出て道なりに進めば案内地図があったはずだから…大ホールと宮殿に行けば揃ってるだろうからそこ行けばいいか。

 

さて、頑張りますか……

 

 

 

 

 

やっと終わった…黒ウサギが本気で驚いてたけど今は気にしないでおくか。

 

「よし、後は適当に遊ぶか!」

 

「何を言っているんですか!明日から作戦会議ですよ!」

 

黒ウサギにハリセンで叩かれた…どっから出してんだろ…

 

「エェ…めんどいから俺はパスだ」

 

「駄目です!!」

 

「別に俺が行ったところで変わらないだろ……戦闘になったら適当にやるし、俺は他人の考えは一発で分るぞ?だから作戦会議に出たところで意味無いから…」

 

これだけ言えば…

 

「それでも駄目です!作戦会議には意地でも出席していただきます!!」

 

まだ言うか…

 

「なんで?」

 

「一人でも欠けてしまえば、他コミュニティからの信用を更に失い、”組織”として成り立ちません!」

 

……あっ……考えて無かった……

 

「……それもそうか……すまん、”組織”ってこと忘れてたわ…」

 

さすがに今まで自由奔放すぎたかな?やめる気はないけど。

 

「わ、分って頂けたのならいいのですガ…さっき変なこと考えませんでした?」

 

「ナ、ナンノコトカナー?」

 

「やっぱりデスカ!」

 

スパーン!って自分でも聞こえるレベルで叩かれた。普通に敵から攻撃受けるより痛いな、これ。

 

「さて、じゃあ俺はちょっと射撃訓練してくる」

 

「は、はい」

 

「よっ」

 

黒ウサギに射撃訓練って伝えたけど、正確には最凶の銃作りだ。勿論、無の空間に移動してきている。

 

「さて、まずは適当にパーツを生成して…ここをこう……そんでこうして………」

 

今回は暇つぶしの意味も兼ねて、自分の手で作ってるが……サクサク行けるもんだな。

 

…大体二時間ぐらいで完成した。一応本体構造を作るのには十分ぐらいしか掛からなかったが、見た目をもっと、もっと…的な感じでやって、気づいたらこんな時間。意外と熱中するもんだな……

 

さて、出来た銃を紹介しようか。

 

まず見た目は、黒一色のハンドガンだ。

 

ただし、普通のハンドガンではない。トリガーの上の部分の両脇には一度後ろ斜め約十度に三センチほど伸びてから、直角に曲がってから放射線状に延びている棒のようなモノを付けた。これが何かは撃てば分る。

 

そして、リロードの必要が無くなるよう、マガジンに弾薬が入っている”無”に繋がった”無”を仕込んでおいた。

 

そして何よりこの性能!

 

なんと連射可能で、その連射速度は0.001秒毎に発射。そして一発一発に込められている破壊力はレールガンも裸足で逃げ出すレベル!

 

また、魔法を付与することを可能になっている!

 

………はっ……俺は一体何を…?

 

ま、まあいい。さっそく試し打ちだ。

 

適当に的を作って…その後ろに岩盤の壁を…っと、じゃあ撃ちますか。

 

発射!

 

 

ズガチュドガガガガガガガガガガドン!!!

 

 

……なんだろう…作ってはいけないモノを作ってしまった気がする……

 

何が起こったかを説明すると、

 

まず最初弾丸が発射されて的の真ん中を撃ち抜いたんだ。そこまでは良い。だがその後が想像以上だった。

 

初弾を撃ち終わった直後、左右に取り付けたモノが的めがけて一瞬で伸びて的を貫いてガッチリ固定する様な形になって、それを連射によって発射された弾丸が恐ろしい勢いで的を壊した。ここまでは想定内だったけど、その威力が想定外だ。

 

一応、とんでも威力って事は分ってた。けどさすがに……的の後ろの岩盤に穴が出来るほどの威力にした覚えは無い!!

 

……まぁ、持っといて損は…無いか…?

 

あ、そうだ。一応最強回復アイテム一個作っとこ。

 

……名前は……【ファイナル・ポーション】とかでいいかな?いいか。

 

よし、戻ろう。

 

 

 

 

さて、戻ってきたことだし、今回のゲームの答えについて考えるか。

 

まず最初に考えるべきは偽りの伝承と掲げるべき真実だな。

 

この謎の鍵になるのが”名前”だ。

 

今回の場合だと、ペスト(黒死病)ヴェーザー(ヴェーザー河)ラッテン(ネズミを操る道化師)、シュトロム《嵐》…か……

 

俺の記憶が正しければ、伝承や碑石には一五〇〇年代からしか”ネズミを操る道化師”は出てこなかった…つまりラッテンは違う。

 

では”シュトロム()”か?違う。

 

嵐に巻き込まれて子供達が死んでしまった。そう考えられないことも無いが、碑石には”丘の近くで姿を消した”の一文の”丘”は、ヴェーザー河に繋がる丘を指して、天災で子供達が死んでしまったと象徴されてる。つまりシュトロムはヴェーザー河の存在を指す。

 

おそらくあれは関係の無いモノ。

 

ではヴェーザーとラッテンから”マスター”と呼ばれている”ペスト(黒死病)”か?それも違うだろう。

 

黒死病が流行ったのは子供達がいなくなった時よりも後だ。しかも黒死病の伝染元はネズミだ。ラッテンが違う時点でこれも違う。

 

なら残るのは”ヴェーザー(ヴェーザー河)”だ。消去法からして、こいつが正解と言える。

 

あと考えることと言ったら白夜叉の封印についてか…

 

これについてはまだ解明は出来ないか…?

 

まぁ、後々分るか。

 

「あと残りの時間何してよう……」

 

あと約一週間……暇だなぁ……

 

あ、そうだ、あれをしよう!

 

よし、そうと決まれば移動だ!!

 

 

 

 

 

今広場にいるんだけども人がいない……ラッキー!

 

それでは……

 

「レッツ!”ホバリング移動”!」

 

やり方はとても簡単!!片足をあげて、素早く(音速を超えたスピード)もう片方の足をあげて宙に浮いたら、落ちる前に素早く(音速を超えたスピード)最初に上げたほうの足をあげるのを、一定の高さになるように繰り返す。簡単なことだろう?

 

そしてこのまま動く。これこそがホバリング移動だ。

 

はたから見たら宙に浮きながら移動する変態に見えるだろう。望むのであれば、上に落ちることも可能だが?

 

って、誰に言っているんだろうか…?俺も末期だな……

 

……そろそろつまらなくなってきた……仕方ない……禁断の術を使うか……

 

必殺………

 

 

 

キングクリムゾン!!

 

 

 

 

~再開まであと一時間~

 

……手抜き?なにも言うな……

 

さて、もうすぐ再開なわけだが、今俺は魔王戦よりも恐ろしい事態と遭遇している。

 

それは、黒光りするボディを持った虫(G)が部屋の何処かでカサカサ…と音を立てているのだ!!

 

しかも大量のカサカサ音が聞こえると来た……これ以上は耳が悲鳴を上げる……

 

いやぁ…こんな時用に持って置いて正解だったな……ゴ〇ジェットとアー〇レッド……

 

まず、扉を閉めてからアー〇レッドを設置して、煙が充満したところで更に部屋中にゴ〇ジェットを吹きまくる。

 

これで完了。

 

なんか最近gdgd感満載な気がするけど気にしない。

 

さて、あと五分か。意外と時間を食ったな……移動するか……

 

 

 

 

 

……開始まで三、ニ、一…って、うおいっ!?なんだこの地鳴り!?

 

………おさまったみたいだけど……これが本来のステージか……

 

境界壁が無くなってその先に例の町(ハーメルンの町)が広がっている……”魔書”か……?

 

…ん?この街並み……ルネサンス調……この建築様式……『ヴェーザー・ルネサンス建築』って言うんだっけか……このパステルカラーの町並みってたしか一五世紀後期からだった……伝承や碑石には一二八四年とあった……あぁ、成程。だから魔書を開かなかったのか……ま、十六夜も分ってるだろうから俺が考えても無駄か。

 

さて、じゃあ行きますか……ヴェーザーのとこでも行こうかな。

 

それじゃあ飛びますか(ホバー移動のy軸を高くしたもの)。

 

これ意外と疲れるな……あ、もう着いた……

 

「よっ、派手にやってるねぇ」

 

目の前には青いオーラ……おそらく神格を与えられたであろう傷だらけのヴェーザーがいた。

 

「お、零か。今丁度このガキの相手をしてたんだが……」

 

ヴェーザーが指をさした方を見てみると、ボロボロになった十六夜がいた。

 

「…やっぱり難易度高すぎたか……」

 

「零…か…?こいつ、なかなか強い、ぞ……」

 

「そうか。十六夜、お前ちょっとあそこらへんで休んでろ。ヴェーザー、ちょっと待っててもらっていいか?」

 

ヴェーザーに問いかけると、頷いて答えてくれた。運ぶか。

 

「……よし、じゃ、ここで待ってろ」

 

「あぁ……」

 

ヴェーザーのいるところからここまでは約一㎞ぐらいあるし大丈夫…かな?

 

「よっと、じゃあ戦うか。ヴェーザー」

 

「おう。先手は譲るぜ?」

 

俺が運んでる間に傷が全部塞がってた。おそらく”気”で再生させたんだろうな。

 

「いいのか?じゃあありがたくッ!!」

 

まずは普通に殴ってみるか。

 

「グオッ!?なんでギフトが無いのにこんな威力が出るんだよッ!?」

 

「お、効いてるね。あと、そんな攻撃じゃあ効かねぇぞ!!」

 

ヴェーザーがでかい笛で叩きつけてくるけど、痛く無い。こいつ素手の方が強いはずなんだが……舐めてるのか?

 

ならこっちはもう少し威力を上げるか……

 

「おいヴェーザー、本気で来い。じゃないと足止めが出来ねぇぞ?」

 

「……分ったよ……後悔すんじゃないぞ!!」

 

やっと本気を出してくれたか……なら俺も!!

 

 

 

 

~side ヴェーザー~

 

おいおい、何なんだよこいつ!神格を授かった状態の全力の連打を受け止めてやがる!!こっちは”気”も最大限使ってるってのに!!

 

…元々強いって事は分ってたが……ギフト無しでここまでとは驚いた……久しぶりに燃えてきた!!

 

「流石だな!!零!!だがこのままだと勝てないぞ?」

 

「なら仕方ない!!”リミッター”を一段階解除させてもらおうかな!!」

 

”リミッター”?聞いたことが無いな……まさか!!

 

「どうだ?これが基本時状態だ。基本時状態と言っても力は極限まで抑えてるけどな…はぁ…この”リミッター”はこのギフトゲームが終わるまで解除するつもりは無かったんだがな……」

 

一段階解除するだけでここまで”気”の力が上昇するものなのか?そうなら絶対に勝てないじゃねぇか……

 

「?どうした?かかってこいよ」

 

「チッ……オラァッ!」

 

「よっと。そんな早さだったら避けることなんて簡単だぞ」

 

な!?回避された?超音速の攻撃だぞ?ありえない!!グアッ!!

 

「おーい、驚いてるとこ悪いが0.1秒の遅れが命取りだぞ」

 

「くそっ!ウラァッ!!」

 

勝てない相手が目の前にいるとやっぱり盛り上がる……絶対倒す!!

 

~side out~

 

~side 十六夜~

 

今俺の目の前でありえない光景を目にしてる…って俺は誰に言ってるんだ?

 

とにかく、零……お前は本当に何者なんだ?そんな馬鹿げた力は明らかに人が持っていているようなモノじゃない。

 

やっぱ面白いな……ん?なんだこれ?【ラスト・ポーション】?飲めってことか……

 

ん……苦いな……って

 

「傷が塞がって体力が回復してる……」

 

すごいな、コレ。どうやって作ったんだ?

 

……俺がここにいても邪魔なだけか。黒ウサギたちの方を手伝いに行くとするか。任せたぞ、零。

 

~side out~

 

~side 零~

 

お、十六夜が立ち去ったか……じゃあそろそろ終わらせるとするか。

 

「おい、そろそろ終わらせようぜ」

 

「そうだな……正直、このままだったら勝てる気がしねぇ……」

 

「そうだな……じゃあ、ヴェーザー、俺は何もしないから、お前全力の一撃で俺に攻撃をしろ。それで俺が傷一つでもついたらお前の勝ち。俺はギフトゲームが終わるまでもう何もしない。その代わり、俺が無傷だった場合こっちもこの状態(・・・・)での高威力で一撃与えさせてもらう。どうだ?」

 

さすがにずっと攻防戦を続けるのも飽きたしそろそろ決着を付けようと思う。

 

「……ハハッ……仕方ねぇか……なら、星をも砕く一撃だ!!!」

 

速さ的には光の速さぐらいかな?さて、威力はどれぐらいか……

 

……なんか今ドゴォォォォォンって音聞こえたんだが、どうしよう……

 

「…無傷…だな」

 

「やっぱり駄目だったか……まぁいい。すぐにやってくれ」

 

武器の笛を捨てて空中で大の字になった……か。

 

なら、俺も約束通り高威力の一撃を与えるか。

 

「それじゃあ…おらよっと!!」

 

「――――――――ッ!?」

 

ヴェーザーが落ちて、どんどん体が光になって消えて行く。

 

まぁ、このギフトゲームが終わったら復活するんだが。

 

「クッ…じゃあな。ギフトゲームが終わったらまた会おうぜ……」

 

「おう。それまでゆっくり休んどけ」

 

「ああ……」

 

そう言い終わったら完全に消えた。

 

次はどうするか……ラッテンは大丈夫だろう。多分飛鳥が反撃してる頃だと思う。あのお嬢様が反撃しないはずが無い。

 

ま、一回見に行って大丈夫そうだったらペストのところ行くかな。

 

さて、移動するか。ホバー移動で。

 

なんかスウィィィィ…って感じで移動してるから周りからの視線がキツイ。ま、気にせず行くけど。

 

お、着いた。なんかでかいのと十六夜がいるし大丈夫かな?まぁ、ちょっと手助けするか。

 

「おーい、ちょっとだけ手伝いに来たぞ」

 

そう言いつつ大量のシュトロムにパンチを一発づつ加える。すると一瞬で壊れる。脆いな。

 

「零君、ありがとう!これで楽になったわ!あとは任せて!」

 

「おう。じゃあ頑張れよー」

 

「シュトロムが一撃!?誰!?…って零?なら一撃なのも納得ね……」

 

おいそこなんでそれで納得できるんだ。

 

よし、じゃあペスト達のところへ移動するか。ホバー移動で。

 

「何その移動方法!?気持ち悪いわね……」

 

とうとう言われてしまった……地味に傷つく……トホホ……

 

……さて、到着っと。なんか黒い霧が漂ってる…これが黒死病?

 

風圧で消せるかな?

 

「よっ。お、消せた」

 

よし、これで解決策が出来た。

 

あ、あそこに黒ウサギとサンドラとペストがいるな。よし、参戦しよう。

 

「やっほーみんな。遊びに来たよー!」

 

霧から逃げ惑ってたから霧を霧散させといた。

 

「「ぜ、零さん!!」

 

「二人とも、疲れただろ?休んでろ」

 

「で、ですがさすがに零さん一人だけでは」

 

「大丈夫。ギフトなんか無くとも最強なことに変わりないから」

 

正直言って、この言葉自分で言っててすごく悲しくなるわ。どうしてこうなっちゃったかなぁ……

 

はぁ……このギフトゲーム早く終わらせよう。そろそろ休みたい……

 

「ごめん、ペスト。このギフトゲーム速攻で終わらせてもらう」

 

「出来るならどうぞ?」

 

「ならお言葉に甘えて……マジパンチ!!!」

 

ちょっと本気を出して殴ったらペストが消えてた。んで、ハーメルンの世界がどんどん消えてっていた。ジン達の捜索部隊も役目を終わらせてたんだな。

 

「よーし、宮殿に戻ろうか」

 

「は、はい……」

 

「え…?え?」

 

黒ウサギは腰を抜かしてサンドラは状況を理解できていない……やりすぎたかな?

 

じゃあ二人を運ぶか。よっこいしょっと。

 

「じゃあ飛ばすよー!」

 

ギフトゲームが終わったから俺のギフトも戻ってたから【天使の片翼】と【堕天使の片翼】を出して、黒ウサギたちにかかる重力から翼で守りながら、宮殿に戻ってみるか。

 

 

 

 

 

 

 

……どうしてこうなった……

 

目の前には泣いているエルナと俯いている舞。そして俺の腕にはペストとラッテン。その隣に呆れているヴェーザー。

 

もう一度言おう。

 

                

 

 

            ど う し て こ う な っ た

 

 

 

 

……振り返ってみるか。まず俺は宮殿に戻った。そこまでは良かったはずだ……

 

たしかその後なんかイベントみたいなのがあって、宴会みたいなのがあった。

 

そしてその宴会が終わって帰ろうとしたらこうなっていた。

 

よくよく見てみたらペストとラッテンの頬が赤くなってる……まさか!!

 

「酒を飲みやがったか!?」

 

終わったころにはまだ開封されていなかった酒が数本空になっている。

 

……ん?数…本…?この二人だけで飲める量か…?

 

まさか!?

 

「ぜ~~~ろ~~~!なんで私以外の女と~~~イチャついてんの!!」

 

舞まで飲んでやがった!!しかも酔ってる!!

 

エルナはさすがに飲んで「うへへ~~マスタ~~♪」……あっ……(察し)

 

十六夜たちは……?

 

「…?どうしましたか?零さん」

 

誰だこいつ!?見た目は十六夜で中身は別人……その名も!名たんて……ゲフンゲフン……こいつも飲んでやがったか。

 

で、その十六夜の腕に抱きつきながら飛鳥と耀が寝ている…っと。モテモテだねぇ……ハハ……

 

どうしたもんか……んー……よし、逃げよう。本気で。

 

「それじゃあ全員、また明日にでも会おう。サラバだ!!」

 

「あ!!逃げるな~~~!」

 

「だが断る!!逃~げるんだよぉぉぉぉぉぉ!!」

 

「あ!!無の空間は卑怯――――」

 

一瞬で無の空間へと逃げてきた。あいつら明日になったらどうなってるんだろ?記憶残るタイプだろうか?だったら面白そうだな。

 

………こんなことを(・・・・・・)考えられるのも(・・・・・・・)……いや、考えるのはやめとくか……

 

さて、暇つぶしでもしてから寝るか……

 

願わくば明日も―――――

 

「こんな日常が続いてくれ……」

 

 

 

 




布団が吹っ飛んだ!!
零「……よし、じゃあ吹っ飛ばしてやろう」
待って!!さっきのは謝る!だからその鉄の塊のようなオフトゥンを仕舞うんだ!そして爆発魔法を発動させようとしない!
零「チッ……分ったよ。じゃあ仕舞うから。あ、てがすべったー(棒)」
ちょ!?さっきの布団が飛んできイ“ェ“ァ“ァ“  ピチューン
零「さて、では皆さん。また次回お会い致しましょう」
で、ではまた次回まで…サヨウナラ……グフッ……

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