やっと閃の軌跡2をクリアーしました。ただいま2週目をまったりとプレイ中。閃の軌跡2やってる間PSO2放置してたら、セガからの受取アイテムがとんでもなくたまって倉庫整理に1時間掛かったよ・・・・・・
さて、漸く落ち着いた二人に(小一時間エンドレス会話を続ける親子に思わずソウルスティール(弱)した俺は悪くないと思う)デスからの説明が行われた。掻い摘んで言うと、
1、デスが空間振動後、異変が無いか危険区域の見回り中にアリシア(幽霊)を見つける。
2、放置する訳にもいけないので俺に報告のため連れてきた。
3、連れてきたらいきなりプレシアさんに説教を始める。
との事なので、アリシアをどうするかの話し合いが始まる。ちなみにデスは説明をした後疲れた様子で見回りに戻った。
「さてアリシアのこれからだが、希望はあるか?」
俺はそう言って二人を見ると
「アリシアを生き返らせる方法があるなら生き返らせたい」
「ママ!まだそんなこと言ってるの!?」
またアリシアからの説教が始まるかと思ったが、プレシアさんは手でアリシアを制し
「可能性が有るなら、アリシアとフェイトを会わせてあげたいの。私にもうあの子の母親の資格が無くてもあなたはフェイトのお姉ちゃんだから」
「ママ・・・」
ふむ、姉妹の再会の為か・・・アイ姉さんの説得は無理だろうから別の蘇生方法を考えないと・・・
「魔女さんは何か良い方法知らない?」
「いくつか心当たりは有るけど・・・・・・どれも可能性は皆無よ」
「ダメ元で『これっ!』て言うの無い?」
魔女さんはみんなの顔を見渡し、一つため息をつくと
「一番成功率が高いやり方を説明するわ」
そう言ってくれた。
魔女さんがみんなに向けて蘇生方法の前に生物の状態について説明すると言い俺たちは静かに聞くことにした。
「まず、生きてる状態とは肉体・魂・生命力の三つが一つになっている状態の事よ」
「アリシアは魂だけの状態だな」
と言う事は極論すると、後肉体と生命力がそろえば蘇生は可能だと言う事になる。
「ただ、一度肉体と魂が分かれると例え生命力が肉体に満ちていても生き返らないの」
「なんで?」
「自動車で言うなら、
「だったら
魔女さんの説明に当たり前の様に疑問をぶつけるアリシア。うん、俺も同じこと思ったよ。
「ええ、通称【植物状態】と言われる状態と同じね」
「・・・・・・それは生きてると言っていいのかしら?」
確かに生きているだろうが、プレシアさんが望むのはアリシアが自由に動き回れる蘇生方法だ。
「一度止まった車が動き回るにはエンジンを掛け直す必要があるわ。でも生物にエンジンなんて付いて無い。故に蘇生はできないって事になるわね」
「そんな・・・・・・」
プレシアさんが俯き辛そうな声でつぶやく。希望が断たれたかの様子に魔女さんは
「でも例外があるのよ、この城は」
「「え?」」
そう、この城の住人はたとえ死んでも肉体に魔力が満ちると勝手に蘇生されるという呪いが憑いている。デスだって昔から何度もベルモンドの一族に倒されてるし、あの事件の際俺も容赦無くぶっ飛ばした(何か言っていたみたいだが、アイツが死んでリヒターの静止の声を無視して最上階目指していた俺は目の前に出て来た瞬間、スキル【大戦斧】連発で圧殺した)。
「つまり、アリシアを醜い化け物にしろって。そんな事認められるわけないじゃない!」
「それ以外に方法はないわよ」
「そんな・・・そんなことって」
「ママ、いいんだよ。私はそこまでして生き返りたい訳じゃないんだから」
打ちひしがれるプレシアさんを慰めるアリシア。これは声を掛けずらいな。
「別に、化け物だからって見た目も化け物になる訳じゃないわよ」
「どういう事かしら?」
「現に私と蒼真はあなた達からしたら
「「ええ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!」」
・・・・・・あっ、説明してなかった・・・・・・まぁ、いっか。魔女さんが今言ったし。
俺と魔女さんの個人情報以外の今の状態を説明し、理解してもらった所で(途中、プレシアさんが「あの変態が知ったら嬉々として研究しそうね」とか言っていたが気にしない)二人に決断してもらうことになった。
「私は、アリシアとフェイトを会わせてあげたい。だから可能性が有るなら賭けたい」
「・・・・・・私。・・・私・・・は、・・・どうしたら良いのか分からないよ」
「どうしたのアリシア?やっと生き返られるのよ?」
「だって、私の所為でフェイトが苦しんで、沢山の人に迷惑かけてなのに・・・私がすんなり生き返るなんて・・・・・・みんなに申し訳なくてできないよ」
アリシアはそう言うと泣き崩れてしまった。アリシアは幽霊の状態で今までの事を全て見ていて自責の念に囚われていたようだ。それが今になって噴き出したと言う訳か。
「なぁ、アリシアは妹に会いたくないのか?」
「会いたいよ。会って沢山お話ししたいもん。でもフェイトは私の事恨んでるかも知れないし」
「でも、恨んで無いかもしれない。聞いてみたのか妹に」
首を左右に振り否定するアリシアに俺は頭を撫でながら
「だったら本人に聞くしかないよな。世界中でプレシアさんみたいに大切な人が生き返ってほしいと願っても生き返らない人たちがほとんどだ」
俺も今でも思うんだ、俺じゃなくてアイツが生きてたらって
「でも、アリシアは生き返れる道がある。それはアリシアの運だ。その運が幸運か不運かはその道を行かなきゃ分からない」
「・・・でも・・・・・・」
アリシアは何か言いたそうで、でも言えなくてそんな姿が以前の俺に見えて
「確かに怖いよな。人じゃなくなるんだ。みんなに拒絶されるかもしれない」
俺も両親に化け物になったと打ち明ける事が怖かった。アイツが居た場所が無くなるんじゃないかと、壊してしまうんじゃないかと怖くて怖くて膝が震えてた。
「でも、此処に居る。俺たちは人じゃなくなったアリシアを否定しない」
「あっ・・・・・・」
「だから、お前の運で掴んだ第二の人生生きてみないか?」
「いいのかな私生きても、生き返ってもいいのかな?」
アリシアは目に涙を溜め聞いてきた。俺は、いや
「「「もちろん、生きていいんだよ(のよ)」」」
声をそろえて(よくそろったな?とか考えるのはイケないですね、ハイスミマセン)答えるんだった。
なお、アリシアの希望でと言うか魔女さんの最後の説明で
「あ、そうそう。アリシアちゃんの蘇生には蒼真の吸血鬼の血が必要だからね」
「はい?」
「だって、人型の化け物で死んだ状態からの蘇生なんて吸血鬼クラスじゃないと無理よ」
「・・・魔女は?」
「魔女は生前に悪魔契約が必要だから」
蘇生の儀式中にアリシアの首筋から俺の血を送り込む為牙を突き立てていたが・・・・・・なんと言うかむちゃくちゃ恥ずかしかった。蘇生成功後、妙に顔が赤い二人がいたのを微笑ましい顔で見つめる
「てっ、アル兄さんいつの間に!」
「儀式の途中からだ。さて説明は当然してもらえるんだろうな?」
・・・・・・うん、これはスペシャル説教コース確定かな・・・・・・・逃げれないかなぁ
「ちなみに、アルハザードにも伝えてあるからな」
はい、詰んだ。
ちゃん、ちゃん!
魔女さん効果音とかいりませんから!むしろ助けて~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!
お久しぶりの投稿です。楽しんでもらえたら幸いですけど。
---おまけ---
う~ん、委員会の依頼でアキバに来たけど異変なんて感じないな。委員会の予知能力者が今日アキバで神隠しが起きるっていうから来たけど・・・・・・平和だ。まぁ、久しぶりの一人だしのんびりするか(最近すずかとアリサが妙に仕事について来ようとするのはなんでだろ?)。そう思い町を見渡しているとアキバから離れたところに魔力反応があった。急いで駆け付けると、空中に浮いてるピンク色の
「よ~し、次は手を入れてみるか」
「いや、ダメだろそれは!」
「へっ、誰あんたって手が抜けねぇ~。つか吸いこまれる~」
「あ~ほ~か~おまえは~!!!!」
少年を助ける為急いで空いてる方の腕をつかむが
「な、止まらないだと。つか俺より引く力が強い」
「痛い!痛い!ちぎれる~~~」
これ以上力を込めたら本当に千切れると思い、引く力を少し緩めると
鏡に吸い込まれた俺たちは仰向けに倒れて、一人の少女を見上げていた。
「あんたたち、だれ?」
これがサイトとルイズ二人との出会いであり、ハルケギニアでの冒険の始まりだった。
「て、言う夢オチな」
「オウサマ、いいかげん現実見ようよ」
「エルザ・・・・・・俺の国にこう言う言葉がある」
「ん?なになに?」
「人が夢を見ると書いて
「うまい!座布団全部ボッシュ~」
「笑点かい!」
「サイトお兄ちゃんがオウサマが変のこと言ったらこういえって」
「・・・・・・・・・はぁ」
---おまけ・終了---