Jumper -IN CHRONO TRIGGER- 作:明石明
どうもこんにちは、明石明です。
以前、活動報告にも書かせていただきましたが、現在このJumper -IN CHRONO TRIGGER-を大幅に修正加筆したものを製作しております。
展開に大きな変化が生じるのでリメイク版として新規投稿を予定しておりますが、本作の内容をベースにしているため既読のユーザー様には見たことのある文章が大半となっています。見逃しなどにご注意ください。
また現時点の目標としては、連載中のJumper -IN DOG DAYS-と番外編第1話シリーズに投稿したゲートの世界に合流させることを目標にしています。DOG DAYS編は既に投稿しているものとは全く別の展開になると思います。
話数がまとまり次第順次投稿していきますので、興味のある方は是非ご覧ください。ちなみにリメイク版を投稿したからと言って、こちらを削除する予定はありません。
なお、活動報告にもありますが具体的な修正点は以下の通りとなっています。
・タイトルの変更
└Jumper -IN CHRONO TRIGGER-
↓
Jumper -世界のゲートを開く者-
・文章の修正加筆
└誤字脱字の修正、新規文章の追加
・一部サブタイ変更
└作者が気になったものだけを変更
・作品の多重クロス化
└現在DOG DAYS、ゲート 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えりを予定
・設定の修正、追加
└UG細胞改、並びに特殊能力について
物語のオリジナル設定を追加
・デナドロ三人集強化
└また強くなってしまった……
クロス作品がどのあたりで参入になるかは、投稿される時まで楽しみにしてください。
前回生かされなかった設定などを今回こそ使いこなせるよう努力しますので、どうかよろしくお願いします。
さて、字数が余ってしまったので、ここで新規文章のワンシーンをご覧ください。
◇
「嫁さんにサラか……。普通にアリだな」
「サラが誰の嫁だと?」
突如、首元に鈍色の鎌があてがわれ地獄の底から響くような低い声が聞こえた。
滝のように冷や汗が流れる中、ゆっくりと後ろを向いた先に奴がいた。
「……ま、魔王」
「答えろ、サラが、誰の、嫁になるといった」
一言ごとに威圧を込めて問う魔王。ヤバい、ヤンデレの如くこいつの目からハイライトが消えてる……。
「た、例え話だ。サラ様がお嫁さんの男は、さぞ幸せ者だろうなと思っただけで、別に俺がどうこうしようとしたわけでは――」
「その割にはさっき呼び捨てにしていたな。つまり、そういう気があるということではないのか?」
「……もしそうだとしたら?」
「決まっている」
目つきがさらにヤバくなり、鎌を振り上げる魔王から何やら怪しげなオーラが噴出する。
瞬間、ぞくりと悪寒が背中を走り、俺はその場から飛び退く。
ほぼ同時に、魔王の鎌が先ほどまで俺の頭があった位置を通過した。
「サラに近寄る害虫は……速やかに排除する!」
「例え話をしただけで殺されてたまるかぁぁぁぁぁぁ!」
結局この後はエンハーサに向かうことはなく、暴走したシスコンと極寒の雪原で鬼ごっこをする羽目になってしまうのだった。