鈍感な彼と自意識過剰な彼女の学園物語   作:沙希

32 / 36
一夏VSシロナをようやく書けましたが、今回もいまいちです。





3

 

 

 

「「なんでこうなったのだろう」」

 

 思わず俺とシロナの声が重なり合った瞬間であった。

 俺達がいる場所はアリーナの中心で武器を持って立っている。

 観客席には学年問わず生徒で溢れている。

 

「こんな大事になるはずじゃなかったのだけれど…………」

 

「噂って怖いですよね………………」

 

 お互いに溜息を洩らし、苦笑いを浮かべる。

 昼休みを終えて、食堂へと向かうとシロナと鉢合わせをして俺は好感度を上げるつもりで食事へと誘った。昼食を取りながら、他愛の訓練や行事、世間話などで盛り上がっていたはずなのだが、シロナと俺に訪ねてきた生徒が――――――

 

『織斑君と白鳥先生って、どっちが強いんですか?』

 

 と、訪ねてきた。

 俺は『シロナが強い』と言ったのだが、シロナが『織斑君が強い』と言って否定する。そしてシロナが、貴方がと堂々巡りが起きてた結果、俺とシロナが戦うことになった。噂が学園全土に広まり、ついには教師全員までもが興味津々になって俺とシロナの試合を見に来ているのである。あ、千冬姉見っけ。

 

 

 それと、何やらアリーナの観客席から『最強決定戦!』という横断幕が見えるんだが、大袈裟にし過ぎだと思うんだけど。

 てか、新聞部の人とか賭け事やってないか?

 

「後で生活指導室送りね」

 

「ご愁傷様です、黛さん…………」

 

「でも、丁度いい機会だったかもしれないわね。貴方とは一度手合せしたいと思っていたのよ。『雷光』と『剣神』の異名を持つ、織斑君とは」

 

「周りがそう煽てているだけですって。でも、俺も白鳥先生と戦ってみたいと思っていました」

 

 俺の師匠であるというのもあるが、箒達を訓練機で倒す程の実力となればかなりの腕前の筈だろう。いや、筈ではない。俺と同等の実力に決まっている。

 俺より弱かったにしても箒を打鉄のブレードで秒殺できる実力なんだからな。

 しかし、俺の異名って『雷光の剣神』じゃなくて遂に分断されたのか。

 まぁ、『雷光』や『剣神』の方が呼びやすいからそれでもいいんだけどさ。

 

「でも、よく許可が下りたものだわ。ISなしでの真剣勝負って、危険だから許可が下りないと思っていたのだけれど」

 

「千冬姉、じゃなかった。織斑先生に俺が希望したんですよ。出来れば、ISなしで勝負したいって。刃を潰した刀を使うという条件で許可が下りましたけど」

 

「あぁ、だからなのね」

 

 そう言ってシロナは両手に持つ大小太刀を見つめる。

 打鉄を操るのを見て分かった事だが、シロナは打鉄のブレードを扱うとき動きが少しぎこちなかった。

 打鉄に異常でもあるのだろうかと尋ねたが、大型ブレードで戦う事が主流じゃないと言ったのでずっと考えていた。

 

 

 シロナが本領を発揮するのは二刀流だろうか。

 鞘から抜き取った二つの刀を手で器用に回転させたり、回転させた状態で投げてキャッチして維持させているのを見る限り、シロナは二刀流を扱うのだろう。

 確信はないんだけどな。

 

「審判はいないし、とりあえず決定打を一撃入れたら勝ちって事でいいわね?」

 

「はい。それでかまいません」

 

 俺は刀を鞘に入れた状態で構える。

 悪いが箒達を相手にしているときみたいに手加減など出来ない。

 何故ならシロナから放たれる闘気や殺気は千冬姉と同等、いや、それ以上。

 これは手を抜いたら初手で終わってしまうかもしれない。

 全力でいかなければ、負けるっ。

 

「『風伯流』の開祖、白鳥白雫―――――」

「『建布付都流』の開祖、織斑一夏――――――」 

 

 柄を強く握りしめ、深く腰を落として構える。

 シロナも俺と同様に構えを取り、睨み付ける。

 シロナから感じてくる本気のオーラに負けぬように、こちらも本気のオーラをぶつける。

 この戦いは一瞬では終わらないかもしれない。

 

 

 

 

 

「「推して参る!!」」

 

 

 

 

 

 次の瞬間、二つの剣戟がぶつかり合う。

 戦いの火蓋はいま、斬られたのであった。

 

 

 

 

 

 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

 

 

 

 シロナと一夏の戦いが始まる直後。

 観客席には大勢の生徒や教師で埋め尽くされており、そんな中で専用機持ちである箒達が武器を手にしているシロナと一夏を見つめている。

 

「どっちが勝つと思う?」

 

「決まっている。勝つのは一夏だ」

 

「でも、白鳥先生の実力は計り知れませんからね。訓練機で専用機持ちである私たちを連戦連勝するくらいですから………………」

 

「だとしても、世界最強である一夏が勝つに決まっている。なんて言っても一夏は私の幼馴染だからな」

 

 自信満々に胸を張る箒を余所に、『いや、幼馴染は関係ないだろ』と周りは内心そう苦笑いする。そんな中、ラウラが眉をひそめてシロナを見つめていた。

 ラウラはシロナが刀を手で回転させ、宙に投げてキャッチする一連の動作を見て、ある言葉を口に出す。

 

「……………なるほど、白鳥教諭の本領は二刀流か」

 

「え?分かるのラウラ?」

 

「あぁ。白鳥教諭があの大小異なる二本の刀を両手で器用に扱うあの動作を見れば分かる。それに、前の私達と白鳥教諭の試合で思ったことなのだが、どうやらあの時の白鳥教諭は全力ですらなかったらしい」

 

「いや、そりゃそうでしょ。私達より汗をかく量が少なかったし、全然余裕そうな顔だったもの……………あぁもう!思い出すだけで悔しい!」

 

「いや、言い方が悪かったな。白鳥教諭は――――五割も力を発揮させていない」

 

「「「「え!?」」」」

 

 ラウラの言葉に、ラウラ以外の専用機持ちが驚愕する。シロナが箒達とのISでの試合の時は本気では無かったのは悔しいことに誰でも分かっていた。だが、本気じゃないにしろ半分、もしくは7~8割程度だろうとは思ってはいたが、実は半分も実力を隠していたのだから。

 それが別段打鉄に異常があったからではなく、武器の問題だったのだとラウラは推測する。ラウラはあの時の戦いを思い出し、シロナの動きが少々ぎこちなかったのを思い出す。

 相手に感づかれないように装っていたのだが、完全には隠しきれなかったらしい。

 しかし、大型ブレード一本でのあの実力となると、二刀流となるとどうなってしまうのかとラウラは興味が湧くと同時に恐怖した。

 

「な、なら二刀流だったら、あの時よりも強いってこと!?」

 

「そうなるな」

 

「な……………あ、ありえん………………」

 

「い、いったいどんな試合になってしまうのでしょうか………」

 

 誰もがシロナと一夏に視線を向ける。

 二人は武器を手に、構えの姿勢を取っている光景を誰もが釘づけになっている。

 そして二人が互いに自分の流派と名前を口にした、数秒後に―――――――

 

 

 

『『推して参る!!』』

 

 

 

 観客席にいた生徒の目には二人が一瞬消えた様に見えたのであった。

 

 

 

 

 

 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

 

 

 

 

 

 二人が同時に動き出したとき、互いの剣がぶつかり合った。

 剣がぶつかり合っても背後に飛ぶことなく二人はそのまま横切り、立ち止まる。

 そして二人は互いに見つめ合うように振り向いた。

 するとどうだろうか、二人の表情には笑みが浮かんでいるのである。

 

「『雷光』を受け止めるとは思ってもみなかったですよ。まさか、俺と同じくらい速かったとは……………」

 

「私もびっくりしたわ。私の方が攻撃するのが速かったはずなのに、『疾風(はやて)』を弾くとはね……………さすが、というべきかしら!」

 

 そういってシロナが動き出した。

 目の前でいきなり消えたと思えばもう眼前に迫ってきている。

 一夏と同じで、縮地を使うようだが練度は一夏に劣るものの大した速さである。

 まさに疾風、剣術に風神の名前を付けるだけはある速さだ。

 しかし、速さは一夏が上手であり紙一重で回避した瞬間に一夏はカウンターを放つ。

 『剣神』の一撃が襲い掛かるが、シロナは片方の小太刀で受け流すのである。

 ギギギギギギィィィィイイイイッ!!という耳に残るような不快な音を立てながら受け流す瞬間に火花が散り、シロナは勢いを付けて一回転しながら一夏の懐に入った。

 そして瞬間を狙い、もう片方の刀で斬りかかる。

 

「『風雲月露』!!」

 

「っ!!」

 

 襲い掛かる刀を一夏はシロナの腕を片手で押さえ、ギリギリの所で止めた。

 あと少し遅ければ、胸に強烈な一撃を喰らっていたかもしれない。

 そしてシロナは距離を保つ手段に入り、一夏から距離を取る。

 

「やるわね、織斑君。まさか私の剣技を二つも見切るなんて」

 

「疾風と風雲月露………あぁ、なるほど。だから風伯なのか。風神を由来に?」

 

「えぇ、そうよ。そういう貴方は雷神というところかしら?」

 

「その通りです………(やっぱりシロナは強い。反射速度、剣戟も脅威だ。自ら剣術を創るだけの技量は備わっているのは知ってたけど、これほどとはな。これが――――――――天賦の才能を授かった天才の実力)」

 

 一夏は冷や汗を流すと同時に、笑みを浮かべる。

 愛しき人が自分の予想を遥かに超えた実力を発揮するあまり、笑みが漏れてしまう。

 やはり間違いなかった。自分が慕っていた、または惚れた女は間違いなく最強だと。

 

 

(これが、剣神の実力っ…………面白いじゃない!)

 

 

 彼女も同様、一夏に対して笑みがこぼれ出ている。

 テレビや映像で見た動きよりも実際に目にし、感じた動きがこれほどまでとは思ってもみなかったという驚きと喜びの他に、別の感情が胸いっぱいに広がる。

 そう。それは彼女ですら覚えていない、あの時の感情が。

 

「いくわよ、織斑君!私は貴方を全力で射抜く!」

 

「なら俺も、貴方を全力で落とす!!」

 

 二人は地面を強く蹴り、ぶつかり合う。

 一夏は本気の剣戟を放ち、シロナは一夏の本気の一撃を受け流し乱撃を放つ。

 斬って、受け流して、斬って、弾いての高速の乱撃戦が繰り広げられており、千冬以外の観客席に居た生徒や教師はシロナと一夏の剣戟と動きに目が追いつけなかった。

 

「はぁあああああああああああ!」

 

「でああああああああああああ!」

 

 耳を劈く様な金属音のぶつかり合う音がアリーナに響き渡り、地面が縮地により抉れている。ISでの戦いでは見られない、人間の限界を超えた戦闘を誰もが目の当たりにしているのだ。

 

 

 誰もがIS同士でやらせたらどうなるのだろうかと頭に浮かんでいるが、二人にとってISは重たい鎧でしかなく最高速度が出せないので無用の長物でしかない。

 一夏の専用機である白鵠の特殊能力であり『轟雷転輪』を使えば生身以上の動きを発揮できるがシロナには肉体に付いてこれるISが存在しない為、ISを纏っても邪魔でしかないのである。

 

「『疾風迅雷』!!」

 

 一夏の渾身の一突きが放たれる。

 雷化しなくても、縮地による加速で放たれたこの突きを逃れる人物は千冬以外いない。しかし、シロナは一夏と相対するように同時に攻撃を放つ。

 

「『切破風(きりはふ)』!」

 

「っ前が!」

 

 一夏の突きを放つと同時に、シロナと一夏の間に砂煙があがった。

 原因はシロナの技によりものであり、砂煙があがったのだ。

 本来は斬撃を『飛ばす』剣技なのだが、いまのシロナの技量では斬撃は飛ばせない。

 しかし、だからと言って使えない訳ではない。

 『切破風』は力を使う技なので力いっぱい上に斬り上げれば強い風が吹くのだから。

 

「くっ!」

 

 風で舞い上がった砂煙で一夏は一旦動きを止めた。

 しかし、それが隙を生むこととなってしまった。

 砂煙は未だ舞い上がっており、シロナの居所が目視出来ない。

 そして気配で捉えようとした次の瞬間―――――――――

 

(これで終わりよ!!)

 

 縮地による高速二連撃の技、疾風を繰り出した。

 シロナは間違いなく、この攻撃は通ったと確信する。

 だが――――――――――――剣神と雷光の称号は伊達ではない。

 

「ふっ!!」

 

  キィイイイイイイイイイイインッ!

 

「っ!?」

 

 通るはずの攻撃を一夏は受け止めた。

 シロナは予想外な出来事に、目を丸くせざるおえなかった。

 なぜ通るはずだった攻撃を受け止められた?いや、そもそもどうやって『反応』したのか?という疑問に駆られている。

 

(人間の限界反応速度は0.11秒。これを超える事なんて人間じゃ不可能!でも、織斑君は反応することが出来た。つまり織斑君の反応速度は―――――――)

 

 人間の反射神経の限界速度である0.11秒という壁を越えているのである。

 0.09、もしくはそれ以降の反応速度だとすればシロナが一つの動作を行うと同時に一夏は二つ以上の動作が出来るのである。

 悠然と剣を構え、シロナを見つめる一夏はまさに越えられない壁である。

 世界最強、剣神とはまるで織斑一夏に捧げられた称号なのだと思ってしまうほどに。

 まさに『神速反射』である。

 しかし、シロナが此処で終わる女ではない。

 

(人間が脳の限界速度を超えるとなると相当な疲労を伴うはず。余裕そうな表情をしてるけど、汗の量が半端ないわ………………そろそろ私も拙いころだし)

 

 一夏同様に、シロナは表情には出さないにしろ疲労で限界である。

 シロナは一夏とは違って体の構造が異なり、男よりも筋力が足りない。

 縮地による移動攻撃、回避などを繰り返したせいで足が若干震えている。

 このまま持続させれば、間違いなく敗北する。

 

(さっきの反射で、なんとか回避したけどそろそろ身体が限界だ…………)

 

 一夏も一夏で、シロナと同様で疲労で限界が来ている。

 小回りに回避するシロナに渾身の一撃を放ちつづければ、疲労が速く回るのは明確。

 シロナや千冬以外と戦った人たちでは特に本気を出すことなかったのでそのツケが回ってきているのだ。

 鍛錬を少しハードにしておけば良かったと内心一夏は愚痴を漏らす。

 

「織斑君。次で最後にしましょう」

 

「そうですね。じゃあ―――――互いの最高の剣技(わざ)でケリをつけましょう」

 

 そういって一夏は刀を鞘に戻し、構える。

 高速抜刀術である雷光の構えと同じだが、放つ技は雷光ではなく『奥義』。

 身体の疲労を無視し、ありったけの力でシロナに撃ち込む。

 脚に力を入れ、柄を強く握りしめ構える。

 

「……………………」

 

(………なに?)

 

 そしてシロナも一夏同様に構えを取った。

 しかし、一夏は疑問を浮かべた表情でシロナを見つめたのである。

 そう、シロナは構えを取ったのだが試合開始の時の構えとは違った。

 一夏と同じ…………抜刀術の構えを取っているのだ。

 二つの刀を鞘に納め、小太刀を地面に投げ捨てシロナは長めの刀の柄を握りしめ腰を落とす。

 二刀流の構えで無い事に少し一夏は動揺したが、集中し直しシロナを見つめる。

 フェイクかと思い、地面に投げ捨てられた小太刀を見るがそうとは思えない。

 ならば本当に抜刀術で来るのかと?頭の中で考える。

 

(いや、考えるのはよそう。例え虚を突かれても、打ち破るだけだ!)

 

  ドンッ!!

 

 刹那、一夏とシロナは同時に動き出す。

 地面を突く蹴り、全身全霊の力を込めて柄を握りしめる。

 最速の斬撃を誇る二人の技が、いま放たれる。

 

 

 

「終の型・『武御雷』!!!」

「終の型・『神風』!!!」

 

 

 

 十数にも及ぶ無数の斬撃が一気に放たれた。

 全身全霊による縮地と斬撃は観客席で見ていた生徒達には見えない一瞬とも言える刹那であった。圧倒的な回避不可能ともいえる速さで斬撃を放つ一夏の奥義に誰もが攻略を諦めた。しかし、シロナはそれに対抗して自分も一夏の奥義と類似する奥義を編み出していたのである。

 そして二人が横ぎった瞬間に勝敗は決まったのである。

 

  パキィィィイイインッ!!

 

「………くっ!!」

「……………っ!」

 

 手に持っていた二人の刀の刃が粉々に砕け散り、同時に倒れた。

 あまりの一瞬の出来事だったので、生徒や教師たちは目が点になっている。

 しかし、数秒後に大きな歓声が巻き起こるのであった。

 勝敗は引き分けに終わり、二人は直ぐに保健室へと運ばれたのである。

 

 

 そして、誰もがこの戦いを忘れはしないだろう。

 世界最強と互角に戦う女の戦いを、片時も忘れはしないだろう。

 二人の剣舞は、この場にいた全員の頭の中に刻み込まれるだろう。

 

 




今回の話での技の捕捉。
一夏の場合。
『雷光』……縮地で間合いを詰めて斬るだけの剣技。帯刀と抜刀の状態でも使用可能。

『疾風迅雷』……縮地による突き。強固な盾を紙切れの如く容易く貫通させる剣技。

『神速反射』……人間の限界反射速度を超越し、反応することが出来る。今回はカウンターではなく、防ぐことに用いた。参考例・『神速反射(マージナルカウンター)』。

『終の型・武御雷』……光、もしくは刹那とも言える速さで複数の斬撃を放つ。参考例・斬空刃無塵衝。


シロナの場合。
『疾風(はやて)』……高速居合によって相手を斬り伏せる。集団相手でも可能。参考例・八葉一刀流『疾風』

『風雲月露(ふううんげつろ)』……小太刀で相手の攻撃を防ぎ、回転し勢いを付けてもう片方の刀で斬る剣技。

『切破風(きりはふ)』……斬撃を飛ばす剣技、なのだが未だ未完成であるため飛ばせない。

『終の型・神風(かみかぜ)』……一夏の武御雷と大体同じ。ソニックブームによる衝撃がおまけで付いてくる。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。