前世でやる気のない転生者が女神補佐を目指します。 step1 めだかボックス   作:呪壊 赤城

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 どうも皆様。この物語も頃合いが良いので多少修正しようかと思い始めている駄作者でございます。

 誤字脱字、ご要望ご意見ご指摘etc…ございましたら、ご感想かメッセージからお贈り下さい。

 あ、それと活動報告にてバレンタインのアンケートを取ってます!よければご協力下さい。


 そんなわけで後何話でこの章終わるんだろう本編どうぞ。


第41攻 [よォ黒神ィ。]

これで安心!安心院さんと!

この世に知らぬ事はなし!不知火ちゃんの!

これで安心♪解説コーナー☆

 

 

「はい!というわけで、前回は鶴戯対策として、同盟を結ぶか否かって所で終わったね。」

 

「とはいえ、これって案外いい線いってますよねー。強すぎる奴を先に倒そう!って考え方は実際、このゲームの攻略法になってるでしょうし♪」

 

「デメリットがあるとすれば、その後の展開だね。実際、鶴戯をめだかちゃんや亜沙ちゃん、それに日之影君辺りがで倒せたとしても、その後はめだかちゃんと亜沙ちゃん達の戦いに変わってしまうわけだからね。まぁ、そういう意味も含めて今回のゲームのルール考案をしたんだけどね。一体どこまで協力関係を敵チームと組めるのか?ってな意味合いで。」

 

「あひゃひゃ♪流石安心院さん。ちなみに、あたし的には、お嬢様が組むかどうかが気になりますけどねー。」

 

「わはは。確かにそれは言えているね。まぁ、そこが今回の楽しみのポイントかな?さてと、それじゃそこに注目してこれからの戦いを見ていこうか。」

 

 

______________________

 

 

―植物園『木漏れ日』

 

 

「私は行かない。」

 

 

黒神めだかのその言葉にシィーン・・・と静まる一同。とはいえ、唖然としているから静まり返ったのではない。その場にいる全員が、やっぱりかと特別驚く事がなかったが故に静かになってしまったのだ。

 

 

「チーム戦である以上確かに共闘もありだろう。私もレクリエーションの時には後継者達にチームプレーの大切さを教わった。が、それでも、私は1対1でどうしてもあやつと戦いたい。故に、私は先にあやつの元に行く。本来であれば、この場で戦うべきだろうが、亜沙ちゃんが色々画策している以上は早急に動かねばならない。そういうわけだ。亜沙ちゃんにはすまないと伝えてくれ。」

 

「ふむふむ。じゃあ、めだかちゃんは自動的にピンチになるわけか。それじゃあ、僕は妹のピンチを見学するためだけに付いていこうかな。」

 

「・・・お好きにしてください。」

 

 

そう言うと、黒神めだかはその場を後にした。続いて、妹のピンチを見学したいという理由で黒神真黒もその場を後にし、残った面々は先に鶴戯を倒した方が良いと、いう利害が一致したため、一時休戦を結び時計台まで向かった。

 

 

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―グラウンド内。

 

 

[オイオイ、『裏の六人(お前ら)』もうバテちまったのか?情けねェなァ。俺はまだまだ暴れ足りねェぞ?・・・って、聞いてねェか。気絶(寝ちまって)るンなら聞こえてるわけねェな。]

 

 

そこまで全力を出した訳じゃねェ筈なンだが、

裏の六人(プラスシックス)』は地面にあっさりと倒れ伏していた。挑発をしても、奴らの肩を叩いても、目を回したまま起き上がる気配が全くしねェ。

 

・・・スキル使ってるからそこまでダメージは通ってねェ筈だが、まさかスキルが効かない体質の奴らなのか?

 

・・・いや、それなら、とっくにくたばってるか。そう自己完結した俺は、倒れた『裏の六人』達からコサージュを奪い取った。

 

9個だから9ポイントか。大して貯まってねェな。溜め息混じりに貰う物を貰った俺は、近付いてくる気配を感じ取り、気配がする方向に向かっていった。

 

 

[よォ黒神ィ。・・・お前の兄貴も一緒か。]

 

「っ!?戦神か。こうして面と向かい合って会いに来るとは驚きだな。てっきり問答無用で後ろから奇襲を仕掛けてくると思っていたぞ。」

 

 

そいつは心外だな。俺だってゲームの時は普通に正々堂々と殺るときくらいあるぞ。

 

・・・まァ、本気で殺し合い(命賭ける)なら奇襲でもなンでも使うけどな?ただ、今回はあくまでゲーム(遊び)だからな。皆で楽しンでお開きにしたいと思ってる分、万が一を考慮してルール規制を厳しく設けてるくらいなンだからよ。

 

 

[心外だな。おい。幾ら俺でもゲームの(遊ぶ)時くらいはルールやマナーは守るぜ?]

 

 

俺がニヤリと笑ってそう言うと、黒神めだかは驚いた顔をした後に笑いながら「そうか」と言った。そンなに驚く事か?まァ、俺は信用とか信頼されるタイプの奴ではねェわな。

 

 

[俺が決まりを守ンのがそンなに可笑しいか?]

 

「そういうわけではない。さて、お喋りはそろそろ止めて戦いを始め(本題に入ら)ないか?」

 

 

拳を握り締め、闘志を燃やしながらも嬉しそうに笑顔でそう言った黒神めだかは実に良い表情(かお)をしている。本当に主人公だわコイツは。

 

・・・そうそう、言い忘れてたが、黒神めだかに対しての呼び方が変わってるのはあれだ。依哉が前世とそれほど変わってなかったから俺も素でいこうと思ったからだ。

 

まァ、見た目に引っ張られてるせいか、口調と考えがモロ某第一位になってるのは直せないけどな。

 

さてと、黒神めだかじゃねェが、くだらねェ俺の変化の説明はここまでだ。恐らく、今の俺も黒神めだか程じゃないにしろ笑顔を浮かべてるだろうからな。

 

 

[それもそうだ、なッ!!]

 

 

話ながら思い切り黒神めだかに向かって踏み込む。と、同時に拳を思い切り振り上げ近づくと同時に思い切り降り下ろす。

 

 

「話が、早くて、助かるッ!!」

 

 

そして、俺の一撃を黒神めだかが相殺したのを皮切りに俺達の真剣勝負(ぶつかり合い)が幕を開けた。

 

 

______________________

 

 

時計台1階。 

 

 

「・・・はぁ。」

 

 

戦神亜沙は溜め息を吐いていた。大きなフロアの隅の隅に膝を抱え『の』の字を指でなぞりながら。

 

 

「・・・はぁ。」

 

 

・・・気まずい。この場にいる誰もが思った。そもそも、彼女がこんなに落ち込んでいる理由は数分ほど前に遡る。

 

 

~数分前。~

 

 

この時点の戦神亜沙は球磨川達が共闘を結んだのがよっぽど嬉しかったのか、驚くほど機嫌が良くポワンポワンしていた。

 

しかし、日之影空洞からのメールでその表情は一変した。

 

 

「あ、日之影さんからメールなのデスよ!えーっとなになにこれから蝶ヶ崎さんと飛沫さんと怒江ちゃんと阿久根さんが来るそうデスよ!」

 

 

ここまではまだ良い。寧ろ更に鶴戯への対策が増えたと喜んでいるくらいだ。しかし、メールを更に読んでいくうちにその表情は一変険しくなっていった。

 

 

「へ?え?えーっとなになに・・・・・・。

 

 

更に読み進めていくと、戦神亜沙は顔から笑顔が消え失せ、目に宿る光が弱くなっていった。

 

 

「ただ・・・・・・メダカサントマグロサンガツルギノトコニイッタソウデスヨ。バカナノ?シヌノ?日之影サンハ何ヤッテルノ?」

 

 

メールを全て読み終えた彼女は女神が出してはならないだろうどす黒い障気を(笑顔で)撒き散らしながら時計台の中に這入ったのだった。

 

 

~回想終了~

 

 

そして現在に至るというわけだ。

 

万が一他チームが居たときの事を考え戦神亜沙の後を追って入った球磨川禊、雲仙冥利、人吉瞳の3名は追って来たは良いものの、結局のところは声を掛けることも、近付く事も出来ずに立ちつくすだけしか出来なかったのだが。

 

ちなみに、戦神亜沙は溜め息の他に時折呪詛めいた何かを呟いているなど、先程から女神がという以前に普通に女子高生がやってはいけないことのオンパードを繰り返している。

 

恐らく、全校生徒の前で中継されている現在、不知火半袖以上にヤバイというか印象を全校生徒に植え付けていることだろうが、彼女はお構いなしに呪詛的な何かを口走っている。

 

 

「おーい、戦神達ここにいるって聞いて来たんだが、居ねーのかー?」

 

 

が、そんな中、空気を読まない基、場の気まずさを壊した勇者が現れた。

 

 

「あ、善吉さん♪来たってことは、鶴戯を叩き潰すのを手伝ってくれるんデスね!」

 

「「「・・・変わり身早っ!」」」

 

「?っつーか、雲仙先輩と球磨川が共闘に乗るなんて意外だな。」

 

 

人吉善吉が現れた途端に、戦神亜沙は先程までの禍々しい障気を仕舞い、いつもの明るいロリッ子に戻ると、ニコニコしながら他に誰が共闘するかの話をし始めた。

 

ちなみに、それを見てしまった球磨川禊達3名は、「共闘するの亜沙よりも鶴戯との方が良いかもなー」と思い始めているのは余談である。

 

 

策略、戦い、思惑が交錯していく中、

戦夜祭(バトル・ナイト・ウォーズ) 』は、漸く本格的に動きを見せていく。

 

 

              To BeCountiny.....




~安心院さんの!!これで安心!!お楽しみコーナー!!~


なじみ「さぁて第3回目の今回は『裏の六人』百町破魔矢君、湯前音眼ちゃん、糸島軍規君、筑前優鳥ちゃん、鶴御崎山海君、上峰書子ちゃんに来てもらったぜ。」

軍規「糸島軍規だ。」

音眼「湯前音眼だよ。」

破魔矢「百町破魔矢なる者です。」

優鳥「筑前優鳥・・・らしいんだ。」

山海「鶴御崎山海という。」

書子「上峰書子と申します。」

なじみ「さてと、毎回賞品は何が良いかと参加理由を聞いてるんだけど、それ以外が話したいというならば別にかまわねーぜ?どうする?」

軍規「確かに私達が参加したのは黒神めだかと戦神鶴戯と戦いたかったからだし構わないが、何を話す気だ?」

なじみ「誰が最後まで残るか投票するのはどうだい?人数も多いしちょうど良いだろ?」

軍規「成る程。確かにそれは面白そうだな。」


なじみ「てなわけで!開票だ。」


・黒神めだか:二票 ・戦神鶴戯:二票 
・球磨川禊&雲仙冥利:同一票
・『裏の六人』以外:一票byなじみ

なじみ以外
「「「「「「「おいっ!?」」」」」」

なじみ「じゃあ今回はこんな感じで終わるぜ。それじゃあ読者の諸君See you next time.」

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