前世でやる気のない転生者が女神補佐を目指します。 step1 めだかボックス 作:呪壊 赤城
ええ、皆様が仰りたいことは分かりますよええ。
遅かったと仰りたいのでしょう。本当に申し訳ございません。
そして、気が付いたらお気に入り登録が130になっておりました。皆様ありがとうございます!駄作者嬉しくて嬉しくて狂喜乱舞してSAN値がだだ下がりです。ヽ(゜ω゜/)ヒャッホーイ
それはさておき本編どうぞ。
第22攻 [暴れてェ]
夏休みが開けた新学期の日。
また始まる学校を楽しみにする者や、もう少し休んでいたい者がいるであろう中、場所は箱庭学園の時計台屋上に5人、いや6人の人影があった。ちなみにまだ学校は空いていない時間だ。その集団は一言二言話をすると一斉に姿を消した。
それは新たな波乱の幕開けが始まる予兆なのかはたまたなにかの脅威なのか。
それはまだ生徒会は知るよしもない。
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なにが『知るよしもない。』だ。わざわざ意味深に言うンじゃねェって。そもそも生徒会は・・・しか言ってねェ時点で皆気付くわ。つー訳で取り合えずなンでそンな時間にわざわざ学校に行って話をしてたか気になるだろうから、話しておくとこンな感じの話をしたのが切欠だった。
~昨日~
漸く元に戻ったけど、なンかあっちにも慣れてきてたから変な感じするな。いやまァ此方が本領発揮できるから良いんだけどよ。ただなンか暴れてェ気分だ。
[あー、暴れてェ。]
『あれ鶴戯ちゃん、』『もう元に戻ったんだ。』
そンな俺に声をかけてきたのは禊の奴で、声から微妙に残念そうだっていうのは仕方ねェから見逃しておいてやろう。それより、なンか禊の話し方に違和感があるンだが・・・ってああ、なるほどな。
[そういうお前は話し方戻したのかよ。]
『まあ、』「安心院さんに酷い言われ方したからね。」
確か、括弧が禊の個性なんじゃね?とかそンなこと言われたンだったか。そう言いながら途中で括弧が外れてンだけどな。
[そのわりには随分と中途半端だな。]
『仕方ないよ。』「何だかんだ慣れてきちゃってたしね。」
・・・なンか、見てて空しくなってくるな。しかもその中途半端な話し方が定着しそうで怖いな。格好よく括弧を付けてるはずなのに中途半端な格好の付け方ってな。・・・やべェ、想像したらマジで笑えねェわ。
[・・・なンつゥか、その頑張れよ。]
「あはは、ありがとね。」
・・・括弧括弧!括弧忘れるなって。
[・・・つーか、マジで暇なンだけど。なンかパァーッと暴れられたりしねェかな。]
『え"』『いやいや』『鶴戯ちゃんが暴れたら』「洒落にならないから。」
手を振りながらあからさまに冷や汗かくなって。だから、俺は歩く災害かなンかなのかって。お伽噺の獅子目言彦じゃあるまいし。・・・まァ互角に殺り合える程度には鍛えてるつもりだが、それでも・・・なァ?
[そンなあからさまに嫌な顔すンじゃねェって。]
『じゃあ』『そんな不吉なこと言わないでよ。』
だから、なンで不吉な扱いされなきゃなンねェンだっての。俺は歩く災害じゃねェっつってンだろォが。・・・そォいや禊が黒神さンに勝ったって事はなじみの封印そろそろ解ける頃じゃねェか?確か禊が幸せになるにつれて解けるとかなンとか言ってた気がするし。
[そォいや禊、なじみの封印ってそろそろ解ける頃か?]
『あー、』『そういえば』「そうだね。」
とか言ってると、ちょうど良いタイミングでなじみがやって来た。・・・いやいや、絶対最初から隠れて見てたろ。
「鶴戯、球磨川君。話は聞かせてもらったぜ。」
どや顔しながら言うなじみには悪いンだが、俺も禊もなンとなく気付いてたから驚かせてないからな?いや、別に言う気は無いけどよ。
『あ』『漸く出てきたんだ。』「てっきりもう少し後に出てくると思ったよ。」
ほら、禊が言うしな。それに下手に言ったらなじみのやつスキルでねちねちねちねち長い間嫌味を言ったりするからな。その手の面倒事は禊に丸投げで。
「・・・ちなみに何時からいるって気付いたの?」
「僕が」『あれ鶴戯ちゃん、』『もう元に戻ったんだ。』「って言った辺りからスタンバってたのは知ってるよ。」
あー、なンかヤバイな。何がとは言わねェけど禊が地獄を見る姿が見える。・・・仕方ねェ。俺にもとばっちり来たら嫌だし、話を変えておくか。
[そォいや、なじみの封印もうすぐ解けるよな。]
「・・・むぅ~。なんでそこであからさまに話を変えるかなぁ。鶴戯に聞かれたら答えないわけにいかないでしょ。仕方ないから答えてあげるよ。・・・球磨川君は後で・・・ね?」
あ、禊ドンマイ。俺はセーフなのか。いやいや、それならわざわざ止めなくても良かったか。
・・・でもなァ、あれ聞いてるだけでも疲れてくるし、万事休すだったって事にしとくか。
『え"』「そんな・・・。」
落ち込んでる禊は取り合えず置いておいてなじみの話を聞いておくか。
「それで、鶴戯の質問に答えるとそうだねって言えるよ。日が変わったら球磨川君の封印ともおさらばさ。外に出ても晴れて自由の身って訳だね。・・・でもそれがどうかしたの?」
なるほどな。っつー事は、あれがそうなってこうなるから・・・まァわりと久しぶりにこっちの身体を動かす分には意外と丁度良いかも知れねェな。 あ?何がなンだか意味が分からねェって?まァあれだ。後からのお楽しみってな。
・・・今更すぎるが、日が変わるのは後数十分程度だ。日の話ついでに言うと、冥利達はもう寝てる。まァ、実は俺改案の『フラスコ計画』はまだ終わってなかったりするからな。取り合えずそれは置いといて、なじみが不思議そうな顔をしてるし、質問にはちゃんと答えねェとな。
[ンー。黒神さンに勝ってみようかなって思ってよ。]
「・・・マジで?」
だァかァらァ!!・・・はァ、どンだけだよ。
なじみまでそンな顔するンじゃねェよ。・・・もォ突っ込むのにも、疲れたわ。・・・いっそ本当に暴れてやろうか。皆の心を某ホラゲみたく心壊するレベルでよ。・・・まァ、黒神さンだけに限るなら今回は間違いではねェだろうけどよ。多分なじみの方が先にちょっかいかけるだろうし。それで黒神さンが後継者作るとか言い出したら動いてみるか。今はやる気は殺る気は全然起きてねェが、それでも暇な俺には丁度良い暇潰しにはなるだろうしな。ニヤリというような黒い笑みをなじみ達に気付かれねェように笑うと、朝飯の支度をするためにリビングに這行っていった。禊はどうしたかって?ああ、アイツはな、怒ったなじみに干されてるから気にすンな。
で、4時に冥利達を起こして飯を食わせると、朝練は無しにして、箱庭学園の屋上に全員を連れていった。
「おーい兄ちゃん。いきなり箱庭学園に来て何すんだよー。」
目を擦ってる辺りまだ昨日の疲れは取れてないみてェだな。ま、昨日あンだけハードな内容にしてたし無理もねェか。冥加は良いがなンだかンだ言っても冥利はまだ年齢が年齢だし、内容はもう少し優しくするか。なンて考えながら冥利に言葉をかえす。
[あー?生徒会室に盗聴器仕掛けるのに来ただけだぞ。後はまァ、何処が一番見渡せるか下調べしとこうと思っただけどな。]
「スパイみたいでカッコいい。」
おおっ、冥加も大分ダークヒーローの格好よさが分かってきたか。いやいや、盗聴器といやァスパイの必需品だよな。まァ、スパイに限らずなンか盗聴器で情報探るのってなかなか楽しいしロマンを感じるよな。
『・・・冥加ちゃんが』『大分普通に意思疏通し始めたのは』『良いんだけどさ』「・・・大分鶴戯ちゃんの影響受けてるね。」
ったく、禊の奴はなンでこの格好よさが分からねェかな。スパイは格好良いに決まってるじゃねェかよ。スパイじゃなくても俺は基本的にダークサイドな職は格好良いと思ってるけどな。ま、ロマンが分からねェ禊はほっておいて、盗聴器仕掛けてくるか。仕掛けること自体は5分もしないで終わるしな。で、仕掛け終わって校舎屋上に戻るとなじみが見晴らしの良いところを思い出したようで、屋上から降りると、そこに向かった。
ま、着いた場所は時計台の屋上だったわけで、あーそういやこンな場所あったな的な感じで俺の記憶のなかには薄れかけていたのだが、実際に屋上に行くとそりゃあもう見晴らしの良い事良い事。まァ、これだけ見晴らしが良いなら丁度良いだろうけどな。
「どうだい?鶴戯。ここなら良いんじゃないの?あれをするなら。」
[おォ。ンじゃあお前ら帰るぞ。]
「了ー解。」
「分かった。」
『うん。』
それで今に至るわけだな。まァ、俺がなに考えてるかは、誰にも言ってねェ、起きてからのお楽しみだ。
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箱庭学園に2度目の登校を禊、冥利、冥加としながら空を見上げた鶴戯はニヤリと笑った。
今日も長い一日が始まる。
そこにどんな波乱を巻き起こすのかは鶴戯しか知らない。
~久しぶりの連載による皆の集まり~
亜沙「いやあ、皆さんお久しぶりなのデス。」
鶴戯[でも、なンで俺元に戻ったンだ?別に嬉しいから良いけどよ。]
なじみ「まあ、久しぶりの連載だし、鶴戯が元に戻ってるって言うのは区切り的な意味なんじゃない?」
禊『まあ』『僕は良かったけど』(僕の理性と精神的には)
冥利「なじみ姉ちゃん軽くメタるなって。」
冥加「お姉ちゃんだから仕方ない。」
駄作者「ま、まあそれはさておき、みんニャ揃ってるニャ?」
全員 (無視)
駄作者「ひどいニャ!!あー、じゃあ僕からお知らせするニャ?良いのかニャ?言っちゃうニャよ?皆様―」
亜沙「そんなに長くならないとか言ってたのにわりと長く休載していたことを駄作者に変わり、まず謝らせていただくデス。」
鶴戯[今回以降から、連載するが、ペースは週に2回、火木に更新する予定だ。]
なじみ「というわけで、厚かましいけれど今後とも。」
禊&冥利&冥加『「「よろしくお願いします!」」』
駄作者「・・・全部言われたニャ・・・。それじゃあまた次回お会いしましょうニャ。」