前世でやる気のない転生者が女神補佐を目指します。 step1 めだかボックス 作:呪壊 赤城
あー、あれはノリですね。ノリノリ、決して私自身の息抜きとかそんな感じではありませんよーアハハ・・・はいすいません。全部私の息抜きのためにやらかしました。・・・すいません。
そんなわけで本編どうぞ。
「皆大好き!安心院さんとぉ。」
「みんなのあいどる★冥加ちゃんのぉ。」
「これで安心!!」
「みんなでおさらい!! 」
「・・・。(あー、球磨川の気持ちが分かる。俺が出てたときよりヒデーじゃん。そもそもなんで巫女服?いや、めっちゃ似合ってんだけど、しかもピースしながらなんか持ってるし。いや、突っ込みてーけど突っ込まない方がいいよな。姉ちゃん目茶苦茶ノリノリだし。とりあえず温かく見守ってよ。)」
「前回は随分な茶番に興じてたよね。」
「よね。」
「で、ワイルドカードの[人]は生徒会側がなんでも決めていいだったね。それでめだかちゃんが決めたルールとかは冥加ちゃん!」
「うん。」
ペラ[会場は箱庭学園全域、時間無制限、どんな武器でも使用可能でルールはただ一つ『負けたと思った方の負け』]
「それじゃあ最後に冥利君から球磨川君に向けて何か一言貰おうか。」
「お前も苦労してるな。」
「アリガト。」
「じゃあ戻ってまたお疲れカードでも作ろうか冥加ちゃん。」
「うん。」
トタタタッ。
「・・・あれ、姉ちゃん普通に喋ってじゃん。」
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生徒会戦挙会長戦の前日。
鶴戯ちゃんが今日は他の2人は別行動だと言うと何時ものように軽く準備運動をして2~3回鶴戯ちゃんと手合わせをすると鶴戯ちゃんは近くに適当に座り込むと僕にも座るように促した。僕が座ると鶴戯ちゃんは口を開いた。
・・・にしてもいまだに可愛い女子のままってどうなんだろう。タンクトップ1枚着てるだけでなんと言うか目のやり場に困ると言うかさ、女子だと背が高くてスタイル良いしスカートだったらなぁ・・・っていけない、いけないこの前それ言ってご飯抜かれたんだった。
「で、明日の事もあるから今日はここまでな。」
なにが「で、明日の」になるのかとかはもう、いちいち聞かないけど今日は特訓を切り上げると聞いたのには驚いた。鶴戯ちゃんは前日の時に夜明けまで特訓していたから、てっきり僕にもそうするように言うのかと思っていたけど。
「あれ?そうなんだ。鶴戯ちゃんなら前日こそ動かせ!とか言いそうだけど。」
「いや、前日は飯食って風呂入ってちゃんと寝るのが特訓だ。」
そう言うとニッと笑って水筒に淹れてきたコーヒーを紙コップに2つ注いで1つを僕に手渡した。鶴戯ちゃんお手製のコーヒーは運動後用に冷たくしてあったようで飲むとヒンヤリしていてとても美味しかった。一気にコーヒーを飲み干すと僕は気になっていることを鶴戯ちゃんに聞いた。
「他の2人は安心院さんのとこでしょ?2人の午後の方はどうする気さ。」
そう聞くとガシガシ頭を掻いて答えたけど、うん。やっぱり目のやり場に困るね。
「あー、今日は休みだよアイツ等。」
意外なことを聞いた僕はまぁ・・・なんと言うか思わず聞き返した。
「え?そうだったんだ。」
それを首を降って肯定すると残っていたコーヒーをグイッと飲み干すと立ち上がって歩き出した。
「んじゃあ、家に戻るぞ。」
急だなぁ。ま、鶴戯ちゃんはいつもだけどさぁ。そう思いながら文句も言わずに後を追うなんて僕も随分甘くなっちゃったぜ。
「あ、うん。わかったよ。」
少ししてふと何か思い出したように鶴戯ちゃんは振り返ると僕に言った。
「あ、そうそう・・・言い忘れてたが明日は試合の開始と同時に黒神さんに螺込め。」
途中でニヤリと黒い笑みを浮かべるところはいつもの鶴戯ちゃんでも今の女子鶴戯ちゃんでも同じだよなぁ。そう思いつつ鶴戯ちゃんの言いたいことがわかった僕は頷いた。
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箱庭学園校庭
「それではこれより生徒会戦挙会長戦を開始いたします!」
長者原君の試合開始の合図と共にめだかちゃんは僕の方に距離を詰めるが僕は距離を取ろうとしながら『却本作り(ブックメーカー)』を仕掛けた。
迷わず突っ込んできためだかちゃんは面白いくらい上手く『却本作り』が刺さったようで髪の毛が白くなった。これで条件が揃った。それでも平然と動けるめだかちゃんは本当にすごいけど、今回は封印することが目的じゃない。あくまでも無理矢理めだかちゃんにレベルを合わせて貰っただけの事だ。素早く振られるめだかちゃんの拳を軽々と横に避けてそのまま腕を掴み、反対から来る拳は避けずに今度は足下を払おうと足を出すがそれは避けられた。右腕を掴まれたまま彼女は跳躍したが、僕と同じレベルの跳躍はすぐに地面に向かう。それを予め予測していた僕は次に来た回し蹴りを敢えて避けずに食らい、代わりにめだかちゃんに拳を振った。これは『却本作り』の影響で流石のめだかちゃんも避けれず僕の拳を食らうことになった。その後は互いに距離を取り、また同じことを何度も何度も繰り返したけどめだかちゃんは少しずつ封印状態に慣れてきたようで2回3回とぶつかるうちにどんどん速度と威力が増してきた。ただ少しずつ上がる速度なら鶴戯ちゃんや安心院さんとの特訓で何度もやっていたから見切れるかな。前だったら避けずに食らって何度も殺られて終わってただろうけどね。
まぁそんなこんなで何十何百とぶつかり合ってからめだかちゃんが僕に話しかけてきた。
「はぁはぁ・・・球磨川、貴様腕を上げたな。」
「あはは、めだかちゃんに褒められるなんて光栄だよ。」
そういえば腕を上げたとかは鶴戯ちゃんにも安心院さんにも言われてないなぁ・・・。いや、冥利君と冥加ちゃんには大分ここ良くなってきたよなとか言われたりするけども肝心の教えてる方からなんにも言われないのも困りものだよね。
おっとこっちの戦いに集中しなくちゃ。
そうしてまた戦いを再開しようとしたら屋上やら、色んな所に生徒が集まってきた。見たところ鶴戯ちゃんが言っていた特徴的な王土君がいるからきっとめだかちゃんのライバル達だった人達だろう。というか、一般生徒は原則見に来るの駄目なんじゃなかったっけ?
まぁある意味というかなんと言うか、冥利君と冥加ちゃんが居なかっただけ良かったかな。流石にめだかちゃんの応援に来てたら多少は傷付いたよ。いやいやそんなことよりも戦いに集中しよう。応援って人数多いと華やかだけど、実際大事なのは量なんかより質だろうしね。
「うわー、すごい見物人だね。めだかちゃんすごい人気だね。」
「球磨川、あれが貴様が抹殺しようとしているエリート、否箱庭学園の生徒達だぞ。」
「ライバルにも好かれるなんて流石めだかちゃんだね。でもなんか人を多くして敗北させようとするってえげつないよね。四面楚歌とかそんな感じにさせようとしてるだけでしょ?でも残念だね。僕はライバルなんかに応援されるより仲間に、友達に応援された方が何倍も強くなれるよ。」
「ふっ、腕だけでなく心意気まで上がったか。」
心意気でも信念でも上がったなんて言われるなんて僕も甘くなりすぎだね。まぁそんなことよりもめだかちゃんも僕もお互いに体力は限界だろうから次の一撃で勝負は決まるって方が大事なんだけどね。そう思いながら互いに距離を詰め、互いに掴み合う。グググッという音が付きそうな状態に暫くなりめだかちゃんの顔が間近に迫ってきた。その状態から危険だけど僕はめだかちゃんに押されるように後ろへ下がり途中で止めた。それが急だったからめだかちゃんはバランスを崩してそのまま倒れる。そして僕はめだかちゃんへとても格好いいとは言えないけど頭突きをした。それは僕にも結構なダメージになり倒れそうになったけど、なんとか意地だけで立っていられた。ただ、めだかちゃんは倒れてしまったようだ。
「めだかちゃん・・・。」
「っ!!か、かはは・・・立てん・・・な。どうやら私の負けのようだな。・・・否、私の負けだ。」
「・・・黒神さまが負けを認めましたので生徒会戦挙会長戦の勝者は挑戦者、球磨川禊さまとなります!」
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生徒会戦挙 会長戦・人「人間比べ」
球磨川禊(不知火半袖の代理)VS 黒神めだか
勝者 挑戦者 球磨川禊
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前の僕なら絶体にこんな勝ち方は納得しなかったかもしれないな。僕はどうやら知らない間に鶴戯ちゃんに改心させれられてしまってたみたいだね。・・・鶴戯ちゃんには結局勝てなかった。
そして僕は意識を失った。
~生徒会戦挙編を書いている最中の作者~
・・・解せぬ(´-ω-`)。何故こんな茶番になってしまってるんだ。・・・ま、いっかぶっちゃけ戦挙で鶴戯君暴れさせる気ないし―(―ω―)。
あー、そういやこの後って後継者編か―、えー、どうしようかな~。めだかちゃんと戦わせたい気もするけど―、戦わせたら絶体学校廃校になるよねー。うーん。どーしよー。そろそろ戦挙終わりそうだしー。うーん。流石に後継者も茶番は不味いよなー。・・・・・・・・・・・・(°ω°)で、な、い。
ま、言い感じに鶴戯君に暴れてもらうか。
という感じになっております。ええ。真面目に未定なので、こんなんやってくれないか?等がございましたら、駄作者にメッセージを頂けると嬉しいです。後Twitterにて鶴戯君がいますので糞みたいな絵ですが見て頂けると嬉しいです。呪壊 赤城の名前をそのまま使っておりますのでフォロー頂けるとありがたいなぁなんておこがましくも思っております。・・・まぁ呟き自体少ないのですが、たまぁーにどうでもいいことから新連載の報告等呟きます。その程度です。ええ。長くなりましたがそれではまた次回に お会いしましょう。