前世でやる気のない転生者が女神補佐を目指します。 step1 めだかボックス   作:呪壊 赤城

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今回の投稿は少し遅れました。すいません。

前書きも後書きもそろそろネタが尽きてきたりなかったり・・・。最近クトゥルフ神話TRPGの動画をちょくちょく見てる駄作者こと、呪壊赤城です。

今回は暗躍その2。亜沙ちゃんサイドでございますよー。亜沙の奮闘振り特とご覧あれ!!

それでは本編どうぞ!


空箱:5 「副会長戦に出てくださいよ。」

生徒会戦挙庶務戦は結果としては、黒神めだか率いる現生徒会が勝利を納めはしたのだが、実際には球磨川禊がわざとギブアップを申告したと言うことや、生徒会戦挙中に凶化合宿を行っていた阿久根高貴、喜界島もがな、日之影空洞の3名が-13組の江迎怒江、蝶ヶ崎蛾ヶ丸、志布志飛沫の3名に奇襲を受けたことにより、阿久根高貴、喜界島もがなの両名は入院、日之影空洞も入院にはならなかったが精神面でのダメージにより戦意喪失状態になっていた為、生徒会側は非常に不利な状態になっていた。

 

 

______________________

 

生徒会室

 

はぁ、重苦しい空気なのデスよ。何だかんだで-13組が奇襲を仕掛けるであろうことを黙認していた方としては大変心苦しいのデスよ。私も鶴戯もなじみさんも「球磨川君なら奇襲くらいかけそうだよねー(笑)」とか言ってましたからね。いやまぁ、本当にやっちゃってたんですね。流石といいますか、やはりといいますか・・・。

 

「カッ!俺が勝ったってのも結局は球磨川がわざと負けてくれたからってか!クッソ、-13組の奴等も汚ねえ真似ねしやがるぜ!」

 

「うむ。確かに善吉の言う通りではある。」

 

「でも、実際問題これからの戦いはどうするつもりなのかしら、めだかちゃん。」

 

「確かに今のままでは、書記戦も会計戦も副会長戦も、人が居ないのデスよね。」

 

正直に言うと、高貴さんともがなちゃんは生徒会戦挙には出す気は始めからミジンコ程にもなかったんデスけど、それは言わぬが花というやつデスよ。

 

「いや、それは心配あるまい。今此処に居るメンバーに代理として出場してもらうつもりだからな。」

 

「なるほど、それなら行けそうじゃねーか。」

 

善吉君は単純でいいデスねー。コホン。いえいえ、ただの本音、いやいや、取り柄デスよね。そうです、決して悪く言っているわけではないのデスよ。まぁ、勝利を球磨川君からちゃっかり譲って貰った単純思考のお気楽な善吉君のことはゴミ箱かドブにポイして置くとして、問題は私を如何にして生徒会戦挙のメンバーにいれて貰うかなのデスよ。それによっては、鶴戯の描いたシナリオ通りにならなくなってしまいますからね。鶴戯だけでなく袖ちゃんやなじみさんにも動いてもらってるのに、私だけ上手く行かなかったとか、笑えないデスよ。

 

「そこで、書記戦をくじ姉、会計戦に亜沙ちゃん、副会長戦に瞳先生に出てもらいたいのだが、構わないだろうか?」

 

ピクッ、おっと、なんもしなくても出れたデスよ。ヒャッホォォォォイ、私は良き友達を持ったデスよ。やったデスよ。あー、でも副会長戦はこのままじゃまずってるデスね。舞い上がってる場合じゃなかったデスよ。何とかしなければ。

 

「めだかちゃん。副会長戦デスけど、日之影さんに出て貰った方が良いと思うですよ。」

 

「ふむ。どうしてだ、亜沙ちゃん。」

 

「そうだぜ?日之影先輩は戦意喪失状態だろうし、ここは普通にいったら今戦えるメンバーで行くべきじゃねーか?」

 

うーん・・・本来なら、此処には私は居ないので、日之影さんに無理矢理出てもらうのでしょうが、現在は私が居るので欠員を埋めるメンバーがオーバーしてる状況なのデスよね。いやいや、そう言うことを言いたいのではなくて、ぶっちゃけ善吉君はその口閉じやがれとか思ってはいるんデスけど、いやいやそれは置いとくとして、この状況で確実に日之影さんを出さなければいけない理由を作るには・・・やはりアレを出さなきゃダメデスか。

 

「ええっとデスね。私が日之影さんを出した方が良いというのは2つの理由があってデスね。1つ目は、日之影さんの心を立ち直らせるには、ハッキリ言って[過負荷]と戦うしかないと思うんデスよね。いや、アレデスよ、日之影さんの折れた心をそのまま放置して風化させて廃人のようにしくさりやがりたいのであれば別なんデスよ?[過負荷]によって折れた戦意であれば、[過負荷]と戦うことで治せるとも思うんデスけどね。まあ、それはさておき2つ目は、あまり言っていいものか迷うのデスけど・・・実は、副会長戦にお兄ちゃんが出るかもとか言ってやがっていましてね。」

 

「「「「「マジか!?」」」」」

 

「おいおい亜沙ちゃん、それマジかよ?冗談キツいなんてもんじゃねーだろ!つーかあの人なら、俺等十三組の十三人(サーティーン・パーティ)全員で掛かっても傷1つ負わないよーな化け物じゃねーかよ。」

 

「いやいや、名瀬師匠それは言い過ぎじゃねーか?確かにアイツは強いかもしれねーけど、だからって十三組の十三人全員で掛かっても傷1つ負わないってゆーのは流石に言い過ぎだろ?」

 

「いえ、善吉くん。それがそうでもないのよね。あたしが箱庭病院で働いていた時に彼を診たことがあるんだけどね。その時点でスキルを完全に理解して使いこなしていたのよ。ある意味ではめだかちゃんよりも[異常]であると言えるのよ。」

 

「いや、それにしたってなんで日之影先輩なんだ?そういうことなら、戦神の[異常]を知ってる母さんの方が適任じゃねーのか?」

 

「・・・えっとあまり言いたくないんデスけど、瞳先生を出すのはお勧めしません。瞳先生だと、お兄ちゃんは遠慮なくぶっ潰しに来るとおもうんデスよ。その点、日之影さんはお兄ちゃんの数少ないお友達なので、セーブはすると思いますよ。勝ちをつくならそれしかないデス。」

 

本当は嘘デスよ。鶴戯が日之影さんと戦いたいぜ的な事を言ってたからなんデスよ。実際は書記戦でどちらが勝つかによるのデスよ。勿論言う気はないんデスけど。

 

「ふむ。戦神がセーブして戦う姿など想像すら出来んが、亜沙ちゃんの言うことにも一理あるのも確かではあるな。」

 

あー、この場合の一理は1つ目に言った方の事デスね。まあ、それを今とやかく言っても仕方ないのデスよ。

 

「ちなみに、日之影さんのケアは私に任せてください!日之影さんには色々とお世話になってるデスし、戦意なら立ち直らせることが出来るかもしれないデスよ。」

 

「・・・うむ。わかった。ならば、副会長戦は日之影3年生にするとしよう。瞳先生申し訳ありませんが、宜しいですか?」

 

「そうね、あたしも最初から断るつもりだったんだけどね。取り合えず、日之影君を何とかして引っ張ってきましょうか。」

 

「それなら、私一人で行かせて欲しいデス。その方が上手くいくと思うので。」

 

「・・・そう。わかったわ。がんばって亜沙ちゃん。」

 

「はいなのデス!」

 

そして、生徒会室を後にした私は携帯電話を取り出して、袖ちゃんに電話をかけたのデス。

 

「もしもし袖ちゃんデスか?はい。そうデス。はい。デスよ。」

 

これで準備は整いました。後は、屋上に居る日之影さんにお話をつけて完了デスよ!とかなんとかやってる間に屋上に到着したのデスが、うわー日之影さんが見事に真っ白なんデスよ。明日のジョー的な白さデスよ。しかも黄昏てやがるデスよ。

 

「・・・日之影さん。」

 

「・・・なんだ戦神か、一体なんのようだ?」

 

「生徒会戦挙の副会長戦に出てくださいよ。」

 

「・・・いや、俺は出ない。」

 

「なんでデスか?」

 

「・・・俺はな戦神、わからんくなったんだ。」

 

「お兄ちゃんが、デスか?それとも戦う意味がデスか?」

 

「・・・両方だ。」

 

奇襲の事を鶴戯が知っていたと言うのは、-13組はみんな知っていましたからね。恐らく、飛沫さん辺りが漏らしやがったんでしょう。まあ、鶴戯はそこら辺まで考慮して-13組に教えてるんデスが。

 

「お兄ちゃんから直接聞きましたか?」

 

「・・・いや。」

 

うーん。後5~6分は袖ちゃん到着までこの真っ白い灰野郎基日之影さんを説得しなきゃデスか。めんどくさいデスよ。

 

「どうして、直接聞かないんですか?」

 

「・・・怖いんだよ。」

 

「友達なのにデスか?」

 

「・・・いや、友達だからだ。」

 

「少なくとも、お兄ちゃんは、鶴戯は日之影さんと友達だと、そう言っていましたよ?日之影さんは違うんですか?」

 

「・・・俺は。」

 

ああ、もうハッキリ言って欲しいのデスよ!なんでこう、短く間をいちいち起きやがるんデスかね。

 

「・・・奇襲をするのを知っていたのに止めなかったと言うのが事実なら、友達としてあいつを見れるか分からん。」

 

「なら、ハッキリ自分の耳で確認したらどうデスか?」

 

「・・・それが怖いんだよ。本当だったら、そう思うと俺は怖くて聞けないんだよ。」

 

「お兄ちゃんは、鶴戯は少なくとも貴方側の立場なら逃げないと思います。そもそも、日之影さんが-13組の教室に乗り込んで球磨川さんを攻撃したのを知っています。でもそれが日之影さんだからなぁ、と言って笑ってましたよ。球磨川さんは確かに自分の友達ではあるけど、決して日之影さんの友達ではないから、敵対しても仕方ないとも言ってました。」

 

「・・・アイツはそんなこと言ってたのか。」

 

「はい。」

 

「・・・一方通行は、鶴戯は強いやつだな。」

 

「いえ、只鶴戯は一面性だけで人を判断しないだけデスよ。多面性があるのが人だから、とそういう風に考えているそうデスよ。」

 

「・・・そうか。だが、それを強いと言えるんじゃないか?」

 

「なら、貴方の強さは一人で背負って戦ってきた覚悟じゃないですか?今までのは、今まで貴方が忘れられても守ってきたものに誇りはないんですか!!それは、それを強さと言うんじゃないですか!!なら!鶴戯にお兄ちゃんに貴方の想いを思いを強さを本気でぶつけてくださいよ!怖いとか強くないなんて御託は聞きたくないです!それは貴方が助けた人達への冒涜です!怖いなら、貴方の安い軽いプライドじゃなく、貴方がが助けた人達のプライドの為に戦ってください!!」

 

「・・・戦神。俺は、まだ戦えるだろうか?戦って、戦うことで鶴戯と向き合ってちゃんと話を出来るだろうか?」

 

「はい。出来るデス!そのために日之影さんには生まれ変わって貰うデス!」

 

丁度良い頃合いで袖ちゃんが来てくれましたね。助かったデスよ。これ以上は正直しんどかったデス。

 

「ヤッホー♪亜沙ちゃーん!日之影先輩とこんにちはー♪」

 

「袖ちゃん!はぁよかったデスよ。」

 

「あひゃひゃ♪後はあたしに任せてちょーだいよ♪」

 

「不知火?なんでお前が。」

 

「いえね、大事な大事なあたしの大親友の亜沙ちゃんに頼まれたんでね。ちょっとあたしのスキルで日之影先輩を、日之影先輩のスキルを喰い改めて貰おうと思いましてね♪」

 

 

 

そして、日之影さんは袖ちゃんの[過負荷]で新しい力を手に入れ、鶴戯と副会長戦で戦うことになったのだと伝えたのは、それから数10分後であったのデス。

 

 

 

 

 




~亜沙と駄作者の毒噺~

亜沙「皆さん、ここまで読んでくださりありがとなのデス。」

駄作者「駄作者でーす。それじゃ気張っていこー。」

亜沙「なんというか最近投げやりすぎません?」

駄作者「だってー、亜沙ちゃんも原作達もー僕に対しての態度がー、ひどいんだものー、ヤル気なんてなくなるよ。」

亜沙「それは駄作者の日頃の行いが悪いんじゃないデスか?いつもマイペースだから。」

駄作者「ぶー。しかも最近空気でしょ?」

亜沙「会話に参加しろ。」

駄作者「毒過ぎね?」

亜沙「知らないデス。」

駄作者「日之影君にひどい言いぐさだったしー。」

亜沙「あれは日之影さんが悪いデスねー。」

駄作者「最近スランプ?的な感じでなかなか話を進めらんないしー。」

亜沙「まずスランプとか言うほど良い作品でもないから言い訳にすらならないデス。一度出直すデス。」

駄作者「やっぱり、亜沙ちゃんがSっ気強いかったのがショックかなー。」

亜沙「普段からデス。」

駄作者「うわーん。最初の頃はすごく素敵かわいい女神様だったのにー。今じゃ鬼女神だね♪」

亜沙「アラ?ナニ言ってるか良くワカラナイナ。ちょっと物理的なお話しますか?」

駄作者「え?いやそのッギャアアアアア。」

亜沙「それじゃ皆さんまた次回お会いしましょうデス。」

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