前世でやる気のない転生者が女神補佐を目指します。 step1 めだかボックス   作:呪壊 赤城

10 / 69
皆様今日は呪壊 赤城です。

実は知っているかたもいらっしゃるかも知れませんが、Twitterやってます。名前は呪壊 赤城です。呟き自体は連載やってるとかそれくらいかと思います。もしよろしければ見てやってください。挿絵の方も載せれそうにないのでそっちで載せるかもしれません。

今回は文章が可笑しいかもしれません。ご指摘などありましたらお知らせください。

それでは、本編どうぞ!


第6攻 [いや、お前誰だよ?]

色々とまずい事になっちまったなァ。

一昨日、都城くンの4日分を『なかった』ことにした筈なンだが、どうやらトラウマとして俺に会った記憶も残っていたらしい。それだけでも黒神さン達にあまりよく思われていないというのに、球磨川くンまで来るとなるとまずさが2倍に膨れちまった。

これはもう、バトルフラグ満載じゃねーか。

はァ、めんどくせェ。めんどくせェったらありゃあしねェ。だからまァ、-13組を潰すために俺は今-13組が占領してる教室にいるンだが。

 

『あはは、久しぶりだね。鶴戯ちゃん。』『まさか、そんなに成長してるなんてね。』『僕の事覚えてるかな?』

 

[あァ、覚えてるよ。球磨川くンよォ。]

 

随分とまァ面倒になった。

 

『あひゃひゃひゃ♪鶴戯先輩、嘘つくなんて酷いじゃないですかぁ。一方通行なんて最初から可笑しいと思ってたんですよねー♪』

 

チッ、寄にもよって半袖さンがこっち側とはなァ。まァそんな気はしてたんだが。

 

[んで、俺にこっちにつけと?]

 

『うん。そうだね。』『いいよね?鶴戯ちゃん。』『ほら、僕ら友達だろ?』

 

[まァ、一応考えといてやるよォ。]

 

『ねぇ、待ってよ鶴戯ちゃん。』『君、妹がいるんでしょ?』

 

[はァ?妹なんていねェぞ?]

 

『あひゃひゃ♪知らなかったんですかー?鶴戯先輩。ちなみにあたしの同級生だったんですけど?』

 

成る程、確かに妹がいて人質になりそうなら脅しには使えるよなァ。まァ、いても知らねェから脅されても意味ねェンだけど。

 

[あァ。そもそも、いねェ筈なんだが・・・まァ、めんどくせェし、俺は、帰るわ。じゃあなァ、また明日とかってなァ。]

 

教室を出る直前に、半袖ちゃンが声をかけた。まァ、携帯越しに、だが。

 

『鶴戯先輩、亜沙ちゃん基、自称妹なら、今、生徒会室にいると思いますよ?』

 

教室を出てすぐに俺は、生徒会室へ向かった。

まァ、理由はあの2人の手のひらに乗るようだが、妹が誰なのか知りてェのと、どっちにつくか決めるためだ。といっても、めんどくせェ事は避けてェってゆゥのもあっから、なじみがよく使う『腑罪証明(アリバイブロック)』で生徒会室に入ることにした。勿論、姿を隠した上で。

中に入ってビックリしたのは、瞳先生が居たことだったが、肝心の自称妹は、見たことのねェやつだった。

しゃべり方はアテナと同じだが、声がアテナより高いし、髪と目の色が違うな。そもそも、髪が茶色じゃねェし、目の色も黒じゃなかった。

だが、まァ今日はついてない日だった。

日之影くンが入ってきていきなり爆弾発言しやがった。

 

「-13組との戦いは何が起こるか分からんし、俺の友達を呼ぼうと思うんだがいいか?」

 

「うむ。日之影前3年生の友人であるならば心強い限りだ。」

 

「あいつ、学校にはいつも顔を出してるからすぐ来ると思うんだが。」

 

ヤベェ!?そう思った俺は、『腑罪証明(アリバイブロック)』で一旦、生徒会室の近くに行った。

その瞬間に、携帯の着メロが流れて思ったのは、「ギリギリだったあぶねェ」だ。

ンまァ、行くしかねェかァ。遅かれ早かれこうなるのは目に見えてたんだしよォ。

仕方なく、携帯に出ると日之影くンの声がした。

 

「もしもし一方通行。今生徒会室に来れるか?」

 

[おいおい、いきなりなんなんですかァ?]

 

「いきなりとは、ひどいな。昨日からメールしてたぞ?」

 

[それは知ってっけどよォ。家に帰ってたらどォする気だったんですかァ?]

 

「いつもは居るから大丈夫だろうと思ったんだが、その様子だとまだ居るようだな。」

 

[もう、生徒会室の前だがなァ。]

 

ンで、入ってから、すげェ事になった。

所謂、修羅場的な感じだ。

とりあえず、渾名を名乗ろうとしたが、どうせバレるならと思って俺からバラした。

 

[よォ、初めまして、久しぶりだなァ。一方通行こと戦神鶴戯だ。]

 

そう自己紹介すると、7人7様の反応を見せた。

 

「!?鶴戯、君?」

 

「戦神って、え?亜沙ちゃんのお兄さんって事?」

 

「鶴戯先輩なんですか?随分と大きくなったようですね。」

 

「ブブッ!成長し過ぎなんデスよ。」

 

「お前、黒神達と知り合いだったのか?」

 

「戦神、貴様随分と成長したようだな。」

 

「戦神なのか!?ってめえ、よくもめだかちゃんの前に姿を表せたな。」

 

瞳先生、喜界島さン、阿久根くン、自称妹、日之影くン、黒神さン、善吉くンの順に反応があった。

まァ、分かっちゃいたがよォ、すんげェ驚きようだなァ。何気に、黒神さンと善吉くンは臨戦態勢になって今にも攻撃してきそうだがよォ。

[なんか、俺は協力しねェ方がいいみてェだなァ?]

 

「って、それはマズイんデスよ!?」

 

[いや、お前誰だよ?]

 

「何を言う。貴様の実の妹ではないか。」

 

[いや知らねェなァ。まァ、そォいうことでじゃあなァ。また明日とかなァ。]

 

「おい、一方通行待てって。」

 

 

日之影くンの話を聞かずに、俺は生徒会室を後にした。

そして、家に帰らずに-13組の教室へ向かった。

 

 

『あれ?鶴戯ちゃん。』『帰ったんじゃなかったの?』

 

[球磨川くンよォ。やっぱり俺も-13組に入ってやるよォ。]

 

『え?いいの?』『本当に?』

 

[あァ。]

 

『うわー。嬉しいなー。』『鶴戯ちゃんが、入ってくれるなら。百人力だよ。』

 

[でも、何すんだ?]

 

『ん?』『なにするって?』『なにが?』

 

[ただ戦う訳じゃねェだろ?]

 

『うん。まぁね。』『鶴戯ちゃんは』『生徒会に副会長がまだ居ないって知ってるよね。』『そこをついて明日』『生徒会にリコールしようと思うんだよ。』

 

[なるほどなァ。ただ、黒神さんが素直にそれを受け入れるとは思わねェけど。]

 

『でも、どうやって』『リコールをはね除けるんだい?』

 

[箱庭学園の前身、黒箱塾時代の塾則第百五十九項ってのがあった筈だ。全校生徒の半数以上の署名を集めて生徒会長にリコールを請求した場合に行われるんだが、要は、現生徒会とリコールした側、この場合は-13組側との決闘になる。庶務、書記、会計、副会長、会長の順に1対1の決闘を行うんだ。確か、当時は防具をつけずに、日本刀のみで5つの役職を奪い合ったそォだが、流石に選挙管理委員の方でアレンジは加えられるだろうな。でも、黒神さんなら、リコールを受けねェで今のを持ち出す筈だ。]

 

『あれ?でも、』『副会長が居ないよね?』

 

[そこは代理を出すだろォなァ。日之影くン、瞳先生、自称妹。出そうと思えば他にも出てくんじゃねェか?

 

『うーん。』『でも、1対1なら』『引き分けには持っていけるかもしれないよね?』

 

[持っていく自信があるのかァ?]

 

『うん。』

 

[やる気はあっても出来るかはわからねェンだろォ?]

 

勝とうと思っても、勝てねェのが[過負荷]だからよォ。まァ、負けてもただじゃ負けねェのはすげェかも知れねェンだが、今回はそれじゃあダメだ。最低でも、全引き分けに持っていかねェと。

 

『うん。』『でも、負けるとは限らないじゃないか。』

 

[とりあえず、生徒会戦挙になったら電話くれ。リコールの時は俺はいかねェから。]

 

『そうそう』『今の話で忘れてたよ。』『鶴戯ちゃんに生徒会の役員になってほしいんだけど?』

 

[役員いるんじゃねェのか?]

 

『うーん。』『不知火ちゃんは』『協力してくれてるだけだしね』『他の皆は役員につくんだけど。』

『それでも1人足りないんだよ。』

 

[なるほどなァ。まァ、明日電話忘れんなよォ。じゃあな。]

 

『うん。』『じゃあね鶴戯ちゃん。』『また明日とか。』

 

[あァ。また明日とかなァ。]

 

 

明日のリコール宣言は、きっと黒神さンに言いくるめられて、生徒会戦挙に発展すンだろうと思いながら、-13組の教室を後にした。

 

 

_____________________________________________

 

そして、翌日の7月17日。

 

箱庭学園、1学期終業式。そこで球磨川禊と-13組の生徒達による、生徒会へのリコールは、結果として戦神鶴戯の予想通りとなった。

副会長不在という生徒会則第2条の不備を持ち出した球磨川禊に対し、黒神めだかは戦神鶴戯の言った、箱庭学園の前身、黒箱塾時代の第百五十九項を持ち出したのだ。

これを、球磨川禊から聞いた戦神鶴戯はあまり興味を示さなかったが、球磨川禊の知らぬところで、いや、球磨川禊と黒神めだか達の知らないところで、人外になった転生者と人外、そして女神が生徒会戦挙に暗躍しているとは、この時当事者達以外は知らなかったであろう。

 

 

そして、この暗躍が生徒会戦挙にどのような結末を与えるのかは、まだ誰も知らない。

 

 

To Be Countiny....

 




~安心院さんの!これで安心!!裏噺!!~

駄作者「皆様いつもここまで読んでくださり、誠にありがとうございます。駄作者です。」

なじみ「おい、駄作者何僕の台詞盗ってんだよ。」

鶴戯[コイツはいつもそうだろ。]

アテナ『まぁ二人とも、そのへんにしておきましょうよ。駄作者なんかに時間を割くのは良くないデスよ。』

なじみ「それもそうだね。ちなみに今回はゲストはいないぜ。祝★10話投稿なのにね。」

鶴戯[取り合えず、今回は俺がなンで黒箱塾時代のルールを知ってたかについてみたいだな。]

なじみ「これって裏噺なのかな?」

アテナ『どういうことデスか?』

なじみ「いやね、実はこれ、僕が何気無く昔の話してたときに言ってたやつなんだよね。」

鶴戯[それを偶々覚えてただけだ。]

アテナ『ちなみにどんな流れでそんな話になったデスか?』

なじみ「えっとね、確か箱庭学園の前身の黒箱塾で面白いルールとかないか?って話になってね。それであーそういえば、冗談半分で生徒会戦挙何てやつ作ったんだよねー(笑)ってなったんだよ。」

アテナ『他には?』

鶴戯[それだけだ。]

駄作者「マジすか。」

なじみ「うーん、まぁ今回はこれくらいにしようか?」

鶴戯[それもそうだな。]

駄作者「それでは、皆様また次回!」

アテナ『お楽しみにしてください!』





▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。