切り裂き魔と精霊ちゃん達   作:ぼけなす

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見切り投稿です。不定期更新になるのは確実になりそうですがすみません。

ですが楽しんで読んでください。

ではどうぞ!!


プロローグ 五河士道じゃ――――ない?

 

 

 五河士道。『デート・ア・ライブ』の原作主人公。

 

 美少女達にウハウハで囲まれ、時たま女難に合うハーレム系主人公である。

 

 まあ原作主人公とこれからお話する主人公に接点はないこともない。この作品の主人公は二重人格という設定でしかも憑依転生者である。

 

 普通の男がそんな原作主人公に第二の人格として憑依したら『ヤッフゥゥゥゥゥハーレムキタコレ!』と狂喜しちゃうが、うちの主人公は喜ばない。

 

 彼が求めるのは女よりも『未知』を求める探究者。つまるところ根っからの研究者だ。『未知』を知るために、研究する。

 

 科学者と言えばそうであるが彼は自身のことを錬金術師と名乗るだろう。錬金術とは科学を基盤となった学問だ。

 

 物質や性質、また世界の法則に関する学問で彼はその真理にたどり着いた。当初の目的はある人物に関わるためであるが、それを断念せざる得ないことがあり、代償行動として彼はいろんな研究に手を出した。

 

 ゆえに彼の前世は栄華であることを断言できるが、彼にとってそれは副産物に過ぎない。彼が真に求めたのは未知だった。

 

 真理はない知識を欲した。『未知』――――それが彼が求めたモノ。一般人にとって恐怖の対象で有り、近づきたくないモノを彼は求めた。

 

 なぜかって? 彼は知らないからこそ、それが面白いモノと断言できるからだ。

 

 しかし結局彼はその『未知』を発見できず、死ぬこととなった。

 

 天才でありおかしなことをしでかす危険人物。そんな彼を誰もが変人と言った。

 

 そう、これから話す主人公は『変人』だ。

 

 『変人』があるゆえに、常識には囚われず。

 『変人』であるゆえに、行動力がスゴい。

 『変人』であるゆえに、理解できない

 

 この『変人』の恐ろしいところは不可能を可能な理論を構築してしまうのだ。ゆえに凡人には理解しがたいことをやってのける。

 

 やりたい放題と言うべきか、他人に気にせずやってしまうトラブルメーカーだ。

 

 ここで自分が言いたいことと言えば――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「というわけで殿町。お前にはこの『マッスル化プロテイン』の治験第一号(最初の犠牲)になれ」

「字がちがくね!? 四季さん!」

 

 『五河四季』。彼は『五河士道』の身体に住む第一の人格だ。

 

 これは精霊と『切り裂き魔』と呼ばれた変人がおりなすやりたい放題になるかもしれない物語である。

 

「待とうぜ殿町ィィィィィ! 社会に貢献しようぜェェェェェ!?」

「お前は社会に貢献するどころか災厄を呼び込むだけだろ!」

 

 誰かコイツを止めてください(by被害者一同)

 

 

 

 




というわけで見切り発車しちゃったデアラの二次です。

自分が投稿してきた小説の中でこの作品の主人公が出てきていたりします。まあ、自分はそのようなクロスオーバーやコラボが好きなのでとにかく楽しんで読んでください。

次回はうちの主人公――――まあどういう人間かわかります。お楽しみください。

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