ガイム&パンツァー  戦車道・ライダー道極めます!   作:フルーツ大将軍

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大変長らくお待たせしました!!、

本編の前に2年近くサボってしまいもう物語を忘れてしまっているかと思われますのでいつものあらすじとは別にざっくりとガイム&パンツァーに大まかな物語を紹介したいと思います

それでは・・・

みほ「約1900文字ちょっとで分かるガイム&パンツァー!」

っ!?

一真「この物語は主人公破神一真が自分の世界である事件を解決した後にみほたちがいる戦車道の世界に天子たち4人と一緒に足を踏み入れ大洗女子学園にテスト生として転入した所から始まります」

っ!?!?

みほ「一真君たちを私たちの世界に呼んだのは一真君たちの世界で音信不通になっていた一真君のお父さん破神総一さんでした」

自分が紹介する予定じゃ・・・

一真「この世界で普通の学園生活をおくる物だと思っていた一真たちでしたが突如学園に怪生物インベスが出現し一真はゆか・・・(ゲフンゲフン)ある協力者から返されたインベスに対抗出来うる力戦極ドライバーとロックシードで仮面ライダー鎧武として戦いインベスを撃退しました」

みほ「私たちの世界は過去に謎の森ヘルヘイムと繋がった事をキッカケにインベスとそれを操る力を森の支配者オーバーロードの侵略を受け現在も度々インベスの襲撃をうけていました」

一真「オーバーロードの侵略を乗り切った後に再び現れるかもしれない脅威に備えて仮面ライダーを育成する目的で作られた武道であり現在は戦車道と双璧を成しているのが仮面ライダー道でした」

みほ「私たちが在学している大洗女子学園では戦車道やライダー道がなくなっていたはずでしたがなんと生徒会の皆さんが復活させて大々的に宣伝し私や一真君に履修するように促します」

一真「ある事情で戦車道を避けていたみほでしたが沙織や華が履修するよう脅しを掛けてきた生徒会の皆さんに必死に抗議する姿を見て履修する事に決め一真も履修を決めました」

みほ「それにちょっと思ったの、戦車道をまたやっていたらあの時私を助けてくれた銀色の鎧武さんに会えるかもって」

一真・みほ(笑顔で見つめ合う2人)

あのぉ・・・ちゃんと紹介してください

一真「っ!?、すいませんでした、そんなこんなで親善試合では聖グロリアーナチームを試合を行い結果は敗北してしまいますがみんなはそこから色々と学び2試合目のマジノ女学院チームには勝利する事が出来ました!」

みほ「チームのみんなで掴んだと「思っていた」初めての勝利を糧に私たちは大洗女子学園チームとして第63回戦車・ライダー道全国高校生大会に出場しました!」

一真「第1回戦はM4シャーマンを主力とし仮面ライダーライトニングの強固な守りを固めて追い詰めるサンダースチームとの試合でした」

みほ「数的にも劣勢を強いられた状況でしたが一真君たちと建てた作戦でフラッグ車を狙い撃ちしようとしました」

一真「だけど黙って負けるはずもなくサンダース戦車チームの切り札と言えるファイアフライにより次々と大洗戦車チームの戦車が撃破されていきます、次第に落ちていく士気にみほは激を飛ばし奮起を促します!」

みほ「一真君たち大洗フルーツライダーさんチームはこれに乗じて反撃に乗り出し次々にライダーと戦車を撃破していきます!」

一真「サンダースガーディアンライダーチームも遂に切り札であるゲネシスドライバーとエナジーロックシードで進化したライダーを投入しますがこちらも隠していた?切り札ジンバーアームズを繰り出しこれを破りました」

みほ「何度もピンチに遭いましたけどなんとかサンダースチームに勝利すること出来ました!」

一真「続いては現在試合を行っているノリと勢いと音楽のアンツィオチーム!」

みほ「調子に乗られると手強い相手に加えて新戦車P40を手に入れたアンツィオ戦車チームとまるで1つの楽団のような連携力が武器のアンツィオムジカライダーチームはこれまでにない強化を果たしていました」

一真「ですがこちらも連度が上がり父から贈られたゲネシスドライバーとエナジーロックシードと新ライダーを増え準備万端です!」

みほ「ですが色んな人の思惑が絡まり次第に心身共に疲弊していく一真君や比那名居さんたち、私たちもそれに気付かずに一真君たちを追い詰めてしまいます・・・」

一真「それでも俺たち大洗のライダーは大洗のみんなを守る為に戦い続けます、例えどれだけぼろぼろになっても過去に犯した罪を償う為に・・・」

みほ「一真君・・・」

一真「ですが!、必ず欝展開を乗り切ってハートフル&熱い展開にしてみせます!」

いきなりメタい!?

みほ「それに・・・私たちと一真君の・・・そのぉ/////」

一真「あぁそっちは程々に、ないだろうけど各キャラを推しているファンの人に怒られるのは勘弁したいので、この作品自体何人かの人に批判されているし」

メタすぎる!?、出来れば程々に・・・

一真「では第52話「強襲の拳法&死神の教官ライダーです!」、アンツィオチームとの主力戦を・・・」

一真・みほ「どうぞ!」【【花道 オンステージ!】】



第52話「強襲の拳法&死神の教官ライダーです!(前編)」

これまでのガイム&パンツァーは

 

 遂に戦闘を始めた戦車チームとライダーチーム、大洗戦車チームは敵の欺瞞作戦を見抜き優勢と思いきや不死身な如く復活するカルロベローチェとウサギチームのミスによりみほは本隊を使ってフラッグ車の撃破を狙い一真が残した情報からおおよそ位置を特定し進軍を開始する

 

 一方一真たちフルーツライダーチームは3小隊に分かれて敵が得意とする音攻撃の無力化作戦を展開するが敵に読まれてしまい敵本隊を攻撃に向かった天子たちβ小隊無力化の要の鈴仙が変身するイナバと護衛のブラーボたちがいるγ小隊は窮地に立たされてしまう!

 

 だがβ・γと共に乾坤一擲の作戦を展開し逆襲を図ろうとするが敵であるアンツィオムジカライダーチームも新たな動きを始め事態は両者とも予断を許さない状況だった!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

#####

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                 『全国大会第2回戦 試合会場 0355地点』

 

「早苗!、タイミングはお前に任せたぞ!」

 

「あなたが私に命令しないで!!、言われなくてもそうするわ!」

 

 バロンに変身する天子の言葉に風祝に変身する早苗は怒号混じりで答え龍玄に変身する衣玖は不安を拭えないでいた

 

「真正面から突っ切ってくるだけか・・・へっ!、度胸あるじゃねえか!」

 

「ただの猪武者・・・」

 

「さっさと必殺技で片付けよう!」

 

「そうね!、あの2人の顔はもう見たくないし!!」

 

「ヤケに嫌ってんなぁ~まぁ気持ちは分からない事はないけどな!」

 

 アルスに変身するランディーニたちは一気に必殺技で倒そうとそれぞれカッティングブレードを2回倒す

 

【~♪ パッションフルーツオーレ!!】

 

【~♪ ブラックベリーオーレ!!】

 

【~♪ ブルーベリーオーレ!!】

 

【~♪ ラズベリーオーレ!!】

 

 するとそれぞれのアームズウェポンにエネルギーが溜まっていきアルスたちは演奏を中断する

 

(チャンスは大技を逆転出来るかどうか!、今の一真さんの望みがこのチームを勝たせる事なら!!)

 

(この時を待っていたんだろう幻想郷の現人神!、勝負だ!!)

 

 アルスは風祝の思惑に気付きながらも真っ向勝負を挑む為に躊躇せず指パッチンの構えを見せて

 

『パチンッ!』

 

「「「「協奏「プリズムノヴァカルテット」!!」」」」

 

 4人のライダーが必殺技名を叫び激しく演奏を始めると威力をました無数の音符と譜線のエネルギーの集合が顕われバロンに襲いかかる!

 

 だがその時風祝が空高くジャンプしカッティングブレードを1回倒す

 

【フゥ~♪ ミラクルフルーツスカッシュ!】

 

「はぁぁぁぁぁ!!」

 

 ミラクルステッキにエネルギーを集中しモーゼブレイクを放つかと思いきやアルスたちが放った無数の音符と譜線のエネルギーの集合にぶつけて逆転させる必殺技「モーゼリバース」でアルスたちの必殺技を逆転しようとする

 

「無駄・・・流石にあなたでもこの4人の力には抗えない・・・」

 

「うっ・・・ぐっ!・・・うぅぅぅぅぅ!?」

 

 流石の風祝でも4人のライダーが同士に放った必殺技は逆転する事は難しく力負けしそうなる

 

「ウワァァァァァァ!!」

 

 だが風祝は雄叫びを上げ複眼が赤く光るとアームズとミラクルステッキからエネルギーが溢れ出しなんとアルスたちの必殺技を以前のバロンのスピアビクトリーを逆転させたのと同様に一度必殺技を吸収してしまう!

 

「っ!?、あの目の光はまさかあの状態から!?」

 

「ウワァァァァァァ!!、ハッ!!」

 

 プリズムリバー三姉妹は風祝の複眼の発光現象に驚き風祝はまるで感情が爆発したように叫びながらもアルスたちに必殺技を逆転する

 

「副隊長!!」

 

 すると黒影トルーパーたちがアルスたちの前に立ち壁になって庇おうとする

 

「よしっ!、今よ衣玖!!」

 

「はい!」

 

【ハイ~! ブドウスカッシュ!】

 

 すると龍玄はカッティングブレードを1回倒しブドウ龍砲のレバーを引き銃口をエネルギーが収束していくとドラゴンショットをトルーパーたちに浴びせようとするが手が震えてしまう

 

「っ!!、衣玖!さっきあたしが言った事を思い出せ!!」

 

「っ!?、・・・はぁぁぁぁぁ!!」

 

 気付いて声を掛けるバロンに龍玄は少し俯くがすぐに顔を上げて手を震えを抑えてドラゴンショットをトルーパーたちに浴びせる

 

「「「「「「「「「「うわぁぁぁぁ!?」」」」」」」」」」

 

 ドラゴンショットを浴びたトルーパーたちは吹き飛ばされ散り散りになってしまい全員が戦闘不能状態になった直後風祝のモーゼリフレインがアルスたちの目の前に着弾する!

 

「うわっ!?、みんな大丈夫か!?」

 

「間一髪・・・」

 

「危なかった~」

 

「ギリギリでなんとか避けれたわ」

 

 アルスたちは着弾する直前に回避し爆風で吹き飛ばされはしたが大してダメージは受けていなかった

 

「よしっ!、ここからはあたしに任せ・・・」

 

「ウォォォォォ!!」

 

 バロンはアルスたちが態勢を崩している内に倒そうとバナスピアーを構えて走り出すがその横を風祝が野獣のような咆哮を挙げて駆け抜ける

 

「なんか想像していたのと違うけど幻想郷の巫女ってあんな感じなのか!?」

 

「まさか早苗・・・変身した状態でもあれに成れるの?」

 

 アルスが風祝のあまりの気迫にコンチェルトたちに尋ねバロンはこの風祝の状態に心当たりがあるが風祝と併走してアルスたちに迫る

 

「私たちが引き付けるからランディーニは態勢を・・・」

 

「ハッ!!」

 

「うわっ!?」

 

 コンチェルト・ソナタ・トッカータの3人がアルスの前に立ち壁になろうとするが風祝がジャンプして3人の頭上を軽々と越えてアルスに組み付きゴロゴロと転がりその勢いでアルスを投げつけアルスはそのまま地面に背中から叩き付けられる

 

「ランディーニ!」

 

「よそ見をするな!」

 

「くっ!、比那名居てんしぃぃ!!」

 

「アルス、そっちは・・・」

 

「あぁ・・・サクッと倒して助けに来てくれ・・・」

 

 アルスの答えにコンチェルトは無言で頷きバロンに怒りを燃やすソナタとトッカータを追いかけた

 

「ふんっ、もう怒り心頭って所?、意外に騒霊って沸点低いんだ」

 

「ふざけんなぁ!!」

 

 風祝と龍玄から少し離れた場所で戦っていたバロンは怒りを顕わにするソナタとトッカータに火に油を注ぐような事を言い益々2人を怒らせる結果になりトッカータがラズドルファーをハンマーのように振り回しバロンはバナスピアーで受け止める

 

「あんたには分かりないでしょう!!、大事な人の思いを引き裂かれた辛さも悲しみも!!」

 

「壊すだけ壊してそれに飽き足らずにあれを手に入れる為に今でも命を奪おうとしているあんたには分からないでしょうね!!」

 

 バナスピアーでラズドルファーを弾き突きを入れようとするバロンだがソナタがブルーフォードで再び吹き始め音符弾を浴びせ怯んでしまうバロンにトッカータがラズドルファーを叩き付けバロンは鎧から火花を散らしながら数歩後退ってしまう

 

「ハッ・・・」

 

「うぐっ!」

 

「天子・・・あなたに言う事はない、ただ倒すだけ」

 

 その直後コンチェルトがジャンプしブラックバリウスの弓部分を剣のように使い切りつけバロンは思わず倒れてしまうとコンチェルトは弓をバロンに突きつけ怒りは見せないが覚悟を込めて言い放ちトッカータと共にバロンに迫る

 

「ちっ・・・三姉妹だけにコンビネーションは良いね」

 

「上辺だけのチームワークしかない何処かのチームよりはマシ・・・」

 

 バロンの悪態もコンチェルトが皮肉で返しコンチェルトとトッカータが接近戦を仕掛けバロンは応戦し攻撃に転じようとした瞬間にソナタが音符弾で阻止してダメージを与え続けてコンチェルトとトッカータも反撃しバロンは窮地に立たされてしまう

 

(このままだとマズイ・・・流石に3人を相手にするのは無謀だった?)

 

 バロンは蓄積されたダメージで立ち上がろうとするが膝まづいてしまいコンチェルトたち3人もトドメを刺そうとカッティングブレードに手を伸ばした時!

 

「させない!」

 

 ブドウ龍砲を乱射して急遽割って入ってきた龍玄の登場にコンチェルトたちは中断し後退する

 

「天子様、大丈夫ですか?」

 

「良いタイミングで来てくれたわね衣玖、これぐらいどうって事ない」

 

 心配する龍玄にバロンは仮面の下で笑みを浮かべて答えるがバロンと龍玄のタッグにコンチェルトたちの怒りを炎を更に燃え上がらせる

 

「出たわね・・・腹黒ライダー!!」

 

「あなたが教育してきた相手は問題しか起こさないよねそこのバナナみたいに、教える側に問題があったんじゃない?」

 

 ソナタとトッカータの罵倒に龍玄は俯いてしまう、だがバロンはバナスピアーを握り締める力が強くなる

 

「リリカ・・・あたしはいくらでも貶しても良いけど、衣玖を貶すのだけは許さない!、衣玖も自分で悩んで苦しんでも考え抜いてそれで決めてとった行動なんだ!、それに衣玖があいつを想う気持ちは今だってお前たちと同じはずだ!」

 

「それであの結果なの・・・?」

 

「本末転倒どころか完全に殺そうとした傷だったのに良くそんな事が言えるね」

 

「今だってクズな人間と協力して命を狙っているくせに・・・知っているよ、あなたたちがどれだけ追い詰め追い込んでいるかその内容もね」

 

 互いに聞く耳持たずで武器を構え決着を付けようとするが・・・

 

「衣玖、さっきみたいに弾幕を張ってあいつらの牽制をして、その間にあたしがあいつらの懐に潜り込んで決着を付ける!」

 

「分かりました」

 

 龍玄はバロンを信じて応じバロンはバナスピアーを振り上げ突撃する!

 

「やはり・・・リリカ・メルラン、ディニングで・・・」

 

 コンチェルトは落ち着いた様子で指示を出し2人も怒りが収まっていなかったが頷き3人はカッティングブレードを1回倒す

 

【~♪ ブラックベリースカッシュ!】

 

【~♪ ブルーベリースカッシュ!】

 

【~♪ ラズベリースカッシュ!】

 

「「「合葬「ライダーズディニング」!!」」」

 

 コンチェルトたちは必殺技を放ち無数の無数の音符と譜線型のエネルギーがバロンと龍玄に降り注ぐ!

 

「衣玖!」

 

「はい!」

 

【ハイ~! ブドウスカッシュ!】

 

 龍玄も態勢を低くしカッティングブレードを1回倒しドラゴンショットを放つ態勢に入る

 

(そこだっ!)

 

 狙いを済ましドラゴンショットを放ち音符と譜線を撃ち落としていく

 

「そんな弾幕で防ぎきれると?」

 

「馬鹿にしないで!!」

 

 ソナタとトッカータの言葉通り全ての音符と譜線を撃ち落とすことは出来ず龍玄は回避に徹するが・・・

 

「それがどうしたぁぁぁ!!」

 

 バロンは被弾しながらも突き進みそして爆発に包まれてしまう

 

「・・・2人とも構えて」

 

「えっ?」

 

「でも流石に私たちの必殺技にはあいつも・・・」

 

 コンチェルトの言葉に2人は首を傾げる、だが・・・

 

【マンゴーアームズ! ファイト オブ ハンマー!】

 

【カモ~ン! マンゴースパーキング!!!】

 

「ハァァァァァ・・・セェイィィィ!!」

 

 バロンは爆炎と同時にマンゴーアームズにアームズチェンジしカッティングブレードを3回倒して必殺技「パニッシュインパクト」を放つ!

 

「うそっ!?、きゃあぁぁぁぁ!!」

 

「メルラン!?」

 

 パニッシュインパクトがソナタに命中し大きく吹き飛ばされると強制変身解除されてしまいそのまま倒れてしまった

 

「まだまだ行くぞ!」

 

「調子にのんっ!?」

 

 バロンはマンゴーパニッシャーを持ち上げてコンチェルトに迫りトッカータが迎撃しようとラズドルファーを構えるが突如としてキウイの断面のような丸型の武器が襲い掛かる!

 

「私もいますよ!、ハッ!」

 

 龍玄はキウイアームズにアームズチェンジしキウイ撃輪を操りトッカータを左右から挟み撃ちにしトッカータはラズドルファーで防ごうとする

 

「くっ!、このぉぉぉ!!」

 

「天子様!」

 

「任せて!」

 

【カモ~ン! マンゴースカッシュ!】

 

 バロンはその隙にカッティングブレードを1回倒しマンゴーパニッシャーにエネルギーが溜まるとトッカータのラズドルファーを叩き飛ばし大きく振りかぶりトッカータの腹部に必殺の一撃を浴びせる

 

「リリカ!・・・」

 

 トッカータも吹き飛ばれてしまい強制変身解除されてしまう

 

【~♪ ブラックベリースカッシュ!】

 

「もらった」

 

「くそっ!、回避が!?」

 

 コンチェルトはカッティングブレードを1回倒しブラックバリウスの弓部分にエネルギーが溜まりバロンの背後から切り掛る

 

「させない!」

 

「っ!?」

 

 しかし龍玄が割って入りコンチェルトの必殺の一撃を受け止める!

 

「いっ今です!」

 

「ったく無茶して!」

 

【カモ~ン! マンゴーオーレ!!】

 

 バロンはその間にカッティングブレードを3回倒しマンゴーパニッシャーに再びエネルギーを溜めてハンマー投げのように振り回しコンチェルトと龍玄に向かって投げる

 

 マンゴーパニッシャーは組み付いていた2人に命中し辺りが爆発に包まれる!

 

「衣玖、無事か!?」

 

「なん・・・とか」

 

 爆煙の中からよろよろと変身解除をした衣玖が強制変身解除されて気絶し戦闘不能状態となったルナサを抱えて現れてゆっくりとルナサを降ろす

 

「天子様もご無事ですか?」

 

「まぁなんとかね・・・」

 

 バロンも一段落して変身解除し流石のダメージに膝を着いてしまう

 

「っ!?、天子様危ない!」

 

 すると衣玖が何かを感じ取り天子を突き飛ばすとまるで「隕石のような青い光球」が衣玖を包み込みそのまま何処かへ連れ去ってしまった!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

#####

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その頃、β小隊は・・・

 

「もう袋の鼠ですよ、大洗のライダーの皆さん」

 

「さっさと観念したらどう?」

 

「私たちの音楽の前では勝ち目はないでしょう?」

 

 オルフェ・ディーヴァ・エコーとムジチスタに追い詰められ近くの森に姿を隠していたが3人の言葉に刺激されたのか姿を現しナックル・イナバ・ブラボーは散り散りになって逃走を図る

 

「ディーヴァ・エコー、ムジチスタを1小隊分ずつお貸しします、手分けをしてナックルとブラボーを・・・イナバは私が抑えます」

 

「了解~♪」

 

「違うよ~、ここは「Si!」でしょ?」

 

 ディーヴァはブラボーをエコーはナックルを追いかけオルフェもイナバを追いかける

 

 イナバがナックルとブラボーと別れてから数分後・・・

 

(もう鬼ごっこは終わりかしら?)

 

 イナバはオルフェたちが追いかけて来ている事を確認すると急に踵を返し攻勢に転じようとする

 

「まさかこの数なら勝てると?」

 

 ムジチスタがイナバを迎撃しオルフェはわざわざ逃げた意味が分からず首を傾げる

 

「だがイナバを倒せば大洗チームは私たちに対抗する術を失いいくら鎧武でも苦戦は免れない、そうしている内に・・・」

 

 オルフェはそう呟きながらカッティングブレードを1回倒す

 

【~♪ マンゴスチンスカッシュ!】

 

「私の奏でる音色の中で・・・沈黙しろ!」

 

 オルフェは必殺技「オルフェニックフォーレ」を奏でムジチスタによって増幅した音がイナバを襲う!

 

「うわぁぁぁぁぁ!?」

 

 ムジチスタとの攻防で防御が間に合わなかったイナバにオルフェニックフォーレが命中し鎧から火花を散らしながら大きく後退し膝を着いてしまいがっくりと項垂れる

 

「ムジチスタの皆さんは2人の歌姫の援護に」

 

「「「「「Si!」」」」」

 

 ムジチスタは手分けをしてディーヴァとエコーの援護に向かい始めオルフェはゆっくりとイナバに歩み寄る

 

「にしても意外に呆気ない、狂気の月の兎もさして私たちと変わりないという事ですか?」

 

 オルフェはそう呟きながら変身解除させようとウドンゲロックシードに手を伸ばす

 

 だが、ウドンゲロックシードに手が届く直前!

 

 オルフェが伸ばしてきた手をイナバが掴み指鉄砲をオルフェの鎧に当てて

 

「この状態じゃアームズの能力は使えないね!!」

 

 イナバはそう叫びゼロ距離で指鉄砲を放ち続ける!

 

(まさか最初からこれが狙いでわざわざ逃げる演技を!?)

 

 気づいた時には既に遅く指鉄砲を食らい過ぎたオルフェは逆に自身が倒れそうになる程のダメージを受けてしまいイナバが離した瞬間にスチンライアーで鈍器のように殴ろうとするがハイキックで弾かれ指鉄砲を数発浴びてしまう

 

 オルフェとの間合いが空いたイナバはカッティングブレードを1回倒す

 

【~♪ ウドンゲスカッシュ!】

 

「ならこちらも!!」

 

 必殺技を使おうとするイナバに対抗してオルフェもカッティングブレードに手を掛けようとするが・・・

 

「させない!」

 

「なにっ!?」

 

 イナバはカッティングブレードに触れようとしたオルフェの右手を指鉄砲を撃って牽制し次にスチンライアーを持つ左手を撃ちオルフェはスチンライアーを落とすと鎧に弾幕を集中し必殺技を使う暇を与えず自身は右足にエネルギーが溜まる

 

「はっ!」

 

 イナバは右足に充分なエネルギーが溜まると空高くジャンプし前転宙返りを行うとオルフェの四方八方に同じ動作を行うイナバが現れる!

 

(分身!?、いやアームズウェポンによる幻覚のはず!)

 

 オルフェは微睡む意識の中でそう思うがイナバたちは構わずライダーキック「インビジブルディバイト」を分身と同時に浴びせる!

 

 必殺技発動時の分身は実体であり有無を言わさない8連撃の前にオルフェは事切れるように倒れてしまい大きな爆発が起きる

 

「結構キツかったけど倒せたね」

 

 イナバは強制変身解除されたレーネを一瞬目を向ける

 

「早く発動しないと一真の作戦に支障が出るわね」

 

 イナバはワイルドフラワーロックビークルを開錠しビークルに乗り込もうとする

 

(まぁ一真ならまだ他の手を考えていそうだけど・・・)

 

 イナバはそう思いながらビークルに乗り込もうとした時

 

「この波形は・・・マズイ!、もうあいつらが!?」

 

 イナバは異様だが憶えのある波形を読み取った直後黒い影が目の前に現れた!

 

 

 

 

 

 

#####

 

 

 

 

 

 その頃、ナックルを追っていたエコーの小隊は・・・

 

「こっちに逃げたはずだけど・・・」

 

「あれ?、きょーこ?、ナックルもこっちに逃げ込んだの?」

 

「エコー・ディーヴァ、副隊長の指示で支援に来ました」

 

 同じくブラボーを追っていたディーヴァの小隊にばったり会いムジチスタたちがオルフェの指示で合流した時

 

「さぁ~い・く・わ・よ~」

 

「はぁぁぁぁぁ!!」

 

 突如としてブラボーとナックルが現れエコーとディーヴァの小隊に奇襲を仕掛ける!

 

「っ!?、ミスチーさんと響子ちゃんは必殺技で今度こそ仕留めてください!!」

 

「でも君らだって相当疲労しているでしょ!?」

 

「こんなのへっちゃらですよ、試合後の八目鰻、楽しみにしてますよ!」

 

「あっ俺はいつもの綺麗な歌声を頼みます!、よしっ!やる気出てきたぜぇ~!」

 

 ムジチスタがエコーとディーヴァの前で壁になる

 

(秘密を知っているはずなのに随分と仲が良いのね・・・それに比べてあの何も知ろうとしない口先だけは偉そうな身の程知らずのガキ共が!!)

 

 ブラボーはアンツィオのライダーたちのやり取りを聞いてある人物たちと比べてしまい怒りのあまり歯軋りをしてしまう

 

「美織さん?」

 

「何でもないわ、さぁ~こっちも本気で掛かるわよ!」

 

「じゃあこれまでは手を抜いていたって事か?!」

 

 ムジチスタの1人がブラボーの言葉に刺激されてしまいブラボーに殴りかかる

 

「当然でしょ?」

 

 だがブラーボは殴りかかってきた腕を掴み簡単に捻り上げるとムジチスタの腹部に膝蹴りを浴びせドリアンアームズのアームズウェポン「ドリノコ」で切り上げる

 

「遊びすぎてカズ君に迷惑かける訳にはいかないからね」

 

 ブラーボがそう答えるのと同時に切り上げられたムジチスタが地面に叩きつけられて強制変身解除をされてしまう

 

「きょーこ、あの人って一真と違って・・・」

 

「うん、普通の人間のはず・・・なんであんなに強いの?」

 

「それは総一さんの「地獄の訓練」を受けてきたからね、こんなのは朝飯前よ!」

 

 ブラーボの異常な戦闘能力に驚くディーヴァとエコーにブラーボはそう答える

 

「なるほど・・・でも総一の手加減なしの訓練を耐えるなんて流石一真の義姉ですね」

 

(カズ君が押し付けられた苦しみや痛みに比べればあんなのは砂糖以上に甘い!!)

 

 ナックルはブラーボを褒めながらもムジチスタたちを打ち倒していく

 

「ミスチーさん・響子ちゃん、もう譜線が崩されそうだ!」

 

「任せて!、この一撃で!」

 

「決める!」

 

 ディーヴァとエコーは掛け合うとカッティングブレードを1回倒し生き残っていたムジチスタたちもカッティングブレードを1回倒す

 

【ア~♪ スモモスカッシュ!】

 

【ヤッホー! ヤマモモスカッシュ!】

 

【【【【【~♪ アサイースカッシュ!】】】】】

 

 ディーヴァのスモモマイクとエコーのヤマモモマイクにエネルギーが溜まりムジチスタたちの鎧もエネルギーが溜まっていき徐々に発光し始める

 

 するとブラーボとナックル互いに顔を向けて頷き合う

 

「「行くよみんなー!!」」

 

「「「「「Si!」」」」」

 

「「イルスタードレゾナンス!!」」

 

「「「「「スオーノバースト!!」」」」」

 

 ディーヴァとエコーそれにムジチスタは必殺技を叫ぶとディーヴァとエコーはマイクに向かって叫びムジチスタは2人の前に立つと2人の叫び声が強力な攻撃音波に変換されて更にムジチスタたちによって何倍にも膨れ上がっていき地面を削り木々を薙ぎ倒しながらブラーボとナックルに迫る!

 

 それに対しブラーボとナックルはカッティングブレードを1回倒し

 

【~♪ ドリアンスカッシュ!】

 

【~♪ クルミスカッシュ!】

 

「えいっ!えいっ!」

 

「はっ!」

 

 ドリノコにエネルギーが溜まったブラーボはドリノコを投げ付けナックルはクルミボンバーに溜まったエネルギーをドリノコ目掛けて発射する

 

 ナックルの放ったエネルギー弾が命中したドリノコは爆発四散し辺りに棘状の光弾が散らばる

 

「自爆か?」

 

「・・・っ!?、いや違う!」

 

 棘状の光弾は必殺の攻撃音波に反応し辺り一面は大爆発に包まれる

 

「なんて捨て身な戦術なんだ!?、大洗じゃこれが普通なのか!?」

 

「一真はこんな戦術は建てないし強要なんてしない」

 

「何よりも仲間や友達・・・他人の為に平気で自分を投げ捨てるからね」

 

 爆発の中からなんとか退避したアンツィオのライダーたちの1人が呟くとディーヴァとエコーはいつもと違い低いトーンで答え呟いたムジチスタは少し怯んでしまう

 

「それにただの自爆戦術じゃないは・・・「もらった!」っ!?」

 

【~♪ クルミオーレ!!】

 

 エコーが言っていたその時、上空から声が聞こえるとそこには空高くジャンプしたナックルがカッティングブレードを2回倒していた

 

「くらえっ!」

 

 クルミボンバーにエネルギーが溜まるとナックルバレットを放つ!

 

 ナックルバレットはムジチスタたちに命中しムジチスタたちは吹き飛んでしまう!

 

「「「「「うわぁぁぁぁぁ!?」」」」」

 

「みんなー!」

 

「こらこら、よそ見は厳禁よ」

 

 ナックルに気を取られていると爆煙の中からブラーボが飛び出しディーヴァとエコーに仕掛け武器と奪い取り自身の獲物のように振るいディーヴァとエコーを大きく後退させる

 

「さようなら、夜雀ちゃんと山彦ちゃん」

 

【~♪ ドリアンスカッシュ!】

 

 ブラーボは取り上げた武器を投げ捨てカッティングブレードを1回倒すと頭部のトサカ状のエネルギーブレードが伸びて相手を薙ぎ払う必殺技「ドリアッシェ」をディーヴァとエコーに浴びせる

 

「「きゃあぁぁぁぁ!!」」

 

 ドリアッシェは2人に直撃し悲鳴を挙げながら吹き飛ばれてしまい立ち上がろうとするが力尽きてしまい強制変身解除されてしまう

 

「残っている・・・みんな・・・」

 

「後は・・・頼んだよ・・・」

 

 ミスティアと響子はそう言い残し倒れ戦闘不能状態となる

 

「次はどうします?」

 

「カズ君と合流しましょう、通信が使えないとなると直接指示を貰うしかないわ」

 

 ミスティアと響子が倒れた事を確認するとブラーボとナックルはワイルドフラワーを開錠しながら会話しロックビークルに変形すると2人は乗り込み一真たちγ小隊の元に向かった

 




後編の方で語らせてもらいます

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