ガイム&パンツァー 戦車道・ライダー道極めます! 作:フルーツ大将軍
遂にアンツィオとの本格的な戦闘が始まります!
では、どうぞ!
これまでのガイム&パンツァーは
遂に第2回戦アンツィオチームとの試合が始まり着実に進軍する大洗チーム
予想外にも十字路に布陣を構えるアンツィオチームに一時立ち往生するが疑問に思った一真は偵察に向かった部隊からの写真から欺瞞作戦を見破る
だが自分の口から言わない一真はみほに気付かせる形で伝え護衛のふりをしていたトルーパー小隊を倒した
そしてライダーチームと戦車チームは分かれ一真たちライダーチームはヴィヴァルディたちムジカライダーチームが待ち構える地点へと向かっていた
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『全国大会第2回戦 試合会場 0345地点付近』
一真たちライダーチームは集合場所である0345地点に集結し作戦の最終確認を行っていた
「天子・衣玖さん・早苗ちゃんが本隊攻撃のα小隊、鈴仙さん・華扇さん・元宮教官が敵の主戦力である音攻撃を無力化するβ小隊、俺・幽香・夜罪が臨機応変に対応するγ小隊、この組み分けで行きます」
「元々は幽香はβで夜罪はαじゃなかった?」
「少し調整をして幽香と夜罪は俺の所に置かせてもらう、恐らく今回も一筋縄にはいかないからね」
「・・・なるほどね」
若干の変更に幽香は尋ねると一真は何かに気付いているような言い方をし天子は納得したような素振りを見せる
「はいはい!、じゃあ破神隊長行ってくるわね♪」
「お願いします元宮教官、みんなもいつも通り連絡を密にして対応し深追いは絶対にしないように!」
「「「「「「「「「「了解!!」」」」」」」」」」
「鈴仙さん、今から5分後に作戦を決行をお願いします!」
「任せて!」
各隊員が一斉に返事をし鈴仙に作戦決行の時間を告げた直後、α小隊は敵本隊へβ小隊は音攻撃を無力化する為に0402地点にγ小隊も行動を開始した
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『全国大会第2回戦 試合会場 0355地点付近』
天子たちα小隊は敵の本隊が待つ0355地点に到着し目の前にランディーニやプリズムリバー三姉妹たちの小隊が待ち構えていた
「やっと来たな!、待ちくたびれたぜ!」
「天子・衣玖・・・必ず倒す!」
「私たちの大事な人の音楽を奪ったあんたたちだけは!」
「絶対に許さない!」
指を鳴らして歓迎するように言うのに対しプリズムリバー三姉妹は敵意を剥き出しにし交互に言う
「っ!!、わっ私は・・・」
「ふんっ、許されるつもりはない」
衣玖は顔を背けるが天子は怯まず言い返し戦極ドライバーを取り出して腰に装着し早苗も軽く天子と衣玖を睨むが戦極ドライバーを装着し衣玖も慌てて装着する
「「変身!」」「変・・・身」
【バッナーナ!】
【ミラクルフルーツ!】
【ブドウ!】
3人ともロックシードを開錠しドライバーにセットしハンガーにロックを掛けるとランディーニたちも戦極ドライバーを取り出し腰に装着する
【【【lock on!】】】
待機音声が流れると3人は一斉にカッティングブレードでロックシードを切る
【カモ~ン! バッナーナアームズ! ナイトオブ スピアー!】
【フゥ~♪ ミラクルフルーツアームズ! 逆転! ミラクルウィンドウ!】
【ハイ~! ブドウアームズ! 龍・砲 ハッハッハッ!】
3人の頭にアームズが覆い被さり電子音声と共に展開されると3人は仮面ライダーバロン・風祝・龍玄へと変身した!
「じゃあ俺たちもいくぜ!」
ランディーニがそう叫ぶとランディーニはパッションフルーツの形をしたロックシード「パッションフルーツロックシード」をルナサはブラックベリーの形をしたロックシード「ブラックベリーロックシード」をメルランはブルーベリーの形をしたロックシード「ブルーベリーロックシード」をリリカはラズベリーの形をしたロックシード「ラズベリーロックシード」を取り出し顔の近くまで掲げる
「「「「変身!」」」」
【パッションフルーツ!】
【ブラックベリー!】
【ブルーベリー!】
【ラズベリー!】
4人はロックシードを開錠するとランディーニの真上にはパッションフルーツのような鎧「パッションフルーツアームズ」が他の3人の頭上にもロックシードに似たアームズが降りてくる
ランディーニは情熱的に鍵盤楽器を弾くマネをしルナサはヴァイオリン・メルランはトランペット・リリカがキーボートを演奏するマネをした直後にロックシードをドライバーにセットしハンガーにロックを掛ける
【【【【lock on!】】】】
するとランディーニのドライバーからはけたたましいオルガンの旋律がルナサからは重苦しいヴァイオリンのメロディーがメルランからは陽気なトランペットのメロディーがリリカは聞き取りやすいキーボードのメロディーの待機音声が流れ4人はカッティングブレードでロックシードを切る
【~♪ パッションアームズ!】
【~♪ ブラックベリーアームズ!】
【~♪ ブルーベリーアームズ!】
【~♪ ラズベリーアームズ!】
するとオルガン・ヴァイオリン・トランペット・キーボードのメロディーが流れ4人の頭にアームズが覆い被さり!
【情演! パーシィオルガニスト!】
【騒弦! ブラックグァルネリ!】
【騒管! ブルーファンタズム!】
【騒盤! ラズファツィオーリ!】
電子音声と共にアームズが展開されランディーニは「仮面ライダーアルス」ルナサは「仮面ライダーコンチェルト」メルランは「仮面ライダーソナタ」リリカは「仮面ライダートッカータ」に変身した!
「聞いていた通りの音楽家みたいなライダーだな」
「その通りだ!、じゃあ熱く行くぜ!」
「私たちの奏でる・・・」
「欝と躁と器用な音楽に!」
「聞き惚れなさい!」
アルスは淡い赤い光を放つオルガン型アームズウェポン「パンションラテラノ」の前で構えコンチェルトは黒いヴァイオリン型アームズウェポン「ブラックバリウス」を構えソナタは青いトランペット型アームズウェポン「ブルーフォード」を構えトッカータは赤いキーボード型アームズウェポン「ラズドルファー」を構えるとアルスの指パッチンと同時に弾き始め無数の音符と記号と譜線がバロンたちに襲い掛かった!
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『全国大会第2回戦 試合会場 0402地点』
その頃、華扇たちβ小隊は0402地点に到着し辺りを確認するとそこからは0355地点が望める丘になっていた
「確かにここなら届きそうね」
「そうね、始めましょう!」
美織の号令で華扇たちは戦極ドライバーを取り出し腰に装着するとロックシードを取り出す
【クルミ!】
【ウドンゲ!】
【ドリアン!】
3人はロックシードを開錠するとドライバーにセットしハンガーにロックを掛ける
【【【lock on!】】】
それぞれのドライバーから待機音声が流れ3人は変身ポーズを取りカッティングブレードでロックシードを切る
【~♪ クルミアームズ! ミィース! ナックル~!】
【スゥ~ ウドンゲアームズ! ルナティック レッドアーイズ!】
【~♪ ドリアンアームズ! ミィース! デンジャラス!】
電子音声と共に上空のアームズが3人に覆い被さり展開されると3人は仮面ライダーナックル・イナバ・ブラーボに変身した!
「作戦開始まであと30秒!、周辺の警戒は任せて!」
華扇の作戦始動のカウントを告げるとイナバは小さく頷き集中しルナティックウェーブの発動の準備を整える
(妙ね・・・全く気配を感じない、まるでこの地点だけ隔離されているみたい)
だがブラーボは違和感を感じドリアンアームズのアームズウェポン「ドリノコ」を構えナックルも何かを察知したのか構えを取る
「5、4、3・・・っ!?」
イナバがルナティックウェーブを発動しようとした時、突如としてイナバたちの周囲が爆発しイナバもやむを得ず発動を中断する
「やはり!」
「まさか感づかれていたなんて!?」
イナバたちは辺りを確認するとイナバたちの後方にアサイーの形をしたロックシード「アサイーロックシード」を使ったアンツィオの主力ライダー「仮面ライダームジチスタ」とレーネにミスティアと響子が陣取っていた
「私たちの攻撃を無力化出来るイナバの能力は知っていましたよ、月の兎さんに仙人さんそれに・・・別世界の住人さん」
「っ!?、何故私たちの事を!?」
「私の事まで・・・」
「アンツィオのみんなは「あなたたち」の所と違ってみんな良い人で私たちの話をちゃんと聞いてくれたからね!」
「ちゃんと理解しているか微妙だけど、私たちの事を歓迎してくれたのは確かだよ」
イナバやナックルそしてブラーボの秘密まで知っていたレーネたちはミスティアや響子たち幻想郷の住人たちから話を聞きミスティアや響子は嫌味混じりで言う
「確かにこっちと違って仲が良さそうね」
「私たちだってそんな事は・・・」
「でも言い切れる?」
ナックルは反論しようとするがイナバの言葉で先の一真と桃のやり取りを思い出し答えられなくなる
「それでは・・・始めましょう」
「OK!」
「よしっ!」
レーネの号令で3人は戦極ドライバーを取り出し装着するとレーネはマンゴスチンの形をしたロックシード「マンゴスチンロックシード」をミスティアはスモモの形をしたロックシード「スモモロックシード」を響子はヤマモモの形をしたロックシード「ヤマモモロックシード」を取り出す
「「「変身!」」」
【マンゴスチン!】
【スモモ!】
【ヤマモモ!】
3人はロックシードを開錠しレーネの頭上からマンゴスチンのような鎧「マンゴスチンアームズ」がミスティアの頭上からはスモモのような鎧「スモモアームズ」が響子の頭上からはヤマモモのような鎧「ヤマモモアームズ」が降りてくる
レーネは目を閉じまるで風や花や川の音に耳を澄ましながらロックシードをドライバーをセットしミスティアはマイクスタンドを振り上げるような動きをしてロックシードをセットし響子はマイクスタンドを引いて叫ぶように構えてからロックシードをセットしハンガーにロックを掛ける
【【【lock on!】】】
レーネのドライバーから流れるようなハープの音声がミスティアのドライバーは壮大なオペラのような音声が響子のドライバーはエコーが掛かった山彦のような音声が流れ3人はカッティングブレードでロックシードを切る
【~♪ マンゴスチンアームズ!】
【ア~♪ スモモアームズ!】
【ヤッホー! ヤマモモアームズ!】
3人の頭に覆い被さり!
【エステーティカ オブ スオーノー!】
【絶唱!Ah~Ah~Ah~~♪】
【輪唱!ヤッホーヤッホッホーッ♪】
電子音声と共にアームズが展開されレーネは古代ローマを思わせる仮面ライダーオルフェに他の2人は歌姫を思わせる仮面ライダー、ミスティアは仮面ライダーディーヴァに響子は仮面ライダーエコーに変身した!
「華扇・美織、私が発動するまで!」
「えぇ!、耐えてみせます!」
「ムジチスタの皆さん、予定通りに・・・」
「「「「「Si!」」」」」
ナックルとブラボーはイナバのルナティックウェーブの発動まで防御に徹しようとするがムジチスタたちが何故か接近戦を仕掛けナックルとブラーボは応戦するが隙を突いてイナバにも仕掛けイナバも応戦を余儀なくされる
「敵が罠に掛かりました、始めましょう」
オルフェは片手で持てるぐらいのハープ型アームズウェポン「スチンライアー」を構えディーヴァはマイク型アームズウェポン「スモモマイク」を右手に持ちエコーもマイク型アームズウェポン「ヤマモモマイク」を右手を持つ
「一体何を?」
「・・・っ!?、みんな離れて!!」
咄嗟にナックルが叫ぶもオルフェがスチンライアーを弾き始めたと同時にディーヴァとエコーが歌い始めると歌が変換された衝撃波とオルフェの奏でる音符や五線譜などの音楽記号がエネルギーとなってメロディー共々ナックルたちに襲いかかった!
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『全国大会第2回戦 試合会場 十字路近く』
フルーツライダーチームが苦戦を強いられる中、包囲しようとしていたアンツィオ戦車チームは・・・
「今頃、あいつらビビって立ち往生してるぜ!、戦いは火力じゃないおつむの使い方だ」
「べパロニ姐さん!」
ベパロ二は自信満々に言うが別の後続を走っていたCV33の乗員から通信が入る
「なんだ~?」
「後方にtype89が!?」
「なんでバレてんだ!?、まぁいいやビビってんじゃねぇ!」
自分たちの後方からアヒルさんチームの89式が迫ってきた事で欺瞞作戦がバレた気付くがベパロニは良くも悪くもあまり深くは考えない
「アンツィオの機動力に付いてこられるかっつぅの!、シカトしとけ!!」
ベパロニは自慢の機動力で振り切る事にしたが・・・
「敵カルロベローチェ5両が東に向かっています!」
その頃アヒルさんチームの典子は欠かさず通信を行っていた
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その頃本隊に合流しようと移動していたウサギさんチームは・・・
「2時に敵影!」
「セモベンテが2両さっきと一緒だ!、騙されるもんか!」
「あっちょっと!?」
セモベンテを発見したウサギさんチームのあやはまた偽物と思い梓の指示を待たず機銃で攻撃する
『ガンッ!』
「本物だ!?」
「もうっ!!、なんで勝手に攻撃しちゃうのよ!?」
だが鈍い金属音が鳴り響き更に砲撃まで受け本物だと気付く
「A23地点セモベンテ2両発見、今度は本物です!、勝手に攻撃しましたすいません、交戦始まっています!」
「大丈夫これで敵の作戦が分かりました、セモベンテとは付かず離れずで交戦してください、新たな動きを見せたらそれは合流を意味します、絶対に阻止してください」
「自信ないけどやってみます」
みほからの新たな指示を聞くと答えウサギさんチームのM3リーは回転砲塔を180°回転させて追いかけてくるセモベンテに向け応戦を始めた
「こうなると早くフラッグ車を見つける必要がありますね、フラッグ車を囮として使いますか?」
「うん・・・かなり危険だけど今はそれしか・・・っ!?」
みほは包囲される前に如何に早くフラッグ車を見つけるか考えていると一真から送られていた美織の偵察を行った際のデータを思い出し確認する
(まさか一真君はここまでの展開を読んでいた?)
一真は敵ライダーチームの居場所だけでなくフラッグ車の捜索も行わせており美織が廻った移動経路のデータと現在の戦況からフラッグ車の位置が大体絞り込めた
「あんこう・カメさん・カバさんは直進し包囲される前にこの先にいるフラッグ車を叩きます、危険ではありますがフラッグ車を囮として敵を引き付け誘い出します」
「本当にこの先にいるのか?」
「はい、間違いありません」
エルヴィンは思わず尋ねるがみほは自信満々に答える
「それでは皆さん健闘と幸運を祈ります!」
みほはそう言い放つを通信を切り戦車チームも本格的な戦闘に突入した!
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その頃アヒルさんとベパロニが指揮するCV335両は爆走しさながら追いかけっこをしていた
アヒルさんの89式は機銃と砲撃を乱射するがあまり効果はなかった
「くそっしゃらくせぇ!、反撃だ!」
「Si!」
ベパロニの号令で5両の内3両が89式の後方に回り込み前方の2両とで前後で挟み撃ちにする
「バックアタック!」
「はい!」
アヒルさんも砲手であるあけびが回転砲塔後部に付いている機銃側に替わり応戦するもやはり効果はない
すると前方のCV33が走行しながら反転しバックのまま走行を続ける(後のナポリターンである)
「なんだなんだ!?」
「今だ!、Sparare(撃て)!」
CV33の謎の行動に戸惑うアヒルさんにベパロニは号令を出しCV33は一斉に機銃を斉射する
「「「いてててててっ!?」」」
「痛いのは戦車なんですから落ち着いて狙いましょう!」
機銃をモロに受けてしまい戦車と同じ気持ちで痛がるも前部の機銃担当の妙子からツッコミを受け冷静になり1両ずつ狙いを定めて砲撃を開始する
すると次々と砲弾が命中しCV33が横転していく!
「よっしゃ!」
「よしっ!、バレー部の時代が来ているぞ!、いえ時代が私たちに追いついたんだ!」
「「「はい!」」」
「次だ次!、Dクイック!」
「「「そぉーれ!!」」」
典子の手応えを感じ勢いに乗って更にCV33に命中させ横転させていくが
「あれ?、また出てきたような・・・?」
倒せば倒すほど何処からともなく再び現れるCV33
「やっぱりまた出てきた!?、不死身なんですかあの豆戦車は!?」
「泣き言を言うな!」
倒しては復活するCV33に泣きべそをかくあけびだが典子が装填しながらも鼓舞し終わりの見えない追いかけっこが繰り返されていた
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その頃セモベンテ2両に追いかけられているウサギさんは回転砲塔で後方から迫ってくるセモベンテに砲撃する行進感射撃な上命中せず威嚇射撃にしかならないがセモベンテも同じ条件であり砲撃するも命中していなかった
「逃げてるだけだよ、どうにか逆転出来ないかな?」
「2両相手じゃ流石に・・・」
「回り込んじゃないなよ?」
「逃げるので精一杯!」
どうにかして危機を脱しようとするがやはり操縦手の佳里奈の言う通り中々覆す事は難しい状況だった
「考え方次第だよ、向こうは2両で2つの砲で・・・こっちも2つの砲、お相子じゃん♪」
「なるほど!」
「なるほどじゃなーい!」
優季の謎の理屈にあゆみは何故か納得するも梓はつかさずツッコミを入れみほの指示通り付かず離れずの追いかけっこを続けていた
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『全国大会第2回戦 試合会場 0355地点』
「くそっ!、どうする!?、鈴仙か一真から作戦変更の指示は!?」
「今のところありません・・・」
「つまり私だけで乗り切れってことね、腕が鳴るわ」
その頃、バロンたちα小隊は予定時間になってもルナティックウェーブの発動がない事で防戦一方となり一真からの指示を仰ごうとするが全く返答がなかった
「恐らくこちらの通信に使う周波数をアームズの能力で乱している可能性があります」
「音なんかを武器にするからそれぐらいの芸当は出来るでしょうね」
「でどうする?、このままじゃ打つ手なし間違いなくやられる」
バロンや龍玄も考えを張り巡らせるが良い案が思い浮かばないが風祝はある作戦が思い浮かび意を決した表情をする
「生憎トルーパーが向かってこないって事はあっちは被害を最小限に留めて私たちを倒したいみたいね」
「・・・っ!?、まさか打って出るの!?」
「まぁそれしかないけど・・・できるの早苗?」
風祝はバロンにゆっくりと頷きバロンも覚悟を決めバナスピアーを構える
「ミラクルフルーツアームズの能力で全ての音を弾き返せる可能性はかなり低いです!」
「衣玖、可能性なんて所詮目安、1%もない可能性を100に変えてきた奴をあたしたちは見てきただろう?」
「それは・・・」
「いつまでも守ってばかりでいるな、お前も良い加減に前を向いて戦え!」
バロンの激に龍玄は何かを思い出したのか辛そうするも無言で頷く
「じゃあ私の合図で、3・・・2・・・」
風祝がカウントを始め龍玄もブドウ龍砲を構え
「1!、ライダーズゴー!!」
風祝の号令でバロンたちは一斉に飛び出しアルスたちに突撃する!
「やっぱり来たな!、返り討ちにしてやれ!!」
「言われなくても・・・」
アルスたちもアームズウェポンを弾き始め音の雨あられがバロンたちは降り注ぐが全く意を返さずに走り抜けていた!
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その頃ナックルたちβ小隊は最初の攻撃でダメージを負いながらもなんとか持ちこたえていた
「どうします?、このままじゃ確実に・・・」
「袋の中のネズミね、圧倒的に不利すぎるわ」
「あれだけの音を消し去るにはルナティックウェーブを広範囲に発動しなきゃいけないけど・・・それだと時間が掛かりすぎる」
ナックルたちは小声で話しながら作戦を練るが一朝一夕には浮かばない
「ムジチスタの能力がまさか「味方の音または音波の増幅」とは・・・しかも味方の音攻撃は当たらない親切機能までありますからね・・・」
「接近しようとしてもムジチスタに阻まれてあの3人の攻撃で一巻の終わり・・・打つ手なしかな?」
「・・・接近出来ないならもうイチかバチかやるしかない!」
イナバは何かを思いついたように2人に思いついた作戦を伝え2人は仮面の下で驚くが背に腹は変えられない状況という事もありイナバの作戦に乗り行動を起こそうとしていた
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『全国大会第2回戦 試合会場 ???』
「どうやら作戦は成功のようです、これで後は破神さんを炙り出せば我々の勝ちです」
「そう上手くいくとは限らないさ、早苗や鈴仙はあたいたちよりも長くライダーをやっているんだからな」
「それに一真に限っては私たちに3人でも勝てるかどうかギリギリの所よ」
試合会場のある場所で待機していたヴィヴァルディ・小町・美鈴そして後ろに控えていた雷鼓と九十九姉妹の小隊が控えていた
「そういえば一真はアンタの一番弟子だったわね、美鈴?」
「えぇ・・・あっという間に抜けれちゃったけどね、師匠としては嬉しいような寂しいような・・・微妙な所ね」
「そこは素直に喜んで良いんじゃないの?」
「そう・・・ね」
雷鼓の言葉に少し照れて微笑する美鈴にヴィヴァルディは驚くが何か納得したように笑みを浮かべる
「破神さんはあなたすらも笑顔にしてしまうお人なんですね」
「みんなそうじゃない?、私も一真と一緒にいると楽しいし♪」
「何故かは分からないけど自然とそうなるのよね」
「あの四季様までお熱にさせちまうからねぇ~、本当に大した御仁だよ」
「私なんて・・・あれだけの事をしたのに手を差し延べて大切な人たちを私の心まで救ってくれた」
美鈴が懐からスイッチを取り出して辛そうに言う姿にその場にいた幻想郷の住人たちはその時の出来事を知っているように憂いの表情で美鈴を見る
「美鈴・・・あれは仕方ないさ、今回の天子はやった事とまるで訳が違うんだから」
「だからこそ私たちは誓った!、今度は私が一真を守ってみせる!、例えこの身が滅びても!!」
美鈴から溢れ出る闘志と決意にヴィヴァルディも肯定するように頷く
「さて我々も作戦開始です、堀川さんと九十九さんたちの小隊は予定通りに私は何か敵に動きがあった場合か破神さんが動いた時に教官たちは・・・例の4人をお願いします」
「「「「「「「「「「Si!」」」」」」」」」」
ヴィヴァルディの号令で雷鼓と九十九姉妹の小隊が動き出しヴィヴァルディは続けてライダーチーム全体に通信を送る
「全小隊に伝達します、第3楽章「ライダーズラプソディーア」
次回ガイム&パンツァー!
決死の反撃に出るフルーツライダーチーム!、だがムジカライダーチームは新たな作戦を繰り出す
【ライチ!】
【クコ!】
【ビワ!】
一方戦車チームは一真が残した情報からフラッグ車を割り出す!
「あのパーソナルマークは・・・!」
互のチームの戦闘が激化する中遂にアンツィオの教官ライダーが大洗チームに襲いかかる!
第52話「強襲の拳法&死神の教官ライダーです!」
「お前たちだけは許さない!」
【リュウガンエナジー♪】
「まぁ悪く思わないでくれよ、これも仕事なんでな」
【ヒガンフラワーエナジー♪】
いかがでしたか?
今回はアンツィオの新ライダーたちが登場し大洗のライダーチームも前回と違ってかなり追い詰められていきましたがまだ一真たちγ小隊が動いていない所を見ると・・・
次回は残りの雷鼓と九十九姉妹そして美鈴と小町も変身します!、それに対し一真たちはどう対抗するのか?、戦車チームはほぼ原作通りですが一真が情報を残していた事もありライダーチームに比べて苦戦を強いられる事はないでしょう
話は変わりますが自分が長らく休んでいる間にゴーストが終わって新しい仮面ライダーでゲームがモチーフなドクターライダー「仮面ライダーエグゼイド」が始まりましたね
ここだけの話しあの人物が恋愛以外に唯一苦手なジャンルなライダーに驚きました、一応頭の中まではエグゼイド・ブレイブ・レーザー・スナイプ・ゲンムの変身者は決めています(この内3人は既に今作品に登場しています)、まぁ今作品ではエグゼイドは出ませんけどwww
次回も乞うご期待です!