ガイム&パンツァー  戦車道・ライダー道極めます!   作:フルーツ大将軍

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お待たせしました第19話です

今回も2話同時投稿させてもらいます

ではどうぞ!


第19話「大洗の覚悟・マジノの思いです(前編)」

 これまでのガイム&パンツァーは

 

 大洗ライダー部隊の一真たちがキャロ率いるウィッチライダー部隊の苦戦している中みほたち大洗戦車隊は「じわじわ作戦」を決行し5両の内3両を撃破する

 

 みほたちが作戦成功に喜んでいるのも束の間エクレールたち隊長チームが大洗戦車隊に迫り決戦が始まろうとする

 

 その頃一真たちは破神総一が送って来たロックシードを使いレジェンドライダーアームズへとアームズチェンジ

を果たし大洗ライダー部隊も反撃の狼煙が上がりつつあった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                  『試合会場 平原エリア』

 

「時間が押していますのでお開きにさせていただきます!」

 

 仮面ライダーマジシアンに変身しているガーリックは作り出した分身で怒涛の攻めで仮面ライダーバロンに変身している天子を追い詰めていくがバロンは一瞬不敵な笑みを浮かべる

 

「すまないけどもう少し延長で頼むね」

 

 バロンはそう言いカッティングブレードを倒す

 

【カモ~ン! コンボチェンジ! ガタキリバ! ガータガタガタキリバ! ガタキリバ!】

 

 すると電子音声とともにバロンが装着していたオーズアームズが緑のクワガタを模した「ガタキリバコンボVer」へと変化した

 

「っ!、鎧が変化した!?」

 

 ガーリックは初めて見た光景に驚きを見せる

 

「これだけじゃないよ!、はぁぁぁぁぁ!!」

 

 バロンは雄叫びをあげるとなんとオーズアームズガタキリバVerを装着したバロンが次々と現れ物凄い勢いで増えていく

 

「バカなッ!!、私と同じ分身まで使うなんて!」

 

 混乱しているガーリックをよそにバロンたちはまるで緑の津波のように一気にガーリックに押し寄せる

 

「「「「「ハッ!」」」」」

 

「「「「「せやぁぁぁぁぁ!」」」」」

 

「「「「「食らえー!!」」」」」

 

 唯でさせ元の実力で叶わないにも関わらず自分が作り出せる最大の数よりも優に3倍以上も数に攻撃されガーリックの分身体は消え本物のガーリックはかなりの勢いで吹っ飛ばされもうダウン寸前だった

 

「ま・・・まだ・・・こんな所で!」

 

「すまないけど次はこっちからお開きにさせてもらうね!」

 

【カモ~ン! コンボチェンジ! タトバ! タ・ト・バ! タトバ タ・ト・バ!】

 

 ガーリックは無理やり身体を起こし立ち上がるとバロンはカッティングブレードを倒し元のオーズアームズに戻り再びカッティングブレードを3回倒す

 

【カモ~ン! スキャニングチャージ!!!】

 

 バロンは空高くジャンプすると赤・黄・緑のリングが現れバロンは両足蹴りの姿勢で潜って行き両足にエネルギーを纏っていく

 

「ハァァァァ・・・・・セイヤァァァァァ!!」

 

 立ち上ががるのがやっとのガーリックには避ける事が出来ずに防御姿勢も取れないままバロンはギャバリーエンド(タトバキックVer)を浴びせた!

 

「うっ!・・・うわぁぁぁぁぁ!!」

 

 ガーリックの断末魔とともに大きな爆発が起きの赤・黄・緑の3色の「OOO」の文字が浮かび上がる

 

「は・・・早く・・・隊長に・・・れん・・・」

 

 ガーリックは弱々しい掠れた声で言おうするが力尽きたように言葉が途中で切れ倒れてしまい戦闘不能になるとドライバーにセットしていたロックシードがバロンの手元に飛んでいく

 

「今回は手強かったなぁ~これがなかったらヤバかった~」

 

 バロンは一息つきオーズロックシードをつつくとローズアタッカーロックビークルを取り出し開錠しビークルモードへと変形しバロンはローズアタッカーに跨る

 

「カボチャか・・・」

 

 バロンはガーリックのパンプキンロックシードを興味深そうに見るとガーリックに向かって投げ返す

 

「魔法とか面倒なのは好きじゃないないからね」

 

 バロンはそう吐き捨てると大洗戦車隊の支援に向かった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そのアームズは結構良いわね・・・早く使ってみたいね!」

 

「すいませんが、渡すわけにはいきません!」

 

 その頃仮面ライダー龍玄に変身している衣玖は仮面ライダーマジシアンに変身しているジンジャーが放つ火球を木を盾にしながら避けていた

 

「でも、そのアームズでどうやって私に攻撃を届かすの!」

 

「残念ですがこのアームズならそのご自慢の能力の「死角」を突くことが出来ます!」

 

 龍玄が自信満々に答える事にジンジャーは疑問に思うも攻撃を止めずに徐々に龍玄に迫る

 

 すると龍玄はカッティングブレードを1回倒し続けざまにもう2回カッティングブレードを倒す

 

【ハイ~! ルナ!】

 

【ハイ~! トリガー!!】

 

 電子音声のとともに龍玄が装着しているダブルアームズの色が左半身が黒・右半身が緑から左半身が青・右半身が黄色の「ルナトリガーVer」に変わり胸元にトリガーサイドの武器「トリガーマグナム」が現れる

 

「そんなっ!、鎧の色が変わるアームズなんて!」

 

 ジンジャーはガーリックのように驚いていると龍玄はトリガーマグナムを手に取り即座に撃った

 

「ふっ・・・どんな仕組みか知らないけどやる事は一緒・・・・・馬鹿の一つ覚えね!」

 

 ジンジャーは龍玄を嘲笑するかのように言うと龍玄が撃った光弾を跳ね返そうとロッドを光弾に向けて突き出す

 

「言ったはずですこのアームズは・・・」

 

 龍玄はそう言っている傍撃った光弾が直進せずに曲がりくねりまるで操られているかのように

 

「あなたの「死角」を突けるって!」

 

 龍玄は言い放つと何発も撃ち辺りに光弾が飛び交いジンジャーはキョロキョロと見回りロッドを突き出そうとするも変幻自在の光弾に追いて行けずに後ろから光弾を受ける

 

「くっ!・・・まさかあいつ・・・!」

 

 ジンジャーが苦々しい表情で言うとロッドが引っ張られる感覚がする思わずロッドを見ると・・・

 

 龍玄の右半身の手がまるでゴムのように伸びロッドを掴んでいた

 

「っ!!」

 

 ジンジャーは動揺してしまいロッドを龍玄に奪われてしまう

 

「これがないと能力が使えないんですよね」

 

「しまっ・・・!!」

 

 龍玄は奪ったあとつかさず撃ち狼狽していたジンジャーはマトモに受けてしまい転げ倒れる

 

「あっ・・・・・あぐっ・・・・・!!」

 

「もう終わりにしましょう」

 

 鎧から白い煙を出しながらもヨロヨロと立ち上がるジンジャーに龍玄はそう言うとトリガーマグナムの銃口を向ける

 

「まっ・・・・・まだだぁぁぁぁぁ!!」

 

 ジンジャーは力の限り走り龍玄に向かって走り殴りかかろうとする

 

 それを見た龍玄はロッドとトリガーマグナムを投げ捨てジンジャーに向かって走り出す

 

「はぁぁぁぁぁ!!」

 

「ハッ!」

 

 龍玄はジンジャーの右ストレートを躱し胸元に回し蹴りをし食らったジンジャーは数メートル吹き飛ばされる

 

「や・・・やられる・・・わけには!」

 

「・・・あなたのその執念は見習ければいけませんね」

 

 息も絶え絶えになりながらも立ち上がるジンジャーを見て龍玄は賞賛するかのように言いカッティングブレードを1回倒しそしてまた続けざまに2回倒す

 

【ハイ~! サイクロン!】

 

【ハイ~! ジョーカー!!】

 

 すると龍玄のダブルアームズが最初の状態に戻ると再びカッティングブレードを3回倒した

 

【ハイ~! マキシマムドライブ!!!】

 

 龍玄の周囲に竜巻が起こり徐々に身体が宙に浮いていき両足蹴りの体勢を取るとジンジャーに向かって行き龍玄の身体が左右半分に割れる

 

「ジョーカーエクストリーム!!」

 

 龍玄はこの技の名前を叫んだかと思うと時間差でジンジャーに龍玄脚(ジョーカーエクストリームVer)が叩き込まれる!

 

「きゃっ・・・きゃあぁぁぁぁぁ!!」

 

 ジンジャーの悲鳴とともに大きな爆発が起き強制変身解除に追い込まれドライバーにセットしたロックシードが龍玄の手元に飛んで行く

 

「中々興味深いロックシードですね・・・」

 

 龍玄は手元に飛んできたジンジャーのパンプキンロックシードをまじまじと見る

 

「わ・・・私の・・・罪・・・」

 

 すると倒れているジンジャーが掠れた声で言い龍玄がジンジャーに注目する

 

「あなた・・・に・・・負けた・・・こと・・・ね・・・」

 

 ジンジャーはそう言うと気絶し戦闘不能になるそれを見た龍玄はジンジャーの元に歩み寄りジンジャーにパンプキンロックシードを握らせる

 

「負けること自体は罪ではありません、本当に勝たなきゃいけない戦いで勝てば良いんです」

 

 龍玄は先のジンジャーの言葉に答えるように言う

 

「・・・罪を数えなきゃいけないのは・・・私の方ですね・・・」

 

 龍玄はまるで自分を責めるように言いローズアタッカーロックビークルを取り出し開錠するとビークルモードに変形し跨る

 

「こちら龍玄、これより戦車隊の支援に行きます」

 

 龍玄は通信を送るとローズアタッカーを走らせ大洗戦車隊の支援に向かった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その頃仮面ライダー斬月に変身している幽香は・・・・・

 

(盾がなくなった・・・今なら一気にダメージを与えられる!)

 

 斬月と戦っている仮面ライダーマジシアンは空を飛びながら様子を窺い攻撃を防いでいた斬月のメロンディフェンダーがなくなり一気に仕掛けようとする

 

「・・・・・ふっ」

 

 斬月がニヤリと笑いカッティングブレードを1回倒す

 

【ソイヤ! ロケット ON!】

 

 すると斬月の右腕に「ロケットモジュール」を装着される

 

「ロケット?」

 

 マジシアンはロケットモジュールに注目していると突如ロケットモジュールがジェット噴射を始めなんと空を飛んで行く

 

「う・・・うそっ!?」

 

「もう空はあなたの独壇場ではなくなったわね!」

 

 斬月は驚愕するマジシアンに突進し強烈なパンチを浴びせる

 

「くっ!」

 

 マジシアンは強烈なパンチにバランスを崩しくるくるとやっとの思いで体勢を立て直し負けじと斬月に突進する

 

 斬月も受けて立つようにぶつかり合いそして少し間合いを空けてはまたぶつかり合いの繰り返しをする

 

(スピードなら私が勝っている、一気に加速して突進すれば押し切れる!)

 

 マジシアンはいつもより間合いを空けそして一気に加速し斬月に突進し斬月も呼応するようにマジシアンに突進し互いに競り合うがマジシアンの思惑通り徐々にマジシアンが押し始める

 

(この勝負もらった!)

 

 マジシアンは心の中で勝利を確信するも斬月はまたも不敵な笑みを浮かべカッティングブレードを2回倒す

 

【ソイヤ! スモーク ON!】

 

 すると斬月の右足に「スモークモジュール」が装着されスモークモジュールから白い煙が発生し斬月たちの周りを包み込む

 

「なっ・・・なにこの・・・煙は!?」

 

 マジシアンは慌てふためき辺りをキョロキョロと見回る

 

 段々と煙が晴れ視界が晴れてくる

 

「あ・・・あれ・・・斬月は?」

 

 目の前で戦っていた斬月の姿が消えまた辺りを見渡す

 

「私はここよ・・・」

 

 マジシアンは声がした方向を見ると地面に着地していた斬月が左腕に「レーダーモジュール」・右足に「ランチャーモジュール」を装着しておりレーダーモジュールをマジシアンに向けていた

 

「ロックオン・・・発射!」

 

 斬月の掛け声とともにランチャーモジュールからミサイルが複数発射されマジシアンに向かって飛んでいく

 

「・・・っ!」

 

 マジシアンはミサイルを避けるがまるで追尾するようにマジシアンに再び迫り気付いていないマジシアンの背中に直撃する

 

「や・・・ヤバ・・・!」

 

 すると次々とミサイルがマジシアンに命中しマジシアンは墜落し地面に激突しロッドのオバケカボチャの装飾にヒビが入る

 

「あイタタタ~痛かった~」

 

 頭をさすりながら呑気に言っていると足元に斬月の左足から蛇口のような「ウォーターモジュール」から水流が放たれる

 

「次は水遊び?」

 

「そんなちゃちな物なら良いけどね」

 

 斬月は何か含みのある言葉を言いカッティングブレードを1回切る

 

【ソイヤ! フリーズ ON!】

 

 すると右足に冷蔵庫のような「フリーズモジュール」が装着されフリーズモジュールから冷気が放出される

 

「うわ~寒そう~」

 

 マジシアンはまるで他人事のように言うだがマジシアンは気付いていなかった

 

「そうね・・・寒そうね・・・あなたの・・・」

 

 徐々にマジシアンの・・・・・

 

「あ・し・も・と」

 

 足元が凍り付いている事に

 

「えっ・・・!」

 

 マジシアンは斬月に言われて初めて足元を見ると両足が完全に凍り付いており何とか動こうとするも凍り付いた足の性で身動きが取れなくなる

 

「決めさせてもらうわよ!」

 

 斬月はそう言い放つとカッティングブレードを1回切り再び2回切る

 

【ソイヤ! ロケット ON!】

 

【ソイヤ! ドリル ON!!】

 

 斬月の右腕にロケットモジュール・左足に「ドリルモジュール」が装着され斬月はまたカッティングブレードを3回切る

 

【ソイヤ! リミットブレイク!!!】

 

 ロケットモジュールで一気に加速して上空から急降下しドリルモジュールで一気に貫こうとする

 

「くっ・・くそ!!」

 

 マジシアンは手をクロスさせ能力を使おうするが

 

『ピキピキ・・・ピキーン!!』

 

 ロッドのオバケカボチャの装飾が粉々に砕けてしまい能力が使えなくなる

 

「はぁぁぁぁぁ!!」

 

 斬月はそんなマジシアンに構わずに突撃し無刃キック(ライダーロケットドリルキックVer)がマジシアンに直撃し一気に貫いた

 

 マジシアンを貫いた斬月のドリルモージュルは地面に突き刺さり身体自体が回転するもすぐに収まりロケットとドリルモジュールが消え斬月の後ろで大きな爆発が起きる!

 

「ライダーロケットドリルキック・・・」

 

「・・・後で言うんだ・・・」

 

 技を繰り出した後に技名を言う斬月にマジシアンがツッコミを入れるが力尽きたように気絶しドライバーにセットしていたロックシードが斬月の手元に飛んで行く

 

「・・・・・ふん」

 

 斬月はキャッチしたロックシードを一瞬見た後気絶し戦闘不能になったウィッチライダー部隊の隊員に向かって投げドライバーにセットしているロックシードを元に戻そうと手をかけるが

 

「今回ぐらいは最後まで使ってあげるわ」

 

 途中で止めサクラハリケーンロックビークルを取り出し開錠するとビークルモードに変形し跨り戦車隊の支援に向かった 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その頃仮面ライダー武神鎧武に変身している夜罪は・・・・・

 

「バーコードならすぐに読み取って会計してあげるわ!」

 

「是非ともそうして欲しいな」

 

 武神鎧武と戦っているマジシアンがディケイドアームズの見た目からジョークを飛ばすが武神鎧武も軽口を叩く

 

「それもあなたの仲間の手によってね」

 

 マジシアンはそう言うとオバケカボチャの目が光りマジシアンの姿が大橙丸を持った鎧武になる

 

「いくら姿を変えてもお前はお前にしかなれない」

 

 武神鎧武は意味ありげな事を言うとカッティングブレードを1回倒す

 

【~♪ カメンライド カッカッカッカブト!】

 

 すると武神鎧武の姿が赤いカブトムシを模した仮面ライダー「仮面ライダーカブト」に変身した

 

「っ!!、あの状態から変身した!?」

 

「行くぞ・・・」

 

 マジシアンが驚愕している事をよそに武神鎧武はカッティングブレードを2回倒す

 

【~♪ アタックライド クロックアップ!!】

 

 するとカブト武神鎧武が目にも止まらぬ速さで動き攻撃を仕掛けられる鎧武マジシアンはカブト武神鎧武の動きについて行けずマトモに攻撃を受けてしまい吹き飛ばされる

 

「くっ!・・・なんて早さなの!」

 

 地面に着く前に何度も攻撃を受けやっと地に足が着くがダメージのあまり転げ倒れる

 

「・・・ある「バカ」が言っていた・・・」

 

 カブト武神鎧武は攻撃の手を止め語るように鎧武マジシアンに向けて言い始める

 

「「他人を真似るのも良い本当の自分を見つける事が出来るならな」ってな」

 

「あなた・・・一体何者?」

 

 鎧武マジシアンが尋ねるとカブト武神鎧武は鼻で笑う

 

「通りすがりのかめn・・・・・違うか、大洗の仮面ライダーだ憶えておけ」

 

 カブト武神鎧武はそう答えるとカッティングブレードを1回倒す

 

「~♪ カメンライド キッキッキッキバ!」

 

 すると仮面ライダーカブトの姿からコウモリを模した仮面ライダー「仮面ライダーキバ」に変身した

 

「魔女相手ならこれが1番似合うだろう」

 

 キバ武神鎧武がちゃらけたように言い鎧武マジシアンに駆け寄る

 

「・・・っ!、はぁぁぁぁぁ!!」

 

 鎧武マジシアンは1テンポ遅れてキバ武神鎧武に駆け寄り大橙丸で切り付けようとする

 

「甘い!!」

 

 だがキバ武神鎧武が紙一重で躱し鎧武マジシアンの顔面目掛けてハイキックをお見舞いし鎧武マジシアンは派手に転げ倒れ鎧武の姿が解け元の姿に戻る

 

「あっ!・・・・・あぐっ!・・・・・」

 

 マジシアンは立ち上がろうとするもこれまでのダメージの蓄積もあったのか立ち上がろうとするも立ち上がる事が出来ずに膝を着いてしまう

 

「決めるぞ!」

 

【~♪ ファイナルアタックライド ディディディディケイド!!!】

 

 キバ武神鎧武は元のディケイドアームズを装着した姿に戻るとカッティングブレードを3回切り空高くジャンプする

 

 すると武神鎧武とマジシアンとの間に金色のカード型エネルギーが現れ武神鎧武は飛び蹴りの姿勢で潜って行き右足に金色のエネルギーが纏って行く

 

「くらえぇぇぇぇぇ!!」

 

「きゃあぁぁぁぁぁ!!」

 

 その掛け声とともにマジシアンに武神キック(ディメンションキックVer)を浴びせマジシアンの悲鳴の後大きな爆発が起きた!

 

 マジシアンは仰向けに倒れ強制変身解除されるとドライバーにセットしていたロックシードが武神鎧武の手元に飛んで行く

 

「中々興味深いロックシードだが・・・やめておこう」

 

 武神鎧武はそう言うと気絶し戦闘不能状態になったウィッチライダー部隊の隊員に向かってパンプキンロックシードを投げる

 

「良い事を教えてもらったお礼だ」

 

 武神鎧武は独りでそんな事を呟くとサクラハリケーンロックビークルを取り出し開錠するとビークルモードに変形しサクラハリケーンに跨る

 

(俺もまだあんな気持ちになるんだな・・・)

 

 武神鎧武は何故か穏やかな表情で思っているとすぐに普通の表情に戻り戦車隊の支援に向かった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃仮面ライダー鎧武に変身している一真は・・・・・

 

「どんな手品を見せてくれるのか楽しみね」

 

「きっと楽しると思いますよ」

 

 冗談を言い合う鎧武とキャロだが先にキャロが仕掛けオバケカボチャの目が光り幻影を生み出す

 

「もうその手品のタネが分かりました!」

 

 自信満々に鎧武が言うとカッティングブレードを1回倒す

 

【ソイヤ! ライト プリーズ!】

 

 鎧武は右手の手の甲を見せるように上げると右手から強烈な光が発せられる

 

「うわっ!、眩しっ!?」

 

 キャロは眩しさのあまり目が眩むするとキャロが作り出した幻影たちが次々と消えてしまう

 

「あっ!しまっ・・・・・」

 

「はぁぁぁぁぁ!!」

 

 キャロは鎧武の意図に気付くも時既に遅く鎧武はウィザードアームズのアームズウェポン「ウィザーソードガン」でキャロを切り付ける

 

「くっ・・・本当に分かっていたとはね」

 

「えぇ・・・キャロさんの能力は集中力が途切れると駄目なんですよね」

 

 切り付けられた箇所から火花を散らしながらキャロは尋ね鎧武はウィザーソードガンを回しながら答える

 

「その通り・・・正解よ」

 

 キャロは鎧武に答え仮面の下で苦々しい表情を見せもう1度能力を使おうとするが鎧武もその動きに合わせるようにカッティングブレードに手を伸ばす

 

(これじゃ能力が使えない・・・もうイチかバチか!)

 

 キャロはある決断をするとパンプキンロッドの先端に炎を纏い鎧武を駆け寄って接近戦に持ち込もうとする

 

 鎧武は全く動じることをなくキャロに駆け寄りウィザーソードガンとパンプキンロッドを交差仕合う

 

「くっ!」

 

「うっ!」

 

 鍔迫り合いが始まり両者は一歩も退かない

 

「はぁぁぁぁぁ!!」

 

 だが徐々に鎧武が押し始めマジシアンの身体ごとズルズルと引き摺られて行く

 

「くっ!まだまだ・・・・・!!」

 

 キャロは頑張って押し戻そうとするが長引く戦いで疲労しているのかどんどん引き摺られて行き鎧武がウィザーソードガンを時計回りに1回転させパンプキンロッドを真上に巻き上げる

  

「っ!」

 

「もらった!」

 

 動揺しているキャロに鎧武は何回も切り付けキャロは鎧から火花を散らしながら吹き飛ばされる

 

「ま・・・まだ・・・こんな事で私は!」

 

 キャロは自分を奮い立たせ痛みに耐えながらも立ち上がる

 

 それを見た鎧武はカッティングブレードを2回倒す

 

【ソイヤ! ウォーター プリーズ!! スイ~ スイ~ スイ~ スイ~】

 

 鎧武は左手を上に向けると鎧武の頭上から青い魔法陣が出現し鎧武の身体を通過するとウィザードアームズの色が赤から青色(ウォータースタイルVer)へと変化した

 

「っ!、もうそんな事で驚いている暇はないよ!」

 

 キャロは落ちてきたパンプキンロッドを拾い鎧武に突っ込む

 

 鎧武はそんなキャロをよそにカッティングブレードを1回倒す

 

【ソイヤ! リキッド プリーズ!】

 

(今度はなにをするつもり?)

 

 キャロは先の強烈な光の事もあり鎧武が何か仕掛けてくると思い警戒するが鎧武は微動だにせず棒立ちのまま動かない

 

(不発だったの?)

 

 キャロは不思議に思いながらもロッドに炎を纏わせ鎧武に向かって振り下ろす

 

 キャロの炎を纏ったロッドは鎧武に当たったが

 

「っ!、うそっ!?」

 

 鎧武の身体がまるで水になったかのようにキャロのロッドは鎧武を切り裂くがすぐに元通りになり鎧武自身にも全くダメージは通ってなかった

 

 キャロは何度もロッドで鎧武を叩くが全くの効果はなく鎧武が水の塊になりキャロを包み込むと鎧武の身体が元に戻りキャロをガン地固めにする

 

「どうですかキャロさん?、楽しめてますか?」

 

「えぇ・・・中々面白いわねそのアームズ」

 

「まだまだこんな物じゃないですよ」

 

 鎧武は組み伏せているキャロを投げカッティングブレード2回倒す

 

【ソイヤ! ハリケーン プリーズ!! フー! フー! フーフーフーフー!】

 

 鎧武は左手を天に掲げると鎧武の真上に緑の魔法陣が現れ鎧武は魔法陣に向かってジャンプし潜るとウィザードアームズが青から緑の(ハリケーンスタイルVer)に変わる

 

 鎧武は風を纏いキャロまで飛んでいき縦横無尽な動きでキャロを切り付ける

 

「グワッ!・・・くっ・・・!!」

 

 何回も切り付けられたキャロはそのまま地面に激突し痛みに耐えながら立ち上がるも立ち上がるのもやっとの状態だった

 

 そんなキャロを尻目に鎧武は悠々と地面に着地する

 

「え・・・エクたちの為にも・・・負けるわけには・・・いかない!」

 

「俺もみんなの為にも負けるわけにはいかない!」

 

【ソイヤ! フレイム プリーズ!! ヒー! ヒー! ヒーヒーヒー!】

 

 鎧武とキャロは自身の思いの丈を語り鎧武は元の鎧の色に戻るとカッティングブレードを3回倒しキャロは2回カッティングブレードを倒す

 

【ソイヤ! チョーイイネ!! キックストライク サイコー!!!】

 

【カモ~ン! パンプキンオーレ!!】

 

 鎧武の足元に赤い魔法陣が現れ左足に炎を纏って行くとキャロに向かって全速力で走りロンダートを決めると空中で反転し飛び蹴りを叩き込もうとする

 

 それに対しキャロはロッドを空に向かって突き上げ頭上に炎が収束していきオバケカボチャの形をした大きな炎を塊ができる

 

「はぁぁぁぁぁ!!」

 

「くらえーーーーー!!」

 

 キャロはロッドを鎧武に向けると炎の塊が鎧武に突撃し仮面ライダーマジシアンの必殺技「ジャッジメントフレイム」を浴びせ鎧武を大きな爆発が包み込む

 

「決まった・・・流石の鎧武もこれには・・・」

 

 キャロは自分の技が決まりさしもの鎧武もこれで倒したと思い胸をなで下ろすが

 

「だあぁぁぁぁぁ!!」

 

 爆発の中から体勢を変えずにキャロに突っ込み無頼キック(ストライクウィザードVer)を叩き込んだ!

 

「きゃあぁぁぁぁぁ!!」

 

 鎧武はキャロを貫きキャロの悲鳴とともに鎧武の後ろで大きな爆発が起き赤い魔法陣が浮かび上がる

 

 キャロは強制変身解除になりドライバーにセットしたロックシードが鎧武の手元に飛んで行く

 

「負けちゃった~・・・流石は伝説の英雄の名を受け継いだ仮面ライダーね」

 

「いえ自分なんてまだまだの名前負けですよ」

 

 仰向けに大の字になって倒れているキャロに鎧武は飛んできたパンプキンロックシードを手渡す

 

「今の私には嫌味にしか聞こえないな~、まぁどうでもいいけど・・・」

 

「・・・そんな軽口が言えるなら大丈夫そうですね」

 

 キャロはロックシードを受け取りちゃらけたように言うと鎧武は苦笑交じりに答えサクラハリケーンロックビークルを取り出し開錠しビークルモードへと変形する

 

「・・・戦車隊はここから北西の森の中で交戦中みたい、早く行かないとやられちゃうわよ」

 

「ではお言葉に甘えて行かせてもらいます」

 

 鎧武はキャロの言葉を聞くとサクラハリケーンに跨り全速力で戦車隊の支援に向かった

 

「行っちゃたか・・・・・あ~あと1歩だったけどなぁ~」

 

 鎧武は去った後はキャロは残念そうに言うが微笑する

 

「破神一真か・・・・・本当に変わった人ね」

 

 キャロはそう呟くと目を閉じすぐに眠りに入り戦闘不能状態になった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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