ガイム&パンツァー 戦車道・ライダー道極めます! 作:フルーツ大将軍
では、どうぞ
『グラウンド』
「なんで・・・父さんが・・・」
「それにライダー道って・・・」
一真は自分の父親総一の登場に動揺しており天子も驚いていたがある単語が気になっていた
「今日は戦車道隊と別れて練習すれば良いんだな?」
「それで間違いないです」
総一は一真や天子には気にも留めず生徒会の3人に聞き桃が答えた
「ライダー道受講者は破神・比那名居・永江・風見・五翠です」
桃が坦々と名前を挙げた
「その5人か・・・充分すぎる戦力だな」
「えっ・・・たった5人で充分なんですか?」
総一の発言に柚子が疑問に思い尋ねた
「数は問題ではない重要なのは実力だ」
総一は柚子に答えて柚子は首を傾げた
「ではさっき呼ばれた5人は私について来い」
一真たち5人は今の状況に困惑しながらも総一に言われた通りに付いて行った
「あっそうだ・・・戦車隊のみんなは練習が終わったらこちらの練習を見に来てくれないか?」
「分かりました」
桃が返事すると総一と一真たち5人は1足先に演習場に向かった
#####
『演習場までの道中』
「まさか父さんが来るなんて・・・」
「私もお前が戦車道をやるとは思っていなかった」
一真と総一はそれぞれ思っていることを言っていた
「でもライダー道ってなんですか?」
「そもそもその世界にはライダーはいないのでは・・・」
衣玖と幽香が次々に総一に質問した
「それらの質問についてはこの世界について知ってもらう必要がある」
そう言うと総一はこの世界について話しだした
「この世界は私たちの世界とほぼ一緒だが、1つ決定的に違う部分がある」
「それは60年にも前にインベス・オーバーロードがこの世界に侵略してきたという事だ」
「そんな昔にインベスとオーバーロードがこの世界に・・・」
幽香が驚きを隠せないなか総一は話を続けた
「インベス・オーバーロードの襲来を察知し各国の防衛のために作り出したのがライダーシステム・・・戦極ドライバーとロックシードだ」
「元々ヘルヘイムの森の力を兵器に転用できないか各国が研究していて奴らの侵略が全世界規模と知ると自分の国の事だけを考えるだけではいかなくなり互いに技術提供しあって作りだしたんだ」
「でも戦極ドライバーって言うぐらいですから・・・」
「そうだ、戦極ドライバーとロックシードを実際に開発したのは日本だ」
衣玖が呟くと総一がそれに答えた
「でもなぜ日本が・・・」
「日本に全面的にバックアップし物資を供給する代わりとしてドライバーとロックシードの開発させたんだ、その当時でも1番ヘルヘイムの森の研究が進んでいたし、統計上最もクラック発生率が高かったのが日本だったからな」
「なるほど・・・」
幽香が疑問を言うと総一が答えそれを聞いた幽香が頷いていた
「そしてこの世界での最初の仮面ライダーが・・・鎧武だ」
総一の言葉に衣玖・幽香・夜罪が驚いた
「まさか鎧武までいたとは・・・」
「そして、鎧武と他の仮面ライダーその当時の軍と協力してインベス・オーバーロードを迎撃しなんとかオーバーロードの王まで倒す事に成功した、鎧武たちの奮戦のおかげで被害も最小限に済みその後のクラックの発生も劇的に減少したしたという事だ」
「でもオーバーロードの王を倒したとしてもクラックの発生は抑えなれないんじゃないのか?」
夜罪は自分たちの世界との違いに気付き総一に尋ねた
「確かにそうなんだ、オーバーロードはクラックの発生を活性化しただけで実際に奴らを倒しただけじゃ収まらないはずなんだが・・・今現在に至ってもその原因は解明されていないんだ」
その答えは総一にも分かっていなかったようだ
「それでその当時の仮面ライダーたちの勇姿を忘れないためにと再び襲来するかもしれないインベス・オーバーロードなどの脅威に備えてライダーを育成するために作られた武道がライダー道・・・正式名称が仮面ライダー道だ」
「この学校は20年にも前に戦車道を廃止してライダー道も一緒に廃止していたからこの地しか歩いていないお前たちが勘違いしても仕方ないな」
総一は話し終わると一息ついた
「そういえば・・・一真と天子はあまり驚いていなかったが事前に知っていたのか?」
総一は他の3人に比べて反応がなかった一真と天子が気になり尋ねた
「あぁ、俺はそのほうに詳しい友達にある程度話を聞いていたから」
「私も同じようなものね」
「そうか・・・」
一真と天子の言葉に総一が一言だけ言った
「まだ重要な事を聞いてなかった」
「なんだ?」
夜罪を言葉に総一が答えた
「ライダー道ができた経緯は分かったとして、なぜ戦車道と一緒にされているんだ?」
夜罪は1番気になった事を総一に聞いた
「それはオーバーロードたちが襲来した時ドライバーの量産化ができておらず充分なライダーの数が揃える事ができなかったんだ、その際ライダーをサポートするため共に戦ったのが戦車という事だ」
「なるほどな・・・その時の名残でライダーと戦車が共に戦う構図が出来たという事か」
夜罪は総一の言葉に答えが分かったように言った
「それで合っている・・・作られた当初はライダー道はそこまで有名ではなかったが今では女性が戦車で戦場を駆けライダーが共に駆けて戦車を守ると言われるまで有名なったからな、まぁ今となっては立場が逆になっているがライダーが作られた経緯を考えたらこの形もありだろう・・・」
「ライダー道は女性がやっても問題ではなく少しずつその数も増えているけどな」
総一は今のライダー道と戦車道の現状を説明した
「他に質問は?」
総一は一真たちに聞いた、すると一真が
「この世界には戦極ドライバーと同じように『ゲネシスドライバー』と『エナジーロックシード』も流通しているのか?」
一真は総一が変身の際に使用した赤いドライバー『ゲネシスドライバー』と『エナジーロックシード』について聞いた
「あぁ、戦極ドライバーほどではないが私のほうで両方とも製造・流通している、戦極ドライバーも製造していて今やライダー関連の事は全部私のところで請け負っているがな」
「やっぱり予想通りでしたね・・・」
「そうですね・・・」
一真たちは総一がこちらの世界でも会社を作っていると予想していたため一真と衣玖がそう言っていた
「他に聞きたいことは?」
「「「「「・・・・・・」」」」」
一真たちは今は特に聞きたいことはなかったため沈黙していた
「それではライダー道の試合のルールだが・・・・・」
#####
総一が一真たちにライダー道のルールを話そうとしている頃戦車隊では練習を始めており隊列や走行練習・砲撃の練習をしていた、そして練習が終わった後戦車をガレージに置いてライダー道が練習している演習場近くの山林に向かっていた
「ライダー道の練習ってどんな事をやるんですか?」
華はみほに尋ねた
「私もあまりライダー道の練習は見たことないからよく知らないんだ」
みほは華に答えた
「でもライダー道の教官は物凄くカッコよかったね!、一真君が中性的なのに対して教官は大人な男性の雰囲気がするよね~♪」
「確かに大人の殿方の感じはしました」
沙織が総一の容姿について話していると華も同意するかのように言った
「それもそうですが・・・教官が使っていたドライバーはゲネシスドライバーですしロックシードは一番レアでそのクラスのロックシードはたった4種類しかないなかの1つメロンエナジーロックシードを使っているなんてすごいです!、もう一度変身しているところを拝みたいです!!」
優花里も沙織とは違う方向で楽しそうに言った
「そのゲネシスドライバーとメロンエナジーとやらはそんなにすごい物なのか?」
麻子が優花里に質問した
「はい!、まずメロンエナジーロックシードですがエナジーロックシード自体がそんなに数はない希少な物でそのなかでもさらに希少で同じ物はたった5個しかないと言われています!、エナジーロックシードは主にライダー部隊では隊長クラスが使いますがあまりにもパワーが強すぎるため通常の戦極ドライバーでは使えないんですよそのために作られたのがゲネシスドライバーです、ゲネシスドライバーはエナジーロックシードのパワーにも耐えられるように設計されその性能は戦極ドライバーを軽く凌駕するんです!!」
「そうなんだ・・・」
優花里は麻子の質問に生き生きとしながら答えた
「でもそれってオーバーロードたちが侵略した時にはなかったですよね、最近作られた物なんですか?」
華はさっきに優花里の話しを聞いてそんな疑問を言った
「はい、確か10年前ぐらい作られた物です」
「へぇ~でもその2つって誰が作ったのかな?」
華の疑問に優花里が答えると沙織がふと思った違う疑問を呟いた
「確かその2つを作ったのは・・・」
優花里が答えようとした時したが話している間に一真たちが練習していた山林に着いた
#####
『演習場近くの山林』
「着いたようだな・・・」
総一は戦車隊のメンバーが到着したのを確認しそう言った
「それでは今日の練習の最後に練習試合をする、ルールは簡単だ最後まで生き残った者が勝者だ」
「いきなり試合なんて大丈夫なんですか?」
柚子は総一の発言に驚き聞き直した
「あぁ、下手な練習風景を見せるより実際に戦っている姿を見せるほうが見栄えにずっと良い、それにあいつらは私が教えなくても自分自身の戦い方をちゃんと分かっているからな」
柚子は総一の発言を聞いたがそれでも良く分からないでいた
「私たち練習という練習をしていませんが・・・」
「まぁ良いんじゃないの私たち練習する必要はないし」
「今更練習することもないからな」
一真たちは戦車隊のみんなが来るまでライダー道の試合のルールなどを聞いていただけでまともな練習はしておらず衣玖が懸念の声を言ったが幽香が衣玖の言葉に返すように言い夜罪も幽香の言葉に同調するかのように言った
「それではライダーは戦いの準備をしろ、準備が終わり次第試合開始だ」
総一がそう言うと一真たち5人は黙ってそれぞれ5角形を作るように立ちお互い見合っていた、その5人の雰囲気は今までのみほたちの見てきた感じとは違いまるで幾つもの死闘をくぐり抜けてきた歴戦の戦士のようでありみほたち戦車隊のみんなは固唾を飲んでいた
見合っていた一真たち5人は申し合わせたかのようにそれぞれの戦極ドライバーを取り出し腰に装着した
「まずは俺からだ」
夜罪はそう言うと右手でロックシードを取り出し顔の近くまで掲げたそのロックシードは一真の持つオレンジロックシードに似ていたが色が赤色だった
「変身!」
【ブラットオレンジ!】
夜罪はブラットオレンジロックシードを開錠し夜罪の頭上に赤いオレンジアームズ『ブラットオレンジアームズ』が降りてくると変身ポーズを決めブラットオレンジロックシードをドライバーにセットしハンガーにロックシードのロックをかけた
【lock on!】
するとロック風の音声が鳴り始め夜罪はカッティングブレードを左手ではたくようにしロックシードを切った
【~♪ ブラットオレンジアームズ!】
エレキギターの音声が流れ夜罪の頭にアームズが覆い被さる!
【邪ノ道 オンステージ!】
どすのきいた電子音声とともにアームズが展開し夜罪は鎧武に良く似た仮面ライダーに変身した!
「おぉ~ニヒルぽくて良いねぇ~♪」
「でもあれってもしかして鎧武・・・でしょうか?」
杏は夜罪が変身したライダーに好印象を持っていたあまりにも鎧武と外見が似ていたため桃がもしやと思いながら言うと
「違う、俺の変身しているライダーの名は『仮面ライダー武神鎧武』だ」
杏たちにそう夜罪は言い放った
「じゃあ次は私の番ね」
幽香がそう言い右手でロックシードを取り出し顔の前まで掲げたそのロックシードはメロンのような形をした『メロンロックシード』だった
「変身」
【メロン!】
幽香はメロンロックシードを開錠し幽香の頭上に『メロンアームズ』が降りてきた、幽香はメロンロックシードをアームズが降りてきた際に発生したクラックのまで投げ落ちてきたロックシードをキャッチするとドライバーにロックシードをセットしハンガーにロックシードのロックをかけた
【lock on!】
一真のドライバーと同じ法螺貝の音声が鳴り始め幽香は右手でカッティングブレード持ちロックシードを切った
【ソイヤ! メロンアームズ!】
すると幽香の頭にアームズが覆い被さった!
【天・下・御・免!】
電子音声とともにアームズが展開され仮面ライダーに変身した!
「うあぁ~カッコいい・・・」
「あの・・・そのライダーはなんて言うんですか?」
Dチームのあゆみが幽香が変身したライダーを見て思わず感想を言い梓も内心そう思いながらも幽香に聞いた
「ありがとね、このライダーの名は『仮面ライダー斬月』って言うのよ覚えていてね」
幽香はお礼を言うと自身が変身したライダーの名前を言った
「斬月って名前までカッコいいね!」
「うん!、物凄く強そうな名前だよね!」
桂利奈とあやがそう言いあっているのを見て斬月に変身した幽香も仮面の下で満更でもなく笑っていた
「では次は私の番ですね!」
衣玖がそう言い右手でロックシードを取り出し顔の近くまで掲げたそのロックシードはブドウの形をした『ブドウロックシード』だった
「変身!」
【ブドウ!】
衣玖はロックシードを開錠し頭上に『ブドウアームズ』が降りてくると変身ポーズを決めロックシードをセットしハンガーにロックシードのロックをかけた
【lock on!】
すると中華風の音声が鳴り始め衣玖はカッティングブレードを右手に持ちロックシードを切った
【ハイ~! ブドウアームズ!】
衣玖の頭にアームズが覆い被さった!
【龍・砲 ハッハッハッ!】
電子音声とともにアームズが展開され衣玖は仮面ライダーに変身した!
「衣玖さんが変身したライダーはなんかすごいアタックが打てそうですね・・・」
「確かにそれに銃を使うライダーか・・・やっぱり衣玖はアタッカーかな?」
Bチームの妙子が衣玖が変身しているライダーを見てそんな感想を言うと典子もそれに続いて言った
「私にはアタッカーはちょっと・・・それはともかく私が変身したライダーは『仮面ライダー龍玄』です」
衣玖が典子の申し出を申し訳なさそうに断り自身が変身したライダーの名前を言った
「次はあたしの番か」
天子はそう言うと右手でロックシードを取り出し顔の近くまで掲げた、そのロックシードはバナナの形をした『バナナロックシード』だった
「変身!」
【バッナーナ!】
天子はロックシードを開錠し頭上に『バナナアームズ』が降りてくると人差し指にロックシードを引っ掛けて時計回りに1回転させてロックシードをドライバーにセットしハンガーにロックシードのロックをかけた
【lock on!】
ファンファーレのような西洋風の音声が鳴り始めると天子はカッティングブレードを右手に持ちロックシードを切った
【カモ~ン! バッナーナアームズ!】
天子の頭にアームズが覆い被さりそして・・・
「「「「バナナ!? バナ・・・バナナ!?」」」」
「バロンだ!」
Cチームの4人が驚きのあまり本気でバナナと勘違いしそうになり天子は強い口調で自身が変身しているライダーの名前を言った
【ナイト オブ スピアー!】
電子音声とともにアームズが展開され天子は『仮面ライダーバロン』に変身した
「バロンか・・・いい響きだ」
「あぁ、天子のソウルネームは『バロン』に決定だ!」
カエサルはバロンと言う名前を気に入りエルヴィンも気に入ったみたいでありCチームがそれぞれが呼んでいる愛称ソウルネームを勝手に決めた
「まぁバナナよりは良い・・・かな?」
バロンに変身している天子は自分に言い聞かせるように言った
「最後は俺か・・・」
一真がそう言うと左手でオレンジロックシードを取り出し顔の近くまで掲げた
「変身!」
【オレンジ!】
一真はロックシードを開錠し頭上にアームズが降りてくると変身ポーズを決めドライバーにロックシードをセットしハンガーにロックシードのロックをかけた
【lock on!】
法螺貝の音声が流れ一真はカッティングブレードを右手で持ちロックシードを切った
【ソイヤ! オレンジアームズ! 花道 オンステージ!】
一真の頭にアームズが覆い被さった後アームズが展開され仮面ライダー鎧武に変身した!
「あれって鎧武か?」
「はい!、現代に蘇った伝説の仮面ライダーです!」
麻子は初めて鎧武に変身した一真を見てもしやと思いながら言い優花里が興奮しながら答えた
「いや、優花里ちゃんちょっと大袈裟に言い過ぎだよ」
鎧武に変身した一真が優花里に言うとライダーたちはお互いに間合いを取りながら睨み合っていた
「「「「「・・・・・・」」」」」
辺りは静まり返り風の吹く音だけが聞こえていた、そして風が止んだ直後
「「「「「はあぁぁぁぁぁ!!」」」」」
ライダーはお互いに駆け寄り互いの武器を交え試合が始まった!
「はっ!」
「ふんっ!」
鎧武と斬月が戦っており鎧武は大橙丸で切り付けようとしたが斬月はメロンアームズのアームズウェポンメロンディフェンダーで防ぎ鎧武と同じように帯刀されていた無双セイバーを右手で引き抜き鎧武の胴体目掛け攻撃したが鎧武は直前に避けたそれからは2人の一進一退の攻防が続いた
「はあぁぁぁ!」
「そこです!」
鎧武と斬月が戦っている場所と少し離れた場所でバロンと龍玄が戦っていた、龍玄はブドウアームズのアームズウェポンブドウ龍砲で遠距離から正確な射撃をバロンに浴びせたがバロンはバナナアームズのアームズウェポンバナスピアーで弾丸を弾きながら前進していた
「てやぁぁぁ!」
「ふっ・・・!」
バロンが自分の間合いが接近し攻撃を仕掛けたが龍玄は華麗に避け蹴り技で応戦した
「そこだ!」
バロンと龍玄のなかに武神鎧武に割り込むように入りブラットオレンジアームズのアームズウェポンブラット大橙丸と無双セイバーを両手に持ち2人に凄まじい攻撃を仕掛けた
「やっぱり嫌なタイミングで来るねぇ!」
「そうですねぇ!」
「それが俺のやり方だ」
バロンと龍玄は悪態つきながらも攻撃の手を緩めず武神鎧武も負けじと反撃をしていた
「すごい・・・・・」
「なんて戦いなんでしょう・・・」
5人のライダーの戦いに戦車隊のメンバーは圧倒されていた
「まぁ奴らならこれぐらい当然だな」
その中でも教官の総一だけは冷静に戦いを見ていた
「教官殿はあの5人をどう評価していますか?」
桃が総一に聞いた
「なら君はあいつらの戦いを見てどう思う?」
逆に総一が桃に聞き返した
「そうですね・・・確かに圧倒される戦いを見せてくれますが強さでいえばやはりゲネシスを使う新世代ライダーには遠く及ばないと思います」
桃は少し考え率直に思った事を言った
「まぁ今の奴らの戦いを見てもそう思うのもしょうがないか・・・」
総一は桃の言葉に同意するかのように言った
「まだ10%も出していないからな・・・」
「えっ・・・どういうことですか?」
総一の一言に話していた桃以外にも鎧武たちの戦いを釘付けに見ていた他のメンバーも総一に注目していた
「今に見ていれば分かる私が言った言葉の意味がな」
総一はそう言いながらも鎧武たちの戦いを見ていた
鎧武と斬月は総一たちが話している間も激しい攻防を続けていた
「はっ!」
鎧武は攻撃し斬月はメロンディフェンダーで防いだ後無双セイバーで攻撃したが鎧武は無双セイバー目掛け蹴った
「しまっ・・・・・」
あまりの強烈の蹴りに斬月は無双セイバーを手から離してしまった
「そこだぁぁぁ!」
鎧武は大橙丸で鋭い突きをし連続で切りつけた、斬月は防御が間に合わず鎧武の攻撃を受け後ろに転げ倒れた
(さすが一真ね・・・全く勝てる気がしない)
斬月はそんな事を思いながら立ち上がり態勢を立て直そうとしたが
「はあぁぁぁ!」
鎧武は追撃しようと斬月に迫っていた
『バシュバシューン!』
鎧武の足元に弾丸が撃ち込まれ鎧武は立ち止まった鎧武は撃たれた方向を見るとそこには龍玄がおりどうやら龍玄が撃っていたのだった
「上ががら空きだぁ!」
そう言いながらバロンがジャンプして鎧武の真上から強襲した、鎧武はバロンの攻撃を避けその後のバロンの攻撃を大橙丸で弾いていた
「どうした、後ろがお留守だぞ!」
次は武神鎧武が鎧武の背後から襲い掛かった、鎧武はその攻撃を避けバロンと武神鎧武から距離を取ろうとしたが2人は協力するように息を合わせて攻撃を仕掛け鎧武は2人の猛攻を捌きながら隙を窺っていた
「もらいました!」
龍玄はそう言うと鎧武の一瞬できた隙をついて弾丸を撃ち込んだ
「うぐっ・・・!」
鎧武は龍玄の攻撃に怯んでしまいバロンと武神鎧武を攻撃を防ぎきれず受けてしまい後ろに吹き飛ばされてしまった
「ありがとう、助かったわ」
斬月は体勢を立て直しバロンと武神鎧武がいた所に行きお礼を言った
「一番厄介な一真を倒すために協力しただけだ」
「そうだね、あたしたち全員でかかっても勝てるかどうか怪しいからね」
「そうですね、さっきは運よく隙をつけましたけど次はうまくはいかないでしょう」
龍玄もバロンたちに集合し話しに入った、一方戦車隊のメンバーは・・・
「なんでいきなり鎧武を・・・」
エルヴィンは鎧武に集中攻撃した他のライダーたちを見てそう呟いた
「結局そうなるか確かに一番賢い選択だな」
「教官殿どういう意味ですか?」
総一の言った事の意味が理解できなかったカエサルは総一に聞いた
「あの中で一番厄介なるのは鎧武だ、個々で鎧武と戦ってもまず勝つことはできない4人で協力しても勝てるのは精々4割以下だろう」
「いくらなんでも言い過ぎではないでしょうか?」
柚子はさすがに冗談だと思い総一に尋ねたがその後総一は無言で鎧武の戦いを見ていた
その頃鎧武は立ち上がり構え直して4人のライダーを見ていた
「このまま続けてもこちらは追いこまれるだけですね・・・」
「そうだな・・・一気に大技で決めるか」
「そうですわねそれしか手はない様ね」
「ならやりますか・・・」
バロンたちは数の上では優位に立っているはずなのにまるで自分たちが追い込まれているように言いある作戦を立てた、バロンたちは鎧武に向かって構え直し睨み合っていると斬月と武神鎧武が鎧武向かって走り出した鎧武それに呼応して走り出した
「よしっ!」
【カモ~ン! バナナスカッシュ!】
バロンはカッティングブレードで再び切ると電子音声の後バナスピアーにエネルギーが溜まり始めた
「ハァァァァァ・・・セエイィィィィ!」
バナスピアーにエネルギーが溜まりきるとバロンが鎧武に一突きすると巨大なバナナ状のエネルギーが伸び今にも鎧武を貫こうとしたこれはバロンの必殺技『スピアービクトリー』だ
「それぐらいなら!」
鎧武はバロンの必殺技を当たる直前で左に避けた、だがこれはバロンたちにとっては予想通りの動きだった
「こんどこそ決めます!」
【ハイ~! ブドウスカッシュ!】
龍玄もカッティングブレードを再び切りブドウ龍砲に付いていたレバーを引くとブドウの粒のような小型のエネルギーが銃身の前で作り出し充分なエネルギーが溜まると鎧武目掛け発射したそのエネルギー弾は発射した後龍の顔の形なった、これは龍玄の必殺技『ドラゴンショット』だ
鎧武は避けた直後を狙い撃ちされ避ける事も出来ず龍玄の必殺技をまともにくらってしまい辺りには爆風が舞い上がっていた
すると鎧武の武器である大橙丸と無双セイバーが上空に舞っていた
「一真はあそこのようね」
「俺たちで決めるぞ!」
「言われなくても!」
【ソイヤ! メロンスカッシュ!】【~♪ ブラットオレンジスカッシュ!】
斬月と武神鎧武は上空に舞っている大橙丸と無双セイバーから鎧武がいる場所を特定しカッティングブレードを再び切るとお互いの武器にエネルギーが溜まりだした
「「はぁぁぁぁぁぁ!!」」
斬月は無双セイバーで武神鎧武でブラット大橙丸を振り下ろし鎧武に渾身の一撃を浴びせあたりにはさっきよりも大きな爆風が起きた
「「「「っ!、一真(君、さん)!!」」」」「破神殿!!」
Aチームのみほたちはあまりの攻撃に咄嗟に叫んでいた他のメンバーも鎧武はやられたと誰しもが思っていた・・・だが
「ん?、手応えがなさ過ぎる・・・」
「俺もだ」
斬月と武神鎧武は違和感を感じていた
「それにしても自分の武器を上に・・・まさか!!」
龍玄は少し考えると何かに気付いたようだ、爆風が晴れていきそこには2人の武器を手で掴んだ鎧武の姿があった
「なにっ!」
「ばかな・・・!」
バロンと武神鎧武は驚き斬月と龍玄も声には出さなかったものの動揺を隠せないでいた
鎧武は掴んでいた手を投げつけるようにして放し斬月と武神鎧武は怯んでしまった、つぎに鎧武は落ちてきた大橙丸と無双セイバーを連結させ無双セイバーナギナタモードに変化した
【ソイヤ! オレンジオーレ!!】
鎧武はカッティングブレードを2回倒すとナギナタの刀身にエネルギーが溜まりだした
「てやぁぁぁぁぁ!」
鎧武はエネルギーが溜まったナギナタを振るい斬月と武神鎧武に一閃をした、一閃が直撃した斬月と武神鎧武はあまりの攻撃に鎧から火花を散らしながら倒れてしまった!
「っ!、今度は至近距離で!」
そう言ったバロンが鎧武に向かって走り出し鎧武もそれに呼応してバロンに向かって走り出した
「はぁぁぁぁぁ!」
【カモ~ン バナナスカッシュ!】
バロンはある程度鎧武に近づくとカッティングブレードを再び倒しスピアビクトリーを放った、鎧武はそれに対してナギナタの連結を解除しすぐさま大橙丸をバロン目掛けて蹴った
「そんな・・・!」
バロンの放ったスピアービクトリーは大橙丸により防がれしまった
【ソイヤ! オレンジスカッシュ!】
鎧武はカッティングブレードを倒し無双セイバーにエネルギーが溜まりバロンに必殺の一撃を与えたその一撃はバロンに直撃しその場で倒れた!
(まずい、このままだとやられる・・・!)
そう思った龍玄は鎧武向かって乱射し態勢を立て直そうとしたが
【lock off】
鎧武は龍玄の攻撃を避け無双セイバーのグリップを引きドライバーにセットしたロックシードを外し無双セイバーにセットした
【lock on!】
【一! 十! 百!】
電子音声とともに無双セイバーのゲージが溜まり鎧武は龍玄に向かってトリガーを引いた
【オレンジチャージ!】
電子音声とともに4発の弾丸が撃ち込まれ龍玄に直撃した、龍玄はあまりの衝撃に転げ倒れてしまい強制的に変身が解除された!
龍玄が変身を解除されたと同時にバロン・斬月・武神鎧武も変身を解除された
「そこまで、この練習試合は仮面ライダー鎧武の勝利だ」
総一の言葉によってライダーたちの練習試合は終わりを告げた
私事ですが仕事が忙しくなり投稿が遅れてしまいました、本当にすいませんでした
今後はなるべく遅れないように投稿していきたいです
次回 ガイム&パンツァー
第7話「告げられる新たな戦い(試合)です」
次話の投稿と一緒に設定も一緒に投稿します、次回も乞うご期待ください!