遊戯王5D"s 氷華   作:BatC

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二次創作初投稿。


ep.1

遊戯王デュエルモンスターズ。

 

"この世界"において、社会、ひいては生活とも密接に関わっている競技。

 

「俺のターン!」

 

"前の世界"では、其れでも割とポピュラーなカードゲームではあったが、其れも流石に、其れで生活出来たり云々という事は無かった。

 

「『古のルール』を発動だ!」

 

 

『古のルール』

通常魔法

手札からレベル5以上の通常モンスター1体を特殊召喚する。

 

 

別に何があった訳でも無い。本当に気付けば"この世界"に居た。生まれ落ち、勉強して、友達を作り、遊んで・・・そして決闘をして。

 

「来い!『デビルゾア』!」

 

 

『デビルゾア』

通常モンスター

星7/闇属性/悪魔族/攻2600/守1900

真の力をメタル化によって発揮すると言われているモンスター。

 

 

「さらに『メテオ・ストライク』をデビルゾアに装備!」

 

 

『メテオ・ストライク』

装備魔法

装備モンスターが守備表示モンスターを攻撃した時、

その守備力を攻撃力が超えていれば、

その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。

 

 

ソリッドビジョンシステムによって出力されたモンスター。青色の、典型的な悪魔らしい、悪魔が現れた。このシステムは何度見ても興味深い。迫力満点。これがこの世界におけるデュエルモンスターズの価値を飛躍的に高めているのだろう。

 

「バトル!そのセットモンスターを攻撃だぁ!」

 

っと、そうだ。決闘の途中だった。

 

「・・・セットモンスターは『氷結界の修験者』。このモンスターは攻撃力1900以上のモンスターには破壊出来ない」

 

 

『氷結界の修験者』

効果モンスター

星4/水属性/戦士族/攻1500/守1000

このカードは攻撃力1900以上のモンスターとの戦闘では破壊されない。

 

 

「でもダメージは通る!」

 

『メテオ・ストライク』によって付与された貫通効果。『デビルゾア』の攻撃が、『氷結界の修験者』の身体をすり抜ける。

 

「・・・んっ」

 

LP 4000→2400

 

僅かな衝撃と風圧。髪が少し流れる。これがソリッドビジョンシステムの最も不可解な点だろう。何故ここ迄再現出来ているのか・・・と、まあどうでも良いか。実際楽しいし。

 

「カードを二枚伏せてターンエンドだ」

 

さて、目の前の『デビルゾア』と名も知らぬ少年を叩き潰し算段をつけようか。

 

服装こそ、自分と同じ、赤いデュエルアカデミア生の制服を纏ってはいるが、話した事も無い相手であった。まあ・・・『デビルゾア』がエースなのだろうか。伏せカードが少し怖いが、初動は臆さずに攻めよう。

 

「『強欲なウツボ』を発動」

 

 

『強欲なウツボ』

通常魔法

手札の水属性モンスター2体をデッキに戻してシャッフルする。

その後、デッキからカードを3枚ドローする。

 

 

「手札の『氷結界の守護陣』と『氷弾使いレイス』をデッキに戻し、三枚ドローする」

 

『氷弾使いレイス』も『氷結界の守護陣』もチューナー。このまま召喚してシンクロに使うのもアリだが、諸事情により、シンクロ召喚は控えている。

 

「『氷結界の三方陣』を発動。『デビルゾア』を破壊する」

 

 

『氷結界の三方陣』

通常魔法

手札の「氷結界」と名のついたモンスター3種類を相手に見せ、

相手フィールド上に存在するカード1枚を選択して発動する。

選択した相手のカードを破壊し、

自分の手札から「氷結界」と名のついたモンスター1体を特殊召喚する。

 

 

手札の『氷結界の虎将グルナード』と『氷結界の舞姫』、『氷結界の武士』を見せる。

 

「デビルゾアが・・・」

 

「『氷結界の三方陣』の効果で、『氷結界の虎将グルナード』を特殊召喚」

 

 

『氷結界の虎将グルナード』

効果モンスター

星8/水属性/戦士族/攻2800/守1000

このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、

自分のメインフェイズ時に1度だけ、

自分は通常召喚に加えて「氷結界」と名のついた

モンスター1体を召喚できる。

 

 

神官の服の様な鎧を纏った美形の男が現れる。あの鎧は氷で出来ているのか、薄く透けていた。

 

「攻撃力2800!?いきなり上級モンスターを・・・」

 

ライフポイント4000ルールだ。瞬殺出来る。手札から切られるダメコンカードが来なければ、このターンで決められるだろう。後は・・・もう一枚の伏せカードか。

 

「『氷結界の舞姫』を召喚」

 

 

『氷結界の舞姫』

効果モンスター

星4/水属性/魔法使い族/攻1700/守 900

自分フィールド上にこのカード以外の「氷結界」と名のついたモンスターが

表側表示で存在する場合に発動する事ができる。

1ターンに1度、手札の「氷結界」と名のついたモンスターを任意の枚数見せる事で、

相手フィールド上にセットされた魔法・罠カードを見せた枚数分だけ持ち主の手札に戻す。

 

 

青髮の美しい、茶系の皮で出来た、身体のラインも露わな衣装を身に纏い、氷の刃が付いた円形の盾を持つ、妙齢の女性が現れる。

 

ここまで召喚妨害系の罠が飛んで来ないな。『奈落の落とし穴』の一発くらいは覚悟していたのだが。

 

「『氷結界の舞姫』の効果発動。手札の氷結界と名のつくカードを任意の枚数みせ、セットされた魔法罠カードを手札に戻す」

 

「ぐぅ・・・!」

 

渋々、悔し気に手札にカードを戻す少年。いや、一応同い年の筈なんだけどね。

 

さて、相手の場はガラ空き。このまま殴っても勝てるが、まだ此方は展開しきってはいない。

 

「『氷結界の虎将グルナード』の効果。通常召喚に加え、氷結界と名のつくモンスターを追加で召喚出来る・・・『氷結界の武士』を召喚」

 

 

『氷結界の武士』

効果モンスター

星4/水属性/戦士族/攻1800/守1500

フィールド上に表側攻撃表示で存在するこのカードが表側守備表示になった時、

このカードを破壊し、デッキからカードを1枚ドローする。

 

 

ドロー効果が付随しているが、事実上守備表示に出来ない下級アタッカーだ。打点も『ライオウ』クラスには届かない。まあ、このデッキのテーマに沿っている中ではマシな部類だろう。最悪フィールド魔法で強化出来るし。・・・だが、この世界ではフィールド魔法が使えない場合が多々ある。あまり頼る事は出来ない。

 

「バトル」

 

結局、『バトルフェーダー』も、『速攻のかかし』も出てこなかった。

 

あまり手応えも無いデュエル。何時もの事。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ネオ童実野シティ。其れが"私"の住む街の名前。

 

トップスと呼ばれる上層地帯と、シティと呼ばれる中層地帯、サテライトと呼ばれる下層地帯に分断されており、決定的な格差が存在する。

 

サテライトと、其れ以外の二地帯は基本的に行き来する事は出来ない。行こうと思えば行けない事も無いが、態々危険を冒して、治安が悪い地域に行く事も無い。

 

私が住むのは、俗に言うトップス。かく言う私も上流階級の者。

 

産まれた家は俗に言う、金持ちだった。将来の為、と銘打って有名私学に小学校の頃から入れ、英才教育というヤツを受けさせられた。

 

学力に関していえば、私は何も問題は無かった。

 

私は、"転生者"である。何故前世の生を終えてしまったかはとんと分からないのだが。

 

が、こんなんでも、そこそこの国公立大学の大学院迄出た人間だ。基本的な基礎教育というのは、飽き飽きする程受けて来た。

 

勉強とて、時折忘れていた物を落としたりするものの、軽く教科書を嘗めるだけで、すぐに思い出せた。

 

つまりは勉強に時間を取られなかった。其れでも塾に送られたりしたのだが、其れでも時間は余る。

 

其処で私がのめり込んだのは、この世界の一大エンターテイメント。デュエルモンスターズだ。

 

両親はゲームやら何やら、其の手の娯楽には容赦は無かったが、デュエルモンスターズにだけは寛大だった。

 

何せ、コレで生計を立てていける程迄に、このカードゲームは世に普及している。プロリーグの賞金は圧倒的、企業をスポンサーにつける事が出来れば、余程戦績が悪くない限りは安泰だろう。

 

私がデュエルモンスターズに興味を示した事に両親は喜び、即座にカードを買い与えてくれたし、追加のカードを集める資金も潤沢に与えられた。

 

流石に最高峰の、何百何千万のレアカードをポンポン買える程の小遣いは貰えなかったのだが、カードパックは好きなだけと言っても過言では無いくらいに買い漁る事が出来た。

 

カードプールに関しては、前世よりも遥かに遅れては居たが、逆に言えばこれらのカードを用いたタクは、前世の世界では既に使い古された物。其の強力な、環境を作った構成は、私の頭の中にも幾つか残っていた。禁止制限等もどうやら緩めであるようだし。

 

私が作ったデッキ。一般的に"氷結界"シリーズと呼ばれる、水属性デッキだった。

 

氷結界。前世では其の強力なシンクロモンスターがデュエル界を席巻した事で有名だ。中でも『氷結界の龍ブリューナク』、『氷結界の龍トリシューラ』に関して言えば、一時期制限、更には禁止カードに設定された事もあった。私が記憶する最後では、ブリューナクは禁止、トリシューラは制限カードとなっていた筈。

 

だが、この世界では何方も制限がかかっているだけで、何も問題無く使用可能。まあ、この世界では『ゴヨウ・ガーディアン』やら何やらのカードも使用可能なので、自分ばかりが有利である訳では無いのだが。其れらのカードを手に入れる事が出来れば、そっちを作っても良かったのだけれども、生憎手に入らなかった。

 

氷結界シリーズの収集は中々に大変であったが、それでも何とか集まった。・・・主力たり得るシンクロモンスターに関しては『氷結界の龍トリシューラ』がどうしても手に入らなかった。其処で最終手段。親に"相談"した。媚と演技で手に入るのなら、其れに越した事は無いのだ。

 

オークションで落としてくれたらしい。値段は怖いので聞いていない。あしからず。

 

強テーマの一角であるカード群を操れば、自ずと戦績は付いてくるもの。お世辞にもレベルが高いとは言えない同世代のデッキ相手では、ほぼ、いや、完全に負け無しであった。

 

時折ショップで開かれる大会でも、今のところ不敗である。そもそも、現状シンクロモンスターを採用しているデッキも少ないのだ。氷結界シリーズの高速展開、ロック、除去能力に対応する事が出来るデッキも少ないし、シンクロ召喚から飛んでくるモンスターの火力と効果は非常に強力だ。

 

そんな、比較的出来るデュエリストである私に、親がデュエルアカデミアへの進学を勧めるのは、半ば当然の流れであっただろう。

 

だが、この頃からだ。私はデュエルに飽きて来ていた。

 

周りが弱過ぎたのだ。バニラモンスターが主力の多数を占めている様な周囲。其の中で、このデッキは強力過ぎた。

 

刺激が無い。まるで前世良くやった、コンピュータ相手のソリティアをしている気分。プレイングも稚拙だった。

 

デュエルアカデミアに進学すると、きっちりとしたタクの元に組まれたデッキとも遭遇する事はあるが、其れでも氷結界と他では地力が違い過ぎる。

 

今はシンクロ召喚を自ら封じ、エクストラデッキに頼らないデュエルをしているものの、其れでも中々負けない。少なくとも、今のところは。

 

他のデッキを作ってやれば?とは思うのだが・・・少し止むに止まれぬというか・・・そんな事情がある。

 

一つは親の事だ。私への期待は大きく、多大な金と労力を私の為に掛けてくれる。一度・・・他のデッキ、リボルバードラゴンや、ブローバックドラゴンを中心としたギャンブルデッキを作った事がある。前世からこの手のカードは好きで、なんとかこのリボルバードラゴンというロートルカードを使おうと作ったデッキだった。そこそこ回ったので、コレで・・・親の友人の息子とのデュエルに挑んだ事がある。

 

結果、惜敗。

 

最後の最後で、コイントスが決まらなかったのだ。其れで仕留め損なったモンスターからの『神獣王バルバロス』の三体リリースを決められ、まっさらなフィールドにダイレクトアタックを決められて負けた。

 

ものすごく久々の負けだな、と思いながら戻った私を待っていたのは、両親の猛烈な叱責だった。

 

初めて引っ叩かれたし、殴られた。髪を掴まれて引き倒された。

 

態々別のデッキを使って、其の上友人の息子に負けた事が、酷く宜しく無かったのか。事前に自慢の子とでも言いふらしていたのだろう、恥をかかされたと思ったらしい。

 

其の時使っていたデッキは没収され、捨てられた。仕打ちは暫く続き、一時、体重が三キロ減った。

 

だから・・・新しい、使い慣れないデッキを作って負ける可能性を作る訳にはいかない。

 

前世から使っていたテーマのデッキも、カードが揃わずに作れない。そもそもエクシーズも無い。

 

だから・・・このデッキで勝ち続けるしかない。デュエルアカデミアでの戦績は記録され、学期毎に親の元へ送られる。少なくとも公式戦で負けたら何をされるか分かったものでは無い。

 

そんな中でも、シンクロを封じたりしてリスクを高めているのは・・・このスリルが、背徳感が親への反骨心を満たすからだろうか。

 

だから、私は密かに待っているのかも知れない。

 

堂々と、私を下してくれる様な存在を・・・。

 

と、まあ、暗い話はここ迄。理由はもう一つもある。其れは、私のキャラクターだ。

 

空色の髪に、碧色の瞳。其れが私の容姿。服装も、デュエルアカデミアの赤い制服以外は、白や水色ばかり。全て親が寄越した物だが、腹立たしい事に似合っているし、服に金を掛けるのならカードに金を掛けるので、仕方無しに其れらを着ている。

 

この容姿は、まさに水属性、更には氷に通じたカードを使えという思し召しではないか、と勝手に思っている。

 

そして、最近、私が唯一、楽しめている物がある。

 

ライディング・デュエル。D・ホイールと呼ばれるバイクの様な乗り物に乗り、専用フィールド魔法、『スピードワールド』の元、レースをしながらデュエルをするという物。

 

魔法カードはSpと名のつくカードに置き変わり、通常魔法が制限される。

 

其のスピード感と・・・何より、ライディング・デュエル界には強い奴が沢山居る。

 

あの"キング"こと、ジャック・アトラスが居るのも、ライディング・デュエルの世界だ。

 

テレビを観れば、必ず週末には彼のデュエルが映る。

 

ピンチすらも演出し、流れる様なプレイングで相手を圧倒する彼のデュエルは、シティ中の憧れの的だ。

 

かくいう私も、だ。彼の様なハイレベルなプレイヤー達と同じ舞台に立ちたい。そう考えるのに何の疑問の余地も無い。

 

だが、其れをするにはライセンスが必要。今・・・実はこっそりと教習所に通っていたりする。親には内緒。どうもうちの両親はスタンディングしか眼中に無い様なので。

 

学業が終われば、友人達と遊ぶという言い訳の元、ライセンスを取る為の勉強に励む日々・・・それももうすぐ終わりだ。

 

終わりというのは、もうすぐ認定試験がある為だ。

 

試験内容は・・・試験官にライディング・デュエルで勝利する事。

 

試験官はセキュリティの方が来てださり、相手をしてくれるらしい。

 

試験は今週末の予定。再び"友達"にアリバイ作りを手伝って貰わねば。

 

 

 

 

 

 

 

 

退屈極まる授業が終わり、晴れて自由の身となった私は目的の人物を見つける為・・・デュエルアカデミアの裏手に来た。

 

例外が無ければ、"彼女"は大抵此処に居る。

 

立ち並ぶ木々を後ろに見送る。昼間であるが、僅かに薄暗い林の向こう・・・居た。

 

「恵?」

 

鴉に囲まれた鋼色の髪の少女。声を掛けると此方に気付き、目線だけを向けてくる。

 

「・・・ゆき」

 

少し舌足らずな喋り方。それも其の筈、彼女は普段殆ど喋らない。無口も無口。決闘の最中でさえほぼ喋らない。

 

「今週末、またお願い出来る?」

 

彼女が、私の協力者だ。

 

この学内で唯一、本格的に友人と呼べる存在。

 

私はこの学校では孤立気味である。

 

デュエルの実力が飛び出過ぎているのもある。だが、それ以上に私は・・・人付き合いがあまり得意では無い。

 

コミュ障ではないが・・・私も口下手だ。良くデュエルした相手に不快感を与えてしまう様な言葉が滑り出てしまったりする。

 

其の為か、私に近づいて来る人間は減った。今となっては、私を下して名を挙げようとする者が決闘を挑んで来るのみ。

 

だが・・・稀に例外も居る。

 

其の一人が彼女、柳恵(やなぎめぐみ)。

 

彼女は、学内で唯一、私にシンクロモンスターまで引き出させた者である。

 

アンデッド族を操る彼女も、シンクロモンスターである、『デスカイザー・ドラゴン』や、『蘇りし魔王 ハ・デス』を・・・その展開力を活かして召喚してくる実力者だ。

 

無口無表情な見た目とは反し、実は中身には熱いデュエリスト根性を併せ持っている事を私は知っている。案外負けず嫌いで、何度も再戦を挑んで来る。今のところ、まだ黒星はつけられてはいない。

 

・・・しかし最近、ライトロードを混ぜた混沌デッキを作り始めており、油断ならない。『カオス・ソーサラー』もこの間手に入れていたし。

 

「・・・ん」

 

こくり、と頷いたので、了承したと見る。・・・彼女の肩に止まっている鴉が此方をガン見している。若干怖い。

 

「お礼は・・・今度相談ね」

 

一応、彼女には私と遊んでいる事にして貰っている。彼女は一人暮らしらしいし、そうそう発覚する事も無いだろう。うちの親もそう過保護でも無い。

 

「・・・気にしないで」

 

そう言うと、再び彼女は鴉共との触れ合いに戻った。残ったパンを与えているらしい・・・鴉に餌付けして大丈夫なのだろうか。まあ、鴉の腹が膨れる事で、近所のゴミステーションが襲撃される事は減るだろうから良いか。

 

さて、私も早くライディング・デュエルの事を勉強しなければならない。Spを使ったタクも組まねば。

 

背を向け、歩き出す。

 

「・・・ゆき」

 

私の名を呼ばれた。振り返ると、恵が真っ直ぐ、其の灰色の瞳を向けていた。

 

「・・・あした、デュエル」

 

はいよ、と返して今度こそ立ち去る。

 

ああ見えて好戦的というのも、中々乙なものなのではないだろうか。

 

 

 

 

そうだ、私の事を何も言っていなかったな。

 

氷輪 雪(ひょうりん ゆき)。其れが私の名。今年十五歳。デュエルアカデミア高等科一年。

 

 




プレイング等が破綻している様な所が御座いましたらお申し付けください(頭の中でプレイングしているので、たまに手札が合わなくなったりする事があります)



※ルールはマスタールール1、カードプールはTF6のエクシーズ関係抜きを意識しております。

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