戦局は一進一退を繰り返していた。
狂乱状態のグルノージャの猛攻は、夏季に訪れる嵐を彷彿とさせるものであり、常人では到底近寄ることも叶わない程であった。
対するリィン達は、ARCUSの戦術リンクを駆使することにより、巨躯から放たれる攻撃をかわし、懐へと潜り込み、その体躯へとダメージを刻んでいく。
だが、グルノージャの巨躯が持つ生命力は、人間のそれとは桁外れであった。
リィンとラウラが肉薄し、アリサとエリオットが遠距離からのアーツで攻撃を加えようと、グルノージャは怯むどころか、煩わしいものを払いのけるかのように豪腕を加速させる。
「そんな……ダメージは通っているはずなのに」
魔導杖の解析ユニットに映し出された結果では、確かに生命力は低下していた。だが、依然弱まる気配を見せないグルノージャに対して、エリオットの表情に絶望が漂い始める。
「なんとか怒りを鎮めることが出来れば……」
自身のダメージを省みないのは狂乱状態に陥っているためなのは推測出来たが、何故そのような状態になったのかが分からない。原因が分からない以上、怒りを鎮めるというのは難しい話だろう。アリサもそれが分かっていたのだが、その表情が苦悶に歪む。
幾度かの攻防を凌ぎ切り、グルノージャから距離を置き、態勢を整える。
グルノージャの方もこちらの様子を窺っているが、いつまた襲い掛かってくるか分からない状態であった。
「……ならば、渾身の一撃で戦闘不能に追い込む以外あるまい」
額を流れる汗を鬱陶しそうに、されど両手は柄から離しはせずにラウラが打開策を提案する。
アリサとエリオットが息を呑む。そんなことが可能なのか、と。
だが、リィンは深く追求することなく、敵から視線を逸らさずにいるラウラへと簡素な言葉を投げかけた。
「……いけるのか?」
「勝算はある」
間を置かずして返ってきた答えに、リィンも腹を決めた。
「なら、俺達で奴を引き付ける。その隙にラウラはとどめを」
「すまない」
アリサとエリオットが後方支援を主体とした戦闘スタイルであるため、敵の気を引くとなれば、その標的は主に前線で戦うリィンへと集中してしまう。
強大な敵の猛威に晒させてしまうという引け目から、自ずとラウラの喉は震えていた。
そんな彼女を安心させるために、リィンははっきりと告げた。
「大丈夫だ。必ず俺達でラウラの道をつける」
「私達もサポートするから無茶しないでよね」
「女神様、どうかご加護を」
意気込むリィンに続き、アリサが頷き、エリオットが不安を紛らわせるために空の女神へと祈る。
「かたじけない」
仲間の存在をありがたく感じ、ラウラは今一度大剣を握り締める。
敵は未だに余力を残しているように感じられる。
それを自らの一撃の下、戦闘不能へと追いやる。
出来る、と言い切ることは叶わぬが、成さねばならぬという思いが、ラウラの感覚を研ぎ澄ましていく。
そして、こちらの動静を窺っていた相手が痺れを切らしたのか、耳を劈く咆哮を上げ襲い掛かってくる。
「――推して参る!!」
◆
「このままじゃ、ジリ貧だな」
ゴーディオッサーの群れをいなしながら、レイルは戦況を分析していた。
群れの長であるグルノージャはリィン達が相対しているが、決定打に欠け、長期戦にもつれ込んでいる様子だった。
こちらも二手に分かれた群れの片方を相手取り、もう片方はリューネが対処している。
ゴーディオッサーの相手であれば、レイルもリューネも危なげなくこなせている。だが、徐々にその数を増しているため、このままのペースだとやがて戦線を突破されリィン達にも襲い掛かるだろう。
群れを無力化しきるのが先か、突破されるのが先か……先の見えない状況での現状維持はあまりにも分が悪かった。
ならば、
――アレを使う、わけにもいかないか……
この状況を打開できる力はあるが、おいそれと使うわけにもいかず、他の方法を模索する。
「……仕方ないな」
ゴーディオッサーの攻撃を受け流し、距離を取ったレイルが言葉を漏らす。
その表情には一種の諦観が浮かんでいたが、すぐにその色を消し、リューネへと呼び掛ける。
「こっちは俺が引き受ける! その間に大元を叩いてくれ!」
「――! 了解!」
リューネの方も群れが操られていると察していたのか、疑問を抱くことなくレイルの言葉に頷いて見せた。
リューネは敵の力を受け流し、別の個体へとぶつける。同士討ちを起こさせた隙に戦線を離れ、森の奥へと姿を消していった。
それを見送ったレイルは、態勢を整えリューネを追うものとリィン達に向かおうとしたものに対して牽制を入れる。
「行かせねぇよ」
瞬時に二撃。それぞれの進行方向を遮るように斬撃を飛ばす。
神薙流剣術基本形・秘技、烈閃。
闘気をまとわせた斬撃を飛ばし、相手の機先を制した。
「悪いがここからは俺が纏めて相手してやる。だから――」
レイルの身体が不意に揺らぐ。
直後。今までレイルが相手取っていたゴーディオッサー達が背後から襲いかかってきた。しかし、彼らが振るった腕の先には何もなく、空を薙ぐだけに終わった。
標的を見失い動揺を浮かべるゴーディオッサー達の背後。瞬発的な加速を以って攻撃を掻い潜ったレイルが声を発した。
「――心して掛かって来い」
瞬間。レイルの周囲で風が荒れ狂う。
例えるならば、その姿は暴風を纏った鬼。
暴虐を体現したかのような姿を前に、ゴーディオッサー達の顔に恐怖が浮かび上がった。
◆
「そこ!」
アリサの裂帛の気合と共に炎を宿した矢が放たれる。
「い、行けぇ!」
少し遅れてエリオットがARCUSを起動させ、紅蓮の火球がグルノージャの頭部目掛けて弧を描く。
火を苦手とするグルノージャであったが、正気を失った今では傷を負うことを厭わず、直撃を受けても尚、獲物を狩ろうと侵攻を止めない。
だが、今の攻撃で動きが鈍ったのが目に見えて分かった。
ここが好機だと察したリィンは、グルノージャの眼前に躍り出た。
至近距離へと間合いを詰めたことで、標的がリィンへと移る。
受けた傷のお返しとばかりに、グルノージャの猛攻は止むことはなく、リィンに降りしきる。
だが、動きが低下した今、その連撃は隙だらけだった。
「はあっ!」
「――ッ!!」
隙を縫い、太刀を浴びせていく。一撃一撃は微々たるダメージだが、幾度も繰り返していくうちに、グルノージャの体表には無数の裂傷が刻まれていった。
しかし、リィンも全くの無傷というわけにはいかなかった。
直撃は免れているものの、その豪腕から放たれる一撃は掠っただけでリィンに傷を負わせていく。
アリサやエリオットからの援護があるもののこのままでは分が悪かった。
――まだだ。
それでもここで退くわけにはいかなかった。
この窮地を脱するためには、相手に大きな隙を作らせる必要がある。
こちらからは勝負に出ず、小さな隙を縫うように反撃を繰り返していく。そして遂に、業を煮やしたグルノージャがリィンを屠るために腕を大きく振りかぶった。
それは今までとは異なる必殺の一撃だった。
全身の力を込めて放たれる一撃は、例え外れたとしても生み出した衝撃だけで大ダメージは必至だと想像出来る。
だが、リィンは浮き上がって来そうになる恐怖を押さえ込み、無理にでも口角を上げた。
――今だ!
グルノージャの拳が放たれる直前、リィンは持ち前のスピードでグルノージャに肉薄する。そして、接近と同時に太刀を納刀。続けざまにすれ違い、その脚部を斬りつける。
八葉一刀流、紅葉切り。
渾身の一撃を放つためにバランスを取っていたグルノージャだが、脚部へのダメージにより体勢を崩してしまう。
しかし、持ち前の身体能力でどうにか踏み堪え、リィンへと振り返ろうとする。
「――!?」
だが、それも途中で止まらざるを得なかった。
リィンが作り上げたその隙を逃さぬよう、機会を窺っていた者がグルノージャに迫る。
「はあぁぁぁっ!!」
ラウラだ。
彼女の持つ大剣が輝きを纏い、グルノージャへと振り下ろされる。
「奥義――洸刃乱舞!!」
「――ッ!!」
光の剣が巨躯を捉える。
グルノージャの喉からは苦悶の叫びが放たれるが、ラウラの手は止まらない。
二撃、三撃と続けて放たれる剣閃は、まさに乱舞と言うに相応しい猛々しくも高貴さを感じさせるものだった。
その流れるような連撃に見惚れていたリィンだったが、異変を感じ取り、思うより先に駆け出していた。
「ラウラッ!!」
◆
奥義を放ち終え、くず折れていくグルノージャ。
確かな手応えを感じたラウラは、自分が成しえたことを噛み締めていた。
――厳しい戦いだった。
故郷にいた時にも大型魔獣と遭遇し、これを撃退したこともあったが、その際は父も共にいたので絶対の安心の中で戦うことが出来た。
だが、今は父もおらず、生まれも育ちも違う学院生のみで対峙し、それに打ち勝つことが出来たのだ。
まだまだだと、己の未熟さを感じる傍ら、共に戦う仲間がいることの喜びを感じ、ラウラはふと笑みを浮かべていた。
――それが、致命的なミスだった。
「ラウラッ!!」
リィンの叫びが耳朶を打つ。
その声に込められた緊迫感に、ラウラは己の油断を呪った。
「!!」
眼前。確かに打ち倒したと思っていたグルノージャが、先の攻撃を耐え切り、今まさにラウラへと反撃を加えようとしていた。
――駄目だ。
ラウラは瞬時にそう悟った。
剣を盾にすることも、無理にでも身体を飛ばして避けることも、間に合わない。
逃れようのない死が襲い来る。
「――!」
言い知れない恐怖を覚え、声にならない叫びが喉を振るわせた。
直後。
その視界に、紅の色が映ったのに気付いた。
血の色ではない。
血よりも鮮やかに、そしてここ最近で見慣れた――トールズ士官学院特科クラスⅦ組の制服。
それを纏う者の名は――
「リィン!?」
◆
咄嗟に駆け出していたリィンは、心の奥底から湧き上がってくる衝動を抑えようとしていた。
それは暗く、黒い、おぞましささえ感じる衝動。
何もかもを壊して、壊して、壊し尽してしまいそうになる激情。
その衝動に身を委ねてしまえば、きっと目の前の敵を倒すことが出来るだろう。
――けど、それじゃ駄目なんだ!
かつてもそうであったように、その力で仇なすものを屠ることが出来る。
――それじゃ意味がないんだ!
それでは、何のためにこの道を選んだのか分から、な……く……
――あ……
自分は何のために力を求めたのか?
――俺、は……
敵となるものを屠るため?
――ちが、う。
己の中に巣食う恐怖に打ち勝つため?
――それもあったかもしれない。けど……
それだけじゃなかったはずだ。
――それがきっかけだったとしても……それが始まりじゃない!
全ては――!
『兄様』
カチッと、何かが噛み合うのを感じた。
◆
離れた位置でアリサは事の流れを眺めているしかなかった。
倒しきれなかったグルノージャが拳を振り上げ、ラウラに放とうとしている。
咄嗟に導力弓を構えようとするが、今からでは到底間に合わない。
分かってはいるが、それでも身体は動くことを止めない。
間に合わなかったとしても、途中で諦めたくはなかった。
「お願い――!」
――間に合って!
だが、無常にも矢を番えた所でグルノージャの腕が動きを見せた。
もう、間に合わない。
諦めと絶望に心が塗り潰されそうになった時、アリサの視界で動きを見せた者がいた。
――リィン!?
まるで突然現れたかのようにラウラとグルノージャの間に割り込んだリィンに、アリサは目を奪われた。
たった1ヶ月足らずの付き合いではあるが、その表情が、眼差しが、今までのものとは異なっていた。
何がどう変わったのかを言葉には出来ないが、今のリィンからは力強さを感じられた。
それは、何かを決意した強さだったのかもしれない。
それは、己の殻を破った者が手にする信念の現われだったのかもしれない。
身の内から湧き上がる何かの熱が、離れているアリサにも届いていた。
熱く、猛々しい――それでいて優しさに満たされた炎。
やがてそれは苦難の道を照らす篝火として、彼の者の元へと顕れる。
「はぁぁぁぁぁっ!!!!」
それは正に焔ノ太刀。
あらゆる困難を焼き払う一撃が放たれた。
◆
鬱蒼と生い茂る森の中。
リューネは道なき道を、微かに感じられる気配を頼りに駆け抜けていた。
――この辺り、のはず……
獣道を抜けた先にあった空間で、リューネはようやくその足を止めた。
「流石にもういない、よね……」
誰もいない場所で独り言を溢す。
当然返ってくる言葉がないのを確認して、リューネは目を閉じる。
感覚を研ぎ澄まし、ここまで辿って来た“力”の残滓を読み取る。
すると、ここに来るまでに感じていた“力”と同質のものをより強く感じ取れることが出来た。
――ここで“力”が使われたのは、間違いないみたい。
それこそが魔獣達を操っていたものと考えて間違いないだろう。
けど、こちらの接近に感付いたのか、その使用者の気配は微塵も感じられないほどに遠ざかってしまったようだった。“力”についても徐々に効力を失いつつあるのを感じ取れた。
――残滓の濃さからそう遠くには行ってないと思うんだけど……
どうせなら捕縛しておくべきだろうと思ったが、独断で深追いはしないのが得策だろうと思い直し、リューネは来た道を急いで戻ることにした。
◆
遠目にグルノージャが地に伏したのを見届けると、レイルは戦いを終わらせるために周囲へと視線を投げ掛けた。
「お前達のボスはやられたけど……まだ続けるか?」
人語を理解しているとは思えないが、周囲のゴーディオッサー達は後退り、蜘蛛の子を散らすように森へと消えていった。
その様子は先程までと異なり、操られている様子は見受けられなかった。
「さて、と」
レイルは自分の周りで倒れ伏している魔獣達にも視線を送る。
どの個体もまだ息はしている。
彼らの生命力であれば、数日で動けるようにはなるはずだろう。
「……ごめんな」
そう溢した後、レイルは皆と合流するため広場の中央に向かった。
「よ。お疲れ様」
悠然と声を掛けた先には、息も絶え絶えといった様子でリィン達が座り込んでいる。
「な、なんとか撃退出来たわね……」
「もう駄目かと思ったよ……」
後方支援組の2人が深い息を漏らして全身から力を抜いていく。
「大丈夫か?」
「あぁ、すまない」
太刀を支えに立ち上がろうとしたリィンの腕を掴み引き起こす。
その姿はボロボロで立っているのもやっとといった様子だった。
「けど、最後の最後で何かをものにしたみたいだな」
「ラウラを助けようと無我夢中で動いただけさ。ただ、何か1つ殻を破れたのかもしれないな」
そう言って笑ってみせるリィンに、レイルも笑顔で返す。
遠目では詳細まで分からなかったが、ラウラを守るためにリィンは己の中の何かを乗り越えたのかもしれない、ということは理解出来た。
――あれは見事な一撃だったな。
今までのリィンとは違う、力強い意志が込められた一撃。
それは今までの修行の成果なのか、あるいは――
――僅か1ヶ月足らずの学院生活、いや、昨日の1件での心境の変化か……
どちらにしても彼が成長している証なのは間違いなかった。
「ところで、リューネはどこに行ったの?」
呼吸を整え、余裕を取り戻してきたエリオットがふとこの場に彼女がいないことを尋ねてきた。
「ああ。そのことなんだがな……」
「ああっ!!」
先の魔獣達が操られていた事も含め事情を説明しようとしたところで、突然の声に遮られる。
声の主は、レイル達に制圧された挙句、魔獣達に腰を抜かしていた事件の実行犯、その1人だった。
その彼が、レイルを指差しながらわなわなと震えながら言葉を何とか紡ごうとしている。
「ど、どうして……」
『?』
その様子に一同は首を傾げたが、その中で1人だけが違う反応を示していた。
レイルはあー、と口を半開きにしたまま困った表情を浮かべていた。
そして、
「どうしてお前がここにいるんだ、《銀の――」
「おぉっと、手が滑ったぁーーーー!!」
◆
エリオットが目の前で起きた事を理解するのには時間を要することとなった。
――え~っと……
状況を整理しよう。
エリオット達は特別実習の最中、ケルディックの大市で引き起こされた騒動を解決するために、実行犯である彼らを追って自然公園の奥地まで追い掛けて来た。
その後、犯人達を制圧するも自然公園のヌシ達の登場により窮地に陥るが、これを撃退。後は犯人達をケルディックまで連れ帰り、盗品を元の商人達に返却すれば事件解決! というところまで来ていたはずなのだが……
――どうしてレイルは犯人の1人に鞘を投げつけたのだろう……?
犯人の1人がレイルを指して何かを言おうとしたところで、彼による凶行が引き起こされた。
「さて、と」
そして飛び切りの笑顔で何事も無かったかのように振舞うレイルを前に、申し立てが出来る者はエリオットをはじめこの場には誰もいなかった。
――リューネがいればなぁ……
などと考えているうちに状況は更なる進展を見せた。
突如として鳴り響く警笛。
音源を辿ると、そこにいたのは領邦軍の面々。
「こ、これって……」
「いたぞ! 取り囲め!」
隊長格の男が命じると、兵士達が一斉に押し寄せてきて、エリオット達を包囲した。
こちらに有無を言わさず、武器を突き付けてくる領邦軍。
彼らを前にエリオットは固唾を飲む。
そしてその傍らで呟かれたレイルの言葉が、強く、エリオットの鼓膜に残った。
「――“チェック”だな」
ご無沙汰しております、檜山アキラです。
いや、まさか更新するのにこれだけ時間が掛かるとは思ってもみませんでした、ハッハッハッ!
誠に申し訳ございませんでした。
言い訳をさせて頂けるのだとしたら、これだけは言わせてください。
作者はいつの間にか社蓄へとジョブチェンジしていました、まる
なぁんでこうなったんだろうかな……
あと、前話(ルナリア自然公園)の後書きで『次回では遂にクレアさんにも~』とか言ってましたが、次回に延びました! はい、申し訳ありません!
一応予定としましては、次回で事件解決、次々回で帰路でのあれこれ、といった感じで行こうと思いますので、またよろしくお願いいたします。
◆鉄血宰相の次回予告コーナー◆
一難去ってまた一難。
若者達の前に立ち塞がるのは、帝国に根付く支配階級の尖兵達。
何が正義で、何が悪なのか?
その一端を彼等は垣間見る。
次回、神薙の軌跡『鉄道憲兵隊』!
次回も貴方の心を――オーバーライズゥッ!!
Q.ところで、強敵を前に油断するって、ラウラらしからぬと言いますか……慢心が過ぎませんかね?
A.じゃあ、ドジっ娘ってことで。
★ラウラは『ドジっ娘』の称号を獲得した。