緋弾のアリア その武偵……龍が如く   作:ユウジン

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最近この作品の登録がまた少し増えました……評価はグンっと上がりました。たぶんあれですね……AAのアニメの影響ですかね。今度はDVD化もするらしいですし今から楽しみです。

あとはあれかな……龍が如くの新作が年明け出ますしね。え?龍が如く何か知らない?なら年明けにでる【龍が如く 極】をかいましょう。龍が如くの初代のリメイクなので初めての方々でも全く問題ないです。ps3とps4にて発売します。私は勿論買いです。

キンジ「お前ってセガの回し者かなんかだったのか?」

違います。と言うわけでもう一人の主人公、キンジの物語の開始でございます。


主として……

「穏やかだなぁ……」

「穏やかだねぇ……」

 

キンジ女装Ver……改めクロメーテルキンジと従者に扮したロキはオランダのブータンジェという土地にいた。

 

「それで?このあと何か作戦でもある?」

「……取り合えずジャンヌの疑いを晴らして俺たちの疑いも晴れらさないといけないからな……作戦なんてない」

「行き当たりばったりだねぇ」

「仕方ねぇだろ、急だったんだからよ」

 

なんて言い合っているとリサが帰ってきた。

 

「あ、戻ったんだな」

「はい、まずは銃弾と薬に当面の潜伏地まで」

「仕事早いな……」

 

キンジは舌を巻く。そうしながらリサが買ってきたのを見つつ、

 

「んで?幾らかかったんだ?金はだす」

「え?そんな、良いですよ」

 

そういうがキンジは首を振る。

 

「こういう金銭関係はしっかりしてた方がいいからな。で?いくらだ」

「で、では銃弾と薬の費用だけ……」

 

キンジにそう言われリサは金額を口にした……だが……何か明らかに少なくね?

 

「いやあのなリサ……俺は海外の金額に疎いしお前に脇腹が痛むから買いにいかせた……だから寧ろ吹っ掛けられはしても金額が少なくされるというのはビックリなんだが?しかも金額に疎い俺でも少なすぎなのはわかるぞ?」

 

と、キンジが言うがリサは首を振る。

 

「いえ、本当にそれくらいしか掛からなくて……」

 

そう言ってリサがレシートを見せた。

 

「ほんとだ……全部最低でも三割引の印がついてる……」

 

と、唖然とするロキを尻目にキンジもポカンとする。

 

「マジかよ……」

「私は割引やネギれる店がわかるのです。最大で七割まで値引いて藍幇のココさんに嫌がられたことがあります」

「そ、それは凄すぎだな……ん?ココ?」

 

キンジは首をかしげた。

 

「ココって……あの四つ子の?」

「はい、昔私はイ・ウーにいましたから。眷族(クレナダ)に居たのもそのツテで……」

「そ、そうだったのか……やっぱりイ・ウーに居たのも勇者探しか?」

「はい、そのためです。あそこには強い方が大勢いましたから……」

 

だがリサで言う勇者には出会えなかったといったところか……可哀想にな……何て思っていると、

 

「ん?」

 

突然そこにキラキラと夕日に反射しながら大量の蝶が飛び回る。

 

「クロケットマダラ……渡り蝶です。暖かくなったらまたここオランダに帰ってきます……」

 

キンジはそれみて……なにか決めた表情になった。

 

「リサ……」

「はい?」

 

キンジは財布から現金と……クレジットカードをだした。

 

このクレジットカードはアリアが海外にいくなら持っていた方が決済の時などの時に良いし札を下手に持ち歩くより小銭とクレジットカードの方が手っ取り早いからと半ば無理矢理作らされたものだ。

 

「え?」

「これから食料とか他にも色々かかるだろうしな……預ける。ナンバーは0923だ、しないと思うが無駄遣いだけはしないでくれよ」

「そ、そんな……どう言うことでしょうか……」

「はっきり言って言語だけならロキがいるしなんとなる、でもこういう風に安く装備を仕入れてくれたりするには無理だし俺なんか論外だ。だから仕入れはお前に任せたい。その代わり戦闘は俺がやる。お前は戦いが嫌いだろ?何となく感じたけどさ……」

「……はい……」

 

リサはうなずく。

 

「だから俺がお前の代わりに戦う。火の粉を払う。俺たちは追われる身だ。だからできることを分担した方がいい。お前は俺が守る、お前には危害を加えさせない」

「っ!」

 

そう言ってキンジは呆然とするリサに少々強引に渡す。すると……

 

「シャーロック卿はこれを予知してたのですね……」

「なに?」

 

シャーロック卿……と言うのはリサがイ・ウーにいたことを考えるに恐らくシャーロック・ホームズのことだろう。それくらいは簡単に推測できた。

 

「どういうことだ?」

「シャーロック卿に言われたのです。私の勇者が見つからなくて悩んでいたときに……」

 

《君にはいずれきちんと勇者が現れる。その勇者は東からくるんだけど目付きは悪くてぶっきらぼうで女心のおの字もわからずその癖フラグだけはきちんと立てていく女たらし》

 

「あ、それ遠山 キンジ先輩じゃん」

「全然チゲぇよ!俺は女誑しじゃねぇしそもそもフラグなんぞ一個もたってないだろうが!俺は女からモテたことなんぞ昔から一度だってない」

 

だいたい女が気に入るのはいつだってヒステリアモードのほうの自分なんだからな。とヒステリアモードを知らないロキの目の前心に収めながら言うとロキは、

 

「あ、そ……」

 

何言ってんだかこの人は……みたいな目で言うのでキンジのコメカミが痙攣するが……

 

「他にもシャーロック卿は……こうも言ってました。きっとその出会いは……美しき渡り蝶の下で果たされる……と」

「……………………」

 

確かに……渡り蝶が真上を飛んでいるが……いやいや、それだけでって言うのは無理矢理過ぎやしないか?

 

「お願いしますキンジ様……私は貴方に仕えたいと……思えました。どうか貴方のメイドにしてください……」

「リサ……」

 

キンジは苦い顔をする……ここまで言わせて嫌だと言えないだろう……ロキもニヤニヤしてキンジをみている。どんな答えを返すのかわかっている顔だ……

 

「……分かった。お前には身の回りの世話を任せる。それでいいか?」

 

そう言うとリサがパァっと表情を輝かせた。

 

「はい!身の回りの世話は任せてください。キンジ様……いえ、ご主人様が望むのならば私は慈しむ姉にも……貴女を慕う妹にもなります……ご主人様がリラックスできるように致します。ですからご主人様も家族と過ごすように思ってください。これより頭から爪先までご主人様の所有物です」

 

そういうリサにキンジはぎこちない笑みを浮かべて返したのだった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなキンジとリサのやり取りから三日ほど……まず三人はリサが準備した宿に向かった。取り合えず分担で家事を頼んだリサの家事能力だが一般的な水準を大きく上回ってるのは火を見るより明らかだった。キンジでもそう思うほどだ。

 

そもそもキンジ達がいるのはアパートみたいな所なのだが内装はまぁそこそこ……と言う感じだったのにリサはあっという間に住み心地がいいように飾り付け掃除を終わらせると印象がまるで違った……

 

掃除だけじゃない。食事も美味しく……それでいて栄養を取れるものばかり……それでいて無駄に量を作ることもない。その時その時の食欲を先読みして適量を作ってくれるのだ。多すぎず……かといって少なすぎず……アホみたいな量を作る白雪やケーキつくって粉塵爆発を起こすアリアにイタズラを必ず仕込む理子とは違う。お陰でキンジは妖刕にやられた傷を癒すのに専念できた。

 

「しかし平和なのはいいんだが……」

 

とは言えキンジとしては師団(ディーン)眷族(クレナダ)の追撃が気になってしまう。ここまで何もないと実は既に潜伏地が割れててここに静かに集結しにきてんじゃないよなと疑ってしまうほど静かだった。

 

「ご主人様。お薬をお持ちしました」

「ん?ああ、そうか……わる……んな!」

 

そう言えばまだ痛み止めの薬のんでねぇやとキンジはリサの言葉で思いだし振り替えると飛び上がるほど驚愕した。

 

リサの格好は初めて見たときの格好ではなくなんと武偵高校のセーラー服だった。勿論短いスカートまで再現してある。なんだこの再現度は……

 

「ビックリだよねぇ、私のセーラー服見ただけでここまでそっくりなの作るなんてさ」

「そうかロキのを真似て……」

 

キンジは一旦深呼吸してからリサを見る……深呼吸したときにリサの甘ったるい匂いが鼻を攻撃したが無視しておく。

 

リサは総じてスタイルがいい身長もチビと言うほどでなくそこそこあるし胸は大きく足も長い……そして望月 萌にも言えるが非戦闘員らしいむっちりとした太もも……非常にヒステリアモード的な意味でも宜しくない。つうかスカートの中から靴下を繋げてるヒラヒラしたのはなんだ?

 

「なぁ……そのヒラヒラしたのはなんだ?」

「ガーターですよ?お気に召しませんか?」

 

そう言って裾を持ち上げる。

 

「わわ!馬鹿!持ち上げんでいい!」

 

キンジは慌てて目を塞いだ。一瞬スカートの中の布地が見えたきがしたが……気のせいだ。そうにちがいない。

 

「と、兎に角スカートもう少し長く出来ないか?」

「畏まりました」

 

リサは薬を置きながら恭しく礼をしてスカートの丈を直しにバスルーム引っ込んだ。

 

「プクク……」

 

ロキが後ろの方で腹を抑えて笑っていたのに思わず殺意が湧いたのは余談だろう。そしてベレッタを抜くのを割りと真面目に考えたのも仕方ないだろう。

 

「でもさぁ、リサさんって胸大きいよねぇ~嫉妬しちゃうわぁ」

「ロキ様もスタイルが宜しいではないですか」

 

そんな話をバスルームで二人はしているのが聞こえる……

 

「でもリサさんって何て言うか黄金比率って感じのスタイルだよねぇ、腰なんかこんな細いしさぁ」

「ぁん……く、くすぐったいですよロキ様」

「なに?ここ?ここがくすぐったいの?」

「ぅん……ぁあ……だ、ダメです……」

「ここだね?ここがいいんだね」

「………………」

 

キンジは黙ってテレビを着けて音量を大きくした……

 

「おー……本田圭佑出てるじゃん……」

 

そのままバスルームから聞こえて来るおふざけ声のロキと艶めかしいリサの声を耳に入れないようにしてヒステリアモードの血流を押さえつつキンジはテレビに没頭したのであった……




バスカービル日記

執筆者 桐生一毅

亡月亡日

浅から充劇がきこえた……他聞キンジとアリアが献花でもしたんだろう。お景で根亡しなくてすむ。それからレキがつくった浅後飯を一所に食べた。それからがっこうにいった……五全中の異っ版強化は千千わからない。五語の受行は火差渋りにクエストがなかったのでがっこうの法に蚊尾を出した。そしたららんぴょうがいて、紙を子越し身近く気っていたため、「あたま行かれたんですか?」といったらぶっとばされて天上に虐戌髪家というやつにされた。いたい……その火の依はおれが判後飯をつくった……妬き肉鈍にした。おいしかった。その依は斗なりの部谷からきこえる充静小森詩にねた。冬り……



誤字脱字がひどいため代筆者が訂正。

代筆者・レキ

某月某日

朝から銃撃がきこえた……多分キンジとアリアが喧嘩でもしたんだろう。お陰で寝坊しなくてすむ。それからレキがつくった朝御飯を一緒に食べた。それから学校にいった……午前中の一般教科は全然わからない。午後の授業は久し振りにクエストがなかったので学校の方に顔を出した。そしたら蘭豹がいて、髪を少し短く切ってあったため、「頭いかれたんですか?」と言ったらぶっとばされて天井に逆犬神家というやつにされた。痛い……その日の夜は俺が晩御飯をつくった……焼き肉丼にした。おいしかった。その夜は隣の部屋からきこえる銃声を子守唄に寝た。終わり

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