ぶっ壊れモード突入、戦闘シーンなんて書くんじゃないよホント
修行、修行!修行!!
守矢神社を発ってから4年程経った
俺は現在ある山で修行を積んでいる
修行と言っても師匠がいるわけでもない、独学でやっているだけだ
山なら食料も豊富だからあまりアイツが暴れる心配もないし、それにここには妖怪がたくさんいる
妖怪がたくさんいるってことは、人間の敵がたくさんいるってこと
ようするに、試し切りの的がたくさんいるって訳だ!!
そんなアホなこと考えてるとまた下級妖怪が出てきた
1,2,3,4.......15匹ってとこかな?
この刀の錆びにしてくれるぅぅ........ぁ、でもこれ錆びないんだった
一人コントをしているとアイツが話しかけてくる
『ねぇ、僕も試し切りしたいんだけど........』
そうか~だが断る!
『ケチ......幽忌のケーチ』
お前もユウキだろうが
『少しくらいいいじゃんよーどうせ僕は君なんだし』
その理屈はおかしいね
しょうがないから半分だけな?
『やったー!!計算上半分は7.5人だから7人と1人は半殺しにしておくね♪』
半殺しって______
そこまで言ったところで意識が飛んだ
次に目を開けた場所はやっぱり彼処だった
そこで俺は見てはいけないものを見た気がする
アイツに対する見方が大きく変わるような_______
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その時僕は楽しかった
切って貫いて自分にかかる血が生暖かくて____
いつもいつも幽忌の中で見てるしかないから
腹が減ったときしか殺ることができないから
妖怪が3体目の前に迫ってくる、後ろからも2体来ている
「いきがってんじゃないよ雑魚共が.......」
小さな声で呟くユウキ
その後吸血鬼の身体能力の高さを生かして急速接近目の前にる妖怪の真ん中の両腕を掴み足を掛け引きちぎる
噴き出す血を真っ正面から受け全身が赤く染まる
血は気にせず引きちぎった勢いでぶんまわし左右の妖怪を吹っ飛ばす
後ろから来ている妖怪は突っ込むのは危険だと思ったのかこちらの腕の射程距離の数歩手前でこちらを見ている
そんな距離じゃあ当たるというのに
「神剣:ダーインスレイヴ」
右手に高濃度の神力を込め、左手で木刀を抜く
左手に持った刀に右手をかざし手元から刃先へ向かって撫でると木刀が紅く輝きそこには日本刀ではない洋風の剣が表れた
軽く振ってみるも重さ長さ共にちょうどいい
「雷槍:ブリューナク」
右手に神剣を持ち代え残ってる妖怪に向かって左手から巨大な槍を出し投擲する
投げた槍は5本に分裂し4体の敵を貫いた
1体は運良くかわした様だが次の瞬間背中からブリューナクに貫かれて地面に伏した
ダーインスレイヴを構えて吸血鬼の出せる最高速度で残ってる妖怪に突っ込み切り伏せていく
残っている妖怪が妖弾を盛大にばらまくも全て能力を使い相殺していく
最後の一匹になったとき幽忌との約束を思い出した
その瞬間頭の中が真っ白になって気づけばいつもの自分の空間に戻っていた
恐らく、幽忌がここから無理矢理体に戻ったからだろう
もっと戦いたかったなぁ..............
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アイツめぇ........半分どころか残り一体まで減らしやがって
後で伝説のOSIOKIをしてやろう
そんなことより今は目の前のコイツか
目の前の妖怪は仲間が殺られたせいか激昂している
これだと冷静な判断など出来ないだろう
そう思いゆっくりと歩きながら妖怪に近づいていく
妖怪はそれを挑発だと感じたのだろうなんの変哲のない突進をしてきた
「これはラッキー!!行くぞ!!」
両手で鉄の刀を持ち神力を込める
その場に立ち敵が間合いぴったりに来るまで力を溜めて待つ
妖怪の爪が幽忌に触れるその瞬間力を解放する
「剣技:雪月花」
一瞬で敵の後ろまで移動する
この一瞬で3回切りつけた、後ろで重そうな音がして妖怪が倒れた
しかし、幽忌的には今の技に不服な様子
「集中力が全然足りてないな...........切りつけるタイミングが僅かにずれてた」
まぁ、あんなもの見た後に普通でいろっていう方が無理な話だよ...............
それにしても意外だったなぁ
______まさかアイツが女だったなんて
ようやくユウキの性別判明
別に何かの伏線になる予定は.............ないと思う