東方反滅紀(凍結)   作:冷仁鬼

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通常日常回ラスト!ユウキだ!!
書くことがないぜ!!

だから本編へどうぞなんだぜ☆


ユウキの日常

「『クランベリートラップ』」

 

「『スカーレットシュート』」

 

「おおぉ~なかなかいい弾幕だけど・・・」

 

フランとレミリアの弾幕が壁で反射しながらユウキに襲いかかる

ユウキは不気味に笑いながら両手から高密度の小型弾幕を自分の前に撃ち出す

威力重視の弾幕を量で押し返すユウキ

 

「こんのおおおぉぉぉぉぉ!!」

 

「今よ!フラン!」

 

「うん!!『レーヴァテイン』!!」

 

「『グングニル』!!」

 

ユウキの視界が弾幕で埋め尽くされている内に、フランはレーヴァテインで切りつけレミリアはグングニルを投げつけた

 

 

ドッゴォォォン

 

 

弾幕の雨を切り裂きながら二つの攻撃が対象にぶつかる

それと同時に大爆発を起こす

 

「「やった!!」」

 

「油・断・大・敵ィィィィ!!!」

 

「グガッ!」

「キャッ!」

 

爆風が止んだそこにはユウキは居らず代わりに声が二人の後ろから聞こえてきた

二人が声を認識した時は既に横にふっとばされていた

 

「フラン!大丈夫?!」

 

「フランは大丈夫!遠距離戦が駄目なら近接戦でいきましょ!!」

 

「ええ!!」

 

空中で体勢を立て直したレミリアとフランは僅かにタイミングをずらしてユウキに襲いかかる

ユウキは二人の攻撃を捌き、受け流す

二人も負けずにタイミングをずらして、同時に、遠距離攻撃を交ぜながら攻撃し続ける

勝負は拮抗していたが──────

 

 

「狂☆気☆開☆放」

 

 

その言葉と同時にユウキを中心に黒い障気の渦が巻き始める

ユウキの目は緋色に染まり、爪や牙の鋭さが上がる

レミリアとフランの背中に冷たいものが走る

 

「────キヒッ──キャハハハハ!!ホンキデイクカラコワレナイデネ?」

 

その言葉と共にユウキの姿がブレ、見えなくなる

咄嗟に二人は腕をクロスさせガードの姿勢をとる

 

 

ゴッ.....と鈍い音と共にレミリアの体が吹き飛ぶ

吹き飛んだ先でもまた吹っ飛ばされ、その先でもまた───二十回ほどそれを繰り返したあとようやくレミリアは地面に落ちてきた

レミリアは全身ボロボロで立ち上がることすら儘ならないようだ

そこに巨大な槍を振り上げたユウキが降りてきた

 

「コワレタオモチャハステナイトネ♪狂神槍『ブリューナク』」

 

「やめて!!」

 

フランの叫びも虚しくユウキは巨大な槍をレミリアの頭に突き刺した

 

「あ...ああ.....あああアアアアアアア!!」

 

目の前でレミリアを殺されたショックで一瞬にして狂気に支配されるフラン

狂気対狂気の戦いが─────

 

 

『終わりにしなさい........3.....2.....1.....』

 

 

何処からかそんな声が聞こえてきて何もない空間から二人に特大の雷が落ちてきて直撃した

 

 

 

 

『ユウキ、修行とはいえ貴女も侵食されてどうするのです?』

 

リィチェルの姿が写し出された映像がユウキに呆れたようにため息をつく

当の本人はけろっとしている

 

「ごめんごめん。ちょっと追い詰められて殺っちゃった☆ごめんねレミリア」

 

「もう!予定より殺られるのが速くて吃驚したわよ」

 

『もう一回落とすか?ユウキ?』

 

「ごめんなさい!!」

 

『よろしい』

 

リィチェルが魔導書を開いて何かを小声で呟くとユウキの上空で雷がバチバチ言い出したため瞬時に土下座をするとリィチェルはすぐに雷を消した

 

『それとフランも少しは耐えましょうね?でないとお姉さんが何度も死の痛みを味わうことになりますからね?』

 

「......うん...........ごめんなさい.....お姉さま......」

 

涙目で謝るフランをレミリアは頭を撫でながら優しく諭す

 

「いいのよフラン......貴女が頑張ってるのは分かるわ、だから泣きたいときは泣いてもいいのよ?」

 

「うぅ.....お姉さまー!!」

 

レミリアにそう言われるとフランはレミリアに抱き付いてしばらく泣いていた

ユウキはと言うと、その横でリィチェルに説教されていた。それも律儀に防音魔法を使ってである

結局この説教はフランが泣き疲れて眠ってしまうまで続いた

 

 

『姉妹での会話は終わったかい?今日はここまでにしておこうか。私も究極魔法の研究が忙しくてあまり魔力を割けないんだ』

 

「えぇ~でも、いつもありがとうねリィチェル」

 

ユウキの言葉にやれやれと言った風に頭を振りながらリィチェルが口を開く

 

『幽忌と紫との契約にかこつけてなかったらありがたく受け取ったんですけどねぇ.......』

 

「同じゆうきなんだし気にしたら負けだよ!!」

 

『そういうことにしておきますよ......じゃあ戻しますよ』

 

リィチェルの言葉と共に映像は消え三人が光に包まれる

光に耐えきれず眼を瞑る、次に眼を開けたときそこは紅魔館の地下にある大図書館の一角だった

 

「あらレミィ、またお父様の空間(へや)に行ってたの?おぶってるのはフラン?地下室開けるわね」

 

「ええ、そうよ。貴女の父親やっぱり凄いわね.....何度行ってもそう思うわ。ああ、地下室はいいわ......今日は一緒に寝るからね」

 

「あらそうよかったわ」

 

パチュリーはそう言って上げかけた腰を椅子に下ろした

その顔は少し嬉そうだったが誰も気づくことはなかった

 

「じゃあ僕は帰るね♪バイバーイ」

 

「いつもありがとう、また今度も頼むわね」

 

そう言うとユウキは羽を出し図書館を飛び出していった

残ったレミリアとパチュリーはそれぞれ、研究に戻り、部屋へ戻った

 

部屋へ戻ったレミリアはフランを寝かせると自分も共にベッドに入り

 

「あなたは絶対に見捨てないわよ」

 

そう呟いて眠った

 




次回からはコラボだぜ☆
またーりしまくるのぜ☆

幽忌「久々のまったりコラボだな」

ほんとだぜ☆

幽忌「眩しいから☆付けるのやめい」

了解だぜい★

幽忌「黒くしろって言ってるんじゃねーよ」

ほいほーいっと
次回もゆっくり見ていってくださいね~

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