東方反滅紀(凍結)   作:冷仁鬼

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幽忌の刀に変化が!!
どうなることやら・・・・?

では本編へどうぞ~~


幽忌の日常

琥神と暁楽を構える

 

「ふぅ」

 

息を吐き一呼吸置き、一瞬で相手に肉薄する

すれ違い様に琥神を一閃、その場で体を捻り更に後ろから暁楽を一閃

相手の背中を蹴り後ろに跳び距離をとる

 

「(剣技:閃光)」

 

更に速度強化を施して一気に接近

足元の石が風圧で木端微塵になるのも気にせず剣で切りまくる

剣は逆手で持って構えているため移動するだけで切れる

当たらなくても剣先に起こる鎌鼬に身を裂かれる

 

「剣狂終了ッと!」

 

幽忌がそう言うと同時に目の前の丸太三本がただの木片となり散らばった

 

「ん~イマイチスピードが上がらないかなぁ......」

 

ここしばらくは博麗の巫女が妖怪退治をやっていたため幽忌の腕が落ちているのである

座りながら空を見上げながら呟く幽忌は刀に神力を少し流して地面に突き立てる

 

ボンッ

 

刀が爆発して煙が立ち込める

煙が晴れるとそこには二人の銀髪の男女が立っていた

幽忌は座ったままその二人に話しかける

 

「琥神、さっきのどうだった?」

 

「よかったと思いますがもう少し短く持たれた方がよろしいかと・・・」

 

「そうかぁ~じゃあ今度はそうしましょうかね、っと」

 

幽忌は琥神と呼ばれた女の子と会話して立ち上がる

ちなみにこの二人は長年使っていて宿った付喪神の一種だそうだ

この間適当に神力流していたら発現したのだ

正直かなり驚いた

 

そう言う訳で現在幽忌には二人の護衛が付いているも同然なのである

戦闘力は未知数だが、たぶん大丈夫だ

なんせ、妖怪の爪や牙を腕で止めるような者だもの

元が刀と言うこともあってか硬いらしい

更に二人は幽忌に完全服従しているため他人がなんと言おうと変わらない

 

っと二人の紹介はまた後でにするとしてそろそろ出る準備しないと

 

「じゃあ暁楽は後一刻で神社周辺の掃討、琥神はスキマに必要なもの入れといて」

 

「ご主人のご命令のままに」

 

そう言うと暁楽は姿を消す

琥神はスキマを開けることを確認し、本堂に駆けていった

二人がやってくれてる間に人里やなんかに挨拶言っとかないとな

 

 

 

 

「まぁ、そう言うわけだ。慧音人里の守護は任せた」

 

「わかった、それにしても毎年集まると言うのも骨が折れるな」

 

「ホントだよ・・・ここ数十年で小さい神は信仰を集めきれずに消滅してるらしいからなぁ~ま、その確認って思っとけばいいんじゃない?」

 

「幽忌が気にしてないなら良いけどな、そう言えば最近寺子屋を開こうかと思ってるんだがどう思う?」

 

おおっと、これは後押しする必要がありそうだな?

確かに子供増えてきてるしね

慧音もハクタクでちょうどいいしな

拒否する理由がないもん

 

「いいんじゃないか?ハクタクだから知識は人間よりも多いだろ?」

 

「ああ、その事でだな......経費とかな?......その他が........」

 

「あぁ~~それなぁ......ちょっと待ってて因みに何処に寺子屋建てるつもり?」

 

経費とかは考えてなかったわ

あと場所どこなんだろ?神社の近くなら安全だけども

慧音は神社の方向を指差す

 

「あちらの方にある空き地だが、────とりあえず行ってみればわかる」

 

ん?なんか含みのある言い方だな

行ってみるか

 

 

 

★青年移動中★

 

 

 

「────なぁにこれぇ?」

 

「────小型の鬼.....だな.........」

 

「何でここにオニガイルンデスカ?」

 

「さぁ?この前人里に紛れ込んでたこいつを現博麗の巫女と先代巫女が戦ってこの中に閉じ込めたらしいけど」

 

そこにはデカイ立方体の結界が5重程になっているなにかがあった

中には鬼がいるらしい

小型の鬼って言うと萃香か?

とりあえず入ってみたいがスキマは琥神に渡してるし、何よりあいつらがいないと刀使えんし!

待っとこう

 

ぁ、それよりあの魔法バカでも呼んでこき使うか

あいつならまぁまぁ強いし行けるだろ?

えーっとたしかこの辺に通信用の符が───あった!

 

「幽忌何をしている?こいつを何とかしないと───」

 

「その為の援軍を呼ぶからちょい待ち」

 

「あ、あぁわかった」

 

えーっと?符に霊力を込めて....間違えて神力でやっちゃったぜ☆まぁいいや

 

「おーい、リィチェル?今すぐ人里来い」

 

『はぁ?どういうk』

 

「よし!慧音!俺はそろそろ出るから、代わりにここに来る魔法使いに鬼の掃討頼んどいてくれ!!」

 

「あぁ、わかったが......寺子屋は」

 

「その魔法使いに建てて貰って~じゃあ俺は行くぜ!!」

 

アイツは苦手だからな!

あとは任せた慧音!

 

幽忌はダッシュで神社へ戻る

そろそろ一刻だ、暁楽が戻ってくる頃だろう

ダッシュで階段を駆け上がる

ゴール!!頭のなかで叫びながら一気に鳥居の上に飛び乗る

 

鳥居に腰掛け呼吸を整えていると下から声をかけられる

 

「幽忌様、そろそろ出発ですか?」

 

霊香だった

箒を片手に掃除兼修行をしていたらしい

掃除ですら修行に変える霊香には感心する

 

「あぁ、そろそろ出ないとな。ゆきなと協力して人里と神社は守ってくれよ?」

 

「はい!修行の成果を出して見せます!!」

 

「よろしい、頑張りな!」

 

会話を終えて地面に降りると前には琥神と暁楽が立っていた

時間ぴったり、流石だ

 

「じゃあ行くぜ」

 

「「御意」」

 

そう言うと同時に二人は刀の状態に戻り腰の鞘に戻った

それを確認すると幽忌はスキマを開きそのなかに入っていった

 

 

 

 

「で、この中の雑魚を消して小屋を建てろと?」

 

「ああ、頼んだぞ」

 

「仕方ねぇ……『ロイヤルフレア爆』」

 

 

ドゴォォォ

 

 

「クレーターができてる........!!」

 

「ほいっしょ」

 

 

ゴゴゴゴゴ

 

 

「大きい小屋いや、家が一瞬で?!」

 

「仕事はした。帰らせてもらうぞ?」

 

「あ、あぁ。ありがとう、助かったよ」

 

「転送、マイホーム」

 

リィチェルはあっという間にやって来てあっという間に帰っていった

慧音はその間ずっと呆けていたと言う

 

「鬼を一撃で消し炭にするとは思わないでしょ?」

 

後に、『鬼を一撃で消した魔法使い』という伝説が残されるのは別のはなし




またーりまたーりやってます
コラボはもう少し待ってください
一通り日常をやったらコラボに行きますので

幽忌「ウソツキ」

なぜに片言?!

幽忌「だってねぇ.......」

俺が何をしたというのだ!!

幽忌「色々」

思い当たる節が多すぎる......

ま、いいか次回はユウキの日常です!!
次回もゆっくり見ていってくださいね~

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