東方反滅紀(凍結)   作:冷仁鬼

42 / 49
前回はキャラ崩壊が酷くてすいませんm(__)m
今回はなんとか通常運転に戻りたいと思います

あと今回は短めです



あと、
ペペさんがいなくなってて悲しい限りです.......


吸血鬼異変終結─────そして宴会へ・・・・後編

「幽忌様、そろそろ代わりますよ」

 

「お?そうか?じゃあ結界の細かい修復は任せた」

 

「おまかせください」

 

「じゃあ俺は戻るぜ」

 

現在の時刻はおよそ卯時、夜行性の動物はそろそろ寝る頃だろう

幽忌は襖を開き中へ入っていき、絶句する

 

「台風でも来たのか?ここだけ........」

 

そう思うのも仕方ない、それくらい滅茶苦茶になっているのだ

そのなかで妖怪、人間、吸血鬼などがごちゃ混ぜで寝ているのだ

 

「紫、いるんだろ?」

 

「あら?よくわかったわね」

 

「お前だけこの中にいなかったからな、でだ......カメラない?ちょっとこれを撮ってやりてぇ」

 

「ちょっと待ちなさい........(ガサゴソ)......あったわ、はいこれ」

 

幽忌と紫によってこの荒れた部屋の写真が撮られ、後に全員の弱味となることは二人しか知らない

 

 

 

 

「いったたた~昨日酒飲んでからの記憶がねぇぞ?ん?クゥ?!なんで抱きついて.......」

 

パシャッ

 

「な!?幽忌、何をしているんだ?!」

 

「英雄たちの面白写真集のための写真とってるだけだ」

 

いきなりのことで驚いている翔は置いといて幽忌は周りの色んな奴の写真を撮って回る

しばらくするとそんな騒ぎも収まり一人一人にそれぞれの写真が手渡された

 

「「「「おま!幽忌ぃぃぃぃ!!」」」」

 

全員が幽忌を睨み付ける

しかし当の本人は平然としている

内心焦っていたのだが

 

「このネガほしい人~?」

 

幽忌がポケットからひとつのネガを取りだし見せつける

それを見た全員が幽忌に向かって飛びかかった

 

「「「「そいつを寄越せぇぇぇ!!!」」」」

 

「ここで暴れるな!!」

 

「じゃあここじゃなければいいんですよね?~~~~~!!」

 

リィチェルが黒い笑いとともに何かの詠唱を始める

そして全員が暗い、しかしよく見るとでかい建物のなかに移動した

 

「さぁ....ここでなら暴れても大丈夫ですよ?ついでに死んでも生き返りますので♪」

 

ぎろりと全員の目が幽忌に向く

 

「はははは.......にぃげるんだよぉぉぉぉ!!」

 

幽忌は流石に分が悪いと見てダッシュで逃げ出す

しかし神速集団がそれをすぐに追いかける

 

「幽忌ぃ......覚悟は出来てるんだろうな?」

 

「ちっ、凌か......ネガならやるよ、ほらよっ」

 

「どうせ偽物だろう!逃がさん!」

 

「騙されないか......っておわっ!」

 

「逃がしませんよ?」

 

凌に偽物のネガを投げるがことごとく避けられ遂に目の前に現れた咲夜に動きを止められてしまった

そりゃあ時止められたら敵わんわ

 

そして続々と集まってくる神速、高速集団

吸血鬼たちに魔法使いに空間移動者、そして全員高火力集団だ

 

「覚悟はいいな?昨日の再現だ!!」

 

全方位から圧倒的破壊力を持つ攻撃が幽忌に殺到する

幽忌は寸前にスキマに入り掠りながらもかわしきった

 

この隙に能力のコピー......させてもらうぞ!」

 

「そこか!ザ・ワールド」

 

「残念、もうそれは効かないよ♪」

 

「そうかい?俺もここでは動けるんだよ!!」

 

咲夜に気を向けていたため凌の攻撃に気付かなかった

もろに食らい吹っ飛ばされる幽忌

その先には出口が.......

 

「よっしゃー!!これで逃げ切..れ...る.......?」

 

出口の先には王牙と誇賭世、鬼子母神他鬼の四天王の方々がいた

 

「待ったは?」

 

「無しじゃよ勿論」

 

「ですよねー!ぎゃああぁぁぁぁ!!!」

 

結局幽忌はそこで捕まり、皆のサンドバックとなったとさ

 

 

 

 

「じゃあそろそろ帰るかね?雪とルーミアも待ってるしな」

 

「もうか?じゃあスキマ開くぞ」

 

「いや、俺は自分のスキマで帰れるからいいぞ」

 

そう言うと凌はスキマから桃を取りだし幽忌に投げる

 

「じゃあな、また会おうぜ」

 

「おう、じゃあな~!!」

 

凌はスキマを開きその中へ入っていった

そして他のメンバーもそろそろ戻るとのことだった

 

「紫~スキマの準備してくれよ」

 

「分かったわよ........はい、開いたわよ」

 

紫と幽忌で手分けしてそれぞれの世界へのスキマを開く

そして、一人ずつ別れの挨拶をする

 

「なかなか面白い戦いだったぜ!今度はお前ともやってみてーな!」

 

「いやいやいや、それ俺死ぬってば!」

 

「へへっ、冗談だよ!じゃあなまた会おうぜ!!」

 

「おう!じゃあな~」

 

誇賭世はそう言ってもとの世界へ戻っていった

 

「じゃあ俺もそろそろ戻るわ、ユッキーによろしく言っといてくれよな?」

 

「わかったぜ!じゃあ強敵との戦いで死ぬなよ?」

 

「勿論だ!守るべきものがあるからな!!じゃあまた会える日を楽しみにしてるよ♪」

 

「いつかこっちから行ってやるさ♪じゃあまたな~」

 

王牙もスキマに入り帰っていった

 

 

 

 

「ひとにいも帰っちゃうの?」

 

「うん.....まぁ、帰らなくっちゃね?大事な仲間もいるしさ」

 

「じゃあまた来てね♪」

 

「分かってくれてよかったよ......じゃあまた会おうね」

 

「ばいばーい♪」

 

虹彩もユウキと少し言葉を交わすとスキマに入っていった

 

「じゃあ俺らも帰るかねぇ~」

 

「ウチはユッキーと戦いたかったなぁ.......」

 

「僕もクゥちゃんと戦いたかったよ.......」

 

「じゃあ次はこっちから行けるように修行しておくよ」

 

名残惜しそうに言うユウキとクゥをなだめて幽忌は翔に話しかける

 

「今回は助かったよ、なんかあったら呼んでくれよ?力になるからさ」

 

「そういうことにならないようにするけど、そんときは頼むぜ!クゥ、そろそろ行くぞ!!」

 

「待ってよ~今行くってば~」

 

そう言いなが二人はスキマに入り消えた

 

 

そして訪れる静寂.......

手伝いに来てくれた皆は帰って、元いる二人だけが残る

 

吸血鬼異変は完全に終わり、またまったりとした日常に戻ると思うと何故か少しホッとしている自分がいた

 

 

二人は本殿の裏の自分たちの部屋に戻り泥の様に眠った




吸血鬼異変完結!!
ここまで読んでいただきありがとうございました!!

そしてコラボに参加してくれた
高速でゆっくりなペペ様、シャイニング様、ドラゴ&にとり様、ゆっくり小傘様、多田様
本当にありがとうございました!!


次回から新しい章に入ります
次回もゆっくりしていってください!!

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告