東方反滅紀(凍結)   作:冷仁鬼

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40話目です!!
いつも見ていただき本当にありがとうございます!!
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ラストだよ♪全員集合!!
最終バトルだ!!全力で叩き潰せ!!

<ジャアオマエモコイ

私は結界班としてお前らの後始末をしているんだ
残念だが無理だ


ではではではでは本編にレッツゴー!!
そしてショータイムだ!!


吸血鬼異変・・・・集結、vsリィチェル=ノーレッジ

「まだまだぁ!!『エアライドボム』」

 

「ウチもいっくよー!!『オロドルイン』」

 

「何度やっても無駄ですよ?」

 

翔の放った破裂弾とクゥの放った炎弾は共にリィチェルに当たったと思えばお互いの目の前に技が表れて回避する

さっきからこの繰り返しだ

 

「ちっくしょお!なんで当たらねーんだよ!!」

 

「ウチもちょっと腹立ってきたなぁ......ちゃんと戦わないんならそろそろ本気で殺っちゃうよ?」

 

『翔やっぱり僕と代わってよ、まだ僕の方が戦えるって.......』

 

「いや、その必要は無いみたいだぞ?」

 

見れば右の方から紅魔館組と王牙たちがこちらへ来ているのが見える

そのなかでもユウキが一人物凄い速度でこちらへ来ている

 

「しょーーーお!!『ぐほぉっ!!』幽忌はどこ行ったの?!いきなり霊力が消えたからダッシュしてきたんだけど!!」

 

その速度のままユウキが翔に体当たりをかます

見事にユウキの頭が翔の鳩尾にめり込んでいる

ユウキは翔のその姿が見えていないのか肩を揺らして聞き続ける

 

「ちょ.....っと......止め.....て.......ゲホッ...ゴホッ....幽忌はあっち」

 

翔が指を指すとそちらへとまたも飛び出すユウキ

翔がやれやれといった様子でその後ろ姿を見送る

すると隣に王牙がやって来る

 

「こっちは.......あんまり順調じゃ無いみたいだな」

 

「ああ、こっちの攻撃が全く通らないんだ......魔法もダメ、弾幕もダメ、近接攻撃もダメでどうしようもないんだ.......」

 

王牙は成る程と言いながらリィチェルと翔達を見比べる

そして翔の後ろに立っている男に気がつくとそちらに声を掛ける

 

「お前は?知らない顔だな」

 

「あぁ、どうも一色虹彩(ひとしきななさ)です。よろしくお願いします」

 

「じゃあ虹彩?は何をしているんだ?」

 

王牙はジッとリィチェルの動きを見ている虹彩に向かって訊ねる

虹彩は目をリィチェルに向けたまま答える 

 

「ちょっと........自分の能力が通じるかを見ているのです。あと虹彩だと女っぽい感じがして嫌なので一色で呼んでください」

 

「わかったよ一色......じゃあそっちが分かったら教えてくれよ」

 

「了解です」

 

少し離れた場所から叫び声が聞こえる

 

「うわあああああ!!!幽忌がぁぁぁ!!」

 

声の主はユウキのようだ

急いで王牙たちが駆け寄るとそこには気絶したパチュリーと血まみれで倒れている幽忌がいた

紅魔館組はパチュリーを介抱している

 

「王牙!!なんとかならない?!」

 

普段はあれほどお互いに罵り合っているユウキが泣きながら王牙にしがみつく

王牙は超次元転送装置にさわりリミッターを解除する

そしてユウキの頭をポンポンとやさしく叩き希望の光を纏いながら幽忌に触れる

 

しゅぅぅぅ........そんな音と共に幽忌の傷が治っていく

しかし、傷が治っても幽忌は目を覚まさない

ユウキは幽忌の体に妖力を送り込みながら王牙たちに言う

 

「こっちは何とかしておくから、翔と共にアイツを倒してきて?お願い!!」

 

頭を下げて頼むユウキの頭を撫でながら王牙は言う

 

「わかった......幽忌は任せる!アイツは俺たちに任せておけ!!」

 

そう言うと王牙、レミリア、フラン、咲夜はリィチェルの方へ飛んでいった

美鈴はと言うと周りの妖怪たちからユウキやパチュリーを守っていた

 

 

 

 

「一色、そろそろ行けそうか?」

 

「問題ありません」

 

「じゃあ全員フルパワーでぶっ潰せ!!」

 

「「「「おう!」」」」

 

王牙と虹彩の確認がとれ次第

王牙の掛け声と共に全員が同時にリィチェルに向けて技を放つ

 

「スピア・ザ・グングニル」

 

「レーヴァテイン!!」

 

「ソウルスカルプチュア!」

 

「まだまだぁ!仲間を傷付けた落とし前はきっちり払ってもらうぞ!ドラゴニックバスター!!」

 

『ちょっと代わってもらうよ!フルンティングブレイド!!」

 

「ウチも本気で殺っちゃうよ!天変地異!!」

 

「俺らも、【狂喜】満月」

 

「忘れるなよ!リミッター4解除!パーフェクトキャノン!!」

 

「これらを全てアイツの体に結びつける!!」

 

全員のフルパワー(一部を除く)の攻撃が虹彩の能力により、リィチェルに当たるようになる

当のリィチェルはそんなことは知らない

 

「いくらやっても無駄─────」

 

リィチェルの言葉が最後まで続くことはなかった

咲夜と誇賭世のラッシュでリフレクターの動きを止め、全方位からのレーザーや打撃などが降り注ぐ

気付いた時にはリフレクターの効果範囲よりも内側に全ての攻撃が集中していた

 

 

全員のフルパワー攻撃が一ヶ所に集まり、物凄い大爆発を引き起こす

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何重にも重ねた結界のなかで

 

「ほらほら!最後の踏ん張りですわよ!!」

 

「分かってますよっと!!」

 

「負けませんよ!!」

 

結界の真下には幻想郷の結界を管理しているはずの八雲紫、藍、博麗ゆきなが揃って強力な結界で爆発の力を押し殺そうとしている

 

そしてその結界に飛んでいくひとつの影

 

「主人公は最後に活躍するんだよ!!!」

 

「「「「幽忌!!」」」」

 

なんとか復活した幽忌であった

幽忌は結界の中に入ると能力を発動した

 

「この爆発を打ち消せ!『オールキャンセル』」

 

 

フッ

 

 

幽忌が結界の中でオールキャンセルを発動した瞬間結界の中の爆発が消え去った

そして爆発の中心にいたリィチェルは灰すら残らず完全に消し飛んでいた

 

 

幽忌が結界から出てきて皆に叫ぶ

 

「俺たちの、勝利だ!!!」

 

「いよっしゃー!!」

 

「勝ったんだな.......」

 

「ウチもやったよ~」

 

「やりました......!!」

 

「おおぉ~やったんだな」

 

それぞれが戦いに勝ったことを喜んでいた

 

クゥとユウキはハイタッチをしているし

王牙、凌、誇賭世は肩を組んでいる

 

ちなみに結界班は結界を解いたあとすぐに神社へ戻っていった

大結界の修復に向かうらしい

 

 

「皆お疲れ様!!今日は遅いし、神社へ来てくれよな!!ご馳走するぜ!!」

 

「「「マジで?!」」」

 

幽忌はそう言うと神社へ向かうためのスキマを全員分足元に開き、落とす

 

「幽忌ぃぃぃぃ落とすなコラぁぁぁぁ..........」

 

「またスキマに落とされるのか.......もう慣れたがな」

 

「おおぉぉぉ?あ、神社だ」

 

落ちながら皆何かを言っていたがよく聞こえなかった

 

自分は最後までいて、後ろに向かって声を掛ける

 

「明日宴会をやるから来いよ?スカーレット夫妻殿?」

 

そう言うと幽忌もスキマに入り神社へ向かった




これで吸血鬼異変の本編は終わりです!!
全員集合させた結果がこれだよ.......
次からは無茶しないようにします

幽忌「さてここのアホコーナーも復活だな」

そうですねぇ......でも今回は眠いのでこの辺で

幽忌「マジかよ......じゃあ」

二人「次回もゆっくりしていってね♪」

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