フザケルナァァァ
なにか聞こえたような?気のせいですね
じゃあ本編へgo!
「幽忌く~ん♪またあえて良かったぁ........」
「あ、あぁ.......(逃げてーよ)」
転生前の記憶を探ると一人の幼馴染みを思い出す
しかし、姿は違うし目に光がないしで気付く方が難しい
幽忌も流石に引いている
ユウキに至っては三歩くらい後ずさっている
「ねぇ幽忌君、その横の娘は誰?彼女?ならコロシテオカナイトネ♪」
「彼女じゃねーし!ってか殺すな、逃げろユウキ!!」
「ぁ....ぁぁ........」ガクガクガクガク
ユウキは生死に関わる戦闘とは比べ物にならない威圧を放っている少女に怯えて座り込んで震えている
そこにゆっくりと歩いていく少女
バスッ
そういう音と共に後ろから霊力弾が撃ち出され少女は障子を破って外へ吹っ飛ばされる
「なっ!まさか......」
幽忌が後ろを向くと震えながらも立っているゆきなの姿があった
ゆきなが少女に霊力弾を撃ったのも驚いたがそれよりも幽忌'sで作った超強力な結界を意図も簡単に解除して出てきたことの方が驚いた
「ゆきな、あの結界を一人で解除したのか?」
「はい!寝ていたら急に結界を生成してる幽忌様の記憶?が流れてきたのでその逆の手順でやったら解けました!!」
「なるほど......じゃあゆきなの能力は記憶関係か.............じゃあ『記憶を覗く程度の能力』とでも命名しておこうか」
「やったー!私も幽忌様達のように能力が持てるんですね!!」
喜ぶゆきなを見ながら幽忌は考える
吹っ飛んでいった少女がなかなか戻ってこない
だとすれば何処かで喧嘩を吹っ掛けているか落ちているか.......
幽忌はスキマを開けて手を入れ何かを探したあと手を引っ張るとそこには全身土だらけでぼろぼろになっている少女がいた
それをみて幽忌はゆきなに頼む
「ゆきな能力を一瞬でいいから俺に向けて使ってくれ、あとはなんとかする」
「え?でも.......わかりました!行きますよ!!ハァッ!」
ゆきなの体から青いオーラが出たと思ったら消えた
幽忌は右目の色を変化させながらその一瞬で能力のコピーをする
そして少女に近付きコピーした能力を使う
幽忌は目を開けていられないレベルの光に包まれ、目を開けてみるとある白い部屋にいた
そこには見覚えのある女の子がテレビを見ている
よく見ると本体ではない......体が透き通っているここに縛られている魂の一部だろうか
テレビには幽忌が転生するきっかけとなったあの事故の映像がループしている
何回も何回も同じように、車が走ってきては動かない幽忌にぶつかり、冷たくなっていく幽忌の手を触っている
これを今までずっと見てきたのか
そりゃあ壊れるわ
体験した本人なのに他人事のようにしか感じられない
自分の中でそれは決めていたことだったから何も感じないのだろう
じゃあそんなことは全く知らない彼女からしたらどうか.........明らかに避けられたであろうものを食らって死んでいく幽忌を見て何を思ったのか
「考えるまでもないな」
そう呟くと幽忌は最近使っていなかった琥神と暁楽を引き抜きゆきなの能力を使いなれていない分全力で使う
「さーらーにー『閃光』!!」
あの映像が壊れてる原因なら
「壊す.....だけだ!『疾風迅雷』『雪月花』これでトドメだ!『夢想封印:剣』!!」
高速で次々とテレビに向かって技を使いまくり、最後に剣に己の霊力を込め霊体の少女に突き刺す
すると、女の子の霊は消えていった
「じゃあ帰りますかねMY神社に」
そう言うとここに来たときと同じように光が幽忌を包み.....目を開けると元通り元気になったユウキが飛び回っているのが見えた
元の場所に戻れたしこれはこれでいいかな?
「幽忌様ぁ~ご無事ですか?!怪我してませんか?!」
「大丈夫だ、あぁそいつはもう縛らなくて良いぞ。なんとかしてきたから。あと其奴の名前は焔輝羅だぞ?」
「わかりました!じゃあ布団にでも寝かせておきますね!」
そう言って部屋へ向かおうとするゆきなを呼び止め気になっていたことを聞く
「ゆきな、さっきの霊力弾どのくらいの量の霊力込めた?」
「全力の8割くらいです!では行ってきます!」
あの霊力量の8割をあの小ささに圧縮って.....
霊力操作で抜かれるのも時間の内かなぁ..........
ゆきなの能力が開花!!
これで第一の異変に向かえるね
幽忌「やっとか」
やっとだよ
次回から病デレさんは通常営業に戻りますついでに能力の正体もわかります
分かっちゃってる人もいるかとは思いますが口には出さないように.......
ユウキ「僕も復活したよ♪」
じゃあ今日は三人で締めましょうか
三人「次回もゆっくりしていってね♪」