東方反滅紀(凍結)   作:冷仁鬼

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随分前に書いておいた伏線を(今回と)次回で回収したいとおもってます
ようするに......オリキャラが増えまする
わーおめで........たくないわー自分で書いてて情けなくなってくる

そんなのはいつものことでしたので置いといて本編へどうぞ~


神と妖怪と人間と..........

霧の湖の近くである少女が妖怪3匹に追いかけられてる

といっても棒読みで逃げているが

 

「ちょっとーこないでっていってるでしょー」

 

「死ねやゴラァァァァ!!」

「ウオォォォラァァァ!!」

「ヒャッハァァァァ!!」

 

「うるさいなぁ君たちは.....消えてもらうね?堕ちろ『畜生道』」

 

少女はくるりと後ろを向き妖怪に向けて指を指し、妖怪の攻撃が当たる直前指をしたに向けた

ゴッ.....硬い音と共に妖怪が地面にめり込み土煙が舞う

土煙が収まったときそこには3匹の鼠がいるだけだった

妖怪なんて何処にも見当たらない

 

「ほら、畜生に堕ちた気分はどう?まぁ、命乞いをしても助けはしないけどねっ!!上がれ『鬼神』」

 

『──!!─────!?』

 

少女は言い終わると同時にどこから出したのか少女より遥かに大きい槌を逃げようとする鼠に降り下ろす

 

「ちょっとやり過ぎちゃったかな」

 

紅いオーラを出しながら言う少女が槌を上げるとそこには小さいが底の見えない穴が空いていた

それをみても少女は何も言わずに笑いながら去っていった

そして去る間際に一言こう呟いていった

 

「待ってて今助けにいくからね、私の大好きな幽忌♪」

 

 

 

 

「うおっなんか寒気がする」

 

「大丈夫ですか?!幽忌様!風邪ですか?」

 

「ゆきな、心配しなくてもいいわよ。バカは風邪引かないって言うし」

 

「おいこら紫、どう言うことだ?返答次第では供給ライン消し飛ばすぞ」

 

幽忌は少量の霊力を刃物のような形に圧縮し手に持つ

紫は慌てて謝る

 

「わ、私が悪かったわよ.....だから切るのはやめなさいよ」

 

「わかればよろしいババア」

 

「プチッ......誰がババアですって?」

 

「え?ババアとしか言ってないのに自分だと思ったの?自覚してるの?っとあぶねっ!」

 

「一度死んでみなさい......藍!」

 

紫は式の名を呼ぶが出てこない、ついでに幽忌もいない

スキマを開けて藍の様子を見ると幽忌に油揚げで買収されていた

 

「藍!何してるの?!買収されてんじゃないわよ!!」

 

叫ぶが藍は一心不乱に油揚げを食べているため気づかない

紫は指を頭にあてながら言う

 

「降参よ降参、一人で貴方の相手なんて出来ないもの」

 

「わかったならよろしい」

 

このやり取りも見慣れたものでゆきなは隣でのんびりと見ている

そこへユウキが飛び込んでくる

 

「大変だよー!!里が襲撃されてるよー!!」

 

「敵は?」

 

「一人の人間!!」

 

「人間ですって?それは単なる喧嘩ではないの?」

 

ユウキは首を横に振る

そして嫌そうな顔をしながら付け足す

 

「僕では勝てそうに無かったよ.......本能的に逃げ出したくなるの.........」

 

「ユウキさんでも駄目なんですか?!」

 

ゆきなが震えながら尋ねる

そりゃあ自分より遥かに強いユウキが逃げ出したくなるような相手と言われたら怖がって当然だろう

それにユウキは答えず代わりに幽忌にあることを耳打つ

 

「(あれは何処かで感じたことのある気配だった)」

 

「(本当か?でもこっちに来てからではなさそう.......とすると前世か?)」

 

「(いや、転生前という可能性も捨てられないよ?)」

 

「「う~ん」」

 

幽忌達が黙りこむと紫は何を思い付いたのかスキマに入りどこかへいった

ゆきなはフル装備で幽忌に掴まっている

 

 

『ゆ~~う~~き~~く~~ん、ドコヘイッチャッタノ~~?』

 

 

背筋が凍るような気味の悪い声が空気を揺らして聞こえてくる

幽忌は霊力,妖力,神力を、ユウキは妖力を開放してその声の聞こえてきた方角を向き戦闘体勢をとる

ゆきなは先程の声で限界を迎えたのか気を失って倒れているが、幽忌達特製の超強力な結界で囲ってあるため大丈夫だろう

 

ドガシャーーン

 

本殿の扉を破壊しながらある少女が入ってきた

その子は幽忌を見ると殺気を収めてにっこりと微笑む

先程までを知っている為幽忌達の中では今すぐにげろと警報がなり響いている

 

「幽忌君だよね?幼なじみだった私よ?覚えてないの?」

 

忘れていた.......訳ではないが答えられない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だって

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目に光がないのだから




大変だ!!大変だ!!
何故か病デレが出来てしまった!!
どうしよう.....

幽忌「コエーよ彼奴......」

すまぬ......
というわけで

二人「じ、次回もゆっくりしていってね.....」

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